主な分析手法: トレンド・ライン分析、 ストキャスティクスをメインにしたモメンタム分析、 エリオット波動、 ピボット分析等

  1. Complex CCY’s Report (1日2回=Asian TimeとLondon&NY)として、短期の分析を複合配信します。(ドル円、ユーロドル、ユーロ円、ポンド円、オージー円の5通貨ペアがメイン。 また不定期ですが、ポンドドル、カナダドル、オージードル、ドルスイス等もご希望があれば配信します。)
  2. 単体ペアDaily Report(1日1回)=現在は、ドル円、ユーロ円、ポンド円、オージー円のDay予想を配信しています。
  3. 週間予想(週1回)=現在はドル円のみ
  4. 中期予想(不定期)=ドル円、ユーロドル、ポンドドル、カナダドル、オージードル、ドルスイス、NZドル、ユーロ円、ポンド円、オージー円、 その他クロス円に関しての中長期予想を不定期で配信しています。

見本(1): Complex CCY’s Report

特に(1)のComplex CCY's Reportは、配信スピードを重視して、Asian Timeは、午前5時から遅くとも8時までに配信。 London&NYでは、午後3時から午後5時頃までに配信できるように心がけております。 また、時間が許せば他の4通貨(ポンドドル、ドルスイス、カナダドル、オージードル)もアップしていますが、当面は不定期となっています。 

2004年11月29日  Complex CCY's Report (Asian Time)      FX Strategic Co-op
 前日海外市況  ロンドン市場では、ドルスイスで大口のドル買いが出たことをきっかけに、スイス中銀のドル買い介入との憶測も絡み、介入警戒感からの全般的なドル買い戻しが強まった。また、中国人民銀行顧問の「中国政府の外貨準備に関する措置については承知していない」との声明もドルのショート・カバーを誘う一因となったようだ。 ユーロドルは、1.3286から1.3180まで急落となり、ポンドドルも1.8980から1.8833まで下落。 ドルスイスは1.1373から1.1497まで急上昇。 ドル円も102.51から103.45まで急上昇となった。 しかし、その後は全般的に戻り売りや利食いに押されて、ユーロドルは1.3272−75へ回復、ポンドドルも1.8960−65へ値を戻した。一方クロス円では、こういった上昇・下落の余波から乱高下となったが、ユーロ円は135.75へ下落後、一時136.55−60へ上昇。 ポンド円は195.00へ上昇、このレベルを上限に乱高下の展開が継続した。一方オージー円は、80.85−95へ下落となったが、81.20−25を頭にレンジ的推移が継続した。 NY市場では、ドル円は102.98、ユーロドルは1.3249、ユーロ円は136.38、ポンドドルは1.8944、ドルスイスは1.1437で取引を開始。 感謝祭明けの金曜日ということもあり、積極的な商いは見られず、特段の指標発表もないことからロンドンでのドルの高値から、徐々にドルが再度軟調な展開となった。ユーロドルは1.3217−22を安値に1.33手前まで上昇。 ポンドドルも1.8900から1.8972−78まで上昇となり、ドル円は103.05−10から102.50−55まで値を下げた。この影響からユーロ円は136円前半の推移、ポンド円は195円を頭に194.15−25へ下落、オージー円は80.80台から81.20台でのレンジ的推移が継続した。またトリシェECB総裁は、最近のユーロ/ドル相場の動きは「好ましくない」とした上で、強いドル政策を追求する米財務長官の決意の重要性を強調したが、マーケットは反応することはなかった。
通貨ペア(前日レンジ) 予想レンジ 戦略 短期モメンタム 中長期モメンタム
ドル円
(−)
102.40−103.10 Sell on Rally 売り 売り
海外時間で60分足の107.30からのレジスタンスを上抜けて上昇。 特に103.45まで上髭を描いたが、高値を維持できずに、結局下値にこの上昇で作った102.50−70/75の窓を埋めて引けてしまったことから、60分足上は混迷状態。 方向感が掴みづらい日となりそうだ。 ただし、下値の節目となる102.40−50を維持なら相場は直ぐに下落する形とはなりづらく、より緩やかなレジスタンス・ラインの位置する103.05−10との間でレンジ的推移となる見込み。 ただし、割り込めば早期に下値トライのリスクとなり、102.15の安値から新値取りに群がる見込み。 一方上値は、引き続き103.35−40にレジスタンス・ライン。 更には103.70−75から104.00−10に窓が残る形から、103.70−75は23−24日の戻り高値として強い抵抗となる。 従って戦略だが、一旦104.40−50を維持できれば、102.40から103.10範囲でのレンジ的推移と見られ、様子見が良い。 ただし、上昇があれば戻り売りは変わらない。 103.05−10や103.35−40では、103.75をバックに戻り売り戦略となり、また積極的なら、102.40割れでのショート・メイクとなる。  (予想時レート:NY終値 予想時間:28日08:40 ) 
ユーロドル
(−)
1.3250−1.3330 Buy on Dips 買い 買われ過ぎ
金曜日の1.3180までの下落で、急激な上昇波を崩すも、新たなサポートが確認された。 このラインが1.3150を最終に、1.3200、 1.3250をサポートする状況から、神経質ながら、本日も再度金曜日の高値の1.3330を睨んでの動向となりそうだ。 一旦1.3265−85に小さな窓を作り、 この維持なら強く、突入なら揉み合い的動向となりそう。 ただし、それであっても1.3250を維持なら堅調な展開から、淡々と上値トライの雰囲気となる見込み。 従って戦略としては、1.33台での戻り売り意欲も残ることから、 上値追いは避けて、あくまでDipsでの買いとして、1.3250、 1.3200近辺で1.3150をバックで仕掛けたい。 ただし、上値は早々と1.33台へ乗せてこれを維持なら、相場は強く、買場を失うケースとなるが、それであっても1.35−1.36のターゲットは近く、そろそろ上値追いには慎重な姿勢で望みたい。 (予想時レート:NY終値 予想時間: 28日08:50) 
ポンドドル
(−)
1.8900−1.9005 Buy on Dips 買い 買い
やはり、急激な上昇ラインを崩して1.8825−30と新たなサポートを60分足上に形成。このラインが既に1.8845−50を支持する中、 1.8900はサポーティヴ。 ただし、上値も金曜日の高値の1.9036からレジスタンスを形成すリスクがあり、 1.8980の戻り高値で上値を押さえられると一旦下値の1.8900との保合となりそうだが、1.89割れのリスク。 また、これを越えても上髭の1.9005−15で上値を止められるなら、1.89台での相対的にレンジ的推移となる見込み。 あくまで次の1.9005−15の越えまでは新値トライはの雰囲気は先送りで見て起きたい。 従って戦略としては、1.8900と1.8980でのレンジ的推移が想定され、Dipsでの買い志向が好ましいが、理想的には1.8845−50から1.8900への下落待ち。 ストップは、金曜日の安値の1.8825−30から、最終は1.8770−75で、これを割れると相場は1.8700までの下落リスクとなるので注意となる。  (予想時レート:NY終値 予想時間:28日09:10) 
オージードル
(−)
0.7880−0.7935 Buy on Dips 買い 買われ過ぎ
相場は、一旦0.7950のオプション・ポイントに上値を抑えれているが、未だ堅調な60分足に下値を支えられている。 下値の0.7800−0.7835に窓を残し、0.7850がサポーティヴな展開から、金曜日の急落で空けた上値の窓である0.7895から0.7920−25を埋める過程にある。 ただし、これを埋めても再度0.7935を越えるまでは、上昇とはなりづらい。 基本的にこの窓の下限と節目がある0.7880から0.7895近辺を支えると相場強く、更なる上値トライとなり、0.7950を上回る展開が期待される。戦略は引き続きDipsがあれば買い志向が良く、理想的には0.7800をバックに、 0.7880と0.7850での2段構えとなる。 (予想時レート:0.7900 予想時間:06:15) 
ドルスイス
(−)
1.1360−1.1430 Range Trade 売り 売り
急速な下落波であった1.1685−90からのレジスタンスを安値の1.1335からの反発で、1.1370−75を上方ブレイクで終了させた。 ただし、戻りもサイコロジカルな1.15で上値を押さえられ、現状は1.1360−65から1.1425−30の窓を埋める過程にある。 今後この上下の再度のブレイクに注目となり、下値は1.1300のサイコロジカルなポイントを目指す可能性から、上値は1.1500を再度トライとなる。 ただし、全体的には、一旦材料難からは、1.1300と1.1500でのレンジ的推移に突入しそうなことから、こういったレベルでの逆張りが良いだろう。  (予想時レート:1.1415 予想時間:06:40) 
ドルカナダ
(−)
1.1750−1.1830 Buy/Sell 売り 売られ過ぎ
相場は、18日の高値1.2085−90から堅調な下落波にあるが、一旦金曜日の1.1715の安値から反発地合。 この戻り高値が1.1820−30の節目と重なる、下落波の上限に重なる形。 本日に関しては、下値の節目である1.1750とこのレジスタンス・ラインの位置する1.1790−95の上下のブレイクに注目となり、 更には1.1715の直近安値と上値の窓の1.1820−30では、逆張りが好まれ、この上下のブレイクでは順張りとなる。 その場合は1.1700はサイコロジカル的に強く、あまりついて売り段階ではないが、 1.1820−30の上抜けは注目となり、これを越えると当面1.1715で下値確認となり、 1.19程度まで上昇の可能性となる。 従って戦略としては、 現状あまり突っ込み売りは関心できずに、逆に1.1700前半は買いを考慮。 あくまで戻り売りスタンスから、 1.19までの上昇があれば売りたい。 (予想時レート:1.1785 予想時間:06:30) 
ユーロ円
(−)
135.70−136.80 Buy/Sell 買い転換 売り
136.45−55の窓まで上昇も、Choppyな展開が続いた。ただし、下値は135.65−70がサポートされて、一段上昇波を切り上げる状況。 この上昇波が136.75から137.15の横足の節目を目指す形となっている。 しかし、上値は、136.75−80に日足のレジスタンスが控え、 137.15−55には日足に138.29から下落時に空けた大きな窓が控え、一筋縄では行かないところ。 あくまでこういったレベルに到達前は、Dipsを待っての買いが好ましい。 特に135.50をバックに135.65−70から136.00への下落があれば、積極的に買いで攻めたい。 ターゲットは136.75−80となるが、またここからの上昇では、137.15をバックにショート・メイクとなる。  (予想時レート:NY終値 予想時間: 28日09:55) 
ポンド円
(−)
193.80−195.00 Buy/Sell 買い転換 売り
60分足のサポートに支えられて堅調に上昇も上値は195.00の窓の上限でしっかりと抑えられた。 この後このサポートが194.10近辺に位置しており、本日この位置が支えられるなら堅調な展開が想定されるが、 引き続き194.60−195.00では戻り売り意欲がありそう。 また、194.60を越えられずに194.10を下方ブレイクすると一旦更に緩やかな上昇波に波を変える形から、 それであっても193.50−80はサポーティヴな展開となる見込み。 従って戦略としては、未だ上値追いの状況とは見えずに、下落待ち。 194.10の動向を見てサポートされればこの位置でも買いを考慮するが、割れるなら193.50−80を待っての買い戦略が安全となる。 ターゲットは194.10を維持なら、195円ミドル。 また、割れるなら194.60−195.00程度となる。  (予想時レート:NY終値 予想時間: 28日09:40) 
オージー円
(−)
80.80−81.40 Buy/Sell 売り 買われ過ぎ
ほとんど60分足上の地合は変わっていない。 上値は81.50−70を前に上値が重く、 下値はどうにか辛うじて80.80近辺の横足が支える状況。 ただし、注意しなければならないのは、日足ベースからは、上値の同時線が重くCapする状況から、日足のサポートは既に80.65−70へ切りあがっていること。 そろそろ上値のCapを上昇ブレイクしない場合は、下値リスクが高まることとなる。 従ってDayでは、一旦動意が薄いこともあり様子見が良く、 81.50−70を越えるまでは戻り売りから、下値は80.20−40の横足までの下落があれば買いを考慮する程度。 ただし、こういった下落となるとリスクは下方に高まることから、利食いはしっかりと行って置かなければならない。 (予想時レート:NY終値 予想時間:28日09:20) 
主な経済指標 (豪) 第3四半期経常収支 (日本時間09:30)
(日) 国債投資家懇談会(2005年度の国債発行計画等について)(日本時間10:00)
(仏)10月仏消費支出(日本時間16:45)
(英) 10月マネーサプライM4・確報値 (日本時間18:30)
(英) 11月マネーサプライM0・速報値 (日本時間18:30)
(英) 10月消費者信用残高 (日本時間18:30)
(英) 11月GFK消費者信頼感調査 (日本時間19:30)
(加) 第3四半期経常収支 (日本時間22:30)
トリシェECB総裁が講演(日本時間17:15)
東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議(30日まで、ラオス・ビエンチャン)
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見本(2) :個別通貨ペアのDaily 予想

一日1回午前8−10時の間に配信します。

日時 2005年02月22日 予想レンジ 82.85−83.60
コメント  21日の東京市場は、米国市場がプレジデンツ・デイで休場となるため、全体的に方向感に薄い動向となっている。 ドル円は105.63から105.80でそれでもクロス円がビッド気味なことから堅調な展開。 ユーロドルは朝方ドイツ系の売りから1.3071から1.3031まで下落した。  またユーロ円は早朝にモデル系ファンド筋からの買いが入り137.91から138.22まで強含んだが、利食いに137.82まで反落している。 オージー円は早朝にストップ・ロス気味にオージードルが上昇したことから、83.50近辺まで上昇も、利食いに83.10まで下落した。ブラウン英財務相は「G7と中国はグローバル経済の枠組みの中で協調すべきだ」と述べた。 海外市場では、NYがホリデーということとで、やはり材料に薄いが、ロンドン市場でポンドドルが1.9000トライの動きから、上抜けに失敗して、1.8936まで下落となり、ユーロドルも1.3080まで上昇も、1.3049まで弱含んで、ドル円は、105.40まで下落となった。 この影響からユーロ円は、138.15から137.65へ値を下げたが、オージー円はオージードルが0.7876から0.7904で堅調に推移したことから、83.05−10から83.40−45で堅調な展開となっている。ピアナルト米クリーブランド連銀総裁は、「2004年のCPI上昇にもかかわらず、インフレ期待は2.5%前後にとどまる」と述べている。
 昨日のオージー円は、早朝のスペキュレイティヴなオージードルの動向から、上値トライとなったが83.50−60を上値に調整的な状況となっている。 一旦83円台を維持していることは好感されるが、 上値を拡大してにも関わらず、小康状態となっていることから、ストキャスティクスの反転上昇気味の展開に陰りが出ている。 また日足ベースからは昨日の高値が若干トピッシュとなっていることからも、 少し注意となるが、引き続き急激な上昇トレンドが82.15−20を支えることからは、この下方ブレイクがあるまでは、トレンドが維持され、 更にこれを割れると状況となっても、81.50−82.00の日足の窓。 また81.20近辺の一段下のサポートを維持なら相場は大きく崩れる可能性は低く、 下落があれば買いが好まれる展開は変わらない。 また上値は84.20、 85.00−30がターゲットとなるが、 そのためにはオージードルが0.79台へしっかりと乗せることがキーとなるだろう。 一方Dayでは、60分足のサポートからは引き続き83円台を維持なら相場は堅調な展開から、上値試しの可能性となる。 特に次のターゲットは84.20の日足の節目となるがため、83円台を維持なら買い戦略となる。 ただし、83円を割れると、大雑把には82.50、 82.00がポイントとなり、 下落する可能性から、83円を維持できないケースでは一旦早期に止めて、 こういった下落での買い直しとなる。 ただし、こういった下落となると上昇スピードが鈍るリスクとなることからは、Dayベースでは、 83円への戻りでは一旦利食いとなる。 
テクニカル指標 13日RSI 75.5(下落)
20日移動平均 81.10
90日移動平均 80.11
200日移動平均 78.91
ストキャスティクス判断 デッド・クロスから反転上昇
日足トレンド・ライン・レジスタンス 83.30−40(84.20、85.00、 85.30−35)
日足トレンド・ライン・サポート 81.50(80.60−80、 79.70−80、 78.70−90)
週間ピボット(1st Sell,中心、1st Buy) 83.78 82.91 82.39
短期戦略 Buy on Dips/Sell on Rally
中長期戦略 Buy on Dips
今日の注目材料 (日)20年利付国債の入札結果(日本時間13:00)、(日)1月18・19日の日銀金融政策決定会合議事要旨(日本時間14:00)、(米) 2月消費者信頼感指数 (日本時間24:00) 、米英首脳会談(ブリュッセル)、EU首脳会議(ブッシュ米大統領が出席)


見本(3):ドル円週間予想

毎週週末に配信します。 チャートを使って、詳細に分析いたします

Date Trend Expected Range Comment
(Indicated Rates are based on Inter-Bank level, so if you use my expected Range, please consider some differences between mine and yours)
2005/
02/21
-
02/25
Consolidation 104.30
(103.60)

106.55
 先週は週初からMのサポート・ラインである104.75−80を割りこんだケースにも関わらず、下落は104.29までしか進まず、 その後堅調な展開も上値も106円台を回復できずに、 動きとしては鈍い展開となった。 特にクロス円が相当しっかりとしたことで、 ドル円は下値膠着感が強くなっているが、実際ストキャスティクスやMACDの短期は先週はっきり売りサインを出したにも関わらず、ダイバージェンス的。 少しこの動向に不透明感が漂い、安易に売れない状況だが、 少なくともJライン(103.61−103.93)、 J−1ライン(104.31−104.61)のサポートが注目で、この下方ブレイクが実現するまでは、下落相場が復活することなく、堅調な展開の相場となる。 ただし、上値もHライン(106.55−106.35)の長らく上値を抑えているラインの上抜けが出来ないと相場は保合的となりそううで、これを上抜けて、107.30の日足のダブル・ボトム(101.67−83)を基準としたネック・ラインさえ上回る展開となると、相場のトレンドが変わり、Lライン(107.68−107.99)を目指す展開が想定される。 
 従って今週の予想レンジとしては、Jライン&Hラインでは、103.61から106.55が範囲となる。 ただし、先週の安値近辺が堅いならJ−1ラインが生きて、104.30−106.55という狭い範囲の相場も想定されるが、 まずは週間ピボットとなる105.27、 週間予想レンジの103.61ー106.55の中心値となる105.08を割り込むかどうかが注目される。 こういったレンジを割り込むと保合気味の相場がコンファームされるが、維持となると相場は強く、上値のHのレジスタンスを脅かす可能性となる。
 戦略としては、あまり積極的に売りとも行かないため、レンジ的推移を想定するが、引き続き107.30を越えるまでは戻り売りが良いことからはも、これをバックに、106.20−25や106.55のHラインへの上昇があれば戻り売りとなる。 また下値は105.08−27を割り込むまでは、 下落となりづらいことから、こういったレベルの下方ブレイクがあるまで売りは躊躇となるが、割れるなら売り仕掛けることは可能。 ただし、104.30を割り込むまでは、103.60への下落は可能性が低いことからは、一旦こういったレベルでは買戻しとなり、 更に割れるなら、103.60手前では買い戦略が考慮される。 
 また、週間の材料としては、月曜日がNYホリーデーで、見通しづらくあまり手出しをすることは推奨されないが、24日の木曜日が満月の変化日ということで注意したい。 また週末金曜日は、、(米) 第4四半期GDP・速報値、第4四半期個人消費・速報値が発表となることからは、注目される。

今後の下値の目処

104.31−104.63=J−1のサポート・ライン
103.61−103.93=Jラインのサポート・ライン
102.42−102.22=Dの下落波
102.30−35=1月3日、28日の安値

101.67ー91=直近の安値ゾーン
101.53−33=Cの下落波
101.25−35=2000年の安値
100.40−20=Bの下落波
100.00=サイコロジカル
99.20−40=95年10月安値&8月高値
96.80=95年9月安値

今後の上値の目処
110.22=10月13日の高値&月足のレジスタンス
109.60=10月18日の高値
108.80=10月15日の安値
107.76−108.12=10月20−22日の窓
107.68−107.99=Lの上昇波の今週の位置
107.30=11月10日の高値(FIBO50%)
106.86=2月10日高値
106.55−106.35=Hの下落波の今週の位置 

参考チャート

 


(4)中長期予想

中長期予想は、不定期ですが、だいたい1ヶ月から3ヶ月程度の予想を不定期配信いたします。 

Monthly(今後1ヶ月程度) 更新日時 : 2003年10月20日 05:00 A.M.
Date Trend Expected Range Strategy Comment
(Indicated Rates are based on Inter-Bank level, so if you use my expected Range, please consider some differences between mine and yours)
2003/
10/20
Bear 108.30
-
112.50
(108.30をホールドとの仮定において)
Sell
on
Rally
ドル円相場は、9月19−22日のGapである、 112.73−113.55移行、 この窓を埋めない状況で、 現状安値は108.30近辺で2度ほど下値を支えられた後、 110.28−33と2度の高値をつけて、この上下のでのどちらかのブレイクがポイントとなるが、今回下値を止めた108.30を検証してみると、下記週足チャートのあるように、通常H&Sのパターンでは、 そのヘッドとネック・ラインの差(135.20−115.10)=20.10をそのネック・ラインから下げるというのは原則であるから、(ネック・ラインを115.50とするか115.10とするかは異論があるとして、仮に115.10と仮定した場合で)、 その場合は最大のターゲットは95.00となる。 このパターンを応用してC-Dのチャンネル・ラインを形成する高値ゾーンからの同様の計算式を応用すると、 下記表のケースとなる。
つまり、この本年の高値である3月21日の121.88から115.10の値幅と同等分を115.10から下落したとする、 108.32が現状の安値と一致することは興味深い。 ただし、これは数字的遊びの部分も多く、 本来、株や商品先物の世界などで多く利用されていた方法であり、為替の世界で実際どれだけの確証があるかは不明なため今後の展開如何だが、ただ、マーケットがそれを意識し始めればそれなりの奥深さはあるのだろう。 現に現在「1ドル95円まで下がる」と言っている人達の多くは、これを根拠にしていると思われる。従って、今後も108.30を割り込んだ場合にこのポイントが注目を集めるものと思われるので覚えて頂ければ少し参考になればと思う。
 
高値 日付 中心値 高値ー中心値 中心値ー(高値ー中心値)
135.20 2002年01月31日 115.10 20.10 95.00
125.73 2002年12月05日 115.10 10.63 104.47
121.88 2003年03月21日 115.10 6.78 108.32
120.70 2003年08月01日 115.10 5.60 109.50

ただ、現状下記週足チャートで確定していないのが、レジスタンス・ラインの選定だが、高値135.20からAーBで引かれる水色のラインとC−Dで引かれる青いラインのどちらが有効であるかが未だ不透明で、特にこのAとCのラインの差は、
本来135.20から2002年12月05日の125.73と2003年03月21日の121.88を引いた抵抗線であったが、本年7月に119円台でこの抵抗線を上方にブレイクしたことによって、一旦相場がブル転換したことに起因するもので、その後の高値120.70近辺までの上昇が一種の騙し的な動向となった経緯がある。 この135.20から2003年の120.70のレジスタンスを有効とするかどうかは今後の動向を見守る必要があると思われるが、現状の高値としては比較的高すぎるとしか言いようがないため、一旦無視する方向で考えて置きたい。
そう言う訳で見方としてはCのラインを基準とすれば、 9月19−22日の窓である112.73−113.55とのCラインのクロスは年内程度のないと相当難しくなると思われる。
また、その他の細かいポイントに関しては週間予想を参照ください。 


Monthly(今後3ヶ月程度) 更新日時 : 2003年09月10日 16:00 A.M. Back
Date Trend Expected Range Strategy Comment
(Indicated Rates are based on Inter-Bank level, so if you use my expected Range, please consider some differences between mine and yours)
2003/
09/10
Bear 111.90
-
122.00
Sell on
Rally or
breaking
at
115.00
(上記と下記週間チャートを併用参照)
だいたいの説明としては、1ヶ月予想にあるが、基本的に9月中は115.00−120.00のレンジに収まるものの、10月以降が焦点となるが、やはり下記チャートにあ3箇所のポイントにもうひとつCのポイントをを加えることになる。

@115.10−80
A121.70−122.00
B125.80−126.90
C109.90又は111.90

前提は、全て115円を割れるかどうかに懸かって来るが、 プラス上記のチャートにあるDのラインを今後年内に上回れるかどうかが、レンジ相場としても重要で、一旦年末時点での為替相場の位置を時間的に上記チャートのaからdの範囲で見てみると下記のようになるものと思われる。

a 121.70/122.00から125.80/126.90
b 118.00から121.70/122.00
c 115.00から118.00
d 111.90から115.00

これを前提に9−12月の時点の予想パターン
@115円を割れずに119.50−120.00を超える
→b
A115円を割れずに119.50−120.00を超えない
→cまたは、115.00−120.00のレンジ相場
B115円を割れる
→d
となり、@のパターンも最大譲歩した形で現状上記のチャートのBラインを下方ブレイクしたことから一番可能性が高いと見るとのは115.00−120.00のレンジ相場が引き続き続くとの見方となるが、そういう相場が長くは続くものでもなく、早晩どちらかにレンジ・ブレイクしていくものだが、 見方としては、だいたい過去の年間レンジ(下記表参照)

ドル円年間変動幅
Year High Low Range Middle
1994 113.58 96.00 17.58 104.79
1995 104.70 79.70 25.00 92.20
1996 116.20 103.07 13.13 109.64
1997 131.56 110.52 21.04 121.04
1998 147.63 111.53 36.10 129.58
1999 124.79 101.22 23.57 113.01
2000 115.05 101.31 13.74 108.18
2001 132.00 112.70 19.30 122.35
2002 135.20 115.50 19.70 125.35
2003 121.88 115.10 6.78 118.49
Average 124.52 103.51 21.02 114.01

で見ても、だいたい21円平均、 少なくとも13円程度は動いているが本年は異例で、たかだか7円弱しか動いていないことを考えると本年の動向からの反動から来年は大きく動かざるを得ないと考えると来年は円高リスクが非常に高いと見るべきだろう。
これはレトリック的に考えて見ると逆にドルを買う理由を考えて見れば、ほとんどその理由は見つからない。
@米国の大幅な双子の赤字
A対中国への変動相場制移行圧力
B日本の景気回復及び株価上昇
C日米金利差の縮小の可能性
D米国の中間選挙
E超長期トレンド・ラインである79.75から引かれたサポート・ラインを下方ブレイクしている
F介入姿勢の変化
等が上げられるが、基本的な考え方としては、個人的には120円という水準は現状非常に居心地の良い水準であることも事実で、少なくともドルが上昇する理由にはならない。 また、あれだけ悪い日本の景気でドル円が120円前後にいるという事実も見捨てることはできないし、実は2年前の135円の時点で本来の過去2年間の日本景気の悪さは全て織り込んでしまったと考えている。
つまりは、今後は円高リスクが高まると思っているがそれがいつになるかははっきりしないとしても、来年の1−3月期の円の需要期(年末のドルの需要期の反動=また海外と日本の決算期のずれから生じるラグ)又は、決算時期には為替操作が行なわれることが多いことを考えて見ても四月以降には非常にリスクが高くなると思っている。 従って今後はドル円が120−122.00へ上昇するならドル円のショート・ポジションを持てとは言わないが、一旦ドル円の買い持ちをお持ちの方は全て外すことを推奨したい。 また、上がるならその時買えば良いだけのことである。 ただこの予想の懸念材料は、対ユーロでのドル相場の動向だが、それであってもクロス円相場が今後も大きく買われるという期待は、日本の景気が良くなって、株価のパフォーマンスが良くなったり、日本の金利が上昇して、金利差が縮小する流からはクロス円の人気が来年もそう続くとは考え難いものである。
2003/
10/05
Bear 109.90
-
115.00
Sell on
Rally
一応レンジ修正だけ。 ただ、年内を見て状況が許せば最大116、117円ぐらいは可能性があるか? しかし、それであっても116,117円は絶対の売り場。
2003/
10/20
Bear 104.80
-
112.50
Sell on
Rally
レンジ修正となります。 下記チャートの水色のレジスタンス(来年の1月までで見て、112.50から110円前半まで)が有効であれば、1月のラインと重なる104.80−00が一旦の下値の目処となります。