過去の市場概況 ★ SAVE The Yen ★
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2日のアジア市場は、一旦円に利食いの買戻しが入ったが、ドル円は118.55を安値に底堅い動き。 一方欧州通貨が堅調で、ユーロドルは、1.32台で底堅く推移して、1.3272まで上昇。 この影響で、ユーロ円は調整を156.93で支えられて157.38まで上昇、ポンド円も232.96を安値に233.67の高値へ反発した。材料としては1日付けの読売新聞の「日銀が1月にも追加利上げを実施する方向で検討する見通し」の報が若干の円買いに繋がったとの見方があるが、一方安部政権のスキャンダルも嫌気されており、利食いが優先しただけとの見方が強い。 海外に入ると材料の薄い中、ユーロとポンドが相場を主導した。 特にNYではフォード元大統領の追悼の日で株式が休場、債券も短縮取引となることから、動意が出るかは不透明であったが、ドルと円の軟調地合が継続した。 ユーロドルは、一時1.3297の高値、ポンドドルは1.9742まで上昇。 ユーロ円は157.50のオプションのトリガーを威ともせずに、157.90まで上昇。 ポンド円は234.58、オージー円は94.67の高値まで上昇している。 またオージードルは、一時0.7970と2005年3月以来の高値をつけている。
【経済指標&要人発言】
ユーロ圏・12月製造業PMI:56.5(予想56.8、11月56.6)
独・12月製造業PMI:59.4(予想58.8、11月58.3)
仏・12月製造業PMI:54.2(予想56.3、11月56.5)
英・12月製造業PMI:51.9(予想52.6、11月52.5)
リーカネン・フィンランド中銀総裁(クリスマス前収録の公共放送)
「ユーロ圏のインフレは依然上方リスクがある」
「経済成長が加速しており、企業の価格決定力が強まれば、原油価格上昇が物価に波及するリスクが大きくなる」
「ドイツの2007年の賃金上昇がユーロ圏にインフレ圧力をつくり出す可能性」
アハマディネジャド・イラン大統領
「イランは核開発計画を進める、安保理の制裁決議は無効」
3日のアジア市場は、今晩FOMC議事録や米12月ISM製造業景況指数を控えて動意の薄い展開。 ユーロドルは、1.3266から1.3290での推移だが。若干利食いが優先した。ポンドドルは1.9751の高値をつけ、 またドル円は118.65から118.90での揉み合いだが、引き続きクロス円の買いニーズから、118円ミドルに警戒感が強い。 一方クロス円も総じて静かな展開となり、 ユーロ円は157.65から157.90で高値圏で小じっかり、 ポンド円は234.19から234.55で同様の推移となった。 ただし、オージー円が堅調に94.57から94.82まで上値拡大している。ロンドン市場は、米国の経済指標の発表を控えてドルの買い戻しが優勢になった。NY市場では、米12月ADP全米雇用報告が2003年4月来の悪い数字となり、一時ドルが売られる展開もあったが、予想を上回る米12月ISM製造業指数を受けて、大きくドルが買戻された。 ただし、午後に発表となったFOMC議事録では、強気の見通しが示されなかったことから、更にドルを買い進む動きとはならなかった。 ユーロドルは、1.3284から中銀の買いを飲み込んで1.3146まで下落、ポンドドルも1.9726から1.9483へ下落し、ドル円は118.76から119.68まで強い上昇となった。ただし、上値では輸出企業やオプションの防戦売りがCapした。 一方クロス円では、年末に構築されたファンド筋のキャリートレードの利食いが優勢となり、総じて高値圏から調整気味の状況となった。 ユーロ円は158.06と高値更新後157.06、ポンド円も234.85と高値更新後232.65、オージー円も94.99と高値更新後94.42の安値圏まで値を下げた。
【経済指標&要人発言】
独・12月雇用統計
(季節調整済)失業者数411.5万人(前月比-10.8万人)、失業率9.8%(11月10.1%)
(季節調整前)失業率数400.8万人(前月比+1.2万人)、失業率9.6%(11月9.6%)
米・週次MBA住宅ローン申請指数(12/29):前週比+3.6%(前回-14.2%)
米・12月ADP全米雇用報告:前月比-4万人(予想+12.5万人、11月+15.8万人)
米・12月ISM製造業景気指数:51.4(予想49.4、11月49.5)
米・11月建設支出:前月比-0.2%(予想-0.5%、10月-0.3%←-1.0%)
FOMC議事録
「経済成長、インフレ見通しは10月時点からほとんど変化していない」
「FOMCメンバーは引き続きインフレが主な懸念とみている」
「短期的な経済成長の下方リスクがやや増加」
「メンバーの一人は金融政策で両方向の可能性を表明する事を主張」
「雇用市場の逼迫は雇用費用の上昇に繋がる可能性がある」
「長期的に継続可能なペースでの成長にある兆候」
「最近の経済指標は強弱まちまち」
「雇用生産の拡大は予想を下回る可能性」
「設備投資と生産の減速は、自動車や他のセクターにおける高水準の在庫とともに、経済成長鈍化の見通しにつながる」
「5.25%の政策金利を維持する事で成長を促進、インフレを低下させる」
ドイツ経済研究所(DIW)
「07年の経済成長率見通しを輸出、内需の拡大を受けて1.4%から1.7%へ上方修正」
「06年の成長率は2.3%、08年は内需の強まりを受けて2.5%に拡大する」
中国人民銀行
「上海銀行間出し手金利(Shibor)を4日から導入」
4日の東京市場は、材料難から動意の薄い展開。 ただし、市場ではクロス円での円キャリートレード手仕舞い売りが出ているとの観測が強く、クロス円中心に頭の重い展開となっている。 ドル円は119.42から119.24へ下落したが、押し目買いに119.44まで反発。 ユーロドルは、1.3173から1.3156まで下落したが、米系の買いで1.3180まで反発、ポンドドルは1.9492から1.9531での推移となった。 一方ユーロ円は、ユーロ債の償還・利払いに絡む売りが出ている模様で、157.01から157.32での推移。ポンド円は232.64−233.14、オージー円は95.58から94.08まで下落、NZD円は、NZ11月貿易赤字が乳製品の拡大で改善したことから、一時84.48まで反発したが、その後は83.83まで下落した。特に今晩はオセアニア系クロス円に利食いが強く出ているようで注意が必要そうだ。 ロンドン市場では、円キャリートレードの手仕舞いとみられるクロス円の売りや欧州通貨中心にドルの買い戻しが継続された。NY市場では、商品相場の続落を受けたファンド筋の巨額損失の噂や低調な米経済指標にも、ドルの買い戻しが継続した。 ユーロドルは、1.3173から1.3076まで下落、ポンドドルも1.9508から1.9399まで値を下げた。 ドル円は、保合的な動向も、クロス円の売りに119.52から118.99まで値を下げた。 一方クロス円は、欧州通貨の下落から軒並み大きく値をさげた。 ユーロ円はユーロ債償還・利払いの売りで、157.20から155.69へ下落、 ポンド円も233.15から231.21まで下げ、オージー円は93.30、NZD円は83.05の安値をつけた。
【経済指標&要人発言】
NZ・11月貿易赤字:-7.85 NZ億ドル(予想8.37 NZ億ドル)
インドネシア中銀:政策金利を0.25%引き下げ9.50%に
李成太・韓国中銀総裁
「2007年の金融政策は柔軟に行う」
「2007年の経済成長は下期に上向く」
アフマディネジャド・イラン大統領(1/3)
「イスラエルは間もなく崩壊するだろう」
ユーロ圏・12月サービス部門PMI:57.2(予想57.8、11月57.6)
独・12月サービス部門PMI:57.6(予想57.0、11月56.8)
仏・12月サービス部門PMI:57.6(予想58.8、11月58.8)
英・12月サービス部門PMI:60.6(予想59.5、11月59.8)
ユーロ圏・12月消費者物価指数速報値:前年比+1.9%(予想+1.9%、11月+1.9%)
福井日銀総裁(12/26経済財政諮問会議)
「潜在成長率の引き上げとその実現のために、物価の安定が前提となる」
OECDユーロ圏経済に関する報告書
「ECBの金融政策は、インフレ期待を物価安定目標の水準前後に抑制することに成功している」
「金利水準は、まだ大半が想定する中立水準を下回っており、金融政策は依然、緩和的だ」
米・週次新規失業保険申請件数:32.9万件(予想32万件、前回31.9万件←31.7万件)
米・12月ISM非製造業景気指数:57.1(予想57.0、11月58.9)
米・11月製造業受注:前月比+0.9%(予想+1.3%、10月-4.5%←-4.7%)
米・11月住宅販売保留指数:前月比-0.5%、107(予想108.0、10月107.5←107.2)
米・チャレンジャー12月人員削減数:54,643人、前年比-49.3%(11月-22.7%)
カナダ・11月鉱工業製品価格:前月比±0%(予想+0.7%、10月±0%←−0.1%)
カナダ・11月原料価格指数:前月比+0.9%(予想+1.1%、10月-2.7%←-2.8%)
ブッシュ米大統領
「ハリルザード氏を国連大使に指名へ」
5日の東京市場は、大波乱となった。18日の日銀金融政策決定会合を前に、利上げの思惑が燻り、更に商品相場の下落を受けた円キャリー・トレードの解消が大きく値を圧迫した。 ドル円は、クロス円の売りに押される形で、119.06から118.15まで下落。 ユーロドルは、1.3063から1.3104で、昨日の下落からは比較的堅調推移となり、ポンドドルも1.9348から1.9436での推移となった。 一方クロス円は軒並み急落で、ユーロ円は155.79から154.57、ポンド円は231.35から228.94、オージー円は93.35から92.43、NZD円は83.13から81.50、カナダ円は101.10から100.40、スイス円は、96.45から95.97まで下落した。 また本日は米雇用統計があり、未だ波乱が予想されており注意しなければならない。 ロンドン市場では、円キャリートレード手仕舞いの円買い戻しが継続して、ドル円、クロス円が下落したが、その他では米雇用統計待ちから小動きとなった。 NY市場では、予想を上回る米非農業部門雇用者数を受けて、利下げ観測が後退した事からドルが大幅に買い戻された。 ユーロドルは、1.3107から1.2981へ下落、ポンドドルも1.9427から1.9265まで下落した。 またドル円は、117.98から119.02まで上昇したが、商品市場の続落による円キャリー・トレードの手仕舞い売りに、118.63まで値を下げて引けた。 一方クロス円は軒並み東京の安値を更新し、ユーロ円は155.19から154.00の安値、 ポンド円は228.61、オージー円は93.32の安値まで下落して、安値圏で取引を終了した。 ただし、カナダ円だけが、堅調なカナダ雇用者数を受けて、100.24の安値から101.22まで上昇して高値圏で引けている。
【経済指標&要人発言】
日・12月マネタリーベース:前年比-20.0%
仏・12月消費者信頼感指数:-26(予想-7、11月-25)
ブッシュ米大統領
「イランが核兵器開発を進める限り、平和な世界は実現しない」
「来週、新たなイラク政策の概略を発表する」
尾身財務相
「今月の日銀の利上げ、具体的なことは日銀に任せるスタンス変わらず」
「日銀には金融面から経済を支えていただきたい」「消費税、本格的議論は秋口から」
米国防省高官(ABCテレビ)
「北朝鮮は事前警告なしに核実験を行う準備を進めている」
ユーロ圏・12月生産者物価指数:前月比0.0%(予想0.0%、11月0.0%)
ユーロ圏・11月小売売上高:前月比+0.5%(予想+0.5%、10月+0.3%)
ユーロ圏・11月失業率:7.6%(予想7.6%、10月7.7%)
英・12月住宅価格:前月比-1.0%(11月+1.7%)
シラク仏大統領
「ユーロ圏には成長・雇用に配慮した為替政策が必要」
安倍首相
「北朝鮮が核実験再実施なら、日本含め国際社会がより厳しい対応措置をとることになる」
「(為替)経済の実態を反映し、安定的に推移することが望ましい」
「目の前の為替相場にとらわれることなく、生産性を高めることが大事」
中国人民銀行:預金準備率0.5%引き上げ9.5%に決定
米・12月非農業部門雇用者増加数:前月比+16.7万人(予想+10万人、11月+15.4万人←+13.2万人)
米・12月失業率:4.5%(予想4.5%、11月4.5%)
米・12月平均時間給:前月比+0.5%(予想+0.4%、11月+0.3%←+0.2%)
加・12月雇用者増加数:前月比+6.16万人(予想+1.3万人、11月+2.24万人)
加・12月失業率:6.1%(予想6.3%、11月6.3%)
加・12月IVEY購買部協会指数:49.4(予想49.5、11月52.8)
ミネハン米ボストン連銀総裁(投票権有)
「成長、インフレ双方にリスクが存在する」
「インフレは鈍化する可能性あるが、引き続き懸念している」
「データはインフレが鈍化し始めた可能性を示している」
「最近の指標は住宅市場の底固めを示している」
「個人消費は06年第4四半期に2.7%を越える可能性がある」
「弱いドルは米国の輸出を押し上げる」
「第4四半期の米GDPはおよそ2%へ拡大」
「景気は更なる住宅市場の不振のリスクにさらされている」
「失業率は07年も引き続き5%以下にとどまると予想する」
「雇用は引き続き堅調」
バーナンキ米FRB議長
「連銀の銀行監督力は政策を向上させる」
ポートマン米行政管理予算局(OMB)局長
「各国中銀の外貨準備のドル離れが過剰なドル下落を導く事はない」
「米国資産は引き続き魅力のある資産」
米財務省報道官
「尾身幸次財務相とポールソン米財務長官が8日、ワシントンで日米財務相会談を行う」
8日のアジア市場は、東京勢不在の中小動きながら、クロス円の売り圧力が強く、円は堅調な動向となった。 ドル円は118.11まで下落。 ユーロ円も一時153.80割れのストップをつけて、153.68まで下落した。 またユーロドルは下値に海外中銀の買いが控え、1.2985から1.3024まで上昇した。 その他ではポンド円が228.06、オージー円が92.02の安値、 NZD円は81.03安値をつけている。 ロンドン市場では、材料難の中円キャリー・トレード手仕舞いに絡む売りが継続したが、一旦下値つきと見た買い戻し入り、ドル円やクロス円は下値を固め底堅く推移した。 NY市場でも、コーンFRB副議長の強気の景気見通しを受けて、ドルが堅調な推移となった。 ユーロドルは、1.2972から1.3037、 ポンドドルは1.9284から1.9405での推移となり、ドル円は118.21から118.83まで上昇した。 一方クロス円は買い戻しが優勢となり、ユーロ円は154.73、ポンド円は230.22、オージー円は92.73まで反発となった。
【経済指標&要人発言】
独・11月小売売上高:前月比-0.3%(予想+1.2%、10月-0.2%)
独・11月製造業受注:前月比+1.5%(予想+1.5%、10月-0.7%←-1.1%)
タリサ・タイ中銀総裁
「タイ中銀、バーツへの投機抑制策を撤回する予定はない」
周小川中国人民銀行総裁
「中国、過剰流動性の問題解決に向けさらなる措置を検討」
ドッジ・カナダ中銀総裁(1/7)
「カナダドルの下落、資源価格の軟化を考慮すれば、それほど驚くことではない」
米・11月消費者信用残高:前月比+123億ドル(予想+50億ドル、10月-13億ドル←-12億ドル)
コーンFRB副議長
「インフレ警戒を緩めるのは早すぎ」
「インフレ低下が継続することは不確か」
「賃金費用の上昇はかなりの脅威」
「住宅市場が現在の水準での安定は不明確」
「自動車在庫の調整に牽引された減速は終了」
「12月米雇用統計はかなり活発な雇用市場を示唆」
「住宅以外の個人需要は堅調」
「住宅、生産が短期的成長の妨げ」
「住宅市場の一時的な安定の可能性あるが、リスクは下方」
「07年度経済は潜在的成長へ加速」
「中国の米国製品に対する需要は上昇する可能性」
「逆イールドは景気減速を表すものではない」
「貯蓄率は上昇するものの、更なる上昇が必要」
「米貿易赤字の継続は不可能」
「景気の基礎はかなり強い」
尾身財務相
「通貨は経済ファンダメンタルズを反映すべき」
「日本経済は回復基調」
「通貨に関してポールソン米財務長官と話し合いを行った」
「円は経済ファンダメンタルズを反映している」
「中国人民元には更なる柔軟性が必要であるということでポールソン米財務長官と合意」
「日銀に対して金融面から経済を支えてほしい」
米財務省報道官
「ポールソン米財務長官、尾身財務相の招待受け本年訪日予定」
トリシェECB総裁
「世界経済の成長見通しは心強い」
「世界経済は米景気減速の難局にも対処可能」
「世界各国中銀は警戒継続が必要」
「円などの外為市場について話し合いはなかった」
「円キャリートレードに関する話し合いはなかった」
「保護主義、世界不均衡は経済成長のリスクになる」
ラトIMF専務理事
「米連銀は物価に注視する必要がある」
「欧州経済の回復は順調」
「欧州金利が中立水準に移行するのは理にかなう」
「欧州にはインフレ圧力はない」
9日の東京市場の取引は、クロス円が円キャリートレード手仕舞いが一服したことから、円は全般的に軟調な推移となっている。ドル円は118.69から午後には119.04まで上昇したが上値は未だ戻り売りに押されている。 ユーロドルは1.3023−54での堅調推移で、ポンドドルは1.9373−9455の推移となり、ユーロ円は154.69から155.19へ上昇、未だ155.30のストップを付けられない。 またポンド円は230.10から231.18、オージー円は92.60から93.16、NZD円は81.82から82.42まで値を上げているが、こちらもここからは反発が鈍い。 経済指標としては、豪州11月小売売上高が前月比(季節調整済) +0.2%となり予想を若干下回ったが、大きな影響は出ていない。ロンドン市場は、円キャリートレード手仕舞いに絡む円買いが一服し、円売り地合が優勢となった。 NY市場でも、材料に薄い中、米著名コンサルティング会社のレポートで、日本の政策金利の1月据え置きが示唆されたとの噂から円売りが継続した。 また対スイス・フランでもキャリー・トレードが再開されたとの見方から、クロスでのスイス・フラン安が進んだ。 ユーロドルは1.3042から1.2986へ下落、ポンドドルも1.9443から1.9388へ値を下げたが、ユーロポンドの売りに下落は限定的となった。 またドル円は118.92から一時119.55まで上昇したが、引き続き輸出の売りに上値を抑えられている。 一方クロス円は、総じて堅調も上値はやれやれの戻り売りに抑えられている。 ユーロ円は155.00から155.43、ポンド円は231.90の高値、オージー円は93.39まで上昇したが、更に上値追いが出来ていない。
【経済指標&要人発言】
豪・11月小売売上高:前月比(季節調整済)+0.2%(予想+0.3%)、季節調整前+3.4%
独・11月貿易黒字:193億ユーロ・過去最高(10月173億ユーロ)
日・財務省幹部
「グリーンスパン前米FRB議長が尾身財務相との会談で、米経済は若干上向き、再加速の兆し、と指摘」
在韓米軍ベル司令官
「北朝鮮の追加核実験、可能性は高い」
独・11月貿易収支:+193億ユーロ(予想+160億ユーロ、10月+173億ユーロ)
独・11月鉱工業生産:前月比+1.8%(予想+1.0%、10月-0.8%←-1.4%)
グリアOECD事務局長
「世界のインフレ見通しは比較的落ち着いている」
OPEC関係筋
「ハミリOPEC議長、原油価格の下落防止について加盟国と協議」
「OPEC、追加措置講じる前に2月からの減産効果見極めへ」
米・1月IBD/TIPP景気楽観指数:53.7(12月53.5)
カナダ・12月住宅着工件数:21.15万件(予想22.6万件、11月22.93万件←22.5万件)
メキシコ・12月消費者物価指数(CPI):前月比+0.58%(予想+0.54%)、11月+0.52%、前年比+4.05%(予想+4.02%)、11月+4.09%
メキシコ・12月コアCPI:前月比+0.43%(予想+0.42%)、11月+0.29%
FRB議事録(11、12月分)
「緩やかな経済成長やコアインフレの低下を基本に考えると現在の金融政策は適当な水準であると合意」
「12地区連銀のうち11地区連銀が政策金利据え置きに投じ、リッチモンド連銀は6.5%への公定歩合利上げに投じた」
10日の東京市場は、海外市場からのドル高地合を受けて、ドルが堅調な推移となった。 ドル円は5−10日要因から119.24から一時119.50まで一時上昇したが、輸出企業の売りに抑えられて、クロス円の売りから119.13まで下落した。 またユーロドルは海外商品投資顧問系の大口のユーロ売り・豪ドル買いから、1.3005から1.2953まで下落したが、下値はどうにかサイコロジカルが支え、 ポンドドルは、1.9350から1.9396での小動きの推移となった。 一方クロス円は揉み合い気味だが、ユーロ円は、ユーロドルの下落に155.26から154.61まで円を下げ、 ポンド円は231.60から230.71へやはり値を落とし、オージー円は豪州11月貿易赤字の悪化もあって、93.26から92.89へ値を下げた。ロンドン市場では、米経済指標待ちで小動きな展開が継続したが、英11月貿易収支の悪化からポンド売りが強まった。 NY市場では、米貿易赤字が予想以上に縮小した事を受けて、ドルが全面高となった。ユーロドルは1.3001から1.2931へ下落、ポンドドルも1.9422から1.9317まで値を下げた。 ドル円は119.15から119.78まで上昇したが、119.80のオプションの防戦売りや「日本の財務省が本邦金融機関に圧力をかけて120円台をつけさせないようにしている」との噂が出て、更に上値追いとはなっていない。一方クロス円は総じて揉み合いで、ユーロ円は154.54から155.26、ポンド円は231.77の高値から230.90近辺へ値をさげ、オージー円は92.77まで下落した。
【経済指標&要人発言】
日・対内外証券投資(12/24-30)
対内株式投資:1327億円の流入超
対内債券投資:5461億円の流出超
対外債券投資:1709億円の流出超
豪・11月貿易赤字:8.43億豪ドル(予想7.5億豪ドル、10月15.08億豪ドル)
独・12月卸売物価指数:前月比変わらず、前年比+3.7%
早川日銀調査統計局長
「景気拡大メカニズムは基本的には変化ない」「景気は緩やかな拡大を続けている」
「IT在庫は世界的な調整よりは国内の一時的な調整、シリアスに考えることはない」
「企業収益は期初計画比上振れているが、設備投資は計画を淡々とこなしている状況」
「10-12月期GDPの個人消費、リバウンドで結構大きなプラスになる可能性高い」
「個人消費はごく緩やかな増加を続けている」
「国際的な競争環境変化で、企業収益増が賃金に反映されなくなっている」
「米経済、おそらくはソフトランディングの方向にある」
プーチン・ロシア大統領
「ロシア石油企業に、原油生産削減協議を指示」
OPECスポークスマン
「2/1から実施する日量50万バレルの減産前倒しは、組織的決定ではなく、加盟国の個別判断」
英・11月貿易収支:-71.93億ポンド(予想-64.8億ポンド、10月-66.01億ポンド←-63.26億ポンド)
仏・11月鉱工業生産:前月比-0.2%(予想+0.5%、10月0.0%←-0.1%)
仏・11月貿易収支:-28.34億ユーロ(予想-23億ユーロ、10月-27.94億ユーロ)
独・12月生産者物価:前月比0.0%、前年比+3.7%(11月+0.1%、+3.7%)
中・2006年中国貿易収支:+1774.7億ドル(2005年+1020億ドル)
ブルトン仏財務相
「第4四半期の仏GDP伸び率は0.6-0.8%の見通し」
米・週次MBA住宅ローン申請指数(1/5):前週比+16.6%(前回:3.6%)
米・11月卸売在庫:前月比+1.3%(予想+0.4%、10月+0.4%←+0.8%)
米・11月貿易収支:-582億ドル(予想-599億ドル、10月-588億ドル←-589億ドル)
対中国:229.2億ドル(前月比-5.9%)、対日本:79億ドル(同比-4.2%)
対カナダ:54.2億ドル(同比-0.8%)、対メキシコ:54.4億ドル(同比+5%)
対EU全体:95.0億ドル(同比+0.5%)、対OPEC諸国:68.3億ドル(同比-9.5%)
米・週次原油在庫統計:前週比-499万バレル(予想-150万バレル、前回-130万バレル)
加・11月貿易収支:+47億カナダドル(予想+38億カナダドル、10月+38億カナダドル)
加・11月建築許可件数:前月比+3.0%(予想-2.5%、10月+7.8%←+6.1%)
加・11月新築住宅価格指数:前月比+0.5%(予想+0.3%、10月+0.2%)
モスコウ米シカゴ連銀総裁(投票権有)
「インフレリスクは主な懸念」
「失業率4.5%は警戒が必要である事を意味する」
「来年のGDP成長率は加速」
「平均GDP成長率は潜在的ペースを若干下回る」
「景気減速は企業信頼の妨げとはなっていない」
「明らかに更なる追加利上げが必要となる可能性ある」
「金利政策は指標次第」
「住宅市場は米景気の下方リスク」
「雇用市場はかなり強い」
フィッシャー米ダラス連銀総裁(投票権無)
「外貨準備通貨シフトがドルに打撃となる必然性は無い」
「経済に対して悲観的な先入観がある」
「経済は堅調」
「米経済は2%成長から上昇する」
「現在の金利水準にはかなり満足」
「逆イールドは一部自信の表れで、景気後退を示すとは思わず」
周小川総裁・中国人民銀行
「経済指標とインフレ率を注視している。現時点で現行金利を変更するかは不確実。今後の経済指標動向をみる」
グロース・独経済技術相
「ドイツ政府には、ユーロの管理方法を変えなければならない、理解可能な根拠は見当たらない」
11日の東京市場のこれまでの取引は、静かながら昨晩から出ている120円越えのリスクをヘッジするオプション取引の動向などから、ドル円は米系リアルマネーや米系証券からの買いで119.50から119.98まで値を上げたが、引き続きオプションの防戦に上値を抑えられた。 ユーロドルは1.2936から1.2971でECB理事会を前に堅調。 ポンドドルは1.9322から1.9349で小動きとなった。 一方クロス円はドル円上昇に堅調気味で、 ユーロ円は154.64から155.59へ上昇し、オーストラリア12月の雇用情勢改善を受けて、オージー円は92.85から93.80まで強い上昇、ポンド円も230.84から232.09まで値を上げている。 ロンドン市場では、円売りが継続して、ドル円は120円のオプションの防戦を遂に上抜けた。 NY市場では、予想外の英中銀の利上げで一時ポンド買いが強まったが、その後はECB定例理事会で金利据え置きが決定され、トリシェECB総裁発言が“強い警戒”を示さなかったことから、大きくユーロ売りとなった。 ユーロドルは、ユーロポンドの売りも伴って1.3016から1.2882まで大きく下落、ポンドドルも1.9537から1.9330まで下落となった。 またドル円は119.96から一時120.65の高値をつけた。 一方クロス円はロンドンで上値拡大となったが、その後は調整的となった。 ユーロ円は156.35から1551.12へ下落、ポンド円は234.87の高値から233.55−60へ下落した。 またオージー円は94.29の高値へ上昇して底堅い展開となった。
【経済指標&要人発言】
尾身財務相
「金利は日銀が決めること。景気を支援する金融政策を望む。」
大田経済財政担当相
「日銀はデフレ脱却見通しに対する説明責任果たすべき」
石油輸出国機構(OPEC)議長
「原油価格の下落は大きな懸念材料、必要なら一段の措置をとる」
日・12月末外貨準備高:8953.20億ドル(前月比-16.29億ドル)
日・11月景気動向指数:先行20.0%、一致50.0%、遅行75.0%(10月先行54.5%、一致75.0%、遅行20.0%)
日・12月工作機械受注額:前年比-2.4%(51ヶ月ぶりの減少)
豪・12月失業率:4.6%、雇用者数:+44600人(フルタイム:+1.77万人、パート:+2.69万人
中:12月原油輸入:1156万トン、2006年1億4518万トン(前年比+14.5%)
英・11月鉱工業生産:前月比+0.5%(予想+0.3%、10月-0.6%←-0.8%)
英・11月製造業生産:前月比+0.3%(予想+0.3%、10月-0.3%←-0.4%)
ユーロ圏・7-9月期GDP改定値:前期比+0.5%(予想+0.5%、前期+1.0%)
ガスパリ・スロベニア中銀総裁(独紙)
「現在のユーロ水準について深く懸念する必要はない」
「インフレは依然リスク、ECBは警戒続け必要なら行動すべき」
独連邦統計庁
「2006年の独GDP伸び率は2.5%」
「2006年の独財政赤字、GDP比で2.0%」
グロース独経済技術相
「06年の独GDP伸び率、07年に成長が加速する基盤に」
「ドイツの07年経済成長率予測は現在の1.4%を明らかに上回る」
アルスワイディUAE中銀総裁
「ペルシャ湾岸諸国、ドルとのペッグ制を見直している」
藤井財務次官
「為替はファンダメンタルズ反映すべきとのG7声明の考えに変わりない」
「(金融政策)民需主導の経済成長を金融面から下支えして欲しい」
米・週次新規失業保険申請件数:29.9万件(予想32.4万件)、前回32.5万件←32.9万件
英中銀金融政策委員会:政策金利25べーシスポイント引き上げ5.25%に決定
欧州中央銀行(ECB)理事会:政策金利3.5%に据え置き
トリシェECB総裁
「前回の理事会以降に発表された情報は、12月の利上げ決定の根拠をさらに支えたほか、すべての動向を非常に注意深く監視すること(very
close monitoring)が重要ということを確認した」
「ECB政策金利は引き続き緩和的」
「インフレ期待の抑制が成長の鍵」
「確固たる時期を得た行動が物価防衛に必要」
「“強い警戒(strong Vigilance)”の言及は行わなかった」
「12月会合時と状況はほぼ同様」
「07年、08年インフレは2%前後」
「物価動向見通しは引き続き、上向きリスクに傾いている」
「市場の3月利上げ予想は適切」
ガイトナーNY地区連銀総裁(投票権有)
「(ドル準備高が)ある程度高水準になると、それは米長期成長見通しに弊害をもたらす可能性のある形で、投資および消費に関する現在の決定を修正もしくはゆがめる可能性がある」
バイズFRB理事
「米経済は住宅、自動車を除けば完全に稼動」
安倍首相
「政府・日銀はデフレから脱却し、安定成長を目指す目標を共有している」
尾身財務相
「為替相場はファンダメンタルズを反映すべきだが、水準に関してのコメントは控える」
ボストン地区連銀
「ミネハン米ボストン地区連銀総裁、本年退任予定」
全人代常務副委員長
「中国、外貨準備にユーロ債の採用を検討」
12日の東京市場は、ドル円は本邦機関投資家やシカゴ筋の買いから120.32から120.74まで上昇したが、毎度オプションの防戦や輸出の売りに上値を抑えられた。 ユーロドルは1.2877と下値を拡大したが、この位置からは1.2917まで反発した。またポンドドルは1.9432から1.9485で底堅く推移。 一方クロス円は揉み合い気味ながら堅調な展開が継続した。 ユーロ円は155.13から155.86へ上昇、ポンド円は233.87から235.02の高値まで上昇し、早々と今年の高値を更新した。またオージー円は93.78から94.18、NZD円は82.79から83.43での推移となった。 ロンドン市場は、材料難の中静かな動向となった。 NY市場では、昨年7月来の伸びを示した米12月小売売上高や過去7ヶ月で最大の上昇となった米12月輸入物価指数を受けてドル買いとなったが、 3連休を控えたポジション調整のドルの利食いが優先した。 ユーロドルは、1.2865まで下落したが、中東中銀の買いやオプションの防戦買いが下値を支え、1.2945まで波発した。 ポンドドルは、利上げ後のユーロポンドの売りが強まり、19449の安値から再度NYで1.94554が支えられ、1.9607まで一時上昇し、ドル円は、時事通信の「日銀は利上げ実施の方向に傾いている」との報道から120.63から120.16まで値を下げた。 一方クロス円はまちまちの動向となったが、ユーロ円は155.75から155.18へ値を下げ、ポンド円は今年の高値を更新して一時235.94の高値をつけ、高値圏で終了している。 またオージー円も94.34まで反発したが、 NZD円は揉み合いが継続し、カナダ円は103.01まで上昇した。
【経済指標&要人発言】
日・対内外証券投資(12/31-1/6)
対外債券投資:798億円の流入超
対内債券投資:1227億円の流出超
対内株式投資:299億円の流出超
日・12月マネーサプライ:前年比+0.8%
日・12月景気ウォッチャー調査:現状判断48.9、先行き判断48.9
タイ・1月5日外貨準備高:660億ドル
福井日銀総裁
「経済・物価情勢を丹念に点検しながら、金融政策を適切に運営」
「生産・所得・支出の好循環が作用し、息の長い成長が続く見通し」
「需給ギャップは需要超過方向で推移していく」
「CPIの先行き、プラス基調を続けていくと予想」
ロート・スイス中銀総裁(1/11)
「スイス・フランはファンダメンタルズと異なる動きを示しており、大幅に調整する可能性がある」
仏・12月消費者物価指数確報:前年比+1.7%(予想+1.6%、11月+1.6%)
シュタインブリュック財務相
「独VAT税率引き上げ、第1四半期の成長に若干影響与える可能性」
米・12月小売売上高:前月比+0.9%(予想+0.6%、11月+0.6%←+1.0%)
米・12月小売売上高(除く自動車):前月比+1.0%(予想+0.5%、11月+0.7%←+1.1%)
米・12月輸入物価:前月比+1.1%(予想+0.6%、11月+0.5%←+0.2%)、前年比+2.5%(11月+1.3%←+1.2%)
米・11月企業在庫:前月比+0.4%(予想+0.3%、10月+0.2%←+0.4%)
米・12月財政収支:+445億ドル(予想+200億ドル、前年同月+110億ドル)
ミネハン米ボストン地区連銀総裁(投票権有)
「インフレは引き続き難題」
「07年は緩やかな経済成長の見通し」
「逆イールドカーブはかならずしも経済の予測とならず」
「イラク戦争は財政に負担」
クワデン・ベルギー中銀総裁
「ユーロ圏金利は50年来の低水準」
「ユーロ圏では金融の安定がみられる」
「ユーロは欧州での更なる成長に貢献した」
「低金利は成長に貢献した」
「ECBの独立が政策に貢献」
「低水準の長期金利はECB信頼性によるもの」
ガルガナス・ギリシャ中銀総裁
「ECBはインフレ抑制に成功」
「ユーロはかなり成功した」
尾身財務相
「為替相場はファンダメンタルズを反映すべき」
「為替相場についてコメントする立場でない」
「外貨準備の構成を変更する計画ない」
15日の東京市場は、予想を上回った11月の機械受注を受けて、ドル円は120.47から120.07まで下げたが、押し目買いに更に下落は進んでいない。 ユーロドルは1.2915から1.2957で堅調推移、ポンドドルも1.9575−1.9630での小動きとなったが、ユーロ円はユーロ債の償還・利払い売りで、155.65から155.08まで値を下げたが、大口のビッドが入り、 155.70まで反発した。 またポンド円も個人投資家の利食いが優先し、235.95から234.95まで下げたが、その後は高値圏に反発、 オージー円も94.45から94.17まで値を下げたが、94.47まで反発した。 海外市場は、NY市場がキング牧師の誕生日で休場であることから動意が薄い展開となったが、 唯一英11月生産者物価指数や住宅価格が上昇したことで、ポンド相場が堅調な推移を示した。 ユーロドルは1.2929から1.2954での揉み合い、ポンドドルは1.9607から1.9669で推移となり、ドル円は120.24から120.61へ上昇した。 一方クロス円は、ユーロ円の大口の買いから、総じて堅調な上昇となり、ユーロ円は155.64から156.11、ポンド円は237.02の高値まで一時上昇し、オージー円は94.69、NZD円は83.92、カナダ円は103.31まで反発した。
【経済指標&要人発言】
中川自民党幹事長(1/14)
「政府には(日銀金融政策決定会合の議決を延期するように求める)議決延期請求権を行使する義務がある。」
塩崎官房長官
「利上げに関する日銀からの申し入れはない」
「中川自民党幹事長発言にはノーコメント」
大田経済財政担当相
「低金利は是正していかなければならないが、タイミングが重要」
「議決延期請求権行使、仮定の話でなんともいえない」
「デフレからの完全脱却が今年の最重要課題」
「足元消費に弱さ、日銀も認識を共有している」
「12月決定会合以降の判断材料に変化はない」
「日銀は金融面からデフレ脱却の道筋を支えて欲しい」
薄中国商務相「貿易黒字の縮小は2007年の優先課題」
黒田アジア開銀総裁「ドル相場、米経済好調で今年下落しないと予想」
英・12月生産者価指数(前月比):投入+0.1%、産出+0.2%(予想:投入+0.2%、産出+0.1%、11月:投入+0.6%←+0.1%、産出0.0%)
ユーロ圏・11月鉱工業生産:前月比+0.2%、前年比+2.5%(予想+0.8%、+3.1%、10月前月比-0.1%、前年比+3.6%)
英・11月住宅価格(地域・地方政府省):前年同月比+8.9%(10月+8.6%)
中・2006年末時点外貨準備高:1兆663億ドル
中・2006年中国への海外直接投資:
金融セクターへの投資含む:694.7億ドル(前年比-4.06%)
金融セクターへの投資除く:630.2億ドル(前年比4.47%)
グロース独経済技術相
「独政府、07年の経済成長率予測を上方修正へ(従来1.4%→1.5-2.0%へ)」
独政府関係筋
「独政府、07年の経済成長率見通しを1.7%に上方修正」
独産業連盟
「今年のユーロ相場、1ユーロ1.40ドルまで上昇も」
サバーハ・クウェート石油相
「OPEC、原油価格がさらに下落すれば緊急会合開く可能性」
トルシェ欧州中銀総裁
「金利について新たなメッセージは無い」
「振れの大きい原油価格がユーロ圏のインフレ動向の予想を困難にしている」
ユンケル・ルクセンブルク首相兼財務相(ユーログループ議長)
「欧州中銀は金融政策を恒久的な成長促進策にできない。」
クアデン・ベルギー中銀総裁
「ユーロ圏の金利は、依然として歴史的低水準にある。」
16日の東京市場は、全般的に材料難からの揉み合いとなった。 ドル円は、仲値不足や本邦機関投資家の買いで、120.40から120.63まで反発したが、本邦輸出企業の売りで、120.23まで下落した。 ユーロドルは、1.2924から1.2973で堅調な推移で、ポンドドルは1.9626から1.9683での推移となった。 一方クロス円は総じて揉み合い的で、ユーロ円は155.74から156.04、ポンド円は236.30から236.74、オージー円は94.14から94.47での推移となった。ロンドン市場は、英12月消費者物価指数や独1月ZEW景気期待指数が予想を上回る改善となったことからドル売り気味の展開となった。 ただし、NY市場では、1月NY連銀製造業業況指数が予想外に悪化したが、ポジション調整的なドル買い圧力が強く、逆に欧州通貨は値を消す展開となった。 ユーロドルは1.2990から1.2908へ下落、ポンドドルも1.9708から1.9591まで値を下げた。 またドル円は、「日銀は1月利上げ見送りの方向で最終調整」との報道で、120.23から一時120.77まで値を上げた。 一方クロス円は、ロンドンで総じて堅調気味となったが、欧州通貨の下落に値を消した。 ユーロ円は156.33から155.73へ下落、 ポンド円も237.27の高値を維持できず、オージー円も94.69の高値で上値をCapされた。 またカナダ中央銀行が政策金利を据え置いたことや原油価格が50.55ドルまで下落したことで、カナダ円は103.45から102.44へ下落。 早朝発表となったNZ第4四半期消費者物価指数が予想を下回ったNZD円は、84.13の高値から83.26まで急落気味となった。
【経済指標&要人発言】
日・12月企業物価指数:前月比0.0%、前年比+2.5%(前年比予想+2.5%、11月+2.7%)
日・11月鉱工業生産確報:前月比+0.8%(速報値:+0.7%)
NZ・10-12月期NZIER企業景況感調査:+3%(7-9月期-19%)、景気悪化予想5%(24%)
英・10-12月期住宅価格指数:+37.0
中川自民党幹事長「日銀の判断が政府と異なるなら国民への説明が必要」
尾身財務相
「日銀金融政策決定会合で議決延期請求権を使う局面ではない」
「日銀の金融政策では金融面から経済を支えて欲しい」
大田経済財政政策担当大臣
「議決延期請求権の判断はしていない、見送り報道は誤り」「利上げは日銀の専管事項」
英・12月消費者物価指数:前年比+3.0%(予想+2.8%、11月+2.7%)
独・1月ZEW景気期待指数:-3.6(予想-10、12月-19)
リープシャー・オーストリア中銀総裁
「独VAT増税、影響判断には数カ月必要」
安倍首相
「金利政策は日銀の専管事項、適切な判断すると思う」
「政府と日銀、デフレ脱却し安定成長を目指すとの同じ目標を共有」
「金利は日銀が決めること、私が申し上げることはない」
TBS
「日銀が1月利上げ見送りの方向で最終調整」
米・1月NY連銀製造業業況指数:9.1(予想20.1、12月22.2←23.1)
カナダ中央銀行:政策金利4.25%で据え置きを決定
トルコ中銀:政策金利17.5%に据え置きを決定
ラトIMF専務理事
「07年の世界成長は5%に近づいている」
「世界不均衡は引き続きかなりのリスク」
「世界経済の下方リスクは縮小」
「日本のインフレ圧力は事実上存在しないため、金融緩和の解除は緩やかに進めていくのが妥当」
「中国政府は金融システムの自由度を高める事が必要」
「中国での効果的、現実的な為替動向をめざす事は、中期的に中国、世界経済にとり重要」
センタンス英中銀金融政策委員
「1月利上げは賃金、需要抑制が狙い」
「BOEはインフレが目標水準に低下させる必要がある」
「短期的なインフレ率の上昇は目標を超える可能性がある」
「もしCPIが目標に達すれば賃金成長は限られる」
「雇用拡大に伴う景気拡大の継続する可能性は少ない」
「4-6%の失業率は低インフレと密接に結び合っている」
シュタルクECB理事
「ユーロに経済問題の責任はない」
「ユーロ圏各国の赤字は強い経済により縮小」
カナダ中銀
「インフレリスクは、ほぼバランスしている」
「カナダ07年前半の経済成長は2.5%を予想」
「07年前半のカナダCPIは1%を小幅上回る見込み」
「インフレは08年、2%に戻る可能性」
「コアインフレは07年前半に2%に戻る可能性」
「06年後半カナダGDPは平均1.6%の概算」
「米需要低下を受けた輸出の鈍化に伴い景気は減速」
「国内需要が成長に強く貢献」
17日の東京市場は、ドル円は仲値に向けてじりじり上昇。 昨日の日銀の利上げ先送り報道が影響して、120.65から120.88まで上昇したが、上値は本邦輸出企業からの売りオーダーや121円のアジア中銀のオプションのトリガーの防戦売りで上げ渋った。 ユーロドルは、1.2911から1.2940まで堅調推移で、ポンドドルは1.9606から1.9642での小動きとなった。 一方クロス円も総じて揉み合いで、ユーロ円は155.84から156.22へ上昇し、ポンド円は236.54から237.09、オージー円は94.26−67、カナダ円は102.47−77での推移。 また早朝第4・四半期消費者物価指数が悪化したNZD円は、83.10まで下げるも、その後は原油価格の下落が大きな原因との見方から83.61まで反発したが、 上値の重い展開が継続した。 昨日海外市場では、11月対米証券投資が1000億ドルの流入を記録するとの噂や米12月生産者物価指数が予想を上回ったことで、ドル買いが先行した。 ただし、実際の11月対米証券投資は予想を下回り、米12月鉱工業生産が3ヵ月ぶりの前月比プラスとなるも、ドルは売り戻された。 ユーロドルは一時1.2897まで下落したが、1.2951まで反発。 ポンドドルは、英12月雇用統計で平均所得伸び率が予想を下回ったことから、ロンドンで1.9631まで下落したが、1.9723へ上昇、ドル円は、ロンドンで日銀金融政策決定会合を前に、利食いが優先となり120.34まで下げたが、下落は限定的となり、120.76まで反発した。 一方クロス円はまちまちの展開で、 ユーロ円は155.52まで下落したが、その後156.21へ再上昇、 ポンド円は237.89、 オージー円は94.94まで反発となった。 またベージュブックは、サプライズに欠けて、市場では全く反応が出なかった。
【経済指標&要人発言】
日・11月経常黒字:1兆7564億円(前年比+21.5%)、貿易黒字:1兆0321億円(前年比+48.3%)
日・12月対内外証券投資
対内株式投資:1兆6774億円の流入超
対外債券投資:1410億円の流出超
対内債券投資:7324億円の流入超
日・12月消費者態度指数:47.3(+1.7)
NZ・10-12月期消費者物価指数:前年同期比+2.6%(予想+2.8%、前期+3.5%)
独・12月消費者物価指数確報:前月比+0.8%、前年比+1.4%(予想+1.4%、11月+1.5%)
塩崎官房長官「日銀の独立性もあり、コメントは控えたい」
英・12月失業率:3.0%(予想3.0%、11月3.0%)
英・12月失業者増減数:前月比-5500人(予想-3000人、11月-5700人)
英・12月平均所得伸び率:前年比+4.1%(予想+4.2%、11月+4.1%)
独・12月消費者物価指数確報:前年比+1.4%(予想+1.4%、11月+1.5%)
ユーロ圏・11月貿易収支:+31億ユーロ(予想+20億ユーロ、10月+24億ユーロ)
ユーロ圏・12月消費者物価指数改定値:前年比+1.9%(速報+1.9%、11月+1.9%)
米・12月生産者物価指数(PPI):前月比+0.9%(予想+0.4%、11月+2.0%)、前年比+1.1%(予想+0.7%、11月+0.9%)
米・12月コアPPI:前月比+0.2%(予想+0.1%、11月+1.3%)、前年比+2%(予想2.0%、11月1.8%)
米・11月対米証券投資状況:749億ドルの買い越し(10月同604億ドル←622億ドル)
米・11月対米長期証券投資状況:684億ドルの買い越し(予想同750億ドル、10月同853億ドル←823億ドル)
米・12月鉱工業生産:前月比+0.4%(予想+0.1%、11月-0.1%←+0.2%)
米・12月設備稼働率:81.8%(予想81.6%、11月81.6%←81.8%)
米・1月NAHB住宅建設業者指数:35(予想33、12月33←32)
米地区連銀経済報告(ベージュブック)
「ほとんどの地区で景気は緩やかな拡大」
「物価は緩やかに上昇」
「1/3の地区で価格圧力が弱まった」
「雇用は逼迫」
「ほとんどの地区で住宅市場は引き続き弱い。商業不動産は堅調」
「小売は緩やかに上昇」
「自動車販売は鈍い」
「製造業はほとんどの地区で拡大」
「賃金上昇は緩やか」
ミシュキン米FRB理事
「中銀は住宅価格目標を設定すべきでない」
「住宅市場が景気を押し上げる事となれば利上げ必要」
イエレン米サンフランシスコ連銀総裁(投票権無)
「政策金利は適切」
「インフレは好ましい水準を依然として上回っている」
「物価には過去の利上げの影響が完全に現れていない」
「米長期財政見通しに脅威」
「米潜在的成長は2.75-3.0%」
「米失業率の低さは政策当局者にとり危険信号」
「米失業率は年末までに5%近辺に上昇予想」
「市場の利下げ予想は理解できず」
「米経済下振れリスクは若干低下」
18日の東京市場は、日銀が政策金利据え置きを6対3を決定したことで、ドル円は120.48から121.34まで上昇した。 ユーロドルも1.2934から1.2978とユーロ円の買いで堅調気味。 ポンドドルは1.9695から1.9750まで反発した。 一方クロス円は、ドル円の上昇に軒並み高で、 ユーロ円は155.98から157.32、ポンド円は237.42から239.60、 オージー円は94.77から95.64へ大きく上昇した。また福井日銀総裁の発言は淡々としたもので、これも失望感を買っている感じ。 ロンドン市場は、日銀金融政策決定会合の結果や福井総裁の記者会見を受けて、円が大幅に売られた。 NY市場では、米12月消費者物価指数がコアともに堅調な数字、米新規失業保険申請件数が2006年2月以来の低水準、米1月フィラデルフィア連銀製造業景況指数が5ヵ月ぶりの高水準に達したが、ドル買いは続かなかった。ペルシャ湾岸で米国籍船とイラン船が衝突したとの報道やスペイン中銀・オルドネス総裁による「政策金利は引続き緩和的」との発言、米国債利回りが低下したことやバーナンキFRB議長が議会証言で米国の財政赤字についての懸念を表明したことなどがドルの上値を抑えたと言われている。 ユーロドルは一時1.2897まで下落したが、中銀の買いが下値を支え、1.2970へ反発。 ドル円は121.50のオプションの防戦をつけたが、上昇は121.60で上げどまり121.16へ調整的。 ポンドドルは一時1.9780まで上昇した後、1.9636まで急落気味も再度1.9750まで反発と乱高下気味となった。 一方クロス円も総じて高値へ上昇したが、上値は抑えられた。 ユーロ円は157.39の高値から156.63まで下落後、157円台を回復。 ポンド円は240.02の高値から238.40近辺へ値を下げ、オージー円は95.79まで一時上昇した。
【経済指標&要人発言】
日・11月第3次産業活動指数:前月比-0.3%
日・対内外証券投資(1/7-13)
対内債券投資:292億円の流出超
対外債券投資:400億円の流出超
対内株式投資:2763億円の流入超
日・11月改訂景気動向指数:先行18.2%、遅行60.0%、一致65.0%(速報:先行
20.0%、遅行75.0%、一致50.0%)
日銀金融政策決定会合:6対3で現状の金融政策維持を決定
福井日銀総裁
「現状維持反対3名は利上げを提案」
「消費の増加基調、確信持てるかで判断わかれている」
「CPI下がって利上げが遠のくほど単純なものではない」
「消費は当初予想よりいくばくか弱いのは事実」
「市場もかなり不確実性を持っていると感じていた」
「特定の指標強ければ政策判断に結びつくわけではない」
「家計部門や物価動向などさらに見極める必要があると判断した」
「金融政策スタンス、基本的な考え方に変化ない」
「具体的な金融政策は経済・物価情勢の変化に応じて行う」
「今回の決定は経済物価情勢以外の要素入り込む余地なし」
「フォーワードルッキングなスタンス、手前の指標を一切無視するものではない」
「今週になって日銀から政府へ連絡は何もしていない」
「総裁・副総裁3人は現状維持、将来的に意見異なることありうる」
安倍首相
「日銀は力強く安定的な成長との目標を政府と共有、そのなかで適切に判断する」
中川自民党幹事長
「利上げ見送り、政府と共有する景気判断あれば当然の判断」(時事)
日銀1月金融経済月報
「景気は緩やかに拡大、足元の景気判断を据え置き」
「先行き、景気は緩やかな拡大を続けるとみられる」
「CPIはプラス基調を続けていくと予想」
「個人消費はやや伸び悩みつつも増加基調にある」
「国内企業物価、国際商品市況反落の影響で目先弱含みないし横ばい推移」
日銀展望リポート中間評価
「先行きCPIは見通しに概ね沿って推移」
「CPIは足元、原油の影響もあり幾分下振れ」
「景気の足元は個人消費中心に幾分下振れ」
「成長率下振れは、06年度の発射台0.3%縮小も影響」
「景気の先行きは見通しに概ね沿って推移」
「景気の先行き、生産・所得・支出の好循環メカニズム維持される」
仏・11月経常収支:-30億ユーロ(10月-49億ユーロ)
アルムニア欧州委員
「ユーロの上昇は、極めて緩やか」
「2007年ユーロ圏GDP伸び率、前年と近い水準に(2.6%前後)」
コペ仏予算担当相
「06年の仏財政赤字は365億ユーロ、従来予想下回る(11月時点425億ユーロ)」
ラガルド仏貿易担当相
「ECBは成長重視すべき、仏企業はユーロ高すぎると認識」
「人民元は依然として過小評価、一層の改革が必要」
ベスリー英中銀金融政策委員
「英サービス部門の余剰資源不足と熟練労働者の不足がインフレのリスク要因に」
安倍首相
「政府・日銀、考え方は十分連携取れている」
「経済の状況見て適切にすることが大切」
高虎城中国商務省事務次官
「中国、内需拡大などで貿易黒字削減に取り組む」
米・12月住宅着工件数:164.2万戸、前月比+4.5%(予想156万戸、11月157.2万戸←158.8万戸)
米・12月住宅建築許可件数:159.6万戸、前月比+5.5%(予想150万戸、11月151.3万戸)
米・12月消費者物価指数(CPI):前月比+0.5%(予想+0.4%、11月±0%)、前年比+2.5%(予想+2.5%、11月+2.0%)
米・12月コアCPI:前月比+0.2%(予想+0.2%、11月±0%)、前年比+2.6%(予想+2.6%、11月2.6%)
米・週次新規失業保険申請件数:29.0万件(予想31.5万件、前回29.0万件←29.9万件)
米・1月フィラデルフィア連銀製造業業況指数:8.3(予想3.0、12月-2.3)
米・週次原油在庫:前週比+677万バレル(予想+10万バレル、前回-499万バレル)
加・11月国際証券取扱高:+109億加ドル(予想-20億加ドル、10月-41.8億加ドル←-50億カナダドル)
加・11月製造業出荷:前月比+2.3%、(予想+1.1%、10月+0.2%←-0.1%)
バーナンキ米FRB議長
「財政赤字の安定は“嵐の前の静けさ”」
「経済成長だけでは財政問題を解決できず」
ピアナルト米クリーブランド連銀総裁(投票権無)
「インフレ予想は安定継続」
「インフレリスクの拡大は継続せず」
「もし価格低下が継続しなければ連銀は対応必要」
ビーニ・スマギECB理事
「流動性でなく、貯蓄が長期金利を低水準に抑える」
「世界の流動性は引き続き豊富」
オルドネス・スペイン中銀総裁
「ユーロ圏の金融政策は依然緩和的」
「ユーロ圏の12月のインフレ指標は“非常に前向き”なもの」
ECB月報
「中国は人民元上昇容認を。国際的な不均衡是正要請」
カナダ中銀金融政策報告
「輸出が景気減速に繋がる見通しにより、07年の経済成長率見通しを10月時点の
2.5%から2.3%へ下方修正し、08年は2.8%を予想する」
19日の東京市場は、ドル円では、昨日の上昇からは警戒感の強い感じとなったが、仲値不足やユーロ円の買い、 また尾身財務相の「為替の今の水準にコメントするのは適当ではない」、「為替はファンダメンタルズを反映していると理解」との発言を受けて、121.15を下値に121.40まで上昇したが揉み合気味の展開となった。 ユーロドルは、ユーロ円の買いを受けて、1.2957から1.3002まで上昇したが、ポンドドルは1.9736−60で揉み合いとなった。 一方クロス円は全般に堅調で、ユーロ円は米系ファンドの買いで157.08から157.68へ上昇、ポンド円は239.15から239.80、オージー円は95.54−84NZD円は84.13−37、カナダ円は103.13−35での推移となっている。 ロンドン市場では、英11月小売売上高が予想を大幅に上回ったことを受けポンド買いが強まり、円はポジション調整的に買戻しがはいった。 NY市場では、米1月ミシガン大学消費者信頼感指数速報が04年1月来の強い結果となったことからドル買いが強まったが、下値でのドル売りニーズに、ドルは高値圏を維持できなかった。 ユーロドルは、1.2990から1.2915へ下落したが、中銀の買いやECB高官のタカ派発言にショート・カバーで1.2972まで反発して引けた。 ポンドドルは1.9696から1.9774での推移、ドル円は121.10から121.49で輸入筋の買いと輸出筋やオプションの売りに挟まれて、狭い範囲での動向となった。 一方クロス円は全般的に利食い優先で、ユーロ円は157.41から156.87へ下落、ポンド円は239.00へ下落後、239.70へ反発、オージー円は、95.32へ下落後95.80まで値を回復した。
【経済指標&要人発言】
バイズFRB理事
「米経済、住宅以外は堅調。米住宅市場の低迷、最悪期は過ぎた模様。」
「米国の雇用と賃金の伸びは強い。」
「米労働力伸びが減速、月間の新規雇用者増加数は11万人程度が均衡の目安」
尾身財務相
「為替の今の水準にコメントするのは適当ではない」
「為替はファンダメンタルズを反映していると理解」
フレアティ・カナダ財務相(北京)
「中国、国際金融システムで応分の役割果たすべき」
英・12月小売売上高:前月比+1.1%(予想+0.5%、11月+0.3%)
独政府スポークスマン
「メルケル独首相が欧州理事会の議長としてECBを訪問する。ユーロの安定について協議する可能性がある」
シュタルクECB理事
「ユーロ圏の金利は依然として低水準」
ベスリー英中銀金融政策委員(1/19日付ウェールズ紙)
「インフレが賃金交渉に波及するのは常に懸念事項」
「物価上昇率を目標値に戻すまで必要な措置を講じる」
「物価上昇率が目標値に戻るには、賃金や価格決定者が責任ある行動をとることが必要」
米・1月ミシガン大学消費者信頼感指数速報:98.0(予想92.5、12月91.7)
カナダ・11月卸売売上高:前月比+0.1%(予想+0.6%、10月-0.4%←-0.2%)
ラッカー米リッチモンド連銀総裁(投票権無)
「インフレは引き続き最大のリスク」
「価格圧力の鈍化の確認には数ヶ月かかる」
「07年末までに経済成長はおおよそ3%に拡大」
「住宅、原油価格は経済見通しにおける主要リスク」
「07年の成長率見通しは2.5-2.7%」
「消費はかなり強い」
「住宅市場が安定した一時的な兆候がある」
「住宅市場は引き続き07年前半において経済の妨げとなる」
「生産が増加すれば、賃金上昇はインフレとはならず」
「実質金利は歴史的に低水準」
「突出した海外の貯蓄が米長期利回りを低下させている」
「逆イールドは景気後退の兆候を示すものではない」
「インフレ期待に完全に満足しているわけではない」
ホーニグ米カンザスシティー連銀総裁(投票権有)
「米経済に関しては楽観的」
「ドル安により米国の競争力は強まる」
「金融政策は緩やかな引締め型」
「現在の政策金利水準はインフレを後退させる」
「コアCPI上昇率は2%に大幅に近づく必要」
「エネルギー価格の動向が景気のリスク」
「06年末の経済成長率はおおよそ2-2.5%」
「雇用市場は06年を通してかなり強かった」
「インフレは高水準にあり、CPIでの前年比2.6%は引き続き若干高い」
「07年の経済成長率は2.5%、または若干上回る見通し」
「金融政策決定はこれからの指標次第」
ガルガナス・ギリシャ中銀総裁
「ECB政策は引き続きかなり緩和的にある」
「ユーロ13カ国のGDP成長は潜在的水準を上回る可能性」
「インフレが加速する可能性は高い」
「ECBは時期を得た即刻の対応を行う準備がある」
ウェーバー独連銀総裁
「もし賃金インフレの脅威が顕在するとECBは対応する可能性」
「金融政策は緩和的」
「インフレ見通しは十分に良好でない」
「ドイツ経済成長に自信」
「07年は輸出、投資、雇用拡大が成長を支える」
メルケル独首相
「ECBへの政治的圧力はユーロの信任損ねる」
22日の東京市場は、静かな動向も海外ファンド筋からの買いでドル円は121.21から121.48まで上昇した。 ただし、121.50から上に控えている本邦輸出企業からの売りオーダーが上値を抑えた。 ユーロドルは、1.2955から1.2979で堅調で、 ポンドドルは1.9736から1.9772での推移となった。 一方クロス円も総じて堅調で、ユーロ円は米系ファンド筋による円キャリートレード絡みの買いで157.08から157.59まで上昇、ポンド円も239.18から239.80、オージー円は95.54から95.96での推移となった。 NZD円だけが、どちらかというと84.17−41での揉み合いが継続している。温家宝中国首相が「外貨準備の利用方法について積極的に模索し多様化していく」と述べているが、あまり材料となっていない。ロンドン市場では、材料難の中、ユーロ円のポジション調整売り若干目立った程度。 NY市場でも手掛かり難から動きの鈍い展開が継続したが、ドルの買い戻し気味の展開となった。ユーロドルは、1.2975から1.2923まで下落、ポンドドルは、1.9718から1.987での推移。また円売りムードは変わらず、ドル円は121.32から121.80まで上昇した。 一方クロス円も全般的に堅調なムードが維持され、ユーロ円は157.34から157.64での推移となり、 ポンド円は今年の高値を更新して、240.61まで一時上昇、 オージー円は96.17、NZD円は85.18で起債絡みのビッドで値を上げたが、カナダ円は102.768まで値を下げた。
【経済指標&要人発言】
豪・第4・四半期生産者物価指数:前期比+0.2%、前年比+3.5%(予想+0.3%、3.6%)
独・12月生産者物価:前月比0.0%、前年比+4.4%(予想+0.1%、+4.6%、11月0.0%、+4.7%)、2006年前年比+5.5%(2005年+4.6%)
中川自民党幹事長(共同)
「2月日銀金融政策決定会合前に政府・日銀が目標を一致させるあり方を経済財政諮問会議で議論してほしい」
中国国家外為管理局(SAFE)
「中国は双子の黒字(経常収支黒字・資本収支黒字)削減に向けて、資本の流出を加速させる」
温家宝中国首相
「外貨準備の利用方法について積極的に模索し多様化していく」
ライス米国務長官(独シュピーゲル誌)
「イランには今後追加制裁が科される可能性があることを考慮すべき」
ラトIMF専務理事
「世界の不均衡、早急な解決策はない」
「中国が為替相場をさらに柔軟化することは、アジアの国・地域が急激な資本流入がもたらす潜在的リスクに対処するのに役立つ」
10-12月期全国財務局・管内経済情勢報告
「景気は緩やかな回復が続いている(総括判断を11期連続で据え置き)」
「(5期連続で)全地域が回復基調」
独・12月生産者物価:前月比±0%、前年比+4.4%(予想+0.1%、+4.6%、11月0.0%、+4.7%)、06年前年比+5.5%(05年+4.6%)
大田経済財政担当相
「中川自民幹事長から政府・日銀で需給ギャップの見方に違いがあるのはおかしい、認識共有との発言」
「中川自民幹事長からはアコードや政策協調との発言はなかった」
「諮問会議でマクロ経済運営の議論行いたい」
「マクロ経済運営の認識共有、枠組みを意味するものではない」
内閣府幹部
「福井日銀総裁が、企業から家計への波及に関し政府と認識は違いない、と発言」
「福井日銀総裁が、労働需給がタイト化しているので、消費はゆっくり波及していく、と発言」
「中川自民幹事長が、日銀と認識共有化していくことが大事、と発言」
1月月例報告
「基調判断は据え置き、景気は消費に弱さみられるものの回復」
ラトIMF専務理事
「日銀の金融政策正常化、インフレ圧力後退や消費の弱さを考慮すべき」
「投資家はキャリートレードが永遠に続くと考えるべきではない」
「人民元の一段の柔軟化、中国の利益にかなう」
ブルトン仏財務相
「06年の仏財政赤字、対GDP比2.6%に縮小の可能性」
コンスタンシオ・ポルトガル中銀総裁
「ECB、原油安と独VAT引き上げの影響を考慮」
ハンガリー中銀:政策金利を8%に据え置き決定
コンファレンス・ボード
「米・12月米景気先行指数の発表を、予定されていた22日の東部標準時間午前10時
(日本時間23日午前零時)から、23日の同時刻(日本時間24日午前零時)に延期する」
曽中国副首相
「外貨準備が豊富な場合、政府は戦略的備蓄のため資源購入を拡大」
シカゴ連銀
「モスコウ米シカゴ地区連銀総裁、8/31に退任予定」
トゥンペルグゲレル欧州中銀理事
「ユーロ圏の経済成長見通しは良好」
イエレン米サンフランシスコ連銀総裁(投票権無)
「現在の政策金利はインフレ抑制のため適切」
「雇用市場の逼迫はインフレにとって大きなリスク」
「現在の財政赤字には懸念せず」
「米国は容認できない長期財政赤字に直面」
「世界貯蓄は世界の金利水準を低く抑える」
「外準の多様化がドル相場に影響を与える唯一の要因でない」
「雇用と物価圧力の間に単純な関連性はない」
「インフレが鈍化しなければ非常に大きな懸念」
「インフレが徐々に低下するよう望む」
ウェーバー独連銀総裁
「過去の原油高による影響波及を懸念」
「ECBは断固、時期を得た行動する用意がある」
「原油価格の低下がインフレの兆候を消滅させることとならず」
「中期的に行動の余地あり」
「インフレ加速するリスクや過去の原油価格の上昇が価格を押し上げるリスクは存続する」
「金融政策は原油価格が消費者に転嫁する2次的影響が現れるまで待つ事は出来ず」
「市場は原油価格が再び上昇するリスクを予測している」
「原油価格が低下を続けるとは予想していない」
「原油価格が低水準を保てばユーロ圏のインフレは低下する可能性」
「M3の拡大が物価安定への脅威」
23日の東京市場は、材料難から小動きに終始したが、2月の日銀金融政策決定会合でも利上げ見送りとの観測や堅調なクロス円の買いに支えられて、ドル円は121.58から121.75まで上昇したが、上値が重くポジション調整的に21.46まで下落した。 ユーロドルは、ファンド筋の買いが強まり1.2928から1.2975まで上昇、ポンドドルも1.9755から1.9822まで値を上げた。 一方クロス円は、総じて堅調で、ユーロ円は157.36から157.66、ポンド円は240.25から98年の高値に迫る240.92まで上昇し、オージー円は95.75から96.02での推移となった。 日銀金融政策決定会合議事要旨(12/18-19/06)は、全く材料となっていない。 ロンドン市場では、東京市場からのユーロ買いが継続した。 またユーロ圏の11月製造業受注が予想を上回ったことでさらに買いが強まり、全般的にドル売り気味の展開となった。 NY市場でも、ECB高官の金利に対するタカ派的発言や「米国が4月にもイランに侵攻する」との一部報道を受けて、 ドル売りが継続した。 ユーロドルは、1.2968から1.3045まで上昇、ポンドドルも1.9916まで一時上値拡大となったが、キング英中銀総裁が「早期の利上げは将来の利上げを限られたものにする」と述べたことから、利食いに値を崩した。 またドル円は一時121.11まで値を下げたが、下値では本邦輸入筋や機関投資家の買いに下げ止まり、福井日銀総裁の利上げに慎重な発言を受けて、121.71まで反発となった。 一方クロス円は総じて強い上昇が実現し、ユーロ円あ157.51から158.49へ上昇、 ポンド円も241.49の高値、オージー円も96.43の高値まで上昇した。
【経済指標&要人発言】
中国国家発展改革委員会幹部
「中国は、依然として投資が再び過熱する大きなリスクに直面」
「2006年の固定資産投資、約24%増加」
日銀金融政策決定会合議事要旨(12/18-19/06)
「経済・物価見通しがより確かになれば、1月会合以降の金利調整が適当」
「消費や物価の面で弱めの指標見られ、情報もう少し見極め必要との認識で一致」
「個人消費、雇用者所得増などで増加を続ける可能性高い」
「経済・物価の不透明感晴れるまで金利調整のタイミング見極める必要」
中国統計局
「2005年の国内総生産(GDP)伸び率を、10.2%から10.4%に上方修正」
スマギ欧州中銀専務理事
「成長見通しが確認されれば、欧州中銀は一段の利上げが必要」
「欧州中銀の金利は依然として緩和的」
塩崎官房長官
「政府・日銀は大きな経済のあり方について認識を同じにできればと思う」
ノワイエ仏中銀総裁
「ECBはユーロ相場について目標を定めていない」
ユーロ圏・11月製造業受注:前月比+1.4%(予想+1.0%、10月-0.5%←-0.6%)
英・英産業連盟(CBI)1月製造業受注指数:-9(予想-6、12月-5)
ハミリOPEC議長
「OPECバスケット価格、適切な水準は55ドル」
仏財務省
「06年の仏中央政府の財政赤字は361.6億ユーロで、予想以上に縮小」
米・12月景気先行指数:前月比+0.3%(予想+0.3%、11月±0←+0.1%)
米・1月リッチモンド連銀製造業指数:-11(予想4、12月-6)
加・12月消費者物価指数(CPI):前月比+0.2%(予想+0.2%、11月+0.2%)、前年比+1.6%(予想+1.7%、11月1.4%)
加・12月コアCPI:前月比-0.2%(予想±0%、11月+0.3%)、前年比+2.0%(予想+2.3%、11月+2.2%)
加・11月小売売上高:前月比+0.2%(予想+0.7%、10月-0.8%←-0.7%)
加・11月小売売上高(除自動車):前月比+0.1%(予想+0.5%、-0.8%←-0.7%)
加・12月景気先行指数:前月比+0.3%(予想+0.4%)、10月+0.5%
福井日銀総裁
「金融政策はあらかじめ設定されているわけではない」
「経済指標が強弱まちまちとなった場合には注視する必要がある」
「市場との対話は円滑とはいえない」
「キャリートレードの急激な巻き戻しは危険」
ドラギ・イタリア中銀総裁
「世界成長は強い」
「金融市場のリスクは低い」
「欧州の経済成長は上昇傾向」
「欧州経済拡大に減速の兆しはない」
ブッシュ米大統領
「石油戦略備蓄の規模倍増提案」
キング英中銀総裁
「英国のインフレ、成長のリスクは上向き」
「英国のインフレ予想は上昇」
「インフレは目標水準から乖離することを予防するべき」
「リスクが顕在化したため利上げを行った」
「早期の利上げは将来の利上げを限られたものにする」
「インフレは本年後半に急激に低下することを予想している」
「英国の賃金拡大ペースは抑制する必要がある」
「英中銀はインフレの根強い上昇が無い事を確実にする必要」
24日の東京市場は、早期には円安基調が継続して、ドル円は121.58から121.79まで上昇したが、ファンドや信託銀行の利食いのクロス円の売りが活発化し、 120.85まで大きく下落した。 ユーロドルは昨晩の強い反発からは揉み合い的で、1.3016から1.3037での推移、 ポンドドルはポンド円の売りが圧迫して、1.9830から1.9756まで下落となった。一方クロス円は、オージー円が豪州第4四半期消費者物価指数の悪化を材料に大きく売られてことから、全般的に利食い売りが優勢となり、ユーロ円はシカゴ筋の買いで158.62まで一時上値拡大となったが、その後は157.28まで急落。 ポンド円は241.34から238.76へ下落し、オージー円も、オージードルが米系から怒涛の売り0.7815まで急落したことで、96.47から94.45まで急落となった。24日のロンドン市場では、東京夕方からのポジション調整の円買いが継続したが、英中銀金融政策委員会議事の失望感からポンドが売られ、 バーゲン・ハンターの円売りニーズが下値を支え、ドル円、クロス円は急速に反転となった。しかし、NY市場では、一転して来月のG7で円の下落問題が取り上げられるとある高官の発言をきっかけに、再度大きく円が買い戻された。 ユーロドルは、1.3016からユーロ円の売りに圧迫され、1.2948まで下落、 ポンドドルは、1.9771から1.9646まで円を下げた。 またドル円はロンドンの安値120.65から121.66まで反転も、再度120.78まで下落した。 一方クロス円も乱高下となり、ユーロ円は、156.72から158.21まで反発後、156.47まで下落。 ポンド円も238.00−05から240円台を回復後、 237.49まで下落し、オージー円は94.35から95.30−35へ反発後、94.18まで下落となった。 また早朝NZ中銀が金利据置を発表したが、NZD円は83.65−70まで売られるも、急速なショート・カバーで84.95−00まで値を回復した。
【経済指標&要人発言】
豪・第4・四半期消費者物価指数:前期比-0.1%、前年比+3.3%(予想+0.2%、+3.6%)
豪準備銀行:(インフレ目標値2-3%)
CPI加重中央値: 前期比+0.5%、前年同期比+3.0%
トリム平均値: 前期比+0.5%、前年同期比+2.9%
基調インフレ率(平均):年率2.95%(第3・四半期+3.05%)
中・2006年名目国内総生産(GDP):+12.6%
ブッシュ米大統領(一般教書演説)
「イラクで失敗すれば将来、悲惨なことになる。米国は失敗してはならない」
「米軍がバグダッドを安全にする前に退けば、イラク政権は過激派勢力に打倒される」
「シーア派過激派による脅威が高まっている」
「(エネルギー安全保障)2017年までガソリン消費量を20%減らす」
「石油戦略備蓄を2027年までに15億バレルに倍増する」
「脱石油に向けた技術革新が地球温暖化対策に」
「(北朝鮮の核問題)中国、日本、ロシア、韓国とともに集中した外交を追及」
「(イラン)核兵器を入手するのを容認しない」
「民間健康保険の加入者を増やす税制改正、包括的な移民制度改革、教育改革も重点」
ハワード豪首相「豪インフレ率の急上昇局面は終了した可能性」
香港金融管理局「香港ドルの介入は実施していない」
ラトIMF専務理事「外貨準備の運用は各国次第」
中国国家発展改革委員会エコノミスト「中国、外貨準備の米ドルの割合を高水準に保つべき」
英・10-12月期GDP速報値:前期比+0.8%(予想+0.7%、前期+0.7%)、2004年第2四
半期以来の高水準。前年比+3.0%、2006年+2.7%
南ア・12月消費者物価指数:前年比+5.8%、コア前年比+5.0%(11月+5.4%、コア+5.0%)
1/10-11英中銀金融政策委員会会合議事録
「5対4で金利引き上げ(5.25%)を決定」
「ビーン理事(チーフエコノミスト)、ロマックス副総裁、タッカー理事、ブランチフラワー委員が反対。2月のインフレ動向が明らかになるまで金利据え置きを主張」
「多数のメンバーにとって、政策金利の引き上げを正当化する十分な証しがあり、利上げを先延ばしにする妥当な理由はなかった」
「世界経済は力強く、名目国内需要は堅調に拡大、実質ベースの生産も少なくとも潜在力並みの伸びを示している」
「11月のインフレ報告で金融政策委員会が見込んでいたほどインフレ率が迅速に低下しない著しいリスクがあるのに対し、利上げが経済活動の不必要な急減速を引き起こすリスクはほとんどない」
「早期に金利を上げれば、後になって大幅な利上げを避けることができる」
米・週次MBA住宅ローン申請指数(1/20):前週比-8.4%(前回-0.6%)
ノルウェー中銀:政策金利を3.5%から3.75%へ引き上げ
ニュージーランド準備銀行:政策金利を7.25%で据え置き
プロッサー米フィラデルフィア連銀総裁(投票権無)
「昨年10月時点でのコアインフレは2.5%で好ましい水準を上回っていた」
「公のインフレ数字目標という考えを、理論上の主張としては支持する」
ロート・スイス中銀総裁
「必要とあれば政策金利を引き上げる」
「現在の状況に満足」
「スイスフランの動向に注視」
「07年スイス成長にはたいへん楽観的」
「07年に価格リスクはない見通し」
「原油価格下落はインフレ圧力を低下」
「08,09年も価格見通しを注視する必要」
フマイディ・クウェート財務相
「アラブ諸国第3位の石油産油国クウェートは、ドル安による経済圧迫を最小限にするために自国通貨クウェート・ディナールのドルに対する固定為替相場制度を廃止し、通貨バスケットに対する固定制度を採用する可能性がある」
ウリュカエフ・ロシア中銀第1副総裁
「ロシアは外貨準備の多様化が必要」
「ロシアの06年の貿易黒字は総額1400億ドルとなり、黒字額は原油価格の下落に伴い縮小」
「中銀は優先課題を向こう3年でルーブル管理からインフレ目標へ移行する意向」
ドイツ首相顧問
「円の下落は懸念」
「G7ではおそらく、円の下落問題を取り上げる可能性」
「G7での円問題協議には慎重さが求められる」
25日の東京市場は、昨日の流を受けて、米系ファンド筋からの円キャリートレードの手仕舞い売りが継続して、ドル円は121.21から120.19まで下落した。 またユーロドルは、サイド・ライン的な小動きで1.2953から1.2977での推移、ポンドドルも1.9649から1.9694での推移となった。 一方クロス円も軟調で、昨日の下値を軒並み下回った。 ユーロ円は、157.20から155.77へ下落、ポンド円は238.66から236.33へ値を下げ、オージー円は94.66から93.66へ下落した。また早朝に金利が据え置かれたNZD円は、ボラードNZ準備銀行総裁が利上げの可能性を示唆したことで、84.12から84.96で堅調気味の推移となった。ロンドン市場では、期待外れのIFO指数を受けてドルが買い戻され、黒田アジア開銀総裁の円キャリー・トレードに対する懸念発言と渡辺財務官の「G7で円安は議題にならない」との発言で、円は乱高下気味の展開が継続した。NY市場では、米12月中古住宅販売統計での在庫減少や中間価格の上昇、米シンクタンクによるタカ派レポートの噂を受けて、ドルが買い戻されて引けた。 ユーロドルは、1.3003から1.2915へ下落、ポンドドルも1.9734から1.9627へ下落し、ドル円は120.37から121.29まで値を上げた。 一方クロス円も総じて下げ止まりをみせ、ユーロ円は156.13から157.13、 ポンド円は238.55−60へ上昇した。 ただしオージー円は94.35−40へ一時反発したが、戻り売りに93.60−65まで値を下げた。
【経済指標&要人発言】
ニュージーランド準備銀行:政策金利7.25%据え置き
ボラード・ニュージーランド準備銀行総裁
「住宅、内需の沈静化の明確な兆候が見られない中、更なる利上げが必要となる可能性がある」
ロート・スイス中銀総裁
「スイスフランの軟調、スイス経済の健全さと合致しない」
須田日銀審議委員
「利上げ遅れると経済活動に大きな振れ、物価安定損なわれる」
「トレンド確認に時間かけすぎると利上げ遅れるリスク」
「先行きのシナリオにある程度確信持てるなら躊躇なく政策変更を検討ずべき」
「シナリオ確認にため予想外の経済指標必要とは思っていない」
「フォワードルッキングならある程度リスクとって政策決定しないと利上げ遅れる」
「息の長い景気拡大には景気の山谷をならすことが必要」
「次回決定会合までにシナリオ蓋然性の確信高めても、政策に結びつくかはわからない」
「政策委員は先行きシナリオ一致しているが、蓋然性は一致していない」
「低金利継続期待定着すると、先行き巻き戻しや非効率な投資が起こり得る」
「原油価格調整にメドたてば、物価上昇基調との見方は政策委員で共有」
「経済・物価情勢の発言通して、市場と利上げ時期を共有したい」
「シナリオ実現の蓋然性はより高まっている」
大田経済財政担当相
「政府・日銀、景気認識は基本的に一致」
「企業部門から家計部門への波及メカニズムは崩れていない」
「雇用環境が賃金に波及する強さ、政府・日銀に若干の認識の差」
「今よりやや円高でも企業には耐久力も」
「円安の長期化でも、企業の過剰投資の懸念はない」
「年度内のデフレ脱却は断念していない、デフレ脱却は視野に」
「日銀は金融政策を通して、政府は構造改革でデフレ脱却の道筋を作っていく」
樊中国人民銀行金融政策委員会委員
「中国政府は、数年は人民元の緩やかな上昇を容認する」
中国国家統計局
「中国の貿易黒字、対外開放の結果もたらされたもの」
「中国貿易黒字の拡大は、競争力強化を反映」
「為替相場は、貿易収支に影響を与える唯一の要因ではない」
「為替相場の調整は、中国の貿易黒字の大幅な減少要因にならない」
「中国、人民元の上昇に向けた緩やかなアプローチを維持することを確認」
「中国国家統計局長、株式市場のリスクを警戒するよう投資家に呼びかけ」
「投資の減速に伴い、状況は改善する」
日・貿易黒字:12月1兆1150億円(前年比+22.8%)、2006年8兆948億円(前年比-7.0%)
日・対米貿易黒字:12月8548億円(前年比+12.6%)、2006年9兆285億円
日・対中貿易赤字:12月-1657億円(前年比-15.5%)、2006年-2兆9759億円
日・対EU貿易黒字:12月4431億円、2006年3兆9471億円
日・対内外証券投資(1/14-20)
日・対内株式投資:6483億円の流入超
日・対外債券投資:43億円の流入超
日・対内債券投資:1兆329億円の流入超
日・2006年原油輸入:15.52億バレル(11兆5219億円)
中・2006年原油輸入:1.4518億トン(10.73億バレル)原油消費3.0651億トン(22.67億バレル)
中・国内総生産(GDP):第4・四半期前年比+10.4%、2006年前年比+10.7%
中・消費者物価指数:12月前年比+2.8%、2006年前年比+1.5%
中・小売売上高:12月前年比+14.6%、2006年:前年比+13.7%、
中・鉱工業生産:12月前年比+14.7%、2006年前年比+16.6%
中・生産者物価指数:12月前年比+3.1%、2006年前年比+3.0%
独・1月IFO業況指数:107.9(予想109.0、12月108.7)
ユーロ圏・11月経常収支:+17億ユーロ(予想+8億ユーロ、10月+15億ユーロ←-4億ユーロ)
南ア・12月生産者物価指数:前年比+9.3%(予想+10.2%、11月+10.0%)
プファフェンバッハ独財務次官
「現時点では、円安をG7の議題にする予定はない」
「円安は間違いなく懸念要因だが、市場に任せる」
渡辺財務官
「G7ではアジェンダとして円安を取り上げることはない」
「G7では議論の中で円安を取り上げる人がいるかもしれない」
「最近の為替は各国の金融政策、CPI動向をみながら動いている」
「G7、ファンド動向を含む金融・資本市場の動きに焦点あたる」
黒田アジア開銀総裁
「キャリートレードによる円安は行き過ぎ」
「2年以内に円のキャリーが巻き戻されるリスクがある」
「ユーロ・ドル、ユーロ圏の景気回復や外貨準備のシフトで上昇」
「中国経済の一部セクターは過熱、10%のGDP伸び率は高すぎる」
「中国の経済成長率は9%が適度な水準」
「日銀による1月の金利据え置き決定は正しい」
「現時点では日銀は2月も利上げの必要ないが、経済指標次第」
独IFO経済研究所エコノミスト・ネルプ氏
「IFO独業況指数の低下は一時的なもの」
「ECBは現時点での追加利上げは時期尚早。差し当たって追加利上げの必要ない」
イラン国営石油会社ノザリ社長
「原油、OPEC合意なら、追加減産の用意ある」
米・週次新規失業保険申請件数:32.5万件(予想30.5万件、前回28.9万件←29万件)
米・12月中古住宅販売件数:622万戸、前月比-0.8%(予想625万戸、11月627万戸←628万戸)
チェコ中銀:政策金利2.5%に据え置き
フレアティ・カナダ財務相
「通貨と世界不均衡について懸念しており、来月開かれる7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)で提議する」
ロート・スイス中銀総裁
「07年のスイス経済成長は潜在的水準を上回る見通し」
「金利水準の中立化は継続する必要がある」
「物価安定を明確にする必要がある」
「輸入価格がインフレリスクを生み出すと行動が必要」
「インフレに警戒する必要がある」
「金価格の上昇はスイスの収益を押し上げる」
成思危(Cheng Siwei)中国全国人民代表大会(全人代)副委員長
「中国は主に消費財や商品を中心に海外からの輸入を増やす計画がある」
メルシュ・ルクセンブルグ中銀総裁
「07年通しEUの経済成長見通しは好調」
シュタルクECB理事
「金利は引き続き低水準」
「価格安定リスクは引き続き上向き」
ドッジ・カナダ中銀総裁
「インフレリスクはバランス」
「07年前半のコアインフレは2%に低下」
26日の東京市場は、予想を下回った12月コア消費者物価指数を受けて、ドル円は121.22から121.65まで上昇したが、本邦輸出企業や信託銀行からのドル売りで上げ止まりとなった。ユーロドルは1.2945から1.2918で軟調気味で、ポンドドルも1.9675から1.9732での推移。 一方クロス円もドル円の上昇に値を上げたが、上値は限定された。ユーロ円は156.75から157.45まで上昇後、157円を割れ、 ポンド円は237.94から239.16、オージー円は93.68から94.15での推移となった。 ロンドン市場では、クロス円の利食い売りが先行し、来週のFOMCを前にドルの買戻しが優勢となった。 NY市場では、堅調な米12月耐久財受注や新築住宅販売件数を受けてドル買いが継続したが、週末のポジション調整を受けて更に大きくドルが買い戻されることはなかった。 ユーロドルは、1.2931から1.2877まで下落。 下値では中東、東欧やアジア中銀のビッドが支えた。 ポンドドルも1.9664から1.9560へ下落し、ドル円は、一時121.66の高値から121.22まで下落したが、アダムズ米財務次官が「日本の経済政策は適切だ」と発言しことから121.62まで反発して高値圏で終了した。 一方クロス円は総じて揉み合い気味も利食いが上値を抑えた。 ユーロ円は157.17から156.62へ下落し、ポンド円も239.19から237.56へ値を下げ、 オージー円は93.75から94.18でのレンジ的な推移となった。
【経済指標&要人発言】
日・12月消費者物価コア指数(除く・生鮮品):前年比+0.1%(予想前年比+0.2%、11月+0.2%)
日・12月消費者物価総合指数:前年比+0.3%
日・12月消費者物価総合指数(除く・食料&エネルギー):前年比-0.3%
尾身財務相
「日銀には金融面から経済支えてほしい」
「物価は安定が一番、上がることがいいとは思わない」
ユーロ圏・12月マネーサプライM3:前年比+9.7%(予想9.1%、11月9.3%)
ウェーバー独連銀総裁
「1月IFO指数はなお高水準、独経済の見通しは依然良好」
「G7で円に関しての協議を排除する事はできず」
「G7で為替が主要議題になるとは思えない」
「ECBは金融引締めを継続する必要がある」
「ユーロ圏金利は引き続き低水準」
「目標はインフレ予想を抑制」
「賃金は最大の懸念」
「原油価格は下落よりも上昇のリスクがある」
「ユーロ圏のインフレは引き続き上方リスク」
「市場がリスクを下方評価していることが懸念」
「08年ドイツGDPは2%に達する可能性がある」
ロシア中銀
「外貨準備の構成を一段と多様化する計画」
「ロシアの外貨準備構成比率、ドル50%、ユーロ40%、ポンド10%、円1%程度」
ラトIMF専務理事
「人民元の柔軟性拡大は中国の利益に、需要のリバランスに寄与」
「中国の景気鎮静化に向けた金融引締め措置は為替レートの厳しい管理が続いていることで抑制されている」
「為替レートのより迅速な上昇を容認することは中国にとって得策」
「中国最大の課題は大きく依存している投資、輸出を消費に移行すること、景気の均衡を取り戻すこと」
「金融部門の更なる改革と進展、公共支出の見直し、医療・教育支出の拡大、年金改革などが必要」
「中国の銀行業界を解放し、競争環境を育て、銀行間の規制改善が必要」
米・12月耐久財受注:前月比+3.1%(予想+2.5%、11月+2.2%←+1.6%)
米・12月耐久財受注(輸送機器除く):前月比+2.3%(予想+0.5%、11月-1%←-1.1%)
米・12月新築住宅販売件数:112万戸、前月比+4.8%(予想105万戸、11月106.9万戸←104.7万戸)
メキシコ中銀:政策金利7%に据え置き
ドイツ政府高官
「07年のGDP見通しを1.4%から1.7%へ上方修正」
「07年の失業者数は調整前48万人の減少、雇用は30万人の増加を予想」
パドアスキオッパ・イタリア経済財務相
「為替は常にアジェンダ」
アダムズ米財務次官
「G7で通貨に関する協議を行うことはめずらしいことではない」
「通貨はファンダメンタルズを反映すべき」
「日本は経済に関して慎重に前進しており、日本の対応は適切」
「日本経済には引き続き弱い箇所がある」
「日本経済は長期間にわたる低成長が続いている」
「日本がデフレ脱却したかどうかは引き続き疑問」
「人民元に関しては望むような進展が見られていない」
「人民元は正しい方向に向かっているが更なる進展を望む」
呉中国人民銀行副総裁
「中国は急速な外貨準備の伸びを阻止する必要」
「貿易摩擦を減らす」
「経済成長で内助に注目する必要」
「輸出に依存することはできず」
リプスキー国際通貨基金(IMF)筆頭副専務理事
「日銀の利上げへの慎重な取り組みを支持」
29日の東京市場は、月末に向けた外貨建て投信設定に絡んだドル買いや米系ファンド筋主導の122円のオプションの防戦をつける投機的な買いで、121.44から122.20まで上昇したが、大台は維持できていない。ユーロドルは、1.2927から1.2899まで下落、ポンドドルは1.9571から1.9600での小動きとなった。一方クロス円はドル円の上昇に値を上げるも、利食い売りに頭を押さえられている。 ユーロ円は156.90から157.68、ポンド円は237.94から239.14、オージー円は93.92から94.53まで一時上昇した。ロンドン市場では、材料難から小動きとなったが、ドル円は122.20で上値が限定されたことで、利食い売りが優勢となった。 NY市場でもFOMCを前に、動意の薄い展開となったが、全般的にドルが軟調気味となった。 ユーロドルは1.2907から1.2950のストップをつけて1.2968まで上昇、ポンドドルも1.9549から1.9612へ上昇し、ドル円は藤井財務次官の「円安がG7で議題に取り上げられるとは承知していない」との発言で買われ、欧州政府高官筋の「EUは為替問題をG7の主議題にするように要請する」との発言で売られるも、121.76から122.10での揉み合い気味の推移となった。 一方クロス円は、総じてドル円の上昇に堅調な反発も、上値は戻り売りに押される展開となった。 ユーロ円は、157.29から158.00、 ポンド円は238.25−30から238.90−95での揉み合い気味の展開。 オージー円は、94.40から93.91まで値を下げた。
【経済指標&要人発言】
日・12月小売業販売額:前年比-0.3%、10-12月:前年比-0.1%
早川日銀調査統計局長
「低金利を長く続けると経済に不必要な振幅与える可能性」
「CPIの上昇テンポはごく緩やかでしかない」
「企業から家計への波及は崩れていなしし今後も緩やかに続く」
「設備投資に過熱感ある感じではない」
「IT調整、携帯電話に起因した局所的・一時的現象」
「金利正常化として計画的に利上げするものではない」
「米国経済はソフトランディングに向かっている可能性高い」
カゼミコミ・イラン駐イラク大使
「イラン、イラクとの軍事・経済関係拡大を計画」
安倍首相
「事業規模や地域間で格差あるが全体としては明るい兆しみられる」
中国国家発展改革委員会高官
「今年の中国経済成長、06年より減速を目指す」
藤井財務次官
「円安がG7で議題に取り上げられるとは承知していない」
「G7では金融・為替・資本市場動向が議論される」
「(円安)背景に内外金利差があることは承知している」
「為替の水準や日々の動きは市場に不測の影響与えかねずコメントしない」
福井日銀総裁
「(諮問会議)物価の基調、今日は議論していない」
大田経済財政担当相
「GDPギャップは幅を持ってみる必要、内閣府認識に違和感ない、と福井日銀総裁が発言」
「福井日銀総裁から景気の先行きは政府見通しと一致しているとの話あった」
「現状に即したフレームワークのあり方、追求したい、と福井日銀総裁が発言」
「金融政策の機動性・透明性の両立を十分考えたい、と福井日銀総裁が発言」
「日銀の物価安定の理解、出席者から下限の0%は低いとの意見」
「マクロ経済の現状認識、政府・日銀は一致」
「マクロ経済運営の基本的視点、日銀も共有している」
リープシャー・オーストリア中銀総裁
「ユーロ圏のインフレリスクは上向き、金利は低水準」
独連邦雇用庁幹部
「1月の独失業者数の増加幅、例年下回る可能性」
カナダ・1月製造業業況判断:2.0(予想-3.0、12月-13.0)
ポールソン米財務長官
「インフレは管理可能な水準」
「経済は継続不可能なペースから継続可能なペース3%前後のペースへ転換した」
「強い経済は改革を容易にする」
シュタインブリュック独財務相
「EUは為替問題をG7アジェンダにするよう要請」
「G7最終声明の円表記を推進」
ユンケル・ルクセンブルク首相兼財務相
「円安を一段と懸念」
「EUは現在の円の急激な変動好まず」
「過剰な為替相場の変動は望ましくない」
「為替相場に関してはかなり長く検討」
「日本の回復が円相場に反映されるべき」
「円に関するコメントは以前より強い」
「ユーロ円相場は特に議論した」
「為替相場に強い関心」
「EU経済成長見通しは予想を上回る」
「原油価格が引き続きリスク」
「賃金への第2次的影響は見られず」
アルムニア欧州委員会委員
「円の動向はファンダメンタルズを反映すべき」
「円に関し政治的影響には反対」
「欧州経済は回復」
バユク・スロベニア財務相
「世界不均衡を懸念」
30日の東京市場は、材料難の中、FOMCを控えポジション調整の動向が先行した。 ドル円は121.84から121.56まで下落したが、押し目買いに122.00まで反発した。 ユーロドルは1.2946から1.2971で堅調推移、ポンドドルは1.9604から1.9657に値を上げた。 一方クロス円は利食いに値を下げたが、下値での買いに総じて堅調を維持している。ユーロ円は、158円の売りオーダーに157.40まで下落したが、その後は158.15まで反発。 ポンド円も238.31から239.99まで値を上げ、オージー円も93.80から94.27へ上昇した。ロンドン市場では、東京市場終盤からのクロス円の堅調な動向が継続したが、上値は利食い売りに抑えられた。 また全般的にはFOMCを控えて、方向感に薄い取引となった。 NY市場でも米1月消費者信頼感指数が予想より強い数字となったが、市場は反応できず、ポジション調整的な動向が中心となったが、ドイツのペール・シュタインブリュック財務相が、「G7で円相場は我々の協議の一部になるだろう」と述べたことから、円の買い戻しが強まった。 ユーロドルは1.2982へ上昇したが、値を維持できず1.2944へ下落。 ポンドドルは1.9697から1.9602まで値を下げた。 ドル円は122円を越えられず121.47まで一時値を下げが、本邦輸入筋の買いに下値を支えられたが、クロス円も全般的に調整を強めた。ユーロ円は158.08から157.40へ下落。 ポンド円はロンドンでつけた240.07の高値から238.32まで大きく調整し、オージー円は96.66、NZ円も83.57の安値まで下落となった。
【経済指標&要人発言】
日・12月完全失業率:4.1%(11月4.0%)
日・12月全世帯消費支出:前月比-1.2%、前年比-1.9%
日・12月鉱工業生産:前月比+0.7%
NZ・12月建築承諾件数:-4.9%(前年比予想-1.5%、11月-2.7%)
英・1月ネーションワイド住宅価格:前月比+0.3%(予想+1.0%、12月+1.2%)
尾身財務相
「為替はファンダメンタルズを反映すべき」
「景気は全体として順調な状況といえる」
安倍首相
「具体的な金融政策運営は日銀の専管事項」
「1月の日銀金融政策決定会合では、十分論議し日銀独自の判断で金融政策を現状維持とした」
独・ヘッセン州1月消費者物価指数:前年比+2.0%(12月+1.3%)
独・ノルトライン・ウエストファーリア州1月消費者物価指数:前年比+1.5%(12月+1.1%)
独・ババリア州1月消費者物価指数:前年比+1.8%(12月+1.7%)
独・1月消費者物価指数:前年比+1.6%(予想+2.0%、12月+1.4%)
英・12月マネーサプライM4:前月比+0.9%、前年比+12.8%(11月+0.5%、+13.1%)
シュタインブリュック独財務相
「G7では為替について協議の見通し、現在の円相場についてはコメントせず」
ブルトン仏経済財務産業相
「ユーロ圏は円が日本の経済情勢を反映しているかどうか議論した」
「円相場は日本経済の実態を反映すべきとの見解で一致」
ドビルパン仏首相
「12月仏失業率、最近の低下傾向を維持する見込み」
「仏失業率向こう数ヶ月で8%まで低下」
米・1月消費者信頼感指数:110.3(予想110.0、12月110←109.0)
加・12月鉱工業製品価格:前月比+1.4%(予想+0.6%、11月+0.1%←+0.1%)
加・12月原料価格指数:前月比5.2%(予想+0.5%、11月+1.0%←+0.9%)
仏・12月失業率:8.6%(予想8.7%、11月8.7%)
仏・12月失業者変化数:前月比-2.2万人(予想‐2万人、11月‐2.6万人)
シュタインブリュック独財務相
「エッセンで開かれるG7では、間違いなく為替の問題について協議することになる」
「G7でユーロ・円相場を討議」
「G7でヘッジファンドのシステミックリスクを討議望む」
「ファンドの更なる透明度必要」
「VAT上昇の影響の最小で、経済におけるネガティブな影響はなし。価格への転嫁もまだ起こっていない」
シュタルクECB理事
「ECB政策金利は引き続き緩和的」
「ECBは価格安定のために必要とされる事を実行する」
「ECBはインフレに注視している」
「ドイツ経済は予想以上に強い」
「VAT税率引き上げによる経済へのネガティブな影響はない」
「IFO指数はユーロ圏経済回復を示している」
「フランスのECB批判を懸念」
アルムニア欧州委員会委員
「VATの影響は予想以下」
「インフレ予想は低下」
31日の東京市場は、月末の仲値不足や投信の買いでドル円は121.75まで上昇したが、FOMCを前に本邦輸出企業やG7を前に円安牽制にリスクを感じる海外勢からの利食い売りが優勢となり、121.17まで下落となった。 またユーロドルは、1.2951から1.2975で小動き、ポンドドルも1.9571から1.9633での推移となっている。一方クロス円もドル円の下落に上値が重く、ユーロ円は中東勢の売りで157.89から156.98へ下落、 ポンド円は238.91から237.62の安値をつけ、オージー円は94.01から93.39、昨日大きく値を下げたNZD円も83.85から83円まで再下落となった。 ロンドン市場では、FOMCを前にポジション調整的なクロス円の売りが継続した。 NY市場では、予想を上回る米第4四半期GDP速報値を受けて、ドル買い気味となったが、約4年ぶりに50を下回った米1月シカゴPMIやFOMCの声明がタカ派的ではないとの判断、ポールソン米財務長官の「円相場動向を非常に注視している」との発言からドル売りとなった。 ユーロドルは、1.2925から1.3038まで上昇、ポンドドルも1.9483から1.9671へ値を上げ、ドル円は121.75から120.62まで急落となったが、下値は本邦の機関投資家のビッドに支えられた。 一方クロス円も軒並み乱交下となったが、ユーロ円は156.80から1157.83まで一時上昇。 ポンド円は237.70を頭に一時236.36の安値まで下落。 オージー円は、94.05へ回復後、再度93.37まで下落して、93円後半に反発して引けている。
【経済指標&要人発言】
NZ・貿易赤字:12月-4.33億NZドル(11月-8.06億NZドル)、2006年-61.55億NZドル(2005年-60.33億NZドル)
独・12月小売売上高:前月比+2.4%、前年比-0.2%
ノワイエ仏中銀総裁
「円の動向はファンダメンタルズを反映しておらず、懸念材料」
独・12月失業者数増減(季調済):-10.6万人(予想-3.5万人、11月-10.8万人)
独・12月失業率:9.5%(予想9.7%、11月9.8%)
仏・12月生産者物価指数:前月比-0.1%(予想+0.1%、11月-0.1%)
ユーロ圏・1月消費者物価指数速報:前年比+1.9%(予想+2.1%、12月+1.9%)
ユーロ圏・12月失業率:7.5%(予想7.6%、11月7.6%)
スイス・1月KOF景気先行指数:1.71(予想1.52、12月1.75←1.60)
グロース独経済技術相
「ユーロ・ドルは、独自動車業界にとってユーロ・円ほど懸念材料ではない」
「2008年の独GDP伸び率、07年を上回る可能性」
独政府
「2007年GDP伸び率見通しを1.4%から1.7%に上方修正」
独連邦雇用庁
「独失業者数、季節調整前で4月か5月に400万人下回る可能性」
仏中銀
「02年のユーロ導入、物価上昇を加速させていない」
アルジェリア
「OPEC、3月総会では生産枠を据え置く見通し」
米・1月ADP全米雇用報告:+15.2万人(予想+13万人、12月-4万人)
米・10-12月期GDP速報:前期比年率+3.5%(予想+3.0%、前期+2.0%)
米・10-12月期GDPデフレータ速報:前期比+1.5%(予想+1.6%、前期+1.9%)
米・10-12月期雇用コスト指数速報:前期比+0.8%(予想+1.0%、前期+1.0%)
米・1月シカゴ購買部協会景気指数:48.8(予想52.0、12月51.6)
米・12月建設支出:前月比-0.4%(予想+0.1%、11月+0.1%←-0.2%)
加・11月GDP:前月比+0.2%(予想+0.3%)
米FOMC結果:FF金利の誘導目標水準5.25%に据え置き
インド中銀:レポーレート7.50%へ引き上げ、リバースレポレートは6.00%に据え置き
米FOMC声明
「インフレリスクは継続している」
「追加利上げの程度と時期については今後の経済見通しと指標次第」
「住宅市場には暫定的な安定がみられる」
「経済は緩やかなペースで拡大する可能性が高い」
「ある程度堅調な経済成長を予想」
「コアインフレは数ヶ月で緩やかに低下している」
「高水準にある資源使用がインフレ圧力を継続させる可能性がある」
「政策金利の据え置き決定は全員一致」
ポールソン米財務長官
「強いドルは明らかに米国の国益にかなう」
「円相場動向を非常に注視している」
「低水準の日本の金利、経済ファンダメンタルズが円相場を牽引」
「対中貿易不均衡拡大は為替相場でなく、構造的な問題に起因している」
「中国人民元の完全な変動相場制への移行を望む」
「中国に対し一段と柔軟な為替の導入と市場改革の実施に向け、積極的に圧力をかけている」
「中国は人民元の変動幅拡大する必要」
「中国は為替操作を行っていない」
「中国が外貨準備を移行させるのは自然な動き」
「外国資本による米国債券の保有は最大の懸念事項ではない」
「中国との対話が通貨動向のカギ」
「中国などの海外資本への更なる直接投資を支持」
「中国との対話は米中経済関係進展の可能性」
「金融政策は引き続き緩和的」