過去の市場概況
2004年 | 最新 | 12月 | 11月 | 10月 | 09月 | 08月 | 07月 | 06月 | 05月 |
3日のアジア市場では、東京勢不在の中、新年の薄商いの影響か、テクニカルな要因から大きくドルが買い戻され、ユーロドルは1.3380−85まで急落。 ポンドドルも1.8975−80の安値をつけて、ドル円は一時103.45−50まで上昇した。 しかしその後は値ごろ感から、欧州勢参入とともにユーロドルは1.35台、ポンドドルも1.91台を回復して、ドル円は102円台後半で小康状態となっている。 この影響から一時ユーロ円も138.10−15の安値、ポンド円は195.55−65、オージー円も79.60−70まで下落も、現在はドル円が下落を止めていることもあり、値を回復しており、ユーロ円は139円台、ポンド円は196円台ミドルの推移となっている。 ロンドン市場では、欧州市場が全般的に元旦の代休で休場となっており、アジア時間ほどの波乱はなかった。ユーロ圏の景気指標が良好だったことを受けて、ユーロドルが1.3575まで上昇、 ポンドドルも1.1958まで上昇した。 一方ドル円は、102.50から102.88でレンジ的推移となり、ユーロ円は138.76から139.23まで反発となった。 またポンド円は195.80−90から196.55−65での推移、オージー円は79.70−75から79.95−80.00で小動きとなった。NY市場では、ロンドンのドルの戻り安値から徐々にドルが買い戻されたが、今週末の米雇用統計を控えて、12月の米ISM製造業景気指数が発表されて雇用指数の低下が示されると、ドルの上昇は伸び悩んだ。ユーロドルは一時1.3437−43まで下落したが、1.34後半の推移。 ポンドドルも1.9010−15まで下落となったが下値を止めて、ドル円は引き続き102.50から103.00でのレンジ推移を継続した。 この影響からユーロ円は、ロンドンの高値から再度138.25−30へ下落。 ポンド円も195.33−43まで下落となり、オージー円は79.65−70から80.15−20での推移となった。
01/03 |
Open |
High |
Low |
Close |
USD/YEN |
102.55 | 103.48 | 102.36 | 102.78 |
EUR/USD |
1.3580 | 1.3581 | 1.3385 | 1.3466 |
EUR/YEN |
139.26 | 139.30 | 138.15 | 138.40 |
GBP/USD |
1.9191 | 1.9198 | 1.8981 | 1.9050 |
EUR/GBP |
0.7078 | 0.7091 | 0.7049 | 0.7070 |
USD/CHF |
1.1381 | 1.1557 | 1.1375 | 1.1475 |
USD/CAD |
1.2008 | 1.2123 | 1.1999 | 1.2078 |
AUD/USD |
0.7808 | 0.7833 | 0.7722 | 0.7768 |
GBP/JPY | 196.91 | 196.93 | 195.35 | 195.75 |
AUD/JPY | 80.34 | 80.35 | 79.60 | 79.90 |
4日の東京市場では、昨日の乱高下から一服感。本日から東京勢が参入となるが、仕事初めということもあり動意は薄い展開となった。ドル円は、102.66から仲値不足を睨んで102.91まで上昇も膠着となり、午後には102.45まで弱含んだが、こちらも更に売り込む雰囲気には薄かった。ユーロドルは、1.3456から1.3497まで上昇だが、こちらも更なる上値追いとはなっていない。またユーロ円もこういった状況からは、138.22から138.59でレンジ的推移であったが、欧州勢参入後に下値のストップをつける形で、138円を割り込んで137.93まで下落している。 またポンド円も195.50から196.07での推移から、195.12に下落した。 オージー円は79.63から80.05でのレンジ的推移を継続している。 日経平均株価は、プラス28.99の11,431.57円で終了したが一時1万1500円台をつけて、年初から明るさが見える相場となっている。ノワイエ仏中銀総裁は「最近のドル相場の動きは歓迎できない」、「ユーロの貿易加重平均相場は対ドルほど上昇していない」とも述べたが、大きな動きにはつながっていない。ロンドン市場では、欧州通貨を中心とするドル買いが優勢な展開から、ユーロドルは1.3468から1.3345−50へ急落、ポンドドルも英国の12月製造業PMIや11月住宅貸付高の低下を受けて1.9044から1.8912−17まで急落となった。一方ドル円は、104.03まで上昇となり、その後103.25−30まで下落も下値を固めて、クロス円は総じて大きく上昇。 ユーロ円は、137.85の安値から大きく139円手前まで上昇、 ポンド円も195.25−35から196.87−97、オージー円も80.35−45まで上昇となった。 NY市場では、ロンドン市場の流れを引き続き11月の米・製造業受注が予想以上に強い数字であったことからドルの買い戻しが継続したが、12月のFOMC議事録が発表されると、利上げ継続姿勢が鮮明になったとの見方から、ドルは一段高の展開になった。 議事録では、「追加利上げをしないと価格圧力が高まる」と米国の景気回復が明確になっているとの認識が示された。 ユーロドルは、ストップ・ロスを巻き込んで1.3395−00から1.3250まで下落。 ポンドドルも1.8965−70から1.8781まで大きく下落となった。 またドル円は、104.81の高値をつけて、クロス円では、一旦調整もあったが、底堅い展開となり、ユーロ円は、138.20−25をサポートに139.96へ再度上昇。 ポンド円も195.85−95へ下落から197.03へ上昇、オージー円はオージードルが0.7630−35まで下落したことから、79.75−80から80.20−30でのレンジ的推移を継続した。
01/04 |
Open |
High |
Low |
Close |
USD/YEN |
102.78 | 104.81 | 102.45 | 104.56 |
EUR/USD |
1.3466 | 1.3497 | 1.3250 | 1.3279 |
EUR/YEN |
138.40 | 138.96 | 138.85 | 138.87 |
GBP/USD |
1.9050 | 1.9084 | 1.8781 | 1.8825 |
EUR/GBP |
0.7070 | 0.7074 | 0.7052 | 0.7054 |
USD/CHF |
1.1475 | 1.1710 | 1.1442 | 1.1672 |
USD/CAD |
1.2078 | 1.2269 | 1.2056 | 1.2243 |
AUD/USD |
0.7768 | 0.7799 | 0.7634 | 0.7650 |
GBP/JPY | 195.75 | 197.03 | 195.10 | 196.86 |
AUD/JPY | 79.90 | 80.37 | 79.61 | 80.00 |
5日の東京市場では、昨晩の大幅のドルの買い戻しからは、一転して静かな動向となったが、欧州勢参入後は乱高下となった。 ドル円は、本邦輸出企業からのドル売りで104.24まで下落したが、オプション絡みのドル買いや本邦輸入企業及びモデル系ファンド筋からのショート・カバーなどで、欧州勢参入とともに104.88まで反発した。 ユーロドルも1.3295まで買い戻されたが、欧州勢参入後1.3237まで下落した。 この影響からユーロ円も138.48−84でレンジ推移となり、ポンドドルは1.8852から1.8785まで軟調な推移となり、ポンド円は196.34から196.94、オージー円は79.75から80.00での推移となっている。ロンドン市場では、欧州参入とともに強まったドル買いからも、方向感を見定めることが難しく、乱高下気味の展開が継続した。ユーロドルは、1.3291から1.3213へ下落。 ポンドドルは、英12月の産業連盟小売業況指数が上昇したこともあり1.8821をつけるも1.8730まで下落となり、ドル円は105.02まで上昇したが、本邦輸出企業の売りに押されて104.25−30へ下落となった。 一方クロス円も当初は上昇も、その後は値を崩す展開となり、ユーロ円は、138.95から137.90−95まで大きく下落となり、ポンド円は196.75−85から195.75−85へ下落、オージー円も80.00−10から79.40−50まで下落となった。NY市場では、全米抵当貸付銀行協会が発表した昨年最終週の住宅ローン申請指数が昨年5月14日以来の下落となり、ドル売りが進んだが、 12月ISM非製造業部門の景気指数が予想より改善したことから、ドルは買い戻された。しかし、主体は7日発表の米雇用統計を控え、ポジションを解消する動きが中心となっている模様。 ユーロドルは、一時1.3304を回復も1.3250−55へ下落。ポンドドルも1.8898に上昇も1.8820−25へ値を落とした。 またドル円は103.77まで下落したが、104円台前半へ戻して小康状態となり、ユーロ円は137.78まで下落となり、戻りを138.25−30に限定した。 またポンド円は195.60−70へ下落したが、196.45−55とレンジ的な推移。 オージー円は、ロンドンの安値ゾーンを下値にするも、戻りは79.80−90に限定された。
01/05 |
Open |
High |
Low |
Close |
High |
Low |
Close |
USD/YEN |
104.56 |
104.88 |
104.24 |
104.72 |
105.02 |
103.77 |
104.14 |
EUR/USD |
1.3279 |
1.3295 |
1.3237 |
1.3256 |
1.3304 |
1.3213 |
1.3261 |
EUR/YEN |
138.84 |
138.88 |
138.48 |
138.82 |
138.95 |
137.78 |
138.10 |
GBP/USD |
1.8825 |
1.8853 |
1.8775 |
1.8789 |
1.8898 |
1.8730 |
1.8830 |
EUR/GBP |
0.70540 |
0.70550 |
0.70375 |
0.70540 |
0.70695 |
0.70255 |
0.70420 |
USD/CHF |
1.1672 |
1.1717 |
1.1663 |
1.1706 |
1.1760 |
1.1645 |
1.1685 |
USD/CAD |
1.2243 |
1.2265 |
1.2211 |
1.2250 |
1.2330 |
1.2220 |
1.2240 |
AUD/USD |
0.7650 |
0.7675 |
0.7615 |
0.7637 |
0.7682 |
0.7593 |
0.7645 |
GBP/JPY | 196.86 | 196.98 | - | - | - | 195.61 | 196.10 |
AUD/JPY | 80.00 | 80.04 | - | - | - | 79.41 | 79.62 |
6日の東京市場のドル円は、比較的小動きながら、昨晩の調整から下値トライの雰囲気となり103.89まで弱含んだが、仲値にかけてドル買いが優勢となり104.34まで反発した。しかし、欧州勢参入後は、本邦機関投資家、米系証券からのドル買いで104.80まで急上昇となり、ショート・スクィーズされた感じとなった。ユーロドルは1.3283から1.3254まで弱含みとなったが、更に欧州勢参入後、ドイツ11月小売売上高の大幅下落を材料に、1.3195まで下落したが、アジア筋の買いで下げ渋った。 ポンドドルも1.8857から1.8758まで弱含みで推移した。 ユーロ円はこの影響から一時137.90まで下落も、138.48までドル円の上昇に値を上げた。またポンド円も195.86から196.65へ堅調な展開となった。ただし、オージー円は、79.40から79.67でレンジ的推移を継続している。ロンドン市場では、東京引け前にドル円を中心にドル買いが強まった流れが継続して、ドル円は105.17まで急上昇となり、ユーロドルは1.3165まで下落した。ポンドドルも1.8697へ下落となり、未だ週末の米雇用統計を睨んでポジション調整が継続する形となっている。 またクロス円では、ドル円の上昇から比較的しっかりとした動向だが、欧州通貨の下落に大きく上値拡大とはいかない状況。 ユーロ円は138.03から138.62まで上昇したが、一時的な動向となった。 ポンド円は、195.95−00をホールドして、196.70−80へ上昇、オージー円も79.40をホールドして79.85−90へ上昇した。NY市場では、米の新規失業保険申請件数が予想以上に悪い数字からドルが売られたが、ポジション調整のドルの買い戻しが勝る形となり、 ユーロドルは1.3222へ上昇も、1.3155へ下落。 ポンドドルは1.8792−97から1.8725−30へ下落した。 またドル円は、104.55へ下落も買い戻し意欲が強く、105.19まで上昇した。一方クロス円では、ユーロ円がロンドンの高値からはレンジ的推移となり、138.04から138.50−55での推移、ポンド円は、一時197.20−30へ上昇も、利食いに196.50−60へ値を下げた。 またオージー円は、80.00−05へ上昇も、オージードルが0.75台へ押し戻されたことから79.60−65へ下落した。
01/06 |
Open |
High |
Low |
Close |
High |
Low |
Close |
USD/YEN |
104.14 |
104.80 |
103.89 |
104.60 |
105.19 |
104.55 |
105.00 |
EUR/USD |
1.3261 |
1.3283 |
1.3195 |
1.3215 |
1.3222 |
1.3155 |
1.3173 |
EUR/YEN |
138.10 |
138.48 |
137.90 |
138.24 |
138.62 |
138.04 |
138.33 |
GBP/USD |
1.8830 |
1.8857 |
1.8758 |
1.8788 |
1.8803 |
1.8697 |
1.8753 |
EUR/GBP |
0.70420 |
0.70470 |
0.70270 |
0.330 |
0.70510 |
0.70185 |
0.70230 |
USD/CHF |
1.1685 |
1.1749 |
1.1670 |
1.1728 |
1.1781 |
1.1706 |
1.1750 |
USD/CAD |
1.2240 |
1.22997 |
1.2237 |
1.2278 |
1.2395 |
1.2275 |
1.2355 |
AUD/USD |
0.7645 |
0.7652 |
0.7598 |
0.7615 |
0.7633 |
0.7576 |
0.7608 |
GBP/JPY | 196.10 | 197.28 | - | - | - | 195.86 | 196.89 |
AUD/JPY | 79.62 | 80.00 | - | - | - | 79.40 | 79.88 |
7日の東京市場では、米国12月の雇用統計の発表を控えて動意に乏しい展開であったが、105円台ミドルからは本邦輸出企業の売り予約が控えいていることもあり、このところの上昇相場からの利食いからドル円は、105.06から104.47まで下落した。 一方ユーロドルも、1.3166から1.32台へ上昇した。 しかし、クロス円は総じてドル円の下落に軟調な推移となり、ユーロ円は、138.45から137.85−90へ下落し、ポンド円も196.99から196.20−30、オージー円も80.01から79.62まで下落した。ロンドン市場では、ポジション調整のドル売りが優勢な展開となり、ドル円は104.71から104.22まで下落し、ユーロドルは1.3189から1.3251まで上昇、ポンドドルは、イギリスの12月住宅価格が堅調な数値となったことから1.8774から1.8843まで上昇した。ユーロ円は、137.91から138.30でのレンジ的推移となっている。 またカナダの12月の雇用統計が改善した数値となり、ドルカナダが売られた。この影響から総じてレンジ的推移ながら、ポンド円は196.70−80、オージー円は79.90−00まで上昇した。NY市場では、ドル円104.53、ユーロドルが1.3205、ユーロ円が138.10、ポンドドルが1.8798、ポンド円196.50で取引を開始。 12月の非農業部門雇用者数が予想を下回る増加にとどまったことを受けて一旦ドルは売られたものの、テクニカル要因でドルは下げ止まった。 また、スノー財務長官が強いドルを支持すると述べたうえで、ドル相場を支えるため、財政赤字の削減などに取り組む姿勢を示したことから、更にドル買いを誘発した。ユーロドルは、1.3150を割り込んで急落となり、1.3025の安値をつけて、ポンドドルも1.8645の安値をつけ、ドル円は一時103.85まで下落も、105.15−20へ急騰した。 この影響から、ユーロ円が137円後半を割り込むと急落となり、一時136.55−60へ下落、反発を137.05−10に限定して軟調に終了している。 ポンド円も195.40−50へ下落後、196.30−40を戻り高値としている。 またオージー円では、オージードルが0.7535−40へやはり急落となり、79.10−20へ下落した。
01/07 |
Open |
High |
Low |
Close |
USD/YEN |
105.02 | 105.15 | 103.85 | 104.77 |
EUR/USD |
1.3173 | 1.3250 | 1.3025 | 1.3054 |
EUR/YEN |
138.33 | 138.33 | 136.58 | 136.77 |
GBP/USD |
1.8750 | 1.8862 | 1.8645 | 1.8712 |
EUR/GBP |
0.7022 | 0.7031 | 0.6978 | 0.6978 |
USD/CHF |
1.1748 | 1.1886 | 1.1671 | 1.1845 |
USD/CAD |
1.2350 | 1.2380 | 1.2230 | 1.2315 |
AUD/USD |
0.7607 | 0.7667 | 0.7538 | 0.7575 |
GBP/JPY | 196.89 | 196.99 | 195.44 | 196.02 |
AUD/JPY | 79.40 | 79.96 | 79.14 | 79.30 |
10日のアジア市場では、東京市場休場で商いが薄く全般的に小動きとなった。 ドル円は104.52から104.82、ユーロドルは1.3063から1.3093、ポンドドルは1.8710−1.8756での推移から、ユーロ円は136.65から137.03へ反発となり、 ポンド円は、195.73−83から196.15−25での推移、オージー円も79.15−20から79.45−50での推移となった。 ロンドン市場では、先週の急落からユーロがショート・カバー気味に上昇となり、1.3073から1.3118まで上昇、ユーロ円も137.06まで上昇した。 ポンドドルは、イギリスの12月生産者物価指数が予想より悪化したが、1.8722から1.8792まで上昇した。 またドル円は、104.28まで下落となったことから、クロス円では、総じて軟調な展開となり、ユーロ円は136.60、ポンド円も195.45−55まで下落となり、オージー円も79.05−10へ下値を拡大した。トリシェ欧州中銀総裁はバーゼルでのBIS会議で、「スノー米財務長官のドルに対するコメントを高く評価する」、「G10為替レートに関しては討議していない」と述べた。 NY市場では、ドル円は104.41、ユ−ロドル1.3108、ユーロ円が136.77、ポンドドル1.8779で開始。11月米貿易収支の発表を12日に控えて、利益確定の動きから、先週の上昇分を失う展開となっている。ユーロドルは1.3124まで上昇も、値を保てず1.3070−75へ反落。 ポンドドルは1.87台でレンジ的推移となり、ドル円は、104.55−60へ反発も、クロス円の売りに104.05−10へ下落した。 ユーロ円は136円ミドルを割り込むと、136.20−25へ下値を拡大して、ポンド円も195.00−10、オージー円も78.90−79.00へ下落を強めた。7日のスノー米財務長官の「力強いドルを支持するために、財政削減を含む、さまざまな取り組みを行いたい」との発言から、ブッシュ米大統領が2006年度の財政赤字の大幅削減に乗り出す可能性があるとの思惑が燻っている。
01/10 |
Open |
High |
Low |
Close |
USD/YEN |
104.77 | 104.82 | 104.08 | 104.35 |
EUR/USD |
1.3054 | 1.3124 | 1.3054 | 1.3073 |
EUR/YEN |
136.77 | 137.06 | 136.25 | 136.42 |
GBP/USD |
1.8712 | 1.8793 | 1.8708 | 1.8753 |
EUR/GBP |
0.6978 | 0.6994 | 0.6971 | 0.6971 |
USD/CHF |
1.1845 | 1.1851 | 1.1790 | 1.1825 |
USD/CAD |
1.2315 | 1.2335 | 1.2187 | 1.2235 |
AUD/USD |
0.7575 | 0.7607 | 0.7569 | 0.7575 |
GBP/JPY | 196.02 | 196.31 | 195.08 | 195.55 |
AUD/JPY | 79.30 | 79.48 | 78.91 | 79.05 |
11日の東京市場では、104.35からスノー米財務長官の「為替は市場が決定する」との発言を受けて、ドル円は徐々に弱含みの展開から、 103.80まで下落した。 ただし、104円前後でのNY時間のオプション・カットを控えて、揉み合いとなった。 またユーロドルも1.3065から1.3143まで堅調な推移。 ポンドドルは1.8766から1.8816でレンジ的推移となっている。一方クロス円では、円が強く含みから総じてレンジ的推移となり、ユーロ円は136.40−136.75で神経質な展開、 ポンド円は、195.19から195.75での推移となった。 一方オージー円は、豪州11月の貿易赤字が26.6億豪ドルと前月を大幅に上回ったが、既に前日からこの材料を見越して売り込まれていたこともあり、 堅調な推移となり78.96から79.35での推移となっている。 一旦本日は明日の米貿易収支、財政収支の発表を前に、調整的な動向となりそうだが、オーバーシュート気味な動向には注意したい。ロンドン市場では、ユーロドルが、独11月ZEW景気期待指数の改善を受け1.3171まで上昇も戻り売りに押され、ドル円は104.22まで反発となり、 ユーロ円も136.98まで上昇したが、値を保てていない。 またポンドドルも1.8800レベルまで上昇も、上値を拡大できずに、ポンド円は、195.00−10まで下落。 オージー円は79.43−48まで上昇した。NY市場では、ドル円103.98、ユーロドルが1.3149、ユーロ円が136.71、ポンドドルが1.8767、ポンド円195.14で開始。 この日特段の経済指標の発表もないことから12日の貿易収支の発表を前にポジション調整的な動向となっている。ただし、ドル円に関してはECBのイッシング理事の「貿易不均衡は米国だけでは解決出来ず、改善の鍵を握るのはアジアの国々である」と発言したことや対日、対中赤字が拡大しているとの見方から円が各通貨に対して買い戻される展開となり、クロス円は急落となっている。ドル円は、103.75の直近の安値を下回ると103.11まで下落となり、ユーロドルは、ロンドンの高値からユーロ円の売りに1.3106まで下落、ユーロ円は大きく135.40まで下値を拡大した。 またポンド円は193.60−70へ急落となり、オージー円も79.60−65へ下落となった。
01/11 |
Open |
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USD/YEN |
104.35 |
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103.80 |
104.03 |
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103.32 |
EUR/USD |
1.3073 |
1.3147 |
1.3065 |
1.3133 |
1.3171 |
1.3106 |
1.3107 |
EUR/YEN |
136.42 |
136.75 |
136.40 |
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136.98 |
135.40 |
135.47 |
GBP/USD |
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1.8823 |
1.8750 |
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1.8810 |
1.8751 |
1.8780 |
EUR/GBP |
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0.69700 |
0.69950 |
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USD/CHF |
1.1825 |
1.1830 |
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1.1839 |
1.1730 |
1.1839 |
USD/CAD |
1.2235 |
1.2240 |
1.2196 |
1.2210 |
1.2238 |
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1.2194 |
AUD/USD |
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0.7641 |
0.7574 |
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0.7617 |
GPB/JPY | 195.55 | 195.77 | - | - | - | 193.63 | 194.03 |
AUD/JPY | 79.05 | 79.44 | - | - | - | 78.62 | 78.70 |
12日の東京市場は、米国の貿易収支・財政収支の発表を前に動意に乏しい展開となったが、欧州勢参入とともに、クロス円やドル円の売りが強まっている。 ドル円は朝方103.27から103.54まで強含みに推移したが、欧州勢参入により103.21まで下落となり、 ユーロ円は、135.39から135.72まで上昇も、安値圏へ再下落となり、オージー円は、一時78.91まで反発したが、本邦勢からの投売りが出て78.14まで急落となっている。 またポンド円もこの影響から194.31から193.77まで下落した。 一方ユーロドルは、1.3101から1.3131でのレンジ的推移、ポンドドルも1.8757から1.8786での推移となっている。ロンド市場でも、クロス円の売りが強まる展開から、ユーロドルは1.3083、ポンドドルは1.8696まで下落、オージードルは、0.7547まで下落となり、ユーロ円135.07の安値をつけて、ポンド円も192.65、オージー円は77.92レベルへ下落した。 一方ドル円は一時103.20まで下落も、103.55まで反発となった。英11月貿易収支は前月比改善して、ユンケル・ルクセンブルク首相兼財務相は「ユーロは引き続き安定と強さを維持する」と述べて、バローゾEU委員長「ユーロの問題は弱すぎることではなく、強すぎる傾向にあること」と述べた。NY市場では、注目されていた米11月の貿易赤字は事前予想540億ドルを大幅に上回る603億ドルと発表され、過去最高を更新したことから、ドルの全面安となった。 ユーロドルは、1.3293へ上昇、ポンドドルも1.8940へ上昇となり、ドル円は102.14の安値をつけた。 一方クロス円では、これを受けてロンドンの安値圏からは反発となり、ユーロ円は136.15、ポンド円は194円手前、 オージー円は、78.80−85へ反発した。またその後発表された12月の米財政収支は、34億4千万ドルの赤字となり、45億ドルとの予想を下回ったが、既に時遅しの感となっている。
1/12 |
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USD/YEN |
103.32 |
103.54 |
103.21 |
103.24 |
103.55 |
102.14 |
102.43 |
EUR/USD |
1.3107 |
1.3131 |
1.3102 |
1.3120 |
1.3293 |
1.3083 |
1.3255 |
EUR/YEN |
135.47 |
135.72 |
135.42 |
135.45 |
136.15 |
135.07 |
135.78 |
GBP/USD |
1.8780 |
1.8784 |
1.8757 |
1.8767 |
1.8940 |
1.8696 |
1.8905 |
EUR/GBP |
0.69790 |
0.69955 |
0.69800 |
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0.69880 |
0.70110 |
USD/CHF |
1.1839 |
1.1836 |
1.1797 |
1.1806 |
1.1842 |
1.1627 |
1.1682 |
USD/CAD |
1.2194 |
1.2215 |
1.2157 |
1.2200 |
1.2214 |
1.1947 |
1.2018 |
AUD/USD |
0.7617 |
0.7637 |
0.7563 |
0.7571 |
0.7697 |
0.7547 |
0.7667 |
GBP/JPY | 194.03 | 194.31 | - | - | - | 192.65 | 193.68 |
AUD/JPY | 78.70 | 78.93 | - | - | - | 77.92 | 78.56 |
13日の東京市場では、昨日のドルの下落からは静かの相場となり、ドル円は本邦輸入企業や本邦機関投資家の買い、また海外勢の利食いなどが入り、102.28から102.59まで上昇したが、その後は欧州勢参入とともに102.24まで反落した。ユーロドルも1.3240から1.3268まで強含んだが、久々の上昇で戻り売りが頭を押さえる展開。 ユーロ円も135.53から135.96まで上昇したが、上値を維持出来ていない。 一方ポンドドルは1.8888から1.8927で小動きなことからは、ポンド円も193.37から193.84での動向。 オージー円は、豪州12月の失業率の改善を受けて78.28から78.75へ上昇したが、更に上値を拡大する状況にはなっていない。ロンドン市場では、ユーロドルのポジション調整とみられる売りが先行したが、総じてレンジ的推移となった。 ユーロドルは1.3254から1.1312まで下落も1.3259へ回復した。 ポンドドルは、イギリスの11月鉱工業生産と製造業生産が予想より悪化したことから、1.8910から1.8800−05へ大きく下落した。 一方ドル円は102.26から102.85まで上昇となり、ユーロ円は一時136.19まで上昇、ポンド円もドル円の上昇に193.85−90まで上昇となったが、ポンドドルの下落に値を下げている。 またオージー円も78.70−75へ回復するが、値を保てていない。 英中銀及びECBは金融政策委員会で政策金利の据え置きを決定している。NY市場では、米12月の小売売上高は予想を上回っていたものの、同時に発表された週間失業保険申請件数が予想に反して悪い数字となり、相場は揉み合いの様相となった。 ユーロドルは、1.3191までに下落を限定したが、ポンドドルはロンドン市場からの下落傾向を継続して1.8795の安値をつけている。 一方ドル円は、104.26から102.70−75揉み合いの様相。 ユーロ円は、ロンドンの高値から135.12まで下落したが、136.65−70へ反発も戻り売りに押されている。 またポンド円は、下落傾向を継続して、192.46まで大きな下落となり、オージー円も78.25−30へ下落後、78.70−80へ反発したが、更なる動向とはなっていない。 イッシングECB理事は、「為替の動き、将来の物価リスク判定に重要」、トリシェECB総裁は、「アジアに対してより柔軟な為替制度を求める」、ガイトナーNY連銀総裁は、「世界各国は、為替の柔軟性に向けて動くことが必要」と述べている。
01/13 |
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USD/YEN |
102.43 |
102.59 |
102.24 |
102.35 |
102.85 |
102.26 |
102.38 |
EUR/USD |
1.3255 |
1.3268 |
1.3240 |
1.3254 |
1.3259 |
1.3191 |
1.3224 |
EUR/YEN |
135.78 |
135.96 |
135.53 |
135.58 |
136.19 |
135.12 |
135.38 |
GBP/USD |
1.8905 |
1.8930 |
1.8892 |
1.8908 |
1.8917 |
1.8795 |
1.8823 |
EUR/GBP |
0.70110 |
0.70160 |
0.70035 |
0.70080 |
0.70350 |
0.69995 |
0.70210 |
USD/CHF |
1.1682 |
1.1688 |
1.1665 |
1.1673 |
1.1744 |
1.1670 |
1.1720 |
USD/CAD |
1.2018 |
1.2029 |
1.1996 |
1.2005 |
1.2058 |
1.1994 |
1.2025 |
AUD/USD |
0.7667 |
0.7688 |
0.7648 |
0.7655 |
0.7681 |
0.7643 |
0.7675 |
GBP/JPY | 193.68 | 193.88 | - | - | - | 192.46 | 192.76 |
AUD/JPY | 78.56 | 78.75 | - | - | - | 78.19 | 78.37 |
14日の東京市場では、ドル円では、米国の3連休を前に輸入筋のビッドが強く、102.38から堅調な推移。 特にブッシュ大統領が13日のUSAトゥデー紙に対して、「2006会計年度予算案について、赤字削減目標を達成するため、一部項目で歳出を凍結するとともに、一部については資金を拠出しない方針」また、ドル安について懸念しているかという問いに対して、「現政権は強いドル政策を支持しており、海外の投資家はアメリカが投資先とし良好な場所と考える」と語ったことが伝わるとユーロドル中心にドル買いが進み、ドル円でも103.04の高値をつけた。 その後は予想を上回る12月の日本の機械受注を受けて102円台へ押し戻されたが、欧州勢参入とともに一時103.22まで上昇した。 一方ユーロドルは、ブッシュ大統領の発言を受けて、1.3223から1.3095まで急落となったが、下値では中東筋やアジア勢のビッド意欲が強く下げ止まりを見せている。 またユーロ円も、ユーロドルの下落に135.70から、134.80のストップ・ロスをつける動きを受けて一時134.71の安値をつけたが、一旦下げ止まりを見せている。 またポンドドルも1.8817から1.8710まで下落となり、ポンド円も192.32まで下落したが、その後は193.12まで値を回復している。オージー円は77.97から78.46での推移でドル円の上昇にも、頭の重い展開が継続している。ロンドン時間では、引き続きユーロ円の売りが強く、ユーロ円は134.50のストップ・ロスをつけて、135.13から134.10近辺まで急落となった。 ユーロドルはこの影響から1.3122から1.3057まで下落となったが、買い戻しが入り1.3135近辺へ反発。 ただし、ドル円が103円丁度近辺から102.40近辺へ下落となり、ユーロ円は回復を134円ミドル近辺に押さえられている。 またポンドドルも1.8733から1.8639まで下落となり、ポンド円は、191.38−48へ下落となり、オージー円も77.70−80の安値をつけている。NY市場では、12月の米卸売物価指数と鉱工業生産指数の良好な数字にも関わらず、月曜日のキング牧師の休日を控えてドルの買い戻しは限定的となり、 アジア・ロンドンのドルの高値を越えることはなかった。 欧州通貨ではレンジ的推移となり、ユーロドルは1.3075から1.3140内、ポンドドルも1.8665から1.8741近辺での動向となったが、ドル円では、今週にはいっての欧州通貨当局者からの「アジアがドル安の負担を負うべき」との発言を受けて、円が買われる動きが継続した。 ドル円は101.80のストップ・ロスをつけて下落。 ユーロ円も大きく134円を割り込んで一時133.33まで下落となり、ポンド円は190.00−10、オージー円は77.10−15まで大きな下落となった。
01/14 |
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USD/YEN |
102.38 |
103.22 |
102.38 |
102.99 |
102.99 |
101.78 |
102.02 |
EUR/USD |
1.3224 |
1.3224 |
1.3095 |
1.3120 |
1.3138 |
1.3057 |
1.3112 |
EUR/YEN |
135.38 |
135.45 |
134.71 |
135.12 |
135.12 |
133.33 |
133.77 |
GBP/USD |
1.8823 |
1.8827 |
1.8698 |
1.8730 |
1.8741 |
1.8639 |
1.8707 |
EUR/GBP |
0.70210 |
0.70280 |
0.70010 |
0.70040 |
0.70175 |
0.69970 |
0.70070 |
USD/CHF |
1.1720 |
1.1845 |
1.1713 |
1.1809 |
1.1871 |
1.1776 |
1.1800 |
USD/CAD |
1.2025 |
1.2125 |
1.2021 |
1.2113 |
1.2215 |
1.2080 |
1.2174 |
AUD/USD |
0.7655 |
0.7657 |
0.7576 |
0.7583 |
0.7620 |
0.7566 |
0.7590 |
GBP/JPY | 192.76 | 193.17 | - | - | - | 190.06 | 191.06 |
AUD/JPY | 78.36 | 78.46 | - | - | - | 77.12 | 77.45 |
17日の東京市場は、NY市場が休日ということもあり、材料難から動意に薄い展開となり、ドル円は、101.87から102.20まで上昇も上値の重い展開となった。ユーロドルは1.3093から1.3125で比較的堅調な推移から、ユーロ円は、133.62から133.99とショート・カバーが優先した。また、ポンドドルは1.8702から1.8747での推移となり、ポンド円も金曜日の大幅下落からは、値を戻し190.54から191.32まで上昇した。同様にオージー円も77.28から77.75まで上昇したが、欧州勢の参入とともに、ドル円が下値トライの雰囲気となっていることからは、クロス円でも上値を押さえられている。ロンドン市場では、東京の反発からは全般的な円買いが出ており、ドル円で下値を試す動きが先行して、102.08から101.67まで下落となったが、101.50のオプションの防戦買いから反発となるも102円台が既に重い展開。 次いでユーロ円でも売りが強まり、ユーロ円は133.99から133.27へ下落となり、金曜日の安値を若干更新した。またユーロドルは、1.3129まで強含んだ後、ユーロ円の下落に1.3080まで下落。 ポンドドルはユーロポンドの買いから1.8733から1.8610近辺へ比較的大きな下落となり、ユーロポンドはアジアの安値の0.7000近辺から0.7040へ上昇した。 またこの影響からポンド円でも大きく189.65−75まで下落した。 一方オージー円は77.15−20から77.45−50で小動き。 NY時間は、キング牧師の誕生日で休日であることから静かな動向となっているが、調整的なドルの買い戻しとなった。ユーロドルは1.3060へ下落、ポンドドルも1.86を下方ブレイクして、1.8585まで下落となり、ドル円は102.15を高値に102円を挟んだ動きとなった。 クロス円ではアジア時間の戻り高値からは、軟調な展開を継続してユーロ円は133.30から133.70でのレンジ的推移となり、ポンド円はポンドドルの下落に一時189.45−55へ下落、オージー円は77.25−30から77.55−60での推移となっている。
01/17 |
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USD/YEN |
102.02 |
102.20 |
101.87 |
102.05 |
102.15 |
101.67 |
102.12 |
EUR/USD |
1.3112 |
1.3125 |
1.3093 |
1.3118 |
1.3129 |
1.3060 |
1.3065 |
EUR/YEN |
133.77 |
133.99 |
133.60 |
133.87 |
133.99 |
133.27 |
133.45 |
GBP/USD |
1.8707 |
1.8749 |
1.8695 |
1.8715 |
1.8733 |
1.8585 |
1.8595 |
EUR/GBP |
0.70070 |
0.70105 |
0.69970 |
0.70080 |
0.70395 |
0.69970 |
0.70560 |
USD/CHF |
1.1800 |
1.1825 |
1.1791 |
1.1800 |
1.1835 |
1.1770 |
1.1835 |
USD/CAD |
1.2174 |
1.2183 |
1.2147 |
1.2156 |
1.2185 |
1.2122 |
1.2175 |
AUD/USD |
0.7590 |
0.7620 |
0.757 |
0.7608 |
0.7609 |
0.7575 |
0.7578 |
GBP/JPY | 191.06 | 191.37 | - | - | - | 189.52 | 189.89 |
AUD/JPY | 77.45 | 77.76 | - | - | - | 77.21 | 77.39 |
18日の東京市場では、ドルの買い戻しが優勢な展開。ドル円では、昨晩の安値101.67から102円台を回復したことで、ユーロドルの売りの影響から買戻しが出て、102.13から102.69まで上昇した。一方ユーロドルは1.30ミドルのストップをつけて、中東筋やモデル系ファンドからの売り仕掛けで、1.3066から1.3007まで下落したが、下値はアジア筋のダブル・ノータッチ・オプションの防戦から下げ渋った。またポンドドルは、英12月の住宅価格の下落幅がやや弱まったことを受けて、1.8567から1.8610まで上昇した。一方クロス円では、ドル円の堅調な展開からどうにか下値で下げ渋りを見せている。ユーロ円は、133.34から133.85まで上昇し、ポンド円は、ポンドドルの上昇に189.79から190.82まで上昇した。またオージー円は、オージードルが0.75割れのストップ・ロスを狙ったモデル系ファンド筋からの売り仕掛けで0.7515まで下落したことから軟調な推移となり、76.99から77.38での推移となっている。オージードルはその後リアルマネー系の買いで下げ渋っている。ロンドン市場では、ユーロドルの1.3000のダブルノータッチオプションのトリガーを試す動きが先行し、1.2995まで下落したが、イギリスの12月消費者物価指数や小売物価指数が強かったこともあって、ショート・カバーが優勢となり、ユーロドルは、1.3070−75へ上昇。 ポンドドルも1.8530−40のストップをつけて1.8525へ下落も、1.8739まで大きく回復した。 一方ドル円は103.00をタッチするも売り残りの状態となったが、102円後半でもみ合う状況から、クロス円はポンド円のショート・カバーから大幅に上昇した。 ユーロ円は134.40の高値、ポンド円は192.35−45まで上昇した。一方オージー円は、オージードルが0.75以下のストップ・ロス狙いの売りから0.7505まで下落も失敗に終わったことから、0.7555−60まで上昇となり、77円近辺の安値をつけるも77.65−75へ反発した。NY市場では、1月のNY連銀製造業景気指数が予想の26.50を大きく下回り、20.08と発表されドル売りが先行となったが、その後発表された米11月の対米証券投資は事前予想の+550億ドルを大きく上回る+810.3億ドルとなり、ドルが買い戻された。 ただし、ドル円では、クロス円がロンドンの高値から利食いが全般的に入り、上げ渋りを見せている。ユーロドルは1.3075から1.302−07へ下落、ポンドドルも1.8740から1.8635へ下落となり、ドル円は102.15へ下落した。 この影響からユーロ円は133.15へ急落となり、直近の安値を下回った。 また堅調だったポンド円も190.60−70、オージー円も77.22−32へ下落している。
01/18 |
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USD/YEN |
102.12 |
102.69 |
102.12 |
102.58 |
103.00 |
102.15 |
102.27 |
EUR/USD |
1.3065 |
1.3066 |
1.3007 |
1.3016 |
1.3076 |
1.2995 |
1.3019 |
EUR/YEN |
133.45 |
133.94 |
133.34 |
133.51 |
134.40 |
133.15 |
133.15 |
GBP/USD |
1.8595 |
1.8620 |
1.8541 |
1.8557 |
1.8739 |
1.8525 |
1.8665 |
EUR/GBP |
0.70260 |
0.70260 |
0.70100 |
0.70140 |
0.70170 |
0.69715 |
0.69770 |
USD/CHF |
1.1835 |
1.1900 |
1.1830 |
1.1884 |
1.1908 |
1.1805 |
1.1855 |
USD/CAD |
1.2175 |
1.2258 |
1.2175 |
1.2252 |
1.2262 |
1.2177 |
1.2223 |
AUD/USD |
0.7578 |
0.7579 |
0.7507 |
0.7510 |
0.7588 |
0.7505 |
0.7553 |
GBP/JPY | 189.89 | 192.43 | - | - | - | 189.80 | 190.87 |
AUD/JPY | 77.39 | 77.70 | - | - | - | 76.97 | 77.25 |
19日の東京市場では、特段の材料はないが、早朝からユーロ円が下値のストップ狙いで133.01の安値まで下落したが失敗に終わり、ドル円は102.17から102.55まで強含みとなった。ユーロ円自体も133.01から133.60まで反発となり、全般的にクロス円がしっかりとした展開。 ポンド円も190.49から191.50へ上昇、オージー円も77.01から77.90まで上昇した。一方ユーロドルは早朝は軟調な展開も1.3009から1.3053まで強含み、ポンドドルは1.8637から1.8706としっかりとした動向となっている。本邦個人投資家から、NZ円の買いが観測されている模様。また、バイズFRB理事は、「FF金利は依然として中立的水準を下回っている」、「金利上昇局面では経済指標を重視する姿勢を強める」と述べ、福井日銀総裁は、「為替の動きはこのところ少し不安定になっている」、「為替はファンダメンタルズを反映すべきで、G-7でより強く確認する」と述べている。ロンドン時間では、クロス円の買いが先行しており、これにつられる形でドル円は、102.29から102.68まで上昇した。 またユーロドルも1.3044から1.3106まで上昇となり、 ポンドドルは、イギリスの12月雇用統計発表前からポンド買いが強まり、 1.8693から1.8815−20へ上昇した。 一方クロス円は、ユーロ円が133.53から134.38、ポンド円も191.35−40から192.80−90まで上昇となり、オージー円も78.35−45まで久々の上昇となった。NY市場では、 米12月の消費者物価指数が予想を下回り、「米国のインフレは抑制されている」との見方からドル売りが一段と強まり、ユーロドルは、1.3119へ上昇、ポンドドルも1.8829まで上昇して、ドル円は102.02まで下落となったが、住宅着工件数が大きく上昇していたことや、失業保険申請件数が予想を下回ったことを受けて、ドルが買い戻される展開。 ただし、米系インベストメントバンクやスイス系銀行がユーロドルを積極的に売っていたようで、原因は定かではないが、米メドレー・グローバルのリポートで「中国、旧正月後に人民元を切り上げる可能性」と伝えていることからは、こういったものがバックに噂として流れていたケースが想定される。 特にユーロドルは1.30を再度割れて1.2970のストップ・ロスをつけて1.2964まで急落となった。 またポンドドルも1.8658へ下落となり、ドル円は一時102.98まで上昇して、クロス円も一時急落となったが、その後は値を回復している。 ユーロ円は133.13まで下落となり、133円後半、ポンド円は191.50−60へ下落後、192.40−50へ上昇した。 またオージー円はオージードルが一時0.7652の高値をつけたことから、堅調な展開も77.58−68へ下落後、78円台を回復している。
01/19 |
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USD/YEN |
102.27 |
102.55 |
102.17 |
102.37 |
102.98 |
102.02 |
102.77 |
EUR/USD |
1.3019 |
1.3053 |
1.3009 |
1.3049 |
1.3119 |
1.2964 |
1.3009 |
EUR/YEN |
133.15 |
133.60 |
133.01 |
133.58 |
134.38 |
133.13 |
133.69 |
GBP/USD |
1.8665 |
1.8712 |
1.8627 |
1.8705 |
1.8829 |
1.8658 |
1.8707 |
EUR/GBP |
0.69770 |
0.69860 |
0.69730 |
0.69760 |
0.69845 |
0.69420 |
0.69510 |
USD/CHF |
1.1855 |
1.1864 |
1.1818 |
1.1822 |
1.1900 |
1.1748 |
1.1859 |
USD/CAD |
1.2223 |
1.2250 |
1.2201 |
1.2201 |
1.2311 |
1.2169 |
1.2273 |
AUD/USD |
0.7553 |
0.7614 |
0.7535 |
0.7609 |
0.7652 |
0.7565 |
0.7604 |
GBP/JPY | 190.87 | 192.81 | - | - | - | 190.45 | 192.25 |
AUD/JPY | 77.25 | 78.39 | - | - | - | 77.20 | 78.15 |
20日の東京市場では、昨晩のNYでユーロドルが1.2964の安値まで売り込まれたことから、堅調推移となったが、103円台では本邦の輸出企業のオファーが控えていることから、更なる上値追いに慎重となり、102.99まで上昇もその後は102.49まで下落した。またユーロ円は、133.99から133.35まで下落。ユーロドルは反発地合も上値を1.3024に抑えら、再度1.30割れに下落している。また、ポンドドルも1.8750から1.8690へ下落となり、ポンド円も192.59から191.94へ調整している。一方オージー円は、ユーロオージーの売りが出いてることからオージードルが0.7589から0.7623での堅調な推移となり、78.00から78.31で推移している。ロンドン市場では、ドル円は、103円超えのストップロスを試す動きが強まり、103.18上昇したが、その後は荷持たれ感から、102.69へ下落した。 一方ユーロドルは、1.3001から1.2950のオプションのバリアーを試す動向から、ストップ・ロスを誘発して、1.2922まで大きな下落となり、ポンドドルも1.18636まで下落した。 一方ユーロ円はこの影響から一時133.97まで反発も、ユーロドルの下落に133.15−20へ下落となり、 ポンド円は191.55−65から192.60−70でのレンジ的推移。 オージー円は、78.25−30から77.75−80へ下落した。NY市場では、19日に発表された経済指標からコア・インフレの上昇を手掛かりに、金利上昇観測が高まっている。 ドルはテクニカルな要因からロンドン市場において対ユーロで2カ月ぶり高値を更新したが、NY市場では調整的な反発となり、ユーロドルは、1.2935−40から1.2980−85へ反発。 ポンドドルも1.8550−55から1.8750へ反発となり、ドル円は102.70−75を底堅くして、クロス円の堅調さから一時103.62の高値をつけた。この影響からユーロ円も一時ユーロドルの下落にロンドンの安値を更新して133.08まで下落も134.27まで大きく回復した。 またこのところ堅調さを取り戻しているポンド円、オージー円は、それぞれ194円近辺、 78.67まで上昇した。
01/20 |
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USD/YEN |
102.77 |
102.99 |
102.49 |
102.73 |
103.62 |
102.69 |
103.39 |
EUR/USD |
1.3009 |
1.3024 |
1.2986 |
1.2993 |
1.3001 |
1.2922 |
1.2963 |
EUR/YEN |
133.69 |
133.94 |
133.35 |
133.47 |
134.27 |
133.08 |
134.10 |
GBP/USD |
1.8707 |
1.8752 |
1.8686 |
1.8693 |
1.8750 |
1.8636 |
1.8719 |
EUR/GBP |
0.69510 |
0.69560 |
0.69420 |
0.69510 |
0.69630 |
0.69155 |
0.69270 |
USD/CHF |
1.1859 |
1.1872 |
1.1833 |
1.1868 |
1.1924 |
1.1846 |
1.1900 |
USD/CAD |
1.2273 |
1.2325 |
1.2270 |
1.2320 |
1.2367 |
1.2290 |
1.2335 |
AUD/USD |
0.7604 |
0.7623 |
0.7589 |
0.7595 |
0.7617 |
0.7571 |
0.7585 |
GBP/JPY | 192.25 | 194.00 | - | - | - | 191.62 | 193.54 |
AUD/JPY | 78.15 | 78.67 | - | - | - | 77.89 | 78.42 |
21日の東京市場は、米系ファンド筋からの利食いの買い戻しでドル円は堅調な推移から103.35から103.60まで上昇も、本棒輸出企業や米系証券などからのドル売りで上昇は一旦ストップしてその後は小康状態となった。しかし、欧州勢参入とともにユーロ円がビッド気味となり、ドル円でも信託筋のドル買いで103.72まで上昇した。ユーロ円もファンド筋の買いで133.80から134.70まで上昇となり、今まで上値を抑えていた134.40を上抜けた。一方ユーロドルは、戻り売り圧力強く1.2933まで下落もユーロ円の買いから欧州勢参入に1.2987へ上昇した。ポンドドルは1.8674から1.8721での推移となり、ポンド円も193.17から193.69へ上昇、オージー円も一日小動きであったが、 夕方には78.38から78.57まで上昇している。 ロンドン市場では、ユーロ円が、東京引け前に信託銀行筋らの買いで134.85まで上昇したことから、ドル円も103.81まで上昇したが、欧州通貨でのドル売りが先行したことから、上値を維持出来きず、103.52まで下落した。 またユーロドルは、1.3012まで上昇したが、ポンドドルが、12月英小売売上高が悪化したことから、売り込まれ1.8739から1.8614まで急落となるとユーロドルも1.2973まで下落した。 またポンド円もポンドの下落に大きく192.85−95まで下落となった。 一方オージー円は、79.40まで上昇も更なる上値トライとはいかず、79円前半との小康状態。NY市場では、米1月ミシガン大消費者信頼感指数が予想より悪かったことやグリーンスパン米FRB議長が「慎重なペースでの利上げに満足している」との話が伝わるとドルは前面安となった。 ユーロドルは1.2950から1.3068まで上昇、ポンドドルも1.8645から1.8807の高値をつけて、ドル円は103.92から102.62まで下落となった。 この影響からロンドンで高値をつけたクロス円は、相対的に調整的な下落となり、ユーロ円は、134.59から133.88まで下落。 ポンド円も一時192.46まで下落となり、オージー円は78.85−95まで下落となった。
01/21 |
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USD/YEN |
103.39 |
103.72 |
103.35 |
103.63 |
103.92 |
102.62 |
102.79 |
EUR/USD |
1.2963 |
1.2991 |
1.2933 |
1.2988 |
1.3068 |
1.2948 |
1.3052 |
EUR/YEN |
134.10 |
134.70 |
133.80 |
134.57 |
134.85 |
133.95 |
134.18 |
GBP/USD |
1.8719 |
1.8729 |
1.8670 |
1.8718 |
1.8810 |
1.8614 |
1.8782 |
EUR/GBP |
0.69270 |
0.69385 |
0.69180 |
0.69370 |
0.69810 |
0.69325 |
0.69480 |
USD/CHF |
1.1900 |
1.1945 |
1.1895 |
1.1892 |
1.1969 |
1.1836 |
1.1854 |
USD/CAD |
1.2335 |
1.2353 |
1.2310 |
1.2310 |
1.2311 |
1.2185 |
1.2225 |
AUD/USD |
0.7585 |
0.7620 |
0.7570 |
0.7615 |
0.7714 |
0.7609 |
0.7695 |
GBP/JPY | 193.54 | 194.25 | - | - | - | 192.46 | 192.78 |
AUD/JPY | 78.42 | 79.40 | - | - | - | 78.28 | 78.93 |
24日の東京市場では、比較的静かな動向ながら、ドル円は下値の警戒感から102.68から102.97で堅調推移。しかしユーロドルが、1.3031から1.3075まで堅調に上昇したことで、ユーロ円も133.99から134.43まで上昇となり、クロス円は総じてしっかりとした動向となった。ポンドドルも1.8744から1.8784での動向から、ポンド円は192.65から193.19、オージー円も78.95から79.29での動向となっている。ロンドン市場では、特に材料のない中、金曜日同様クロス円の買いが先行して、ユーロ円が134.35から134.75まで上昇するとドル円は103.01まで連れ高となり、 ユーロドルも1.3100まで上昇した。 またポンド円もポンドドルの1.8837までの上昇から193.82まで上昇となり、 オージー円も79.40の高値をつけた。 ただし、すべてこの高値を維持できずに、複数の欧州諸国高官による会見が控えていることから、アジア通貨に対するけん制発言への警戒感から、利食いに反落となった。 NY市場でも、この日材料がなく、週初ということもあり相対的にレンジ的な推移からロンドンのドルの安値を維持できずに、調整的なドルの買い戻しが主流となった。 ただし、ロンドンで高値をつけたクロス円は、ドル円とともに反落となっている。 ユーロドルは1.3029まで下落となり、ポンドドルも1.8750へ下落。 ドル円も102.54まで下落したことから、クロス円の商いが中心となった模様。 ユーロ円も133.80−85、ポンド円も192.65−75、オージー円も78.85−90へ下落したが、一旦この下値は維持してNY市場を引けている。 また、スノー米財務長官の「来週予定されている7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)では、為替に関する新たな文言は示されない見通し」、「ブッシュ大統領は歳出抑制と赤字削減にコミットしている」との発言が出たが特に反応は出ていない。
01/24 |
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USD/YEN |
102.70 |
102.97 |
102.68 |
102.78 |
103.01 |
102.54 |
102.63 |
EUR/USD |
1.3055 |
1.3078 |
1.3031 |
1.3076 |
1.3100 |
1.3029 |
1.3060 |
EUR/YEN |
134.00 |
134.43 |
133.99 |
134.40 |
134.75 |
133.83 |
134.03 |
GBP/USD |
1.8783 |
1.8820 |
1.8740 |
1.8818 |
1.8837 |
1.8750 |
1.8808 |
EUR/GBP |
0.6969 |
0.6960 |
0.6945 |
0.69485 |
0.69595 |
0.69385 |
0.6945 |
USD/CHF |
1.1845 |
1.1868 |
1.1815 |
1.1817 |
1.1872 |
1.1788 |
1.1830 |
USD/CAD |
1.2214 |
1..2246 |
1.2165 |
1.2201 |
1.2268 |
1.2142 |
1.2244 |
AUD/USD |
0.7701 |
0.7716 |
0.7684 |
0.7707 |
0.7719 |
0.7684 |
0.7700 |
GBP/JPY | 192.78 | 193.82 | - | - | - | 192.61 | 193.03 |
AUD/JPY | 78.93 | 79.40 | - | - | - | 78.83 | 79.03 |
25日の東京市場では、ユーロ円で、モデル系ファンドによる投げ売りが出たようで、134.01から133.62まで下落したことから、ドル円も102.50まで下落となったが、押し目買い意欲から下げ止まりを見せて、欧州勢が参入するとショート・カバー気味に103.15まで上昇した。しかし現状はこれに追従する向きも薄く、102円台へ押し戻されている。またユーロ円も134.37−42まで上昇した。この影響からユーロドルも一時ユーロ円につれ安となり、1.3059から1.3005まで下落したが、1.3050へ上昇した。またポンドドルは、1.8750−55から1.8812での推移となり、ポンド円は、192.50から193.50−60まで上昇、オージー円も78.91から79.40近辺へ値を上げている。中国国家統計局は「人民元の調整の条件は整っておらず、準備の時間が必要」とコメントしている。中国2004年第4四半期GDPは+9.5%と予想外の伸びとなったが、特に材料視されていない。谷垣財務相は、「G7の為替相場へのスタンスは昨年のボカラトン以来変更なし」と発言して、スノー財務長官の発言を裏付ける形となっている。コステロ・オーストラリア財務相は「国内のインフレ率は依然として穏やかな水準にあり目標レンジ内(20−3%)に収まっている」と述べている。ロンドン市場では、東京市場で出た中国国家統計局の「人民元の調整の条件は整っておらず、準備の時間が必要」とのコメントを材料に、2月のG7では「中国元の切り上げ圧良くは予想ほど強くない」との見方が急速に高まった。 ドル円は、一時103.05から103.70−75まで上昇となり、クロス円もこれに準じて大幅な上昇となり、ユーロ円は135円のストップをつけて135.20−25へ上昇。 ポンド円も194.50−60の高値、オージー円も79.65−70の高値をつけた。 一方ユーロドルはロンドン開始後に1.3076の高値をつけるも、 上値を維持できずに、1.3015−20へ下落。 ポンドドルも1.8809から1.8718−23へ下落となった。 またオージードルは0.7720のオプション・ポイントをつけて0.7727まで一時上昇したが、高値を維持できずに、1.7655へ下落した。 NY市場では、ロンドンのドルの高値からは利食いが出るも、米消費者信頼感指数が上昇したことからドルの買い戻しなった。 また、カナダ中銀が、政策金利の据え置きを決定して、カナダドル高を背景に今後景気が減速するとの懸念を示したことからドルカナダが1.24台まで大きく上昇した。 一方ユーロドルは、1.30を割り込んで1.2944へ下落、ポンドドルも1.8626へ下落となり、 ドル円は103.50−55を安値に104.35まで上昇した。 この影響からクロス円では、ロンドン高値を瞬間的に上回るも、比較的堅調なレンジ的推移となった。 ユーロ円は、135.35の高値をつけて、134.75−80を下値に推移、 ポンド円は193.60−70まで一時下落するも194.40−50とのレンジ的推移。 オージー円は、オージードルが0.7628へ下落となったが、ドル円に支えられて79.75−80の高値から79円ミドルでの推移となっている。
01/25 |
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USD/YEN |
102.63 |
103.20 |
102.50 |
103.13 |
104.35 |
103.05 |
104.05 |
EUR/USD |
1.3060 |
1.3063 |
1.3005 |
1.3043 |
1.3076 |
1.2944 |
1.2975 |
EUR/YEN |
134.03 |
134.60 |
133.62 |
134.55 |
135.35 |
134.42 |
135.00 |
GBP/USD |
1.8808 |
1.8817 |
1.8755 |
1.8783 |
1.8809 |
1.8626 |
1.8642 |
EUR/GBP |
0.69450 |
0.69470 |
0.69250 |
0.69450 |
0.69640 |
0.69430 |
0.69590 |
USD/CHF |
1.1830 |
1.1890 |
1.1830 |
1.1843 |
1.1975 |
1.1805 |
1.1932 |
USD/CAD |
1.2244 |
1.2260 |
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1.2238 |
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1.2215 |
1.2360 |
AUD/USD |
0.7700 |
0.7718 |
0.7690 |
0.7712 |
0.7727 |
0.7628 |
0.7650 |
GBP/JPY | 193.03 | 194.52 | - | - | - | 192.67 | 193.97 |
AUD/JPY | 79.03 | 79.76 | - | - | - | 78.93 | 79.60 |
26日の東京市場では、ドル円は、104.11から利食いに弱含んだが、比較的小動きな状況。ただし、昼休みに、中国財政省当局者の「G7では人民元為替レートについて協議する」との発言を受けて、急速に売りが強まり、ドル円は103.26まで急落となった。しかし、この話題では昨日大きくドル円が買い戻されたこともあり、ショート・カバー意欲が残るのか、買戻しが強まりその後は103.76まで強含んだ後は103円ミドルでの小康状態となった。一方ユーロドルは、無反応で1.2967から1.3000での推移。ポンドドルも1.8637から1.8697での推移となり、クロス円は軒並みドル円の下落に値を下げた。ユーロ円も134.25まで下落となり、ポンド円も194.10から193.04、オージー円も79.69から79.19まで下落となったが、その後はドル円の反発に下値をホールドしている。一部中国財政省当局者の発言は、リップ・サービスと見る向きもあり、確かに協議はするだろうが、別に元の切り上げの話題とも限らない。「切り上げを待ってくれ」と説得するという見方も成り立つ訳で、真偽の程は不明。ロンドン市場では、ドイツの1月IFO業況指数や英国の第4四半期GDP速報値が堅調であったことや英金融政策委員会で、利下げが協議されなかったことから、ドル売りとなりユーロドルは1.2977から1.3022まで上昇。 ポンドドルも1.8672から1.8790−95まで上昇となり、ドル円は103.64から103.25まで下落した。 またこの影響から総じて堅調な上昇となったが、ユーロ円は134.39−134.70で乱高下気味の展開。ポンド円は193.30−40から194.40−50へ上昇。 オージー円も79.85−90へ上値を拡大した。NY市場では、ロンドン市場の流れを引き継ぎユーロとポンドの買いが続き、ルービン元米財務長官の「米財政赤字の増大は更なるドル安を促す」との発言やダボス会議から聞かれる米財政赤字に関する数々の懸念発言を受けて、ユーロドルは1.3006から1.3109まで大きく上昇となり、 ポンドドルも1.8769から1.8855まで上昇した。 またドル円は、ブッシュ米大統領の「中国や他国の通貨価値は市場に任せるべきであり、これが米国赤字削減の助けにもなる」との発言などから、一時102.80のストップ・ロスをつけて102.76まで下落となった。この影響からクロス円では比較的レンジ的動向を踏襲して、ユーロ円は134.43−48から一時高値の134.90へ上昇。 ポンド円は193.45−55へ下落後、 194.15−25へ上昇した。 一方オージー円では、79.60−65から79.85−90でのレンジ推移となった。
01/26 |
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USD/YEN |
104.05 |
104.11 |
103.26 |
103.60 |
103.65 |
102.76 |
103.07 |
EUR/USD |
1.2975 |
1.3000 |
1.2967 |
1.2978 |
1.3109 |
1.2972 |
1.3073 |
EUR/YEN |
135.00 |
135.05 |
134.25 |
134.47 |
134.92 |
134.30 |
134.73 |
GBP/USD |
1.8642 |
1.8702 |
1.8632 |
1.8675 |
1.8855 |
1.8670 |
1.8820 |
EUR/GBP |
0.69590 |
0.69600 |
0.69430 |
0.69500 |
0.69585 |
0.69250 |
0.69420 |
USD/CHF |
1.1932 |
1.1942 |
1.1905 |
1.1933 |
1.1939 |
1.1803 |
1.1835 |
USD/CAD |
1.2360 |
1.2383 |
1.2337 |
1.2374 |
1.2388 |
1.2278 |
1.2321 |
AUD/USD |
0.7650 |
0.7678 |
0.7647 |
0.7668 |
0.7761 |
0.7666 |
0.7749 |
GBP/JPY | 193.97 | 194.44 | - | - | - | 192.99 | 194.01 |
AUD/JPY | 79.60 | 79.90 | - | - | - | 79.20 | 79.87 |
27日の東京市場では、ドル円は債券絡みの投資資金がオージー円、NZ円、ユーロ円などに入り、ドル円は堅調な展開となり、 103.07から103.38まで上昇したが、 ユーロドルが1.3058から1.3125まで上昇したことから、上値は限定された。 また、ポンドドルは1.8803から1.8858で堅調推移。 ユーロ円は134.72から135.08へ上昇。 ポンド円は193.90から194.77まで上昇となり、 オージー円も久々の80円台へ乗せて、高値80.27を付けている。 またNZ準備銀行は政策金利を据え置き、中国紙は「中国当局はG7各国に対して経済発展途上国の経済成長を支援するために通貨安定を求める」との記事を掲載している。 引き続き人民元に対する思惑がマーケットを支配しているようだ。 ロンドン市場では、東京引け際にショート・カバー気味にドル売りが入った反動から、ドルの買戻しが先導した。 特にユーロドルはロシア筋のオファーが上値に控えているとの噂から、1.3119から1.3020−25まで大きく下落となった。 またポンドドルも1.8859から1.8794まで下落となり、ドル円は103.07から103.54まで上昇した。 一方クロス円は、ユーロ円がやはり東京の終了際の高値からユーロドルにつれて下落となり、134.57−63へ下落。 一方ポンドドルは194.00−10から194.80−90へ上昇した。 またオージー円も80.65−70の高値をつけたがその後は79.80−85へ下落した。NY市場では、ドルが幅広く上昇。この日発表された12月の米耐久財受注や米新規失業保険週間申請件数の改善を受けてドルが買い戻された。 しかし、来週のロンドンでのG7やイラク国民議会選挙、米連邦公開市場委員会(FOMC)、米雇用統計など大きなイベントもあり、市場は方向感が乏しい状態となった。 ユーロドルは1.3010へ下落となり、1.30前半での推移。 一方ポンドドルは、1.8805−10から1.8903まで堅調な上昇となった。 またドル円では、103.50から102.90まで下落も、103円前半で小康状態を保っていたが、NY引け際に、中国社会科学院世界経済政治研究所所長の余永定氏が「中国が柔軟な為替制度に移行するには、今こそが適切な時期」と発言したと伝わると102.71まで下落となった。 この影響からクロス円では、ユーロ円が134.80−85からそれまで下値を保っていた134.25−30を割り込んで、133.95へ下落。ポンド円も194.20−30から194.85−90でのレンジ的推移から、194.05−10へ急落となり、オージー円も79.80−85へ下落した。 この動きに対して特別のニュースがないことから、ドル円、ユーロ円の下値のストップをつける動きだと見られる。
01/27 |
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USD/YEN |
103.07 |
103.43 |
103.07 |
103.24 |
103.54 |
102.71 |
102.71 |
EUR/USD |
1.3073 |
1.3125 |
1.3058 |
1.3116 |
1.3119 |
1.3010 |
1.3045 |
EUR/YEN |
134.73 |
135.48 |
134.72 |
135.41 |
135.43 |
133.95 |
133.95 |
GBP/USD |
1.8820 |
1.8870 |
1.8802 |
1.8858 |
1.8903 |
1.8794 |
1.8894 |
EUR/GBP |
0.69420 |
0.69565 |
0.69410 |
0.69550 |
0.69575 |
0.69025 |
0.69025 |
USD/CHF |
1.1835 |
1.1848 |
1.1779 |
1.1790 |
1.1883 |
1.1785 |
1.1843 |
USD/CAD |
1.2321 |
1.2344 |
1.2313 |
1.2319 |
1.2430 |
1.2319 |
1.2374 |
AUD/USD |
0.7749 |
0.7779 |
0.7736 |
0.7774 |
0.7780 |
0.7730 |
0.7773 |
GBP/JPY | 194.01 | 194.90 | - | - | - | 193.88 | 194.07 |
AUD/JPY | 79.87 | 80.31 | - | - | - | 79.82 | 79.85 |
28日の東京市場では、早朝のシドニー市場から、ダボス会議に出席中の余永定・中国人民銀貨幣政策委員会委員の「今が人民元を切り上げる絶好の時期である」との話からドル円が急落。 102.37まで大きく下落となった。 ただし、下値には中国系の大口のビッドがあったことや中国人民銀行から同発言は「個人的見解」とのフォローアップがあり、103.40まで大きく回復した。 ただし、その後は103円前半で小動きに終始している。 一方ユーロドルは、ドル円につられる形で、1.3072まで上昇もやはりその後は値を保てず、一時1.3017へ下落した。 またポンドドルは、1.8919から1.8846へ下落した。 この影響からユーロ円も133.78まで急落となったが、その後134.65へ反発。 ポンド円も193.61まで下落後、195.03へ上昇、オージー円も79.70から80.27へ回復したが、その後は小康状態となっている。 ロンドン市場では、欧州関連の材料が薄い中ポジション調整が中心の取引になった。 ドル円は103.15から103.38、ユーロドルは1.3026から1.3054での小動き。 ポンドドルは1.8882から1.8820−25へ弱含みで推移した。 一方ユーロ円は、ショートカバーとみられるユーロ買いが優勢となり134.39から134.88へ上昇。 ポンド円は、ポンドドルの軟化から195.00−10から194.25−35へ弱含んだ。 またアジアで0.78に迫ったオージードルが0.7735近辺まで弱含んだが、オージー円は79.85−90から80.10−15でレンジ推移となった。NY市場では、米第4四半期GDPが予想を下回った事や中国銀行の高官が「中国経済に通貨切り上げは必要ない」と発言した事からドル売りとなるも、その後は週末を控えてポジション調整の動きからドルの買い戻しとなった。 ユーロドルは、1.3077まで上昇するも、1.2985へ下落。 ポンドドルも1.8891から1.8786まで一時下落するも1.8880の高値近辺を回復した。 ドル円は、102.97へ下落も一時103.77へ上昇となり、 荒い値動きとなった。 一方ユーロ円は、135.15まで上昇も134.39へ反落、ポンド円では、欧州の下落からは堅調に195.33へ上昇した。 またオージー円は、オージードルが0.7710まで弱含み、ドル円とともに荒れた値動きとなり、一時80.25−30まで上昇後、 79.75−80へ下落となり、再び80円00−10へ戻してNYを引けている。テイラー米財務次官は、「米貿易赤字の削減には諸外国の協力も必要」、「中国政府は更なる柔軟な中国人民元への移行に向けて土台を固めている。後は時間の問題である」と述べている。
01/28 |
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USD/YEN |
102.71 |
103.40 |
102.37 |
103.18 |
103.77 |
102.98 |
103.28 |
EUR/USD |
1.3045 |
1.3072 |
1.3017 |
1.3035 |
1.3080 |
1.2985 |
1.3037 |
EUR/YEN |
133.95 |
134.65 |
133.78 |
134.50 |
135.15 |
134.38 |
134.67 |
GBP/USD |
1.8894 |
1.8930 |
1.8844 |
1.8876 |
1.8902 |
1.8785 |
1.8880 |
EUR/GBP |
0.69025 |
0.69150 |
0.68960 |
0.69050 |
0.6929 |
0.6900 |
0.69055 |
USD/CHF |
1.1843 |
1.1866 |
1.1817 |
1.1863 |
1.1925 |
1.1821 |
1.1861 |
USD/CAD |
1.2374 |
1.2406 |
1.2365 |
1.2393 |
1.2470 |
1.2378 |
1.2390 |
AUD/USD |
0.7773 |
0.7803 |
0.7746 |
0.7747 |
0.7765 |
0.7708 |
0.7735 |
GBP/JPY | 194.07 | 195.33 | - | - | - | 193.61 | 195.01 |
AUD/JPY | 79.85 | 80.29 | - | - | - | 79.70 | 80.05 |
31日の東京市場は、週末に行われたイラク暫定議会選挙が比較的無事に終了したことや、月末の仲値不足からドル円はしっかりとした展開となり、一時103.70まで上昇した。ただし、上値では輸出企業のオファーが104円に控えているとの見方から、上値追いにも慎重なムードとなっている。一方ユーロドルは、1.3008から1.3036での動意の薄い展開となり、ポンドドルも金曜日の戻り高値からは、利食いに押され1.8841から1.8877でレンジ的推移となっている。一方ユーロ円は、134.70から135.04、ポンド円は、194.95から195.49、オージー円も80.05から80.23で、ドル円の上昇に堅調な展開となっている。 ロンドン市場では、全般的にドル買いが優勢になっており、ユーロドルは1.3024から1.2975まで下落。 ポンドドルは、英産業連盟の1月小売指数が予想外に悪化したことから、売りが強まり1.8784まで売られた。 一方ドル円は、ロンドン開始直後ショート・カバー気味に103.80まで上昇も、103.35−40へ弱含んだ。 またユーロ円は、ユーロドルの下落に134.46まで下落もその後ユーロドルの大口の買いから135.05近辺まで上昇した。 ポンドドルは195.51へ上昇後194.75−80へ下落、オージー円は79.97の安値から堅調な上昇となっている。NY市場では、この日発表された昨年12月の個人所得や1月のシカゴ地区購買部協会景気指数がともに予想を上回ったことがドルの支援材料となりドルは小じっかりの展開。 ただし、FOMCや週末のG7を控えて、全般的に小幅な値動きにとどまった。 ユーロドルは、1.3010−15から1.3058まで上昇も上値拡大とはならず、ポンドドルは1.8883へ上昇も1.8795−00へ下落して、その後1.88台を回復、ドル円は一時103.34まで下落も103.70近辺へ上昇したが、更に上値を拡大することが出来ていない。 一方クロス円では、ユーロ円が134.60−65へ下落後、135.28の高値をつけて乱高下気味。 ポンドドルは194.70から195.40−45でのレンジ推移ながら、小じっかりとなり、オージー円は、ロンドン安値からこの処上値を抑えていた80.30を越えて80.42まで上昇した。
01/31 |
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USD/YEN |
103.48 |
103.70 |
103.30 |
103.57 |
103.80 |
103.34 |
103.70 |
EUR/USD |
1.3042 |
1.3048 |
1.3008 |
1.3018 |
1.3058 |
1.2975 |
1.3038 |
EUR/YEN |
134.95 |
135.04 |
134.69 |
134.83 |
135.28 |
134.46 |
135.20 |
GBP/USD |
1.8877 |
1.8889 |
1.8835 |
1.8834 |
1.8883 |
1.8784 |
1.8830 |
EUR/GBP |
0.69080 |
0.69125 |
0.69010 |
0.69090 |
0.69385 |
0.68980 |
0.6924 |
USD/CHF |
1.1877 |
1.1910 |
1.1850 |
1.1892 |
1.1943 |
1.1861 |
1.1889 |
USD/CAD |
1.2392 |
1.2425 |
1.2382 |
1.2414 |
1.2446 |
1.2362 |
1.2400 |
AUD/USD |
0.7749 |
0.7749 |
0.7733 |
0.7743 |
0.7765 |
0.7719 |
0.7755 |
GBP/JPY | 195.01 | 195.51 | - | - | - | 194.70 | 195.27 |
AUD/JPY | 80.05 | 80.42 | - | - | - | 79.97 | 80.42 |
市場価格は独自調べとなりますので、市場レベルと異なるケースや後日修正を加えることがあります。