過去の市場概況

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 最新

 2日の東京市場は、予想を上回った9月日銀短観にも、ドル円は117.87までしか下げず、下落を待っていた下値の買いから、118.30のストップ・ロスをつけて、一時118.40まで上昇した。 ただし、118.50にはオプションの防戦が控え、上げどまりとなっている。 ユーロドルは、1.2662から1.2689での小動き、 ポンドドルは1.8688から1.8752での推移となっている。 一方クロス円もドル円の上昇に堅調で、ユーロ円は149.50から150。03、ポンド円は220.59から221.55、オージー円は87.85から88.19での推移となった。ロンドン市場では、欧州委員会四半期報告で強気の経済見通しが示されたことや英9月製造業購買担当者景気指数が予想外の上昇となったことで、全般的なドル買いとなった。 NY市場では、注目の米9月ISM製造業景気指数が2005年5月来の低水準となったことで、更にドル売りが際立った。 ユーロドルは、1.2668から1.2759まで上昇、ただし、上値はオプションの防戦に抑えられた。ポンドドルは、1.8692から1.8877へ上昇し、ドル円は118.39からISM発表前から50を割り込むとの噂で117.53へ値を下げた。 一方クロス円は総じて揉み合いだが堅調で、ユーロ円は149.76から150.24へ値を上げ、ポンド円は222.10の高値をつけた。 またオージー円は、87.98から88.19での揉み合いを繰り返した。

 3日の東京市場は、尾身財務相発言を受けてドル円は117.74から上値が重く、欧州中銀によるユーロ円のレベルチェックの噂から117.38まで下落となった。 ユーロドルは1.2735から1.2766で堅調推移、 ポンドドルも1.8861から1.8886での推移となった。 一方クロス円は全般的に堅調も、ユーロ円は一時150.12まで上昇も、レートチェックに噂から、149.61まで値を下げた。 その他ポンド円は221.69から221.11、オージー円も87.71から88.10での小動きとなった。ロンドン市場では、「北朝鮮外務省が声明、核実験を実施すると表明」との報道を受けて円売りが進んだ。 NY市場では材料が薄い中、「連銀は米景気の大幅減速を予想している市場の反応に驚いている」とのレポートが話題となったが比較的動意は薄かった。 ユーロドルは、中東諸国の中銀が外貨準備を金からユーロへ変換したとの観測から堅調で、1.2720から1.2753d推移、ポンドドルは1.880から1.8899で推移した。 またドル円は北朝鮮の話しが尾を引き、117.51から117.96でしっかりとした展開となった。一方クロス円はまちまちの動向となったが、ユーロ円は149.59から150.25で揉み合い気味。 ポンド円はポンドの上昇に、久々の222.74の高値まで上昇したが、オージー円は軟調な金価格をうけて、87.54まで値を下げた。 

 4日の東京市場午前の取引は、極東の地政学的リスクや上値のストップ・ロス狙いで、ドル円は117.91から118.22まで急上昇したが、上昇はここまでその後117.87まで調整した。 ユーロドルは、1.2714から1.2739まで上昇し比較的に堅調な推移、 ポンドドルも、1.8834から1.8884での推移となった。 一方クロス円も揉み合い気味で、ユーロ円は150.08から150.47まで上昇したが、オプションの防戦に妨げられ、その後149.98まで下押しした。 その他オージー円は87.89から87.57へ下落、NZD円は77.45まで下落したがその後急上昇気味に77.72へ値を上げ、カナダ円は105.30から104.77、ポンド円の昨晩の流れから、一時222.88の高値をつけたが、 その後は222.26まで値を下げた。ロンドン市場は、 米経済指標を前にポジション調整のドル買い戻しが優勢となった。 NY市場では、9月米ISM非製造業景況指数が2003年来の低水準となった事や、米9月ADP全国雇用指数の悪化、米小売大手ウォルマートの売上高の減速、米ヘッジ・ファンドの損失が増加しているとのWSJのニュースにも、米経済のソフト・ランディング期待からドルは大きく売り込まれていない。 ユーロドルは、1.2667から1.2717まで上昇、ポンドドルは1.8786から1.8867へ上昇し、ドル円は118.29から117.83まで値を下げた。 一方クロス円はまちまちだが、ユーロ円は150.09から149.46へ下落、ポンド円も221.82まで値を下げたが、オージー円は堅調に87.65から87.98まで値を上げ、NZD円も一時78.30近辺まで上昇した。 ただし、カナダ円は、東京市場での債券の償還絡みの売りから、原油価格の下落を受けて104.43まで値を下げている。

 5日の東京市場は、 ドル円は、上値の重い展開から武藤日銀副総裁の「政策変更時期は予断を持っていない」との発言などから、117.94から117.52まで下落し、ユーロドルは、1.2694から1.2720でECB理事会を控えて比較的に堅調な推移となり、 ポンドドルも英MPCを控えて1.8845から1.8867で小動きとなった。 一方クロス円はユーロ円がユーロ債償還絡みの売りで、149.96から149.28まで下落、 ポンド円も222.42から221.65まで値を下げたが、 オージー円は87.65から87.94での揉み合い気味、 NZD円は77.95から78.20で小じっかりとなった。 ロンドン市場は、英MPC、ECB理事会待ちで、取引手控えムードとなったが、英中銀が政策金利の据え置き決定したことを受けて、ポンド売りが強まった。 NY市場では、ECBが0.25%の金利の引上げを決定したが、トリシェECB総裁の発言で強いインフレ懸念が表明されなかった事を受けて、ドルの買い戻し気味の展開となったが、全体的には織り込みであまり大きな動向とはならなかった。 ユーロドルは1.2672から1.2726での推移、ポンドドルは1.8751から1.8870、 ドル円は117.45から117.77での推移となった。 一方クロス円は軟調な推移となり、ユーロ円は、ECB総裁がユーロ円に懸念を示すとの噂で東京市場から売られて流れを引き継ぎ、149.63から実際トリシェ総裁が、「ユーロ円の見方はG7時と変わらない」と述べたことで、一時149.00まで値を下げた。 またポンド円も220.46へ値を下げたが、オージー円は87.58から87.96、NZD円は77.91から78.33での揉み合いとなったが、カナダ円は104.17まで値を下げた。

 6日の東京市場は、米雇用統計を控えて動意が薄い中、ドル円は、週末を控えて北朝鮮の地政学的リスクへなどから、117.68からう上値のストップ・ロスをつけて118.16まで上昇した。 ただし、上値は118.20−30ゾーンがオファーとストップの混在で、更なる上値追いには慎重となっている。 またユーロドルもポジション調整気味に1.2697から1.2671まで下落しており、 1.2700を抜けられないのマイナス・イメージで、ポンドドルは1.8735から1.8783で軟調気味な展開となっている。一方クロス円は総じて堅調で、ユーロ円は、149.38から149.83へ上昇、 ポンド円は221.05から221.71、オージー円は87.73から88.08まで値を上げた。 要人発言としては、トルシェ欧州中銀総裁は「現在から年末までのインフレ期待を変えるつもりはない」と述べ、米当局者は「主要国、ロンドンの会合でイラン制裁に向けた措置を承認する見通し」との発言が出ているが特に市場に影響を与えていない。 ロンドン市場では、米国の9月雇用統計の発表待ちで、取引手控えムードが強く、全体的に小動きとなった。NY市場では、注目の米9月雇用統計の非農業部門雇用者数が予想を大幅に下回り、当初ドルが売られたが、失業率が下落したことや前月分のNFPが大幅上昇修正されたことや、年間基準が改定されることによって、今年3月までのNFPの数字が大幅上方修正された米雇用は弱くないとの見方が広がり、大幅にドルが買い戻された。 ユーロドルは、発表後1.2739まで上昇したが、その後1.2572まで急落したが、アジアや欧州中銀のビッドが下値をどうにか支えた。 ドル円も発表後117.63まで値を下げたが、その後は118.50、119.00のオプションの防戦をこなし、119.12まで上昇したが、119.25の防戦に上値を抑えられた。 ポンドドルは1.8837から1.8675まで下落した。 一方クロス円も総じて堅調で、 ユーロ円はユーロドルの下落に一時149.81まで値を下げたが、その後は150.04まで上昇、ポンド円は222.81の高値、オージー円は88.41の高値をつけた。 また良好なカナダ9月雇用統計を受けて、カナダ円も105.76まで値を上げた。

 9日のアジア市場は、ドル円では早朝は利食い気味みも、北朝鮮による地下核実験実施の報道を受けて、118.83から119.30まで上昇、ユーロ円も149.60から150.29まで値を上げた。 一方ユーロドルは、1.2586から1.2606で小動きで、ポンドドルは1.8662から1.8710での推移となった。 その他クロス円は、ドル円同様早朝は利食いに抑えられたが、北朝鮮問題から値を戻しており、オージー円は、88.14から88.63、NZD円は、77.75から78.31、カナダ円は105.45から105.94、スイス円は、94.18から94.71へ値を上げている。 ただし、ポンド円は222.19から223.10まで上昇したが、欧州時間にユーロポンドがビッド気味なことから、222.40処へ値を落としている。 ロンドン市場では、英生産者物価指数の低下を受けてポンド売りが一時強まったが、NY市場が米国コロンバス・デーの祝日で動意は薄かった。 またNY市場でも、北朝鮮の核実験実施を受けた円売り意欲は強いが、材料難から相場は保合に推移した。 ユーロドルは、1.2591から1.2614、ポンドドルは1.8636から1.8688、ドル円は118.96から119.22での推移となった。 またクロス円も総じて揉み合いだが、ユーロ円は149.96から150.24での推移、 ポンド円は221.99まで一時下落、オージー円は堅調に88.78まで値を上げた。

 10日の東京市場は、韓国国家情報院が北朝鮮が再び核実験を行う可能性があるとの報道から、118.97から119.35まで上昇したが、119.40−50ではオプションの防戦売りが控え、上値を抑えられ118.89まで下落した。 ただし、こういった位置は引き続きサポーティヴとなっている。 またユーロドルは、1.2586から1.2614で比較的動意の薄い推移で、ポンドドルは1.8652から1.8701での動向となった。 一方クロス円はドル円の上昇に、堅調な展開でユーロ円は149.78から150.22、 ポンド円は221.98から222.58、オージー円は88.50から88.81での推移となっている。ロンドン市場では、中国人民銀行金融政策委員の「中国が現在のように巨額のドルを保有することはリスク」「ドルが徐々に下落することは避けられない」発言を受けて、ドル円は一時急落する場面もあったが、下値での買い意欲が強く、英8月貿易赤字の拡大を受たポンド売りもあって、 ドル買いが進んだ。 またNY市場でも、米債券利回り上昇やテクニカル的に重要なポイントをブレイクしたことでドル買いが加速した。 ただし、オプションの防戦にドルの上昇は更に加速していない。 ユーロドルは1.2599から1.2518へ下落したが、1.25の防戦に下げ止まりとなった。 ポンドドルも1.8669から1.8528へ下落し、 ドル円は119.12から119.77まで上昇したが、120円を前にオプションの防戦売りに更なる上昇は阻まれた。 一方クロス円はまちまちだが、ユーロ円は、149.86から150.20で揉み合いとなり、ポンド円は221.72まで値を下げたが、オセアニア・クロスは堅調で、オージー円は89.16、 NZD円は79.00まで値を上げた。

 11日東京午前の動向は、北朝鮮による2回目の核実験実施報道を受けて、ドル円は一時い119.78まで上昇もオプションの防戦や米国の未確認との報道を受けて、上げ止まりとなり119.40まで下落した。 またユーロドルは、1.2526から1.2550で比較的堅調で、ポンドドルは1.8518から1.8560で推移した。 一方クロス円は保合的で、ユーロ円は149.84から150.10で動かず、 ポンド円は221.49から222.01で若干安め、オージー円は88.83から89.11でやはり小動きに推移した。ロンドン市場では、 北朝鮮の「米国の圧力は宣戦布告とみなし、具体的な措置を取る」とのコメントに一時円売りが強り、ギーブ英中銀総裁のタカ派発言を受けてポンドが買われたが、FOMC議事録を前に更に大きな動きとはならなかった。 NY市場では、カ派寄りのFOMC議事録を受けて、ドルが買われたがユーロドルやドル円ではオプションの防戦や小型機がマンハッタンのビルに衝突したとのニュースに阻まれて、更に大きな動きとなっていない。 ユーロドルは1.2557から1.2502へ下落、ポンドドルも1.8589から1.8519へ値を下げ、 ドル円は119.35から119.84まで上昇した。 一方クロス円は総じてサイド・ライン的で、ユーロ円は149.76から150.18、 ポンド円は221.70から222.19での推移となった。 またオセアニア系クロス円は、堅調で特にオージー円は、ティーブンス豪準備銀行総裁のタカ派発言で、89.21の高値まで上昇し、NZD円も78.58から79.05−10へ再上昇した。

 12日の東京市場は、ドル円では、120円オプション・トリガーの防戦売りが上値を抑え、119.78から119.25まで値を下げた。 またユーロ円も本邦勢からの売りで150.00から一時149.64まで下落したが、この位置からはユーロドルの上昇に急反発となっている。 またユーロドルは、1.2514から1.2567までショート・カバー気味に上昇した。 その他クロス円では、オージー円が豪州雇用統計の改善を受けて、 88.73から89.43まで堅調に上昇したが、ポンド円は221.77から222.19での揉み合い、 NZD円も78.49から78.98での揉み合い気味の展開となっている。ロンドン市場では、材料難からユーロ円が東京の安値149.64から買い戻されたことや英中銀新政策委員の議会証言がハト派的であったことから、ポンド売りが出たことを除くと、総じて揉み合いとなった。 NY市場では、米貿易赤字が予想外に過去最大の赤字に拡大した事でドル売りとなったが、比較的ドルはしっかりとした動向で引けている。ユーロドルは1.2519から1.2561へ上昇、 ポンドドルは1.8537から1.8605で推移し、 ドル円は149.68から119.31へ値を下げた。 一方クロス円は総じて揉み合いで、 オージー円がこの処の堅調さを受けて、 89.77まで上昇したことを除くと、 ユーロ円は149.74から150.13、 ポンド円は221.66から222.41で揉み合い気味の展開となった。

 13日の東京市場は、ドル円は119円前半で保合気味の展開となった。 日銀金融政策決定会合や福井総裁記者会見を前に、プール・セントルイス地区連銀総裁の「インフレリスクは低下、成長と雇用へのリスクが拡大」とのハト派発言を受けて119.15まで下落したが、下値では本邦資本筋、本邦輸入企業からの買いが支え、 119.45まで反発。 その後福井日銀総裁の「年内利上げの可能性否定できない」との発言を受けて、 119.08まで下落したが、この位置も同様に下支えされた。 またユーロドルは1.25552から1.2578で堅調推移、ポンドドルは、1.8591から1.8635での推移となっている。 一方クロス円は揉み合い気味で、特にユーロ円は、本邦からの売りと米系ファンドの買いで、 149.63から150.20で乱高下気味となり、ポンド円は221.63から222.35、 オージー円はこの処の上昇を受けて堅調も上値は機関投資家の利食いに抑えられて89.48から89.73で推移している。 またNZD円は朝方の弱い小売売上高を受けて、78.93を上値に78.47まで弱含んでいる。 ロンドン市場では、米国の経済指標の発表待ちで、全体的に小動きとなったが、ドル円では東京で119円が割れなかったため、119.45まで調整的な買い戻しが進んだ。 NY市場では、9月米小売売上が予想外の低下となったことから、ドルが売られる局面もあったが、10月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値が、予想を上回るとの噂からドルが買い戻された。その後は実際に予想を上回った同速報値を睨みながら、小動きながらドルはしっかりとしたレベルで週末のNY市場を引けた。 ユーロドルは、1.2571から1.25のオプションの防戦をこなし、1.2484まで下落。 大口のストップ・ロスが控えると言われている1.2480を崩せず、1.25台前半に戻して引けた。 ポンドドルは1.8640から1.8535へ下落し、 ドル円は、119.15から直近高値の119.84を上回り、119.88の高値をつけたが、 数千本あると言われている120円のオプションの防戦に、上げ止まりとなり119円ミドルを割れずに引けている。 一方クロス円は、まちまちだが、総じて動きとしはサイド・ライン的で、 ユーロ円は149.63から149.94で推移、 149円前半に控える中東や投資家の買いと150円台に控える利食い売りに動きづらい展開が継続した。 またポンド円は221.81から222.41での揉み合い、 オージー円は堅調に89.96まで上値を伸ばし、NZD円は78.59−87でのレンジ推移を継続した。

 16日の東京市場は、週初のマーケットということで、ドル円は119.60−80で動意が薄い展開となったが、午後になって「ロシア中銀が外貨準備として円の購入を開始、購入額はわずか」との報道が伝わると、円買いが優勢になり119.26まで下落した。またユーロドルは1.2490から1.2518で動意にが薄く、ポンドドルも1.8532から1.8570での推移となった。 一方クロス円では、 ドル円の下落に総じて下値トライとなり、ユーロ円は149.76から149.15、ポンド円は222.16から221.41、オージー円は89.97から89.46へ値を下げた。 ロンドン市場は、東京終盤に出たロシア中銀の外貨準備に関する話から、ドル売り気味の相場が継続した。 またNY市場では、予想を上回る10月NY連銀製造業景気指数にも関わらず、需給が市場を圧迫してドル売り気味の相場展開が継続した。 ユーロドルは1.2507まで下落する局面もあったが、 ショートカバー気味に1.2538へ上昇、ポンドドルは1.8583から1.8647での推移となり、ドル円は反発を119.42に限定して、一時119.01の安値をつけ安値圏で引けた。 一方クロス円は総じて軟調気味で、 ユーロ円は、アルムニアEU委員の「アジアにおけるより柔軟な為替レートは世界的不均衡の是正に役立つ」との発言を受けて、149.42の高値からは、一時148.97の安値をつけた。 またポンド円は222.22から221.39へ値を下げ、オージー円は、東京の安値からは堅調な展開で、89.54から89.92まで一時反発した。

 17日の東京市場は、閑散な動向となったが、韓国政府当局が「北朝鮮が2度目の核実験準備をしている兆候」と発表したことを受けて119.14まで反発したが、尾身財務相の「ロシア中銀の外貨準備における円比率引き上げ、歓迎すべきこと」との発言などから、昨日から続く上値の重い展開が継続して、一時118.87まで値を下げた。 またユーロドルは、1.2524から今夜のドイツZEWを前に、ポジション調整から、1.2546まで底堅く推移し、ポンドドルは、1.8610から1.8638で小動きに推移した。 一方クロス円はまちまちだが、 ユーロ円は149.33から149.00まで下落、 ポンド円も221.86から221.38へ値を下げたが、オージー円は89.56から89.85、 NZD円は78.44から78.74で底堅く推移した。 ロンドン市場は、ロシア中銀による外貨準備の話しが尾を引き円の買い戻しが継続した。 またドイツの10月ZEW景気期待指数が予想より悪化したが、ユーロドルの下落は限定された。 NY市場では、当初は米PPIの低下からドルが売られたが、その後発表された過去最大となった対米証券投資や堅調な住宅建設業指数を受けてドルの買い戻しが進んだ。 ユーロドルは、1.2544から1.2508まで下落後、ユーロクロスの買いに1.2566まで上昇、ポンドドルは1.8612から1.8736での推移となり、ドル円は118.55から119.01まで反発した。 一方クロス円は総じてロンドンで下値試しとなったが、その後は値を回復した。 ユーロ円は、148.57まで下落後、149.27へ急反発し、ポンド円も221.23から222.58へ上昇し、NZD円も79.07の高値をつけたが、オージー円はAUD/NZDの売りから、89.32の安値から上昇は79.70前後に限定された。

 18日の東京市場は、早朝から「日銀が円キャリートレード調査を強化」との新聞報道を受けて円が急騰。 ドル円は118.75から118.38まで下落したが、 日銀筋から否定されたことで118.78まで反発した。 ただし、この位置では買いシコリの戻り売り意欲が強く、 その後は118.31まで投機的な売りが進んだ。 またユーロドルは1.2531から1.2559で堅調な推移となり、 ポンドドルは1.8694から1.8738での推移となった。 一方クロス円はドル円同様早朝から急落となったが、総じて下値をホールドした後は、保合気味の相場展開となっている。 ユーロ円は148.50のオプションの防戦に、148.52から148.97へ反発後、再度148円ミドルに迫る下落となった。ポンド円は221.50から222.12、オージー円は89.10から89.49での安値圏での揉み合いが継続している。 ロンドン市場では、英BOE議事録で「7対2で金利据え置きを決定」、「2人が0.25%ポイントの利上げを主張」したことが判明したが、英平均所得伸び率が予想を下回ったことや失業者が増加したことから、ポンド売りとなり、全般的にドルが買われる地合となった。 NY市場では、米9月コアCPIが前年比で1996年2月以来の上昇を示した事や9月住宅着工件数が増加した事を受けて、ドルの買い戻しが継続した。ユーロドルは1.2552から1.2501へ下落したが、下値では海外中銀の買いが支えた。 ポンドドルは1.8745から1.8668へ下落し、ドル円は118.55からショート・カバー気味に119.18まで反発した。 一方クロス円昨日早朝の急落から反発となり、ユーロ円は148.73から149.15へ上昇。 ポンド円は222.59の高値をつけ、オージー円も89.82まで反発した。 

 19日の東京市場は、ドル円では昨日の反発からは利食いが優勢となり119.02から118.49まで下落した。ユーロドルは1.2528から1.2563で堅調な上昇となり、ポンドどるは1.8665から1.8730まで上昇した。 一方クロス円はドル円の下落に値を下げる展開。 ユーロ円は149.24から148.80、 ポンド円は222.30から221.91、オージー円は89.87から89.66まで下落したが、ドル円が更に下落となっていないことで、クロス円も下げ止まりを見せている。 ロンドン市場は、英9月小売売上高が下落したことを受けて、ドル買い気味となった。 NY市場では、10月フィラデルフィア連銀景気指数が9月−0.4から予想を下回り−0.7と悪化したことを受けて、ドルが大きく下落することとなった。 ユーロドルは、1.2550から1.2642まで大きく上昇し、ポンドドルも1.8660から1.8800へ値を上げ、ドル円は118.75を戻り高値に一時118.05まで下落した。 一方クロス円は総じて欧州通貨の上昇に堅調な流れとなり、ユーロ円は148.84から149.26へ値を上げ、ポンド円はロンドンで221.36まで値を下げた後は222.16まで反発し、スイス円は94.08、カナダ円は104.86まで上昇した。 ただし、オセアニア通貨クロスは高値圏での保合を継続して、オージー円は89.51から89.90、NZD円は78.60から79.04での推移となった。

 20日の東京市場は、仲値不足を受けてドル円は118.13から118.41まで上昇したが、上値は本邦輸出企業からのドル売りで抑えられた。ただし、材料難から動意は非常に薄い展開。 またユーロドルは、ユーロ債償還に絡んだ買いで1.2622から1.2640まで堅調に推移、 ポンドドルは1.8758から1.8781での小動きとなった。 一方ユーロ円は本邦資本筋、米系証券からの買いで、149.15からストップ・ロスをヒットして149.63まで値を上げたが、追従する向きに薄く、小康状態となっている。 その他ポンド円は221.76から222.29、オージー円は89.65から89.95、NZD円は78.86から79.03で堅調な推移となっている。 ロンドン市場は、英第3四半期GDPが予想を上回ったことを受けてポンド買いが強まった。 ドル円では118.15まで下落したが、オプションの防戦に阻まれた。 NY市場にはいっては、材料難の中ポジション調整の終始する中、クロス円が直近のレンジを上回って軒並み上昇した。 ユーロドルは、1.2636から1.2597まで下落したが、直ぐに反発となったがレンジは狭い範囲での揉み合いとなり、 ポンドドルは、ユーロポンドの売りも手伝って1.8772から1.8860で堅調な推移となり、ドル円は118円の下方ブレイクに失敗したことから、ショート・カバー気味に118.80まで反発した。 一方クロス円はドル円の上昇に軒並み高値圏で引けおり、 ユーロ円は149.08から149.86へ上昇、 ポンド円は直近のレンジを上抜け、223.79と今年の高値に迫る上昇となった。 また上値を抑えられ気味であった、オージー円、NZD円は上抜け気味に90.08、 79.35の高値まで上昇している。

 23日の東京市場は、ブルトン・フランス経済財務産業相発言「円は好ましい方向に動いている」を受けて、118.79から118.57まで弱含んだが、下値では投信やIPIに絡んだ買いのうわさから118.95まで反発した。ユーロドルは、1.2621から動意が薄い中、1.2583までじりじり下落。 ポンドドルは1.8773から1.8827での推移となった。 一方クロス円は、利食いが出るに下値は総じて堅調で、 ユーロ円は149.90から149.53まで弱含んだが、 その後は149.94まで反発した。 またポンド円は223.13から223.65、 オージー円は89.90から90.46まで上昇した。 ロンドン市場は、FOMCを控えポジション調整のドル買い優勢となった。 NY市場でも指標の発表がない中、米FOMCで、インフレ懸念に伴う米利上げ再開観測が強く、ドルをサポートした。 ユーロドルは1.2594から1.2537まで下落、 ポンドドルも1.8780から1.8687まで値を下げ、 ドル円は118.94から119.38まで上昇したが、 上値はオプションと輸出の売りに阻まれた。 一方クロス円は総じて堅調も揉み合い気味の展開で、 ユーロ円は149.59から149.82で揉み合い、ポンド円は223.03の安値へ下落したが、その後は223.60近辺へ反発。 オージー円は90.49と高値を更新したが、90.25−30まで調整している。 また渡辺財務官がNYでの講演で「円の一段安を予想していない」と発言したが、全く円相場に影響を与えていない。 

 24日の東京市場は、FOMCを控えて動意が薄いながら、ドル円では買戻しが進み119.24からじりじりとオプションのトリガー狙いで、 119.58まで上昇した。 ユーロドルは、1.2552から1.2526まで軟調推移、 ポンドドルも1.8732から1.8675へ値を下げた。 一方クロス円は総じて揉み合い気味の展開が継続しているが、 ユーロ円は149.63から149.89でユーロ円債の償還が上値を抑えている。 またポンド円は223.18から223.59、 オージー円はIMFが豪準備銀行は追加利上げが必要になるとのリポートを発表したこともあり90.25から90.52で堅調推移。 NZD円は79.00−25、カナダ円は105.59から105.83での推移となった。 ロンドン市場では、FOMCを控えてポジション調整的なドルの買い戻しが継続した。 NY市場でも当初はロンドンからの流れを引き続き、弱いリッチモンド連銀製造業指数にも反応薄だが、 ロンドン・フィキシングにかけて、ユーロドルの大口の買いが出たことや、中銀のレートチェック(どこの中銀?)の噂からドル売りが進んだ。 多分ドルの買い過ぎの反動の範囲と見られるが、ユーロドルは、1.2525から1.2577まで反発、ポンドドルも1.8674から1.8769へ値を上げ、 ドル円は119.66まで上昇していたが、その後は119.08まで下落した。 一方クロス円もドル円の上昇に堅調な推移だったが、ドル円の下落に値を下げた。 ユーロ円は一時150.05の高値をつけたが149.74へ下落、 ポンド円は223.81の高値、 オージー円は90.59の高値まで一時上昇したが、この影響から更に上値を拡大できていない。

 25日の東京市場は、今夜のFOMCを控えて調整的なドル売りとなった。 ドル円は9月日本の貿易黒字の拡大や本邦通貨当局からの円安牽制リスクなどから、119.44から119.05まで値を下げ、 ユーロドルは1.2551から1.2577まで上昇し、 ポンドドルも1.8722から1.8768へ値を上げた。 一方クロス円は、 揉み合い気味の展開となったが、ユーロ円はユーロ債償還絡みの売りが上値を抑え、 149.94から149.59へ値を下げ、 ポンド円も223.64から223.28、 また直近強いオージー円も豪第3四半期消費者物価指数が上振れたことで90.38から90.81へ値を上げたが、 この位置はCap気味となっている。 ロンドン市場では、ドイツの10月IFO業況指数が予想を上回ったことを受けてドル買い気味となった。 NY市場では、注目の米FOMCで、金利の据置が発表され、更にその声明内容が前回とあまり変わらず、また一部で期待されたほど強気のセンチメントが示されなかったことから、失望感のドル売りとなった。 ユーロドルは1.2561から1.2623まで上昇、ポンドドルも1.8749から1.8800まで値を上げ、 ドル円は119.35から118.88まで下落した。 ただし、ドル円では下値の買いニーズに下落を限定している。 一方クロス円は全般的にサイド・ライン的だが、ユーロ円は149円ミドルのアジア筋の買いから、堅調に149.59から150.17まで上昇し、 ポンド円も瞬間的に223.91の高値をつける局面があった。 またオージー円は揉み合い状態から、90.50から90.84での推移となったが、 早朝政策金利が据え置かれたNZD円は、ボラード総裁が声明で、利上げと利下げの双方の可能性を否定したことから急落気味となり、78円丁度近辺まで下落した。

26日の東京市場は、FOMCの結果からの失望感からドル売りが継続した。 ドル円は米系ファンドや本邦輸出企業からの売りで、119.16から118.68まで値を下げた。 ユーロドルも1.2599から1.2667まで堅調な上昇となり、 ポンドドルは1.8788から1.8944へ値を上げた。 一方クロス円は欧州通貨の上昇に総じて堅調な推移となり、 ユーロ円は149.94から150.42へ値を上げ、 ポンド円は223.32から223.75へ上昇した。 またオセアニア通貨では、オージー円が堅調も90.49から90.73で小動きだが、NZD円は、金利引き上げ期待が強かった分の失望感から早朝急落気味になった展開を引き続き、77.90から78.14で小動きに推移した。 ロンドン市場では、トリシェECB総裁の欧州議会証言におけるタカ派的な発言を受けて、ユーロ買い強まった。 NY市場では、9月新築住宅の販売価格が前年比で1970年来の大幅下落となった事や予想を下回る9月耐久財受注を受けて米利下げ観測が強まり、グリーンスパン前FRB議長の「一部の海外中銀が外準通貨をドルからユーロへシフトさせている」との発言もドル売りに拍車をかけドルは全面安となった。ユーロドルは、1.2646から1.2703へ上昇し、ポンドドルは1.8831から1.8926へ値を上げ、ドル円は118.88から118.27へ値を下げた。 一方クロス円は総じて欧州通貨の上昇に堅調で、 ユーロ円は150.13から150.47での推移、 ポンド円は一時224.10の高値をつけた。 ただし、オセアニア・クロスは軟調で、オージー円は90.37の安値、NZD円は、77.55の安値まで下落した。

 27日の東京市場は、9月のコア消費者物価指数が予想より悪く、ドル円は、昨日の安値圏となる118.33から118.73までは反発したが、渡辺財務官が「日本経済の現状からみて円がこれ以上安くなることはない」と発言したことで、118.33まで再下落となった。 ユーロドルは、1.2715まで一時高値を拡大したが、この位置では利食い売り意欲が強く、 1.2673まで値を下げた。 またポンドドルは1.8878から1.8920での推移となり、クロス円では動向はまちまちの展開となった。 ユーロ円は一時150.50のオプション・トリガーをつけて、 150.80の高値とユーロ導入後の高値を更新したが、渡辺財務官の話しに、150.14まで値を下げ、 ポンド円も224.35の高値から223.67まで調整的となったが、オージー円は90.34から90.61、NZD円は77.79から78.13で揉み合い気味の推移となった。 ロンドン市場では、米第3四半期GDP速報値の発表を控え、動意の薄い展開となったが、ユーロドルが利食いに1.2664まで下げ、ドルスイスは、スイスの10月KOF景気先行指数の低下を受けて1.2571へ上昇した。 NY市場では、米第3四半期GDPが予想の2.1%から1.6%に落ち込んだことや「サウジの石油施設にテロ攻撃予告」との報を受けてドルが全面安となった。ただし、ミシガン大学消費者信頼感指数の予想以上の上方修正やポールソン米財務長官の「第3四半期GDPの鈍化は予想の範囲内」との発言を受けて下げ渋った。 ユーロドルは、1.2664から1.2751へ上昇、ポンドドルも1.8872から1.9003へ上昇し、ドル円は118.67からシカゴ筋のストップ・ロスをつけて117.13まで大きく下落した。 一方クロス円も円の上昇に値を落とし、ユーロ円は150.42から149.36へ値を下げ、 ポンド円は一時222.66の安値、オージー円も90.16の安値をつけた。

 30日の東京市場は、週初めで材料難から小動きな展開となったが、ドル円では、円売り持ちポジションの巻き戻し意欲が強く、5−10日期待で上昇も、 117.59を高値に117.20まで下落した。 またユーロドルも小動きだが1.2740から1.2712まで調整気味で、 ポンドドルは1.8958から1.8989での推移となった。 またクロス円も全般的に軟調気味で、ユーロ円は149.65から149.22へ下落、ポンド円も222.43から223.05での推移となり、オージー円は90.14から90.41での揉み合いとなった。 日経平均株価が317.22の大幅下落となったが、特にこれで円が売られる状況とはなっていない。 ロンドン市場では、主だった材料がなく、月末の手掛かり難から全体的に小動きとなった。 NY市場では、米9月コアPCE価格指数の小幅低下も堅調気味や指標やラッカー米リッチモンド連銀総裁のタカ派発言などから、比較的ドルが堅調な推移となったが、それでも動きは非常に限定された。 ユーロドルは1.2699から1.2734、ポンドドルは、1.8965から1.9042での推移で、ドル円は117.25から117.62で特に大きな動きとなっていない。 一方クロス円も小動きだが比較的堅調推移で、ユーロ円は149.12から149.60、ポンド円は223.53まで上昇し、オージー円は90.08から90.44での値動きとなった。

 31日の東京市場は、月末ということもあり、昨日に引き続き動意の薄い展開が継続したが、 午後になった日銀の展望レポートでCPIの見通しが下方修正されたことや、福井総裁の記者会見での発言があまり強気とは取られず、海外勢を中心とした調整的なドルの買い戻しとなった。 ドル円は117.31から117.84へ上昇、 ユーロドルは1.2722から1.2680まで下落した。 またユーロ円は149.22から149.59での乱高下気味の展開で、ポンド円は222.99から223.58、 オージー円は90.29から90.51で小じっかりとした。ロンドン市場では、東京市場引け際からの日本の利上げ期待が萎む形でのドルの買い戻しが継続した。ただしNY市場では、一転米10月シカゴPMIや10月消費者信頼感指数などが予想以上に低下したことから、ドル全面安の展開となった。ユーロドルあh、1.2683から1.2783まで上昇、ポンドドルも1.8960から1.9100まで大きく上昇し、ドル円は118.05から「北朝鮮が6カ国協議への復帰に合意した」との報道を受けて、116.62まで急落となった。 一方クロス円は、11月決算末を前に、ファンドのキャリートレード解消から、ユーロ円は149.79から148.96へ値を落とし、ポンド円も224.05から222.60へ下落したが、オセアニアは比較的堅調でオージー円は90円台の推移で一時90.70まで上昇、NZ円も78.50まで値を上げた。


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