過去の市場概況
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2006年 |
2日は、主要国市場が休場だが、一部EBSでの商いがあった模様。 だいたいのレンジは、
ドル円 117.55−118.05 終値117.93
ユーロドル 1.1800−1.1867 終値1.1820
ポンドドル 1.7195−1.7250 終値1.7201
ドルスイス 1.3110−1.3148 終値1.3145
ユーロ円 139.10−139.71 終値 139.39
ポンド円 202.40−203.45 終値202.85
3日のアジア市場では、東京勢不在で材料難の中、新年からドル売り気味の展開となった。特にフィリピン・ペソが同国経済に対する強気のセンチメントに支えられ、対米ドルで2年半ぶり高値となる1米ドル=52.615ペソまで上昇したことや台湾ドルと韓国ウォンも、国内株式市場で外国人買いが増えるとの期待から上昇したことで、ドル円は117.89から117.09へ下落。 ユーロドルは1.1814から1.1910まで上昇した。 またポンドドルも1.7188から1.7315、ドルスイスも1.3061から1.3160へ上昇した。 一方クロス円は比較的サイド・ライン的動向となり、ユーロ円は139.13から139.57、ポンド円は202.38から203.11、オージー円は86.18から86.56での推移となった。 ロンドン市場では、アジア市場の流れを受け継ぎドル売り気味の展開となり、 NY市場でも2月のISMM製造業景気指数が予想以上に低下したことやFOMC議事録で、米利上げが最終局面を迎えていることが明らかになったことで、ドル売りが加速した。 ユーロドルは、中東筋やファンド筋の買いで、1.1862から1.2031まで大きく上昇。 ポンドドルも1.7253から1.7464まで上昇し、ドル円はアジア筋やIMM筋主導の売りに、117.57から116.01まで急落となった。 一方クロス円は商いが薄い中、サイド・ライン的な動向となり、 ユーロ円は休み中の138.90から139.85での揉み合いレベルを継続、ポンド円も202円前半から203円前半のレンジ、オージー円は一時85.70まで下落したが86円前半との揉み合いで推移した。
4日の東京市場は、ニューヨーク市場でのFOMC議事録後の相場地合いを受け継いで、ドル円は116.31から115.61まで下落したが、下値では、本邦輸入企業やマクロ系ファンドの利食いのドル買いが控え、下げ止まりを見せた。ユーロドルは、シカゴ筋の買いから、1.2006から1.2084まで上昇したが、利食いに上値を押さえられた。 またポンドドルも1.7464から1.7531まで上昇した。 一方クロス円は引き続き欧州通貨とドル円の動きに翻弄されるのみで、サイド・ライン的な動向が継続して、ユーロ円は、139.41から139.94での動向、ポンド円も202.38から203.20、オージー円は85.72から86.22、NZ円は79.23から79.78でChoppyな動向となっている。ロンドン市場では、米カリフォルニア湾でマグニチュード6.7の地震発生とのニュースからドル売りが強まった。 NY市場でも、昨日の地合を引き継ぎドイツ経済成長率の上昇修正観測や米金利の低下を受けて、更に大きくドル売りが強まる展開となった。 ユーロドルは、1.2042から1.2145まで上昇し、ポンドドルも1.7484から1.7618まで上昇した。 またドル円は、クロス円が顕著なことからレンジ推移となり、115.83から116.46で神経質な揉み合いとなった。 一方クロス円は引き続き年初のキャリートレードの構築から全般的に堅調な推移となり、ユーロ円は139.60から140.77へ上昇、ポンド円も一時204.76、オージー円も86.88まで上昇した。 また早朝にNZ11月の貿易収支が発表となったが、12.1億NZドルと予想や前回を上回ったことから、NZ円は、NY高値の80.04からは、一時79.55−65へ値を下げた。
5日の東京市場は、本邦輸入企業や本邦証券筋からオージー円、NZ円の円売りで、ドル円は116.06から116.47まで上昇したが、戻り売りに押され、欧州勢参入後はユーロ円の償還に絡む売りで115.76まで下落した。 ユーロドルは、昨日の上昇から利食いに押されて1.2121から1.2093まで下落し、ポンドドルも1.7584から1.7542へ値を下げた。 一方クロス円は当初堅調な動向もドル円の下落に午後になって値を下げた。 特にユーロ円は、ユーロ債の償還玉と見られる売りから、140.88から140.00まで急落となり、 ポンド円も204.55から203.25、オージー円は86.97から86.49まで下落した。引き続き海外からのアジア通貨買いが出ている模様。 ロンドン市場では、好調な英12月サービス業購買担当者景気指数やドイツの11月製造業受注にも関わらず、ポジション調整的なドル買い気味となった。 NY市場では、週末の米雇用統計を前に、新規失業保険申請件数の2000年9月以来の減少やISM非サービス業業況指数への反応も薄く、ドルは軟調なレベルを継続した。 ユーロドルは、1.2067から1.2115、ポンドドルは、1.7487から1.7583での推移となり、ドル円は、東京時間の安値から116.43まで反発も、中国の外貨準備の多様化観測を受けて115.81まで下落した。 一方クロス円も東京での下落からは反発気味の展開となるも、総じてレンジ的な揉み合いとなった。 ユーロ円は、140.03から140.71での推移となり、ポンド円は203円から204円での揉み合い、オージー円も86.42に安値からは、87円を前に揉み合い的な相場となっている。 ただし、大幅なIVY ISM指数の下落を受けて、ドル・カナダが1.1650まで急上昇したことから、カナダ円は、一時90.45−50まで急落した。
6日の東京市場は、米雇用統計を控えた様子見の相場。 ドル円は、朝方はNYの引け味から安い展開も本邦輸入企業や機関投資家からの買いで、115.79から116.27まで上昇したが、更に上値を追従する向きに薄く、その後は116円前半で揉み合いとなっている。 ユーロドルも1.2078−1.2127での揉み合い気味の中、利食いに押される展開となり、ポンドドルは1.7522から1.7564での推移となった。 またクロス円も朝方はドル円の上昇に値を上げたが、揉み合い的な動向は変わらず、ユーロ円は140.27から140.57、ポンド円は203.40から203.86、オージー円は、86.51から86.80での推移となっている。 また、直近悪い経済指標が出た、NZ円とカナダ円は、79.35から79.75、99.58から99.94で弱保合的な相場推移となっている。 ロンドン市場では、米国の12月雇用統計の発表待ちで、取引手控えムードが強く、小動きの状態となった。NY市場では、注目の米雇用統計は、非農業部門雇用者の増加数が予想を大幅に下回ったことから、ドル全面安の展開となった。ユーロドルは、1.2085から1.2185へ急上昇したが、その後は1.21ミドル水準で揉み合った。 ポンドドルは、1.7515から1.7721へ上昇して、1.77台で引け、ドル円は、スノー米財務長官の更なる人民元改革を求める発言もあって、116.30から115.00を素通りして、114.22へ急落となった。 またドル円の下落を受けて、総じてクロス円も大きく値を崩し、ユーロ円は140.49から138.88、ポンド円は、204.00から202.11、オージー円は86.85から85.98下落した。 またNZ円は、78.90の安値をつけ、カナダ円は98.00、スイス円も90.01の安値まで下落kして、安値圏での引けとなっている。
9日のアジア市場では、東京勢不在の中、 先週の流れを引き継ぎ円が買われる展開が継続した。 ドル円は114.58への戻りから113.76まで下落となり、その後ショート・カバー気味に114.30まで反発も、戻り売りに阻まれた。 また ユーロドルは動意が薄い中、利食いに上値が重く1.2156から1.2105、ポンドドルも1.7725から1.7677まで値を下げ、ドルスイスは、1.2692から1.2728へ値を上げた。 一方クロス円は円の堅調さから相対的に値を下げ、ユーロ円も139.16から138.16まで値を下げ、ポンド円も201.45、オージー円は85.67の安値まで値を下げた。ロンドン市場では、バーゼルでのBIS総裁会議に出席中の福井日銀総裁が「消費者物価はわれわれの基本的なシナリオに沿って正しい方向に進んでいる」との発言を受けて円が買われる展開となったが、NY市場では、谷垣財務相が「為替相場を注視する必要がある」と述べたことや、メドレーレポートが「米連銀は少なくともあと2度の利上げを実施する」との見方を示したことで、ドルが買い戻された。 ただし、ホーニグ・カンザスシティー連銀総裁が「現在のFF金利4.25%は中立水準レンジの下限」と述べたことで、引けにかけてドルが売られた。 ユーロドルは、1.2117から1.2053へ下落、ポンドドルも1.7698から1.7627へ値を下げ、ドル円は、113.92から114.77まで一時上昇したが、114.20−25まで下落後、114円ミドルで終了した。 一方クロス円はドル円の反発にロンドンの安値圏からは、戻り歩調となり、ユーロ円は137.67から138.42へ反発、ポンド円も202.60へ値を戻し、オージー円も86.35へ反発した。
10日の東京市場では、5−10日の仲値不足や本邦輸入企業からの買いで、ドル円は114.44から114.74まで上昇したが、その後は114.33まで利食いに押された。 ユーロドルは、1.2089から1.2036まで軟調推移となり、ポンドドルも1.766から1.7622まで下落した。 一方クロス円はドル円の上昇に値を戻すも、高値を維持できていない。 ユーロ円は、138.50から137.82まで下落、ポンド円も202.61から201.66、オージー円も86.39から85.67、NZ円も79.54から78.97、カナダ円は98.24から97.88へ下落した。ロンドン市場では、ドイツ1月のZEW景気期待指数が予想を上回って上昇したことで、ユーロ買いが優勢になった。ただし、NY市場では、材料難の中、相場は保合的な動向となった。 ユーロドルは、1.2110から1.2041まで値を下げたが、東欧中銀の買いが下値を支えた。 ポンドドルも1.7701から1.7628へ下落し、ドル円は114.11から114.69まで上昇した。 一方クロス円も全体的にレンジ的な推移となった、若干アジアからは下値を切り下げる展開となり、ユーロ円は137.80から138.35、ポンド円は201.54の安値、オージー円は85.56の安値をつけた。
11日の東京市場は、ドルが堅調な形となった。 ドル円では、安値の114.35から堅調な展開が継続したが、11月日本の景気動向指数が予想通りと発表された後、ストップ・ロスへの買い仕掛けで114.90まで上昇した。 ユーロドルは、1.2050から1.2076で小動きの推移となり、ポンドドルも1.7609から1.7646での推移となった。 一方クロス円はドル円の上昇に値を上げる展開となり、ユーロ円は137.94から証券会社の買いで、138.54まで上昇、ポンド円も201.55から202.32、オージー円も85.58から86.15、NZ円は79.19から79.69まで上昇した。 ただし、高値は維持出来ていない。ロンドン市場では、イギリスの11月貿易赤字が大幅に拡大したことを受けてポンドが全面安となったが、NY市場では、イラン核問題の再燃からドル売り気味のとなり、スイス中銀のロス総裁の利上げ示唆発言が、ドル売りに拍車をかけた。 特にドルスイスは、1.2845から1.2717まで下落し、ユーロドルも1.2046から1.2145まで上昇した。 またポンドドルは、ロンドンでの1.7521まで急落からは、1.7671へ反発し、ドル円は114.86から113.91まで下落したが、下値はバーゲン・ハンティングの買いに阻まれた。 一方クロス円は、まちまちとなったが、当初軟調な展開から反発地合となった。 ユーロ円は137.92の安値から138.49へ上昇、ポンド円も一時200.57の安値まで急落したが、その後は201.45−50まで反発した。 またオージー円は、86.36まで堅調な上昇となり、NZ円も79.69へ上昇した。
12日の東京市場は、海外市場でのドル売りの流を受けて、ドル円は114.37から113.83まで下落。 ユーロドルも1.2124から1.2160まで上昇した。 一方ポンドドルは、英中銀MPCを控えて1.7652から1.7678で小動きとなった。 またクロス円では、当初は比較的堅調な流となったが、その後は値を落とす展開となった。 ユーロ円は138.90へ上昇も、その後は138.30まで下落し、ポンド円は201.07から201.89で推移。 またオージー円は、12月の就業者数が予想を下回ったものの、オージードルが堅調に推移したことで、86.38まで堅調に推移した。ロンドン市場では、英MPC,ECB理事会やトリシェECB総裁の会見を控えて、投機的なドル売りが強まった。 特にドル円は113.50の安値まで急落となった。 またNY市場では、英MPC及びECBが金利を据え置いたことや米貿易収支が改善を見せたことことで、ドルの買い戻しの日となった。 ユーロドルは、トリシェECB総裁発言がハト派的発言であったことから、失望感を増して、ロンドの高値1.2163から1.2006まで急落となり、ポンドドルも好調な11月英製造業・鉱工業生産を受けて上昇した1.7725の高値から1.7580まで急落となった。 またドル円はロンドンでの反発を113.97に限定して、米貿易収支発表後113.41まで下落したが、その後は114.45まで反発した。 一方クロス円では、全般的に値を下げるもドル円の回復に下値は維持した。ユーロ円は138.54から137.12へ急落後、137円ミドルへ反発して引け、ポンド円も一時200.71へ下落、オージー円も85.56へ値を下げたが、引けベースでは201円前半、85円後半へ値を戻した。
13日の東京市場は、輸入企業のドル買いや韓国中銀による介入の実施を受けて、114.31から114.80まで上昇したが、引き続き戻り売りに上値を抑えられた。 ユーロドルは、ショート・カバーから1.2028から1.2067まで上昇、ポンドドルも1.7596から1.7654へ値を上げた。 一方ユーロ円も、ドル円の上昇に137.63から138.34まで上昇したが、上値は戻り売りに抑えられ、 ポンド円は201.14から202.04へ上昇、オージー円も85.76から86.18へ堅調な展開となった。1月16日にユーロ債の償還、利払いが予定されているとの話しがあり、ユーロ円の上値を押さえている模様。ロンドン市場では、米指標待ちと週末ということで、取引手控えムードが強く、全体的に小動きとなった。 NY市場では、米12月の生産者物価指数の伸びが予想を下回り、インフレ抑制を示す経済指標が続いたことから、ドル売りとなった。ユーロドルは、ドイツ連銀総裁の「ユーロ圏経済は未だに不安定」との発言によって、一時1.2036まで値を下げたが、トリシェECB総裁のタカ派発言に1.2145まで上昇した。 ポンドドルも1.7646から1.7780へ上昇、ドル円はスノー米財務長官の外国中銀の外貨準備の多様化を容認する発言から、114.76から114.15まで値を下げて安値圏で引けた。 一方クロス円は、欧州通貨の上昇で、総じて堅調な動向となり、ユーロ円は、138.01から138.75へ上昇、ポンド円も一時203.32、オージー円は86.30、NZ円は79.84まで引け際に値を上げた。 またスイス円は、89.10−20から89.47−57での推移、カナダ円は98.88から98.26まで値を下げた。
16日の東京市場は、朝方から先週金曜日のドル売りを引継ぎ、ドル円は、マクロ系ファンド、中東筋、本邦資本筋の売りで、114.25から113.79まで下落したものの、本邦輸入企業からの押し目買いで下げ渋り、114.51まで反発した。ユーロドルも1.2140から1.2175まで上昇したものの、得たいが知れない戻り売り圧力が強く1.2134まで反落した。 またユーロ円は138.46から139.04まで堅調に上昇し、ポンド円も202.33から203.28、オージー円も86.11から86.44まで値を上げた。 海外市場では、材料難の中、円安、ポンド安の動きが全般的なドル高につながった。ドル円は、ライブドア事務所への強制調査に着手したとの報道から日経平均ことを嫌気して、海外投資家からの円売りで114.33から115.12へ上昇したが、NY市場がキング牧師の記念日で休日であることから、更に上値を追う動きとはならなかった。ユーロドルは、1.2154から1.2107へ下落、ポンドドルは、2月生産者出荷価格が予想を大きく下回り、12月生産者投入価格が前月比+17.2%と1991年の調査開始以来の最大の数字となったことで、英企業の収益性にマイナス要因となるとの見方から、1.7764から1.7640へ大きく値を下げた。 一方クロス円は、引き続き金利差から堅調な推移となり、ユーロ円は138.85から139.43へ上昇、オージー円は、86.73、NZ円は、80.29−37まで上昇した。 またポンド円は、一時ロンドンで203.51の高値をつけたが、悪材料から乱高下気味となり、202.68−78へ値を下げた後は、このレンジ内での揉み合いとなっている。 その他イラン情勢緊迫化を背景に金価格は25年ぶりの高値水準で推移、1オンス=562.10ドルで引け、カナダの選挙の行方は、野党保守党の勝利がほぼ確実視されており、カナダドル買いに繋がっており、カナダ円は99.33まで上昇した。
17日の東京市場は、日経平均株価が弱含みに始まったことを受けて、ドル円は114.94から115.28まで強含んだが、上値では、本邦輸出企業からの売りが抑え、114.57まで反落した。 ユーロドルは、1.2128から1.2075まで下落したが、その後欧州勢参戦後1.2139まで反発。ポンドドルは1.7641から1.7700で小動きとなった。 一方ユーロ円は139.52から139.05へ下落、 ポンド円も203.45から202.66へ値を下げた。 またオージー円は、86.47から86.83、NZ円は、79.68から80.18、カナダ円は98.92から99.48で堅調な推移となった。 また日経平均株価は、15,805.95円の462.08円安で終了した。ロンドン市場では、東京のドル売りからドルの買い戻しが優勢になったが、英12月の消費者物価指数が予想を下回ったことで、ポンドは売られ気味の展開となった。 NY市場では、12月設備稼働率がほぼ5年ぶりの高水準になったことから、ドル買いが先行した。ユーロドルは、1.2142から1.2051へ下落したが、中銀のビッドが支えた。 ポンドドルも1.7698から1.7587へ値を下げた。 ドル円は、日経平均株価の大幅下落を受けて、海外でも買いが強まり、一時114.65から115.94まで上昇した。 一方クロス円は円売りから堅調な展開となり、ユーロ円は、139.10から139.94まで上昇、ポンド円は204.36、オージー円は87.08、カナダ円は99.72、スイス円は、90.31の高値まで反発した。 ただし、NZD円は、NZDドルが0.69を一時割り込んだがことから、80.18の高値からは79.53まで軟化した。
18日の東京市場は、日経平均株価下落の746円安を受けて、ドル円は、115.37から115.90まで上昇したが、本邦輸出企業からの売り圧力が強く、また株価の下げ止まりを見ての投げ売りが出て115.18まで下落となった。ユーロドルは、1.2075から1.2119まで上昇、ポンドドルも1.7617から1.7680へ上昇した。 一方ユーロ円は、一時140.12まで上昇したが、ドル円の下落に139.42へ反落、ポンド円も204.46から203.29、オージー円も86.94から86.25、NZD円79.84から79.35へ値を下げた。ロンドン市場では、日本株の下落を材料にできたドル買いの修正的な動向となった。 NY市場では、米消費者物価指数がインフレ抑制を示す内容となったことから、ドルの上値が重い状況が継続した。 ユーロドルは、「スマギECB専務理事がユーロ圏の金利水準は低すぎると発言した」との報道がながれ1.2162まで上昇したが、その後否定されたことから1.2070へ下落した。 またポンドドルも1.7702から1.7587へ値を下げ、ドル円は114.80から115.44での推移となった。一方クロス円は、東京市場からの軟調な展開を継続して、ユーロ円は139.22まで下落、ポンド円も202.79、オージー円は85.90の安値をつけた。 またカナダねは大きく98.13まで値を下げた。
19日の東京市場は、仲値不足やショートカバーとみられる買いで115.18から115.48まで上昇したが、調整的な戻り売りに押された。 ユーロドルは、1.2077から1.2124で保合気味、ポンドドルも1.7568から1.17630で推移した。 一方クロス円は、欧州通貨安気味から軟調で、ユーロ円は139.70から139.25へ下落、ポンド円も203.35から202.40、オージー円も86.30から85.89へ値を下げた。 NZD円は、79.22から78.43まで大きく値を下げている。ロンドン市場では、日本株の反発を受けてクロス円の全般的な売りが優勢になったが、ドル円の下落というより、欧州通貨の下落が目立った。 NY市場では、約5年半ぶりの低水準に減少した新規失業保険申請件数を受けてドル買いとなったが、低調な住宅指標やビン・ラディン容疑者の新たな米テロ攻撃警告を受けて、一時ドル売りが進んだが、更なる大きな動向とはならなかった。 ユーロドルは、一時1.2055まで下落も、その後1.2126へ上昇、ポンドドルも1.7528から1.7636へ上昇した。 一方ドル円は、一時114.93まで下落も、下値でのビッド意欲が強く、クロス円のショートカバー気味の上昇から、115.58まで上昇して高値圏で引けた。 またクロス円は全般的にロンドン市場で大きく値を下げたが、その後は比較的堅調な反発を見せた。 ユーロ円は138.82から139.69へ上昇、ポンド円は202.04へ値を下げたが、203.30−40へ反発、オージー円も85.66から86.40へ値を回復した。またこの日NZ準備銀行の日本の投資家を対象にした警告を受けて、大きく急落したNZD円は、一時77.91まで下落も、78.70−80へ値を戻した。
2006年01月20日(金)
20日の東京市場は、5−10日の仲値不足からドル円は、115.41から115.68まで上昇したが、本邦輸出企業からのドル売りオーダーが115円後半に控え上値を抑えた。 また福井日銀総裁が量的金融緩和解除に前向きな発言を行なってことで、115.24まで下落した。 ユーロドルは1.2098から1.2063まで軟調な推移となり、ポンドドルは1.7550から1.7585で小動きとなった。 またユーロ円は139.75から欧州勢の売りで139.29まで軟調に推移し、ポンド円は、202.48から203.29、オージー円は、86.11から86.59で推移となった。ロンドン市場では、スウェーデン中銀の利上げを受けて、対スウェーデンクローナなどでユーロ売りが出たことから、ドルが全般的に買い戻しさたが、イランが海外口座からの資産移転を開始したとの報道をきっかけにドル売りが強まった。 また昨日同様ロンドン市場では、強いクロス円の売りが観測さらた。 一方NY市場では、ミシガン消費者物価指数が景況感の改善を示したことから一時ドルが買われたが、 地政学リスクを受けた原油高騰や企業業績への不安から米株式市場が200ドルを超える大幅下落となったことから、ドルが売られて週末の取引を終了した。 ユーロドルは、1.2080から1.2040へ急落後、1.2142へ上昇、ポンドドルも1.7536から1.7742へ上昇して引けた。 またドル円は、クロス円との取引に挟まれて揉み合い的となり、114.96から115.52ないでの取引となった。 一方クロス円はロンドンの安値から、オセアニアを除いて買い戻しとなり、ユーロ円は139.02から139.96へ上昇、 ポンド円も202.35から204.25上昇、スイス円も90.35の高値をつけた。 またカナダ円は、カナダドルが11月卸売売上の悪化にも関わらず、商品市況の上昇から1.1514まで下落したことで、98.83から大きく100.21まで上昇し、カレンNZ財務相の「売出債が鈍化しなけば日本の当局と交渉」との発言から軟調な推移となったNZD円は、78.86から78.20へ値を下げ、オージー円は、86.06から86.63で揉み合い気味となった。
23日の東京市場は、ドル円では、早朝は日経平均株価下落を受けて115.31まで強含みに推移したものの、ユーロドルの急上昇を受けて、114.47まで逆に急落となった。ユーロドルは、先週からの地政学リスクや1.2200−20のオプション・トリガーをつける仕掛けで、米系証券、中東勢からの買いで1.2142から1.2262まで強い上昇となり、ポンドドルも1.7724から1.7819へ上昇した。 またユーロ円もユーロドルの上昇に、139.71から140.82まで大きく上昇したが、戻り売りに140.20−25へ反落し、ポンド円は204.63の高値をつけたが、オージー円は、86.10から86.50での蚊帳の外となった。ロンドン市場では、東京市場の調整的な動向となり、円の買い戻しとなったが、ガイトナーNY連銀総裁の米経常赤字に関する発言を受けて、ドル売りとなった。 NY市場では、大きな指標の発表がないことから、イッシングECB理事やオーストリア中銀総裁などの利上げを示唆する発言を受けて、ドル売りが継続した。 ユーロドルは、1.2225から1.2312まで上昇、ポンドドルも1.7748から1.7883へ値を上げ、ドル円は114.79から114.15まで下落したが、アジア中銀や本邦輸入筋の買いで下げ止まり、一時114円70台へ回復した。 一方ユーロ円は、ロンドンで140.13まで調整もユーロドルの上昇に141.04まで上昇、ポンド円も204.91の高値をつけた。 またユーロ円に同調してスイス円も91.16の高値をつけたが、オセアニアクロスは、軟調なレンジを継続し、カナダ円も99.19まで値を下げた。
24日の東京市場は、日経平均株価の上昇にも関わらず、ショート・カバーや本邦輸入企業の買いで、114.33から114.80へ上昇した。 ユーロドルは、1.2325まで上昇も直近の買われ過ぎから利食いに押され、1.2281へ反落した。 ポンドドルは1.7841から1.7871で小動きな推移となった。 一方ユーロ円は、投機筋の買い仕掛けで140.60から141.07へ上昇、ポンド円も204.28から204.75へ上昇したが、NZD円はファンド筋の売り仕掛けで78.35から77.87へ大きく下落。 オージー円も86.32から86.05で軟調な推移となった。 また総選挙の結果が発表されたカナダ円は、99.41から99.66で揉み合いの展開となった。ロンドン市場では、米国経済指標の発表がなく、手掛かり難から全体的に小動きとなり、NY市場でもドイツIFO指数や来週のFOMCを前に、方向感の薄い展開となった。 ユーロドルは、オーストリア財務相の欧州景気に対する楽観的な見通し発言を受けて、一時1.2301まで反発したが、上値では東欧やアジア中銀の売りに押さえら、1.2257まで値を下げた。ポンドドルは、1.7806から1.1796での動向となり、ドル円は114.39から114.78での揉み合いとなった。 一方ユーロ円はロンドンで、人民元の思惑から140.95から140.40まで値を下げたが、140円後半へ反発、ポンド円も204.14まで値を下げるも一時205.13まで反発した。 またその他のクロス円は小動きで、オージー円は85.75まで値を下げたが、86円台前半へ回復。 NZD円も77.50処で下げ止まりを見せた。
25日の東京市場は、5−10日の仲値不足やオセアニアの起債絡みのビッドで、ドル円は114.70から短期のモメンタム系ファンドのショート・カバーを伴って115.27まで上昇した。 ユーロドルは、1.2281から1.2252へ地政学リスクの減少を受けて利食いに押され、ポンドドルは1.7823から1.7850での狭いレンジの推移となった。 一方ユーロ円は本邦資本筋の買いから140.80から141.40まで上昇したが、投信の利食いに上げ渋りとなり、ポンド円は204.62から205.40へ上昇、オージー円も86.17から86.54、NZD円も78.23から78.65へ上昇した。注目のライブドアの株式は155円で寄り付き、一時164円まで上昇したが、大引けは137円の安値引けとなった。 ロンドン市場では、ドイツの1月IFO業況指数が2000年5月以来の高水準となったことや英国の第4四半期GDP速報値が予想を上回ったことからドル売りとなった。 しかしNY市場では、特に大きな材料がない中、メドレーリポートで、次回FOMC声明で追加利上げの必要性を示す可能性あると示唆されたことから、債券金利の上昇を受けて、一転してドル買い戻しとなった。 ユーロドルは、1.2324まで上昇したが、その後1.2235まで大きく下落となり、ポンドドルも1.7935から1.7828へ下落した。 またドル円は、114.64から本邦年金筋などの買いを受けて、一時115.99まで上昇した。 一方クロス円はドル円の上昇で全般的に大きく反発となり、ユーロ円はロンドンFIXでの大口買いを受けて、141.02から142.05へ値を上げ、ポンド円は207.21、オージー円は87.29、NZD円は79.70、カナダ円は100.82、スイス円は91.78まで上昇した。
26日の東京市場は、日本の12月の貿易黒字減少を受けて、ドル円は115.88まで上昇したが、116円付近での本邦輸出企業、オプション絡みの大量のドル売りオーダーに上値を抑えられ、利食いが優勢となり115.45まで反落した。 ユーロドルは、1.2238から1.2269、ポンドドルは1.7848から1.7848で揉み合い気味の展開となった。 一方ユーロ円も141.60から141.85で小動きに終始し、ポンド円は206.12から206.66、オージー円は86.98から87.29で若干昨日の大きな上昇からは利食い気味の相場展開となった。また金利据え置きを発表したNZD円は、ボラード・ニュージーランド準備銀行総裁の「このサイクルでの更なる利上げを予想しないが、利下げもない」との発言に89.24から79.63で堅調さを維持した。ロンドン市場では、ファンド筋からの堅調なクロス円の買いが入り、全般的にドル買いとなった。 NY市場でも米12月の耐久財受注や米債券利回りの上昇を受けてドルの買い戻しが継続した。 ユーロドルは東欧中銀筋やモデル筋の売りに押されて1.2266から1.2200まで下落、ポンドドルも1.7889から1.7779へ値を下げた。 またドル円は115.55から116.53まで上昇し、ユーロ円も141.58から142.30へ上昇、 その他クロス円もこのところの売られ過ぎからの買戻しが進んで全面高となり、ポンド円は207.64、オージー円は87.65、NZ円は79.80、カナダ円は101.31の高値をつけた。
27日の東京市場は、日本の消費者物価指数の上昇を受けて、ドル円は本邦輸出企業の売りで116.58から116.12まで下落したが、起債絡みの円売り圧力が強く、下げ渋り116.50まで反発した。ユーロドルは1.2192から1.2225で神経質な動向となり、 ポンドドルも206.57から207.32、オージー円は87.29から87.62で推移した。 一方NZD円は、S&Pがニュージーランドの格下げのリスクが高まっているコメントを発表したことで、79.63から78.56まで急落となった。 今夜は米第4四半期GDPの速報値の発表があり、来週31日の米FOMCを前に重要と見られ注意が必要。 現状FOMCでは、利上げは一定の織り込みも、それ以降利上げ継続を匂わすコメントが声明に織り込まれるかが注目だが、もし特別のコメントがないようなら注意。 3月28日のバーナンキ新FRB議長就任後の最初のFOMCを前に、ドル・バッシングが開始されるリスクとなる。ロンドン市場では、スイスの1月KOF景気先行指数が予想を下回ったことを受けて、ドルスイスからドル買いとなった。 NY市場では、注目の米第4四半期のGDP速報値が3年ぶりの低水準に落ち込んだことから、ドル売りとなったが、GDPの低下は、一時的との見方やデフレーターの上昇、や新築住宅販売件数の予想以上の増加を受けて、大きなドルの買戻し相場となった。 ユーロドルは、旧正月を控えた中国系の手仕舞い売りで1.2236から1.2086まで大きく値を下げ、ポンドドルも1.7878から、1.7667まで値を下げ、ドル円は、116.27からファンドのショート・カバーから117.45へ上昇した。 一方クロス円は、ドル円の上昇や買戻しを受けて、全般的に値を上げた。 ユーロ円は一時142.45まで上昇したが、上値では本邦からのレバトリの売りが頭を押さえ141.74まで下げたが、ユーロドルの下落に値を圧迫された。ポンド円も一時208.31へ上昇、引けにかけて207.20まで弱含んだ。 またオージー円は来週の起債絡みの買いから、88.18まで上昇し、 悪材料の出たNZD円は、78.88から80.03まで大きく値を回復。 またカナダ円は102.26の高値をつけたが、やはり悪材料の出たスイス円は、91.81から値を伸ばせず、91.25まで値を下げた。
30日の東京市場は、ドル円は本邦輸出企業からの売りで117.28から117.01まで下落も、本邦証券筋による外貨建て投信設定絡みのドル買いで、底堅く117.47まで上昇した。 ユーロドルは動意に薄く、1.2085から1.2110での推移となり、ユーロ円は、一時141.56まで下落も、 その後は142.18まで上昇し、クロス円は全般的にしっかりとした展開から、ポンド円は206.95から207.61、オージー円は87.70から88.15、NZ円は79.58から80.14まで上昇した。 ロンドン市場では、材料難の中、米系証券ら円売りが目立つ形なり、 NY市場では、米12月のコアPCE価格指数が低水準に留まったことから、ドル売り気味となるも、 FOMCを前に動意の薄い展開となった。 ユーロドルは、下値のファンド筋の買いから1.2064から1.2115で推移。ポンドドルも1.7636から1.7716での推移となり、ドル円はシカゴ筋やカストディアンの買いから117.38から117.81で堅調に推移した。 一方クロス円はドル円の上昇に総じて堅調で、ユーロ円は141.92から142.33、ポンド円は208.30の高値をつけ、 オージー円は88.32、NZ円は80.32、カナダ円は102.92まで上昇した。
31日の東京市場はFOMCを控えて動意の薄い展開。 ドル円は月末仲値に向けて外貨建て投信設定、外債起債などの円売りから117.79まで上昇したものの、本邦輸出企業からのドル売りで117.49まで反落したが、その後はこのレンジ内で揉み合いの展開。 ユーロドルは、1.2078から1.2105で神経質な展開が継続して、ユーロ円は142.15から142.38、ポンド円は207.79から208.19、オージー円は88.00から88.36、NZD円は、79.95から80.29、カナダ円は102.42から102.74で堅調ながら神経質な展開を継続した。ロンドン市場では、FOMCを控えてポジション調整のドル売りとなった。 NY市場でも、債券利回りの低下から、ロンドンからのドル売りが継続したが、 注目のFOMCでは、0.25%の金利引上げが予想通り実施され、声明が強気との見方から、債券利回りが上昇に転じたことから、ドルの買い戻しとなった。 ただし、新FRB議長のバーナンキ氏の政策不透明感からは、更にドルを買い戻す動きには繋がらなかった。 ユーロドルは、1.2089から1.2190まで上昇したが、FOMC後に1.2120まで下落となったが、引けでは1.2150台を回復した。 ポンドドルは、1.7690から1.7859の推移。 ドル円は、116.68まで一時下落となったが、 FOMC後に117.56へ上昇。 その後は117.15−20が底堅く下落は進んでいない。 一方クロス円は全般的にロンドの市場で値を崩したが、FOMC後は強い反発となり、ユーロ円は141.62から142.68へ上昇、ポンド円は209.04、オージー円は88.97、NZD円は、80.54まで上昇した。 またドルカナダは、強い11月GDPを受けて、 1.1375まで下落したことから、カナダ円も一時103.16まで上昇した。