過去の市場概況 ★ SAVE The Yen ★
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2日の東京市場は、6月日銀短観の結果が、業況判断は予想通りだったものの、設備投資が予想を下回ったことで、円売り気味となり、ドル円は122.94から123.28まで上昇したが、戻り売り意欲が強く122.64まで下落となった。 ユーロドルは、1.3529から1.3572で堅調推移となり、ポンドドルも2.0073から2.0128まで上昇した。 一方クロス円は、ドル円につられる形から、当初の上げを失っている。ユーロ円は166.88まで反発後、166.14へ下落。 ポンド円も247.57から246.39へ値を下げたが、オージー円は104.56から104.98で揉み合い気味の展開となった。ロンドン市場は、ポジション調整のクロス円の売りや全般的なドル売りが強まった。 週初のNY市場では、米6月ISM製造業景況指数のインレ指標が下落したことで、米債利回りが低下。 ドル全面安の展開となった。ユーロドルは、1.3552から一時1.3638まで上昇。 ドルスイスは地政学リスクを受けて1.2081まで下落し、ポンドドルは今週の利上げ期待から、2.0081から26年ぶりの高値となる2.0183まで値を上げ、ドル円は122.74から122.09まで値を下げた。 一方クロス円は、全般的にサイド・ライン的で、ユーロ円は、ユーロ債の償還利払いが上値を抑え166.21から166.82での推移、ポンドンは246.05の安値から247.05−10まで値を上げ、オージー円は105.18の高値、NZD円は95.80の高値まで上昇した。
【経済指標&要人発言】
豪経済指標
AiG製造業指数-6月:53.1
日銀短観-2Q 大企業製造業業況判断:23
日銀短観-2Q 大企業製造業先行き:22
日銀短観-2Q 大企業非製造業業況判断: 22
日銀短観-2Q 大企業非製造業先行き:23
日銀短観-2Q 大企業全産業設備投資:7.7%
日経済指標
毎月労働統計-現金給与総額-5月(前年比):-0.6%
毎月労働統計-所定外給与-5月(前年比):1.1%
塩崎官房長官
日銀の金融政策、政府の政策と平仄あわせ独自判断すること必要
金融政策は日銀が決めること、政府として何も言うことない
6月日銀短観、景気は着実に拡大していることに変わりない
浜野内閣府審議官
日銀短観、景気回復しているとの判断と整合的な内容
毎月労働統計で賃金の伸びがはっきりしないことを確認
藤井財務次官
企業部門が好調との認識に沿ったもの-短観で
日銀には経済を金融面から支えてほしい
具体的な金融政策運営は日銀に委ねられている
業況判断DIは依然として高い水準で推移している-短観で
スイス経済指標
SVME 購買部協会景気指数-6月:62.8
ユーロ圏・6月製造業PMI:55.6(予想55.4、5月55.0)
仏・6月製造業PMI:53.8(予想54.6、5月54.3)
独・6月製造業PMI:57.3(予想56.4、5月56.1)
英・6月製造業PMI:54.3(予想54.8、5月54.7)
藤井財務次官
「(日銀短観)企業部門が好調との認識に沿ったもの」
「日銀には経済を金融面から支えてほしい」
「具体的な金融政策運営は日銀に委ねられている」
「(日銀短観)業況判断DIは依然として高い水準で推移している」
米・6月ISM製造業景気指数:56.0(予想55.0、5月55.0)
3日の東京市場は、材料に薄い中の本邦信託銀行からのクロス円の買いが全般的に入り、ドル円は122.19から122.69まで値を上げた。 ただし、上値では戻り売り意欲が引き続き強く更に上値拡大できていない。 またユーロドルは、ユーロ債の大量償還を受けて、1.3635から1.3604へ下落。ポンドドルは2.0157から2.0191で小じっかりとなった。 一方クロス円は、総じて揉み合い気味も、一部のペアは今年の高値を更新した。 ユーロ円は166.44から167.20まで上昇し、NZD円は、95.24から95.89の高値をつけた。 またポンド円は246.39から247.56、オージー円は、オーストラリア5月小売売上高の減少を受けて、105.14から104.57まで弱含んだが、再度高値圏を回復した。ロンドン市場では、材料難の中揉み合い気味となった。 NY市場では、米5月中古住宅販売保留件数指数が市場予想より弱く、米5月製造業受注が市場予想より強い結果となるも、米独立記念日を前に特に大きく反応できなかった。ドル円は、122円ミドルが重く、一時122.13まで値を下げたがこの位置からは買いに支えられて反転気味。ユーロドルも一時1.3583まで下落したが、この位置からは1.3623へ反発した。ユーロの償還売りがユーロ円共々上値を抑えていた。 一方ユーロ円は一時166.24まで値を下げ、ポンド円も246.25まで下落、オージー円は104.44まで下落となったが、更に大きな動向となっていない。またNZD円は一時96円の高値をつけるも、この位置を維持できずに95.35−40まで調整した。
【経済指標&要人発言】
西村日銀委員
現在の景気回復は過去50年で最長
金融政策は柔軟な斬新主義が現実的
金融政策はスケジュール感を持たない
サービス価格は労働コストの上昇につれ上向く可能性
日本の家計の外貨建て投資は国債市場に多大な影響
尾身財務相
景気は全体として順調な状況
日銀には金融面から順調な景気を支えて欲しい
金融政策、具体的な金利水準は日銀の判断
豪経済指標
小売売上高-5月:-0.1%
住宅建設許可件数-5月:-5.6%
住宅建設許可件数-5月(前年比):-7.2%
中国商務省 魏次官
下期は貿易不均衡縮小を「確信」
貿易不均衡の縮小は「優先課題」
中国は輸入を増やし、内需拡大を進める
中国は食品の安全性向上を約束する
ムーディーズ
韓国の格付けを引き上げ方向で見直し
スイス経済指標
消費者物価指数-6月:0.1%
消費者物価指数-6月(前年比):0.6%
ユーロ圏・5月生産者物価指数:前月比+0.3%、前年比+2.3%(前年比予想+2.4%、4月+2.4%)
ユーロ圏・5月失業率:7.0%(予想7.1%、4月7.1%)
ビーニ・スマギECB理事
「為替介入、国内政策が伴わない限り長続きする効果はない」
「ユーロ圏、為替について一貫したメッセージを送ることが必要」
「ユーロ圏の為替政策の運営、日米より効率的」
欧州委員会
「07年のユーロ圏のGDP伸び率は2.6%の見込み、見通しは明るい」
「ユーロの上昇は依然として比較的小幅」
中国人民銀行
「適切な引き締め型の金融政策を継続する」
「中国、均衡の取れた水準で人民元の基本的な安定を維持する」
「物価全般の基本的な安定を維持するため、さまざまな金融政策手段を活用」
「中国、固定資産投資の規模をコントロールする」
「中国、国際収支の基本的な均衡を目指す」
「人民元の価値決定では、市場に根本的な役割を担わせる」
「中国、景気過熱の防止に努める」
国際原子力機関(IAEA)
「北朝鮮、核施設停止に向けた体制に合意」
米・5月住宅販売保留指数:前月比-3.5%(予想+0.5%、4月-3.4%←-3.2%)
米・5月製造業受注:前月比-0.5%(予想-1.2%、4月+0.5%←+0.3%)
欧州委報告書
「ユーロ圏の中で一部の国々の輸出が他国に比べてはるかに良好である事は、為替レートが各国の輸出に限定的な役割しか果たしていない証拠」
「一部の加盟国の貿易低迷に関しては原因を究明する必要がある」
「ユーロ上昇が輸出業者の利益に与える影響が少ない兆候も見られる」
「景気に対する主要リスクは世界経済の成長減速、原油価格の上昇にある」
トリシェECB総裁
「中銀の独立性が物価安定に繋がる」
ウェーバー独連銀総裁
「金融政策決定における経済分析のシグナルとしてマネタリー分析は依然として重要」
フィヨン仏首相
「EUの金融政策は十分に機動的といえず」
4日の東京市場午前の取引は、米国独立記念日で今晩はニューヨーク市場が休場のため、ムードは閑散。 ただし、ムーディーズが日本の格付けA2を引き上げ方向で見直しとの報道を材料に円買いが若干優勢となった。 ドル円は122.52から122.22へ値を下げたが、その後は122.48へ買い戻された。 ユーロドルは、1.3606から1.3631で堅調推移。 ポンドドルは2.0165から2.0206と今年の高値を一時更新した。 一方クロス円は総じて堅調で、ユーロ円は166.77から166.36へ下落後、やはり166.81まで反発した。 ポンド円は236.56から247.27、NZD円は95.55から95.81、カナダ円は115.23から115.84まで値を上げた。 またオーストラリア5月貿易収支が改善したオージードルは、0.845から0.8586へ上昇したことから、オージー円も104.56から104.99まで上昇している。海外市場は、米が独立記念日で閑散な取引の中、円がじりじりと売られる展開となった。 ドル円は、122.37から122.70まで上昇。 ユーロ円が166.65からショート・カバー気味に167.10まで値を上げ、ポンド円は247.40、オージー円は105.28まで上昇した。 その他ユーロドルは、1.3609から1.3626で小動き。 ポンドドルは、アジアの高値2.02台からは、英MPCを控えて利食いに押され、2.0151まで値を下げた。 またドルカナダが1.0558まで値を下げたが、主にカナダ円の買いが要因となっており、カナダ円は116.04まで値を上げている。
【経済指標&要人発言】
豪・5月貿易収支:-8.07億豪ドル(予想-12億豪ドル、4月-9.16億豪ドル)
英・6月ハリファックス住宅価格:前月比+0.4%(予想+0.5%)
豪準備銀行:政策金利(オフィシャルキャッシュレート)6.25%据え置き
中国国務院シンクタンク(新聞)
「2007年中国国内総生産(GDP)伸び率は、10.9%と予想」
ムーディーズ
「日本の格付けA2を引き上げ方向で見直し」
「政府債務状況が改善に向かう転換点に到達」
韓国政府当局者
「韓国、北朝鮮への重油輸送を来週開始」
中川自民幹事長
「経済成長強化には緩和気味の金融政策と引き締め気味の財政政策が必要」
「金融政策は政府の経済政策の一環、骨太方針に沿って運営してほしい」
「日銀には独立性認められているが、常に説明責任ある」
「参院選、責任問題は結果が出てから判断すればいい」
平野前日銀理事
「利上げ、経済的には8月まで待たなければならない根拠は必ずしもない」
「外部環境の好転や潜在的インフレ懸念、粛々と金利を上げる理屈は強化されている」
「円安が経済に与える影響は短期的にはない、中長期にはインフレを懸念」
「為替円安、大きな意味でファンダメンタルズを反映している」
ユーロ圏・5月小売売上高:前月比-0.5%(前月比予想0.0%、4月-0.1%←+0.2%)
ユーロ圏・6月サービス部門PMI確報値:58.3(予想、速報58.3、5月57.3)
独・6月サービス部門PMI:58.9(予想58.0、5月57.5)
仏・6月サービス部門PMI:59.0(予想57.8、5月57.9)
英・6月サービス部門PMI:57.7(予想57.0、5月57.2)
英・6月ハリファックス住宅価格:前月比+0.4%(予想+0.5%)
英金融サービス機構「英国のサブプライム市場でずさんな業務が判明」
山本金融担当相
「(外貨準備や年金など)公的資金の運用多様化、今後なんらかの意思表示をしたい」
5日の東京市場は、5−10日要因や金利差期待のクロス円の買いで、ドル円は122.61から122.89まで上昇したが、その後は122.55まで反落となった。 ユーロドルは、ECB理事会を控えて1.3604から1.3644へ上昇し、ポンドドルは英MPCを前に、ポジション調整気味も2.0141から2.0170での推移となった。 一方クロス円は全般的に堅調で、ユーロ円は、166.93から167.29へ上昇、ポンド円も247.16から247.57、オージー円は105.10から105.37まで一時値を上げた。ロンドン市場は、英MPCやECB理事会を控えて、ポジション調整のドル売りが優先となった。 NY市場では、英MPCが利上げを実施、ECBは金利据置で、材料出つくし感や米6月ISM非製造業指数が予想外に強い数字となったことから、ドルの買い戻しとなった。 ユーロドルは、トリシェECB総裁発言にあまり反応せず、1.3660の高値から1.3579まで一時値を下げ、ポンドドルはMPCの結果に一喜一憂したが、結局2.0202を高値に2.0090まで調整し、ドル円は122.33から123.02まで上昇した。一方クロス円は総じて揉み合いで、ユーロ円は166.78から167.28、ポンド円は246.61から247.61での推移となったが、オージー円は104.96から105.45まで値を上げて、NZD円は96.53まで上昇し今年の高値を更新した。
【経済指標&要人発言】
日経済指標
景気先行指数-5月(速報値):30.0%
景気一致指数-5月(速報値):66.7%
藤井財務次官
日本の良好なファンダメンタルズ・財政健全化が評価された-国債格付けで
南ア経済指標
SACOB景況感指数-6月:99.1
英中銀金融政策委員会:政策金利を0.25%引き上げ5.75%に決定
欧州中銀:政策金利を4.00%で据え置き決定
英中銀声明
「CPIは年内に目標の2%前後に低下する見込み」
「インフレのリスクバランスは中期的に上向き」
「生産余力は限られている」
「物価圧力を示す大半の指標は依然として高水準にある」
「生産の伸びは堅調、金融政策委の予想に沿った水準」
「信用や広義のマネーは急速な伸びが続いている」
米・週次MBA住宅ローン申請指数(6/29):前週比+0.1%(前回-3.9%)
米・6月ISM非製造業景気指数:60.7(予想:58.0、5月59.7)
米・6月ADP全米雇用報告:前月比+15.0万人(予想+10.0万人、5月+9.8万人←+9.7万人)
米・週次新規失業保険申請件数:31.8万件(予想:31.5万件、前回31.6万件←31.3万件)
米・週次原油在庫統計:(5/29時点)
原油在庫:前週比+315万バレル(予想-20万バレル、前回+156万バレル)
ガソリン在庫:同比+185万バレル(予想+50万バレル、前回-75万バレル)
製油所稼働率:90.0%(予想90.2%、前回89.4%)
加・6月Ivey購買部協会指数:67.4(予想61.8、5月62.7)
加・5月住宅建設許可件数:前月比+21.4%(予想+5.5%、4月-7.3%←-8.4%)
トリシェECB総裁
「ECBの金融政策は引き続き緩和的」
「指標は6月の利上げを実証」
「指標が上向きの価格安定リスクを確証」
「時期を得た確固たる行動が必要」
「ECBは全ての進展を“綿密に監視(monitor closely)”する」
「ユーロ圏経済は継続可能なペースで拡大継続する可能性」
「世界経済はかなり強く、輸出を支える」
「マネー拡大はかなり注意深い監視が必要」
「短期的な価格動向注視重要」
「短期的経済成長リスクは均衡」
「長期的成長リスクは下向き」
「雇用拡大が消費を押し上げ」
「インフレは向こう数か月、低下する可能性」
「設備稼働が強い賃金成長の兆候」
「インフレは再び年末に加速する予想」
「為替市場での過剰な変動は望ましくない」
「中国為替レートの調整が望ましい」
「日本の経済は継続可能な回復期」
「市場は2方向のリスクに気付くべき」
「円は日本の経済見通しを反映すべき」
「米国は強いドルが国益に叶うを示している」
「ユーロ圏潜在的成長予想変更はなく、ECBは潜在的成長率見通しは2.25%」
「長期的インフレリスクは上方」
「賃金上昇は価格安定リスク」
「更なる原油価格の上昇はインフレリスク」
「9月、10月の市場予想を変える意向なし」
「ECBは金融政策に関し事前約束はしない」
「強い監視strong vigilanceの文言はその行動を意味するときのみ使用」
関係筋
「バーナンキ米FRB議長7/18、19に議会証言」
6日の東京市場は、米国6月の雇用統計の発表を控えて動意に乏しい展開も、福井日銀総裁の支店長会議での発言も特別利上げ期待を煽ることもなく、じりじりと円売りが進んでいる。ドル円は122.86から123.30へ上昇、ユーロ円は、167.05から167.47、ポンド円は247.03から247.71、オージー円は、105.18から105.60、NZD円は、96.05から96.36、カナダ円は116.23から116.76まで上昇した。 一方ユーロドルは、全く動きが止まり気味も上値が重く1.3601から1.3576へ下落した。 ロンドン市場は、米国雇用統計の発表待ちで全体的に小動きとなったが、クロス円中心に円売りが進んだ。NY市場では、予想以上に好調な米雇用統計を受けて、一時ドル買いとなったが、対ユーロではドル売りが進みあまり大きくドルが上昇する結果とはなっていない。 ユーロドルは、1.3568まで下落したが、東欧勢の買いに支えられ、ユーロポンドやユーロ円の買い意欲が強く、1.3642まで反発した。またポンドドルは、この日揉み合い気味で、2.0058から2.0141での推移。ドル円は、クロス円の強い買いに支えられ、安倍首相の「為替は基本的に日本経済の実力、ファンダメンタルズを反映する形が望ましい」との発言にも下値を123.10で限定して、123.56の高値をつけた。 一方クロス円は、大幅躍進。ユーロ円は、167.37から168.17とユーロ発足以来の史上高値を更新した。 またポンド円は、248.19、オージー円は105.87、NZD円は96.95の高値まで上伸し、カナダ円は、カナダ6月雇用者数が大きく増加したことで、117.72の高値をつけた。
【経済指標&要人発言】
6月日本外貨準備高:9136億ドル
福井日銀総裁
経済・物価を丹念に点検しながら金融政策を適切に運営
CPIは目先ゼロ近傍で推移、より長い目ではプラス基調を続けていく
大田経済相
景気回復の基調はしっかりしている-動向・一致指数
生産の弱さは今後も注意必要
外貨準備運用で諮問会議でどう議論するか決まっていない
引き続き専門調査会で議論する方向-外貨準備運用で
尾身財務相
首相の消費税発言、従来からの国会答弁と変わりない
歳出・歳入一体改革、歳出削減の手は緩めない
塩崎官房長官
首相は消費税は秋以降に本格議論との従来方針から変わったこと言ってない
消費税に限らず増税の場合は国民に問う必要
山本金融担当相
年金など公的資金の運用改善、検討の必要あると安倍首相に伝えた
イエレン・サンフランシスコ地区連銀総裁
現在の金融政策はインフレを緩やかに抑制するが、FRBは柔軟な対応必要
最近のインフレ指標は勇気付けられるが、まだ定着していない
今後1-2年にコアインフレ率が一段と低下する見込み
労働市場がもたらすインフレリスクや生産性の鈍化は依然著しい
サブプライム問題が米経済全体に大きな影響与えるとは思えない
低失業率はインフレに「上振れリスク」を与える
日銀地域経済報告
すべての地域で拡大または回復方向の動きが続いている
地域差はあるものの、全体として緩やかに拡大
景気判断は東北が上方修正・北陸と東海が下方修正・他地域は現状維持
独・5月鉱工業受注:前月比+3.2%(予想+0.5%、4月-1.6%←-1.2%)
英・5月鉱工業生産:前月比+0.6%(予想+0.3%、4月+0.3%)
英・5月製造業生産:前月比+0.4%(予想+0.3%、4月+0.3%)
仏・5月貿易収支:-30.15億ユーロ(予想-25億ユーロ、5月-24.93億ユーロ←-28.33億ユーロ)
スイス・6月失業率:2.5%(予想2.6%、5月2.7%)
米・6月失業率:4.5%(予想4.5%、5月4.5%)
米・6月非農業部門雇用者数:前月比+13.2万人(予想+12万人、5月+19.0万人←+15.7万人)
加・6月失業率:6.1%(予想6.1%、5月6.1%)
加・6月雇用者数増減:前月比+3万4800人(予想+1万7500人、5月+9300人)
IMF
「円キャリートレード、今は主要な懸念材料でない」
イエレン米サンフランシスコ連銀総裁(投票権無し)
「政策金利を据え置く事は成長加速、インフレを緩和する上で最善の方法」
「不均衡の政策傾斜はインフレリスクを上昇させる。しかしながら同時に政策がデータに対応し柔軟性を維持する事は基本」
「米経済は力強い」
「米経済は本年潜在的水準を若干下回るペースで緩やかな成長を継続」
「向こう数四半期、住宅市場が経済に与える悪影響は、思ったよりも少なそうだが、消費の拡大、輸出の勢いは減速する可能性がある」
「CDOの動向に注視」
「キャリートレードは、投資家にとりかなりのリスクとなり過小評価されている可能性」
「見通しリスクは、生産拡大が減速する事や低水準の失業率」
アルムニア欧州委員会委員
「今後の為替リスクを懸念している」
「今までのところユーロ上昇による悪影響はみられず」
「07年、08年のユーロ圏13カ国のインフレは2%前後の見通し」
「最近のデータは07年の経済見通しを裏付ける」
「欧州は物価安定期にある」
リッカネン・フィンランド中銀総裁
「価格安定に引き通き上向きリスク」
「インフレは、エネルギー価格の上昇、マネーサプライ拡大加速、設備稼働率を受けて年末にむけて再び加速する見通し」
安倍首相
「為替は基本的に日本経済の実力、ファンダメンタルズを反映する形が望ましい」
「急激な変化は望ましくない。安定的に推移していくのが望ましい。」
「財政当局は常に注意深くみているだろう」
「基本的には経済の実力に任せるという姿勢」
9日の東京市場は、5月機械受注が予想を上回ったものの、外貨建て投信設定に伴う円売り圧力強く、ドル円は123.36から123.67まで上昇したが、上値はオプションの防戦に阻まれた。 ユーロドルは、1.3610から1.3639で小動きで、ポンドドルは、2.0099から2.0137での推移となった。 一方クロス円も軒並み金曜日の高値を更新して、ユーロ円は168.15から168.55まで上昇、ポンド円は248.15から248.72、オージー円は105.81から106.25、NZD円は96.00から96.68まで値を上げた。ロンドン市場では、藤井財務次官の「為替の動向は日ごろから注意深く見守っている」との発言を受けて一時円買い戻し気味となり、英6月生産者物価指数の悪化を受けて、ポンドル売りが強まった。NY市場では、材料が薄く週初ということもあり方向感に薄い取引となったが、米シンクタンクのリポートから日本の利上げ観測の強まり、ドル円、クロス円に利食いが強まった。ユーロドルは、1.3616から1.3638で全くの小動き。 ドル円は123.51から123.22まで値を下げ、ユーロ円も168.25から167.93まで下落した。 またその他のクロス円はアジアのレンジ内で、調整的な動向が継続した。
【経済指標&要人発言】
日本経済指標
機械受注-5月:5.9%
機械受注-5月(前年比):-3.1%
豪経済指標
ANZ求人広告件数-6月:-0.8%
後藤自民党金融政策小委員長
今は8月利上げを容認できるような状況ではない
慎重に見極めながら徐々に金利引き上げるという方向性は正しい
日本経済指標
景気ウォッチャー調査 現状判断DI-6月:46.0
景気ウォッチャー調査 先行き判断DI-6月:48.4
塩崎官房長官
為替相場は市場が決定-物価、金利などが判断材料に
市場が経済実態反映しているのであろう-日経平均最高値
将来期待あるだろう、安倍政権の経済政策で
英・6月生産者物価指数:投入:前年比+2.1%(予想+2.0%、5月+1.3%←+1.1%)、
産出:前年比+2.4%(前年比予想+2.6%、5月+2.4%←+2.5%)
独・5月貿易収支:+176億ユーロ(予想+160億ユーロ、4月+158億ユーロ)
独・5月鉱工業生産:前月比+1.9%(予想+1.8%、4月-2.1%←-2.3%)
藤井財務次官
「日銀には金融面から経済支えて欲しいとの考えに変わりない」
「具体的な金融政策の内容は日銀が判断すること」
「日本経済は民需中心に順調な回復続けている」
「為替の動向は日ごろから注意深く見守っている」
「為替相場は経済ファンダメンタルズを反映すべき、日本経済は順調と認識」
「為替の水準、日々の動きにはコメントしない」
ミロウ独財務次官
「ドイツ企業はユーロ相場にうまく対応している」
米・5月消費者信用残高:前月比+129億ドル(予想+60億ドル、4月+23億ドル←+26億ドル)
メキシコ・6月消費者物価指数:前月比+0.12%(予想+0.14%、5月-0.49%)、前年比+3.98%(予想+4.00%、5月+3.95%)
イラク外相
「トルコがイラク国境線付近に兵員14万人を終結させた」
シュタインブリュック独財務相
「強いユーロ懸念せず」
「強いユーロは大歓迎」
ウェーバー独連銀総裁
「2008年には大規模な賃金交渉が控えており、最近の交渉に基づくと来年の賃金圧力は高まる見通しだ。ゆえに物価安定性へのリスクの高まりを考慮する必要がある」
シュタルクECB理事
「金融状況は良好」
「ユーロ圏の経済回復は力強い」
「マネー拡大に綿密に監視」
「マネー拡大とインフレには綿密」
【東京市場終値-ニューヨーク市場終値】
10日の東京市場は、明日からの日銀金融政策決定会合を控えて、モデル系ファンド主導の円の買い戻しとなった。ドル円は123.49から123.17まで下落。 ユーロドルは、堅調で1.3593から1.3633での推移。 ポンドドルは2.0132から2.0160で小動きとなった。 一方クロス円も軒並みドル円につれて調整気味で、 ユーロ円は168.17から167.70へ下落、ポンド円は248.72から248.19、オージー円は 豪6月企業景況感指数が前月より弱い結果となったこともあり、06.18から105.66まで比較的大きく値を下げた。ロンドン市場は、英5月貿易赤字が予想に反して縮小したことでポンド買い強まったことから、全般的にドル売りとなった。NY市場では、米格付け会社S&Pがサブプライムモーゲージ債の信用格付けを引き下げる可能性が伝えられ、ドル売りが継続した。特にドル円、クロス円はNYダウの大幅下落もあって、売りが売りを呼ぶ展開から、大きく値を崩した。 ユーロドルは、1.1.3627から1.3748まで上昇し、ユーロ発足以来の史上高値を更新した。 ポンドドルも2.0145から2.0281と今年の高値を更新、ドル円は123.35から121.72まで大きく下落となった。 一方クロス円は軒並み急落となり、ユーロ円は、168.35から167.35、ポンド円は246.86、オージー円は104.93、NZD円は94.81、カナダ円はカナダ中銀が利上げを実施したにも関わらず、115.50の安値まで下落となった。
【経済指標&要人発言】
韓国中銀(半期経済見通し)
2007年のGDP成長率見通しを4.5%に上方修正
2007年の経常黒字は20億ドルに
経済成長は2008年に加速へ
大田経済財政相
機械受注で設備投資の堅調さを確認
景気ウォッチャー、消費は悪くない、一時的なものか注意
尾身財務相
日銀には順調な経済の発展を金融面から支えて欲しい
具体的な金利水準は日銀の判断
消費税上げる上げないは、歳出一体改革の中で考える
抜本的税制改正の検討、あらゆる可能性を否定しない
豪経済指標
住宅ローン-5月:0.1%
投資貸付-5月:8.9%
NAB企業信頼感指数-6月:15
NAB企業景況感指数-6月:16
英・5月貿易収支:-62.91億ポンド(予想-66億ポンド、4月-69.33億ポンド←-63.16億ポンド)
仏・5月鉱工業生産:前月比+0.4%(予想+0.7%、4月-1.0%←-0.8%)
独・6月生産者物価指数:前月比+0.1%、前年比+1.9%(前年比予想+2.1%、5月+2.4%)
津田財務次官
「日銀には経済を金融面から支えて欲しいと強く期待」
「為替相場は経済ファンダメンタルズ反映すべき、日本経済は順調」
「為替市場の動向は日ごろから注意深く見守っている」
「外準運用は安全と流動性が大事な原則」
「歳出・歳入改革しっかりやらないと国債の信認は維持できない」
「景気は内需中心に順調に回復、近い将来も同じ基調続く」
ギーブ英中銀副総裁
「英中銀、インフレ抑制のため十分な措置取ったかどうか見極める必要」
米・5月卸売在庫:前月比+0.5%(予想+0.4%、4月+0.4%)
加・6月住宅着工件数:22.55万戸(予想21.65万戸、5月23.52万戸←22.97万戸)
カナダ中銀:政策金利0.25ポイント引き上げ、4.50%に決定
バーナンキ米FRB議長
「インフレ期待を抑制すればコア物価への影響は限定的に」
「インフレ期待は70年代に比べて抑制されている。しかし、インフレ期待の抑制は不十分。」
「エネルギー価格は根強いインフレや景気後退に繋がらなかった」
「マネーとインフレの関連性は弱まった」
「ECBとは違って通貨供給量に特別な役割はない」
「通貨供給量は連銀が注視する要因のひとつ」
「市場との対話、新たな提案の策定進めている」
米S&P社
「サブプライム住宅ローンを裏づけ資産にした住宅ローン担保証券のうち612件、計120億ドル(約1兆4680億円)規模を格下げ方向でクレジット・ウォッチに指定する可能性ある」
米ムーディーズ社
「サブプライムモーゲージ債399件の格付け引き下げ」
「更に32件を格下方向で見直し」
センタンス英中銀(BOE)金融政策委員
「英国の経済成長は第2四半期も継続する根拠がある」
「英国の個人消費は成長トレンドに沿る」
「設備投資は力強く回復」
「英国企業は消費鈍化に備える必要」
「金利を引き締めすぎるリスクは低い」
「世界需要がインフレ圧力を加える」
「英ポンドは対ユーロで安定している」
「英国の輸出は競争力を増した」
カナダ中銀
「緩やかな追加利上げが必要となる可能性」
「成長、インフレは予想以上に強い」
「07年成長見通しを2.2%から2.5%へ上方修正」
「08-09年度の成長は4月の見通しより減速」
「カナダの高水準の金利やカナダドル高が成長を和らげる」
「予想レンジはUSD 93 セント - 95.5セント(ドル・カナダドル1.0471-1.0753)」
「コアインフレは09年前半に2%に低下」
11日の東京市場は、昨晩から早朝の円の急騰に、本邦機関投資家や本邦輸入企業からの買いが下値を支えたが、結局ドル円、クロス円では、戻り売り意欲が強く、再度安値圏に面あわせする状況となった。ドル円は120.99から121.87まで反発も、海外勢から積極的なショート・メイクが見られた。 ユーロドルは、早朝1.3787の高値をつけたが、この位置からは1.3732まで反落となった。 ポンドドルは、2.0248から2.0284と堅調な推移。 一方クロス円は早朝からの反発も欧州参入後は値を消した。 ユーロ円は166.63から167.49まで反発後、166.55へ下落、ポンド円は245.01から246.91まで反発したが、再度245円台へ下押し、オージー円は103.76から104.95へ上昇後、104円を割り込んだ。ロンドン市場では、アーリー・バードの円買いからは、ドル円、クロス円の買い戻しが優勢になった。NY市場でも、サブプライム懸念の落ち着きからNY株式が上昇したことで、円売りが継続した。 ドル円は121.27から121.54まで強い上昇となり、ユーロ円も166.65から168.41の高値まで上昇した。またユーロドルは、ECB政府高官のユーロ高を容認する発言を受けて1.3733から一時1.3781と早朝の1.3787の高値を目指したが、この位置では戻り売りに押され、1.3740まで値を下げた。 ポンドドルは、英追加利上げ観測やM&Aの噂を受けて、2.0275から2.0363まで上昇した。 一方クロス円は軒並み強い上昇となり、ポンド円は248.94と今年の高値を更新し、オージー円は105.66、NZD円は95.82、カナダ円は116.22まで値を上げた。
【経済指標&要人発言】
日本経済指標
国内企業物価指数-5月:0.1%
国内企業物価指数-5月(前年比):2.3%
国際収支-経常収支-5月(季調済):2兆2264億円
国際収支-貿易収支-5月:4904億円
豪経済指標
Westpac消費者信頼感指数-6月:-0.6%
本経済指標 (更新:07/11 13:30)
企業倒産件数-6月(前年比):6.7%
日本経済指標
消費者態度指数-6月:45.2
消費者態度指数 一般世帯-6月:45.0
中・6月末外貨準備残高:1兆3326億ドル(3月末1兆2020億ドル)
ドラーギ伊中銀総裁
「ユーロ圏の第2四半期GDP伸び率は年2%程度、潜在成長率付近で成長続く見通し」
「市場が金融政策を決めることはできない、中銀は物価安定に向け行動すべき」
シュタルクECB理事
「ユーロは欧州経済の力強さを反映」
「インフレリスクは明らかに上振れ」
「金融政策は引き続き緩和的」
ギーブ英中銀副総裁
「政策当局者は高成長やインフレに過剰反応すべきでない」
中国国家統計局
「中国、06年GDP伸び率を10.7%から11.1%に上方修正」
米・週次MBA住宅ローン申請指数(7/6):前週比+1.1%(前回+0.1%)
米政府
「07年度の財政赤字は2050億ドルと02年来で最低水準へ縮小する見通し」
「08年度の赤字は歳入減少や戦費増加を受けて2580億ドルに増加する見通しで前回2月の2390億ドルから修正」
全米リアルター協会(NAR)
「2007年の米住宅販売および価格がこれまでの予想以上に落ち込むとの見通し」
トリシェECB総裁
「金融政策は引き続き緩和的」
「ユーロ圏のインフレリスクは上向き」
「中期的に物価安定のため時期を得た確固たる行動は引き続き正当化」
「成長、雇用創出に価格安定は必要」
「欧州はユーロ導入来、米国以上の雇用創出」
「ECBへの信頼が長期金利を低水準に抑えている」
「G7は為替相場を話し合う会合」
「G7は中国の現在の状況に不満足」
「市場は日本のファンダメンタルズを完全に認識していない」
「ECBの独立性を尊重」
「米国政府は、強いドルが国益に叶うとしている」
「ヘッジファンドは金融市場の効率性を高めるその一方でヘッジファンドはリスクももたらす」
プロッサー米フィラデルフィア連銀総裁
「07年の米経済成長率は2-3%の見通し」
「サブプライムモーゲージ問題は、問題がかなり深刻化しない限り、経済全体に影響を与えたり信用ひっ迫を引き起こすことはない」
「経済成長は07年、08年に潜在的ペースを回復」
「強い雇用拡大が賃金、消費に拍車をかける」
「サブプライムモーゲージ債損失懸念が広がる可能性」
「サブプライム問題のなか、大半の銀行が良好な状態にあると考えている」
「銀行の健全なリスク管理慣行を確実にすることがわれわれの職務のひとつであると引き続き考えている」
ウォルシュFRB理事
「われわれが監督している機関については、差し迫ったシステミックリスクの問題はみられない」
コンスタンシオ・ポルトガル中銀総裁
「ユーロ・ドルの上昇はユーロ導入来4.5%の上昇に留まっており、劇的な進展とは呼べず」
「ユーロ圏強い成長を見通し」
ガルガナス・ギリシャ中銀総裁
「世界金利水準は依然として低水準」
ハーリー・アイルランド中銀総裁
「現段階では次の金融政策措置を決めていない」
アルムニア欧州委員会委員
「ユーロ圏の経済は明らかに回復」
12日の東京市場は、日銀金融政策決定会合での現状の金融政策維持を維持したが、海外勢からのドル売り圧力強く122.48から121.83まで一時下落となったが、ほぼ織り込まれていることあり、更に売り込む状況とはなっていない。ユーロドルは、1.3742から堅調に1.3786まで上昇し、ポンドドルは、2.0310から2.0338で堅調な推移となっている。 一方クロス円は、昨日の乱高下からは揉み合いの状況で、ユーロ円は167.82から168.35での推移、ポンド円は248.86から247.69まで一時値を下げた。 またオージー円は、オーストラリアの6月雇用統計が予想を下回ったことで、105.68から104.96まで下落したが、やはり更に大きな動向となっていない。ロンドン市場は、ユーロドルで、1.3800のオプショントリガーを試す買いが強まったが、一旦失敗に終わった。 NY市場では、予想通りの米5月貿易収支や大幅に改善した週間新規失業保険申請件数にもドル買いとならず、ドルは対欧州通貨で軟調を継続している。ただし、NYダウの150ドルを超える上昇で、ドル円、クロス円は堅調を継続している。 ユーロドルは、1.3758から1.3799での推移、ポンドドルは、ユーロポンドの買い戻しから、2.036から2.0270まで値を下げ、ドル円は121.90から122.60まで値を上げた。 一方クロス円は総じて堅調で、ユーロ円は168.87の高値をつけたが、ポンド円は248.75−80まで反発も、この位置では上値をCapされた。 またオージー円は106.17、NZD円は95.96、カナダ円が117.20、スイス円は101.84の高値まで上昇した。
【経済指標&要人発言】
豪経済指標
新規雇用者数-6月:0.25万人
失業率-6月:4.3%
労働参加率-6月:64.9%
コステロ豪財務大臣
インフレは抑制されている
強い豪ドルは輸出にとって厳しい
日銀金融政策決定会合
日銀は予想通り据え置き決定-反対は1人
水野審議委員が反対票を投じる
日本経済指標
鉱工業生産-5月(確報値):-0.3%
鉱工業生産-5月(前年比/確報値):3.8%
設備稼働率-5月(確報値):105.0
中間評価(4月の展望リポート)
景気は4月展望リポートに概ね沿って推移すると予想
消費者物価は見通しに概ね沿って推移すると予想
国内企業物価、07年度は見通しに比べ上振れる見込み
日銀月例報告
景気は緩やかに拡大、足元の景気判断を据え置き
先行き景気は拡大を続ける、判断据え置き
CPIは目先ゼロ近傍で推移
CPIより長い目で見るとプラス基調を続けていく
生産は足元横ばいながら基調としては増加続けている
福井日銀総裁
この動き続けば政策変更しても間違いない確信につながる
政策委員の多数の認識も後退よりは前進している
標準シナリオの蓋然性により確信持ちたい
情勢に進展もあれば停滞もあり新しい問題もなくはない
シナリオの蓋然性とリスクを見極めることが適当
特定の指標を念頭に置かず幅広い視野で点検
水野委員は0.25%の利上げを提案
米金融市場の調整の動きは一つの要注意事項
4-6月GDP多少低めでも決定的要因にはならない
電子部品・デバイスの在庫調整も進展している
米経済は減速しながらも足腰はしっかりしている
米経済はソフトランディングに向かう可能性高い
ユーロ圏・1-3月期GDP改定値:前期比+0.7%、前年比+3.1%(前期比予想+0.6%、前回+0.9%、前年比予想+3.0%、前回+3.3%)
ユーロ圏・5月鉱工業生産:前月比+0.9%(予想+1.0%、4月-0.8%)
津田財務次官
「日銀には金融面から経済を支えてもらうことを期待」
「金融政策、具体的には日銀に委ねられておりコメント控える」
グロース独経済技術相
「現在のユーロ相場、ドイツは耐えることができる」
米・5月貿易収支:-600億ドル(予想-600億ドル、5月-587億ドル←-585億ドル)
対中国:200.1億ドル(前月比+3.3%)、日本:59.2億ドル(同比-19.5%)
カナダ:51.6億ドル(同比-11.4%)、EU全体:88.1億ドル(同比-2.4%)
メキシコ:58.7億ドル(同比+12.5%)、OPEC諸国:110.3億ドル(同比+12.3%)
米・週次新規失業保険申請件数:30.8万件(予想31.5万件、前回32.0万件←31.8万件)
米・6月財政収支:+275億ドル(予想+300億ドル、前年5月+205億ドル)
加・5月貿易収支:+59億カナダドル(予想+55億カナダドル、4月+59億カナダドル←+58億カナダドル)
加・5月新築住宅価格指数:前月比+1.1%(予想+0.6%、4月+0.8%)
トルコ中銀:政策金利17.5%に据え置き決定
クロズナーFRB理事
「サブプライム融資利用者保護の新規定が可能か検討」
カナダ中銀
「第2四半期GDP成長見通し2.8%に上方修正(4月時2.3%)」
「強いエネルギー価格と税制変更の影響でインフレが下半期に予想以上に上昇し、第4四半期に3%のピークに達するとの見通し」
「コアインフレは09年前半に2%に低下」
「成長、インフレは予想以上」
「07年成長予想を2.2%から2.5%へ上方修正」
「08年、09年平均2.5%成長予想」
「カナダドルは歴史上予想される以上のペースで上昇」
「インフレリスクは均衡」
「カナダドル予想はUS93セントから95.5セント(ドル・カナダドル1.0471-1.0753)」
「ある程度緩やかな一段の利上げが必要な可能性がある」
「高金利、カナダドル高が成長を抑制」
「米住宅市場不振の主な流出はない」
ドッジ・カナダ中銀総裁
「金融政策は経済全体に焦点をおいている」
「外国企業は雇用、成長において貢献」
「5月住宅価格指数は予想を上回った」
「一月の指標に焦点をあてるのは、危険」
「早すぎる利上げは経済を妨げる可能性」
タリサ・タイ中央銀行総裁
「上場企業の海外直接投資の上限撤廃へ」
13日の東京市場は、材料難の中方向感に薄い取引となった。ドル円は3連休前の決済ニーズから、122.32から122.62まで上昇したが、更に上値に追従する向きは薄かった。ユーロドルは、1.3795まで上昇したが、オプションの防戦に引き続き阻まれており、1.3764へ小緩んだ。 ポンドドルは、2.0263から2.0303での推移となっている。一方クロス円も堅調ながら揉み合い気味で、ユーロ円は、168.95の高値をつけたが、その後は168.55まで反落し、ポンド円は248.09から248.67での揉み合い。 オージー円は、オージードルが18年ぶりの高値となる0.8677まで上昇したことで、105.97から106.26まで上昇し、NZDドルも変動相場制以降の高値更新となる0.7882まで上昇したが、NZ中銀がWEBサイトで、今後も介入を継続すると発表したことで高値圏を維持できず、NZD円も96.42から95.68まで一時大きく調整した。ただし、この位置からはバーゲン・ハンターの買いが下値を支えた。ロンドン市場は、週末ということもありポジション調整的な動きから、ユーロドルは1.38のオプションの防戦を崩せず、ドル円、ユーロ円はCTA筋らの売りで弱含んだ。 NY市場では、米6月小売売上高が予想を下回ったことで、ドル売りとなったが、その後の予想を上回る米7月ミシガン大消費者信頼感指数速報値を好感したドル買いが入り、更にドルが下値拡大することはなかった。ユーロドドルは、1.3764から一時1.3800を上値抜け1.3815まで上昇したが、1.38台を維持出来ずに引けた。 ポンドドルは、2.0303から2.0367で堅調な推移を継続し、ドル円は「イラン国営石油が日本の石油元売りに原油輸入の円建て決済を要請した」とのニュースを受けて122.42から121.92まで値を下げ、安値圏で引けた。 一方クロス円も全般的に、ドル円の下落から上値の重い展開となり、ユーロ円は168.81から168.02まで下落。ポンド円は248.94の高値を一時つけたが、その後は2248円近辺まで弱含んで引けた。 その他カナダ円も116.27まで軟調な下落となったが、オージー円だけが、105.85の安値から106.27まで持ち直して引けた。
【経済指標&要人発言】
NZ・5月小売売上高:前月比+1.2%、前年比+6.7%(4月前月比-1.2%、前年比+7.4%)
NZ中銀
「為替相場が極端な水準になれば、外為市場での介入を続ける可能性がある」
アルムニア欧州委員
「為替相場、市場が決めるべき」
「07年のユーロ圏成長率、欧州委予測の2.6%上回る可能性」
米・6月小売売上高:前月比-0.9%(予想-0.1%、5月+1.5%←+1.4%)
米・6月小売売上高(自動車除く):前月比-0.4%(予想+0.2%、5月+1.6%←+1.3%)
米・6月輸入物価指数:前月比+1.0%(予想+0.7%、5月+1.1%←+0.9%)
米・6月輸出物価指数:前月比+0.3%(予想+0.3%、5月+0.2%←+0.1%)
米・7月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値:92.4(予想86.0、6月85.3)
米・5月企業在庫:前月比+0.5%(予想+0.3%、4月+0.4%)
イラン国営石油
「日本の石油元売りに原油輸入の円建て決済を要請」
フィョン仏首相
「ユーロ・ドルは議論の対象」
「ECBの独立性を疑問視しているわけでない」
16日のアジア市場は、東京勢不在の中全般的には小動き。早朝から若干ドル円、クロス円のポジション調整からの売りで下押ししたが、その後、新潟県中越沖の震度6規模の地震の報道から、円売り気味となるも上値では戻り売りに押される展開となった。ドル円は、121.83から122.19まで上昇後、121.80のストップを狙った売りで、121.77まで下落。 ユーロ円も早朝の安値167.77から168.34まで上昇後、再度167.81まで下落した。一方ユーロドルは、1.3760から1.3793での推移。 ポンドドルは、2.0328から2.0374と堅調な推移となった。 その他クロス円は、まちまちとなったが、ポンド円は、247.60から248.46での推移、オージー円は、オージードルが18年ぶりの高値となる0.8730まで上昇し、105.93から106.42まで値を上げ、NZD円もNZDドルが0.7904まで上昇したことから95.68から96.31まで値を上げた。 カナダ円は、116.20から116.67での推移だが、ドルカナダが1.0447から値を下げずに、揉み合い気味となっている。 ロンドン市場では、ドル売りが全般的に優勢になった。 NY市場では、米7月NY連銀製造業景気指数の改善を受けて、ドル買い気味となったが、ほかに材料もなく手掛かり難から、更に強いドル買いとはなっていない。ユーロドルは、1.3780から1.3804まで上昇後、1.3771まで値を下げた。ポンドドルも2.0363から2.0398まで上昇したが、オプションの防戦に阻まれ、その後は2.0360まで下落した。 一方ドル円は、一時121.55まで値を下げたが、日本の2度目の地震発生を受けて、ショート・カバー気味に122.09まで上昇も戻り売りに押されて、122円を割り込んだ。一方クロス円も全般に揉み合いで、ユーロ円は167.72から168.20、ポンド円は247.90から248.64での推移に終始したが、オージー円は106.56、NZD円は96.63高値まで堅調に上昇した。
【経済指標&要人発言】
NZ・第2・四半期消費者物価指数:前期比+1.0%、前年比+2.0%(予想+0.8%、+1.8%)
独・6月消費者物価指数改定値:前月比+0.1%、前年比+1.8%(5月前月比+0.2%、前年比+1.9%)
エルバラダイ国際原子力機関(IAEA)事務局長
「北朝鮮の核施設閉鎖を確認」
中国国家発展改革委員会エコノミスト(中国証券報)
「中国経済、第4四半期から伸び鈍化へ」
ユーロ圏・6月消費者物価指数改定値:前年比+1.9%(予想+1.9%、5月+1.9%)
独・6月消費者物価指数改定値:前月比+0.1%、前年比+1.8%(5月前月比+0.2%、前年比+1.9%)
英・5月住宅価格(政府):前年比+10.9%(4月+11.3%)
独経済技術省
「ユーロ高でも、ドイツ輸出業者にとって貿易環境は良好」
米・7月NY連銀製造業景気指数:26.5(予想18.0、6月25.8)
加・5月製造業出荷:前月比-0.1%(予想+0.2%、4月-0.7%←-0.6%)
アルムニア欧州委員
「対欧州通貨での最近のドルの動き、正当化されず」
「米経済の成長ペースは欧州経済よりも遅いが、急激な相場変動の理由はない」
「為替相場は経済ファンダメンタルズを反映すべきであり、相場の過剰なボラティリティの理由となるものは見当たらない」
クアデン・ベルギー中銀総裁
「ユーロ高は企業・消費者に“良いこと”」
17日の東京市場は、休日明けの仲値不足でドル円は121.78から122.09まで強含んだが、本邦機関投資家からの売りで121.69まで反落した。ユーロドルは、1.3769から1.3799で堅調推移。 ポンドドルは、2.0350から2.0386でやはり堅調を維持した。 一方クロス円は、揉み合い気味でユーロ円は、木曜日の仏国債の償還利払いが上値を押さえ167.69から168.18での推移、ポンド円は248.00から248.45での推移となり、オージー円は106.10から106.54での動向となった。 またカレンNZ財務相が「NZドルは、過大評価」と発言したことで、NZDドルが0.7941から0.7910まで値を下げたことで、NZD円も96.71から96.39まで下落した。 ロンドン市場は、独7月ZEW指数が予想を大幅に下回り、逆に英6月小売物価指数が上振れたことを受けて、ユーロポンドの売りから、ユーロドルとポンドドルが又裂き状態となった。 NY市場では、予想を上回る米コアPPIや対米証券投資の大幅な買い越し額を受けて、ドル買いとなるもドルは高値を拡大できていない。 ユーロドルは、1.3796から1.3757へ下落。ポンドドルは、2.0370から2.0475まで上昇。 ドル円も121.74から122.42まで値を上げた。 一方クロス円は軒並み堅調な上昇となり、ユーロ円は167.72から168.70、ポンド円は250.47まで一時上昇し、オージー円は106.89、NZD円は96.87の高値をつけた。
【経済指標&要人発言】
日・5月第3次産業活動指数:前月比-0.1%
スイス・5月小売売上高:前年比+3.1%
福井日銀総裁
「(弱めの動きとなっている生産について)生産は心配ない」
大田経財相
米経済はいい指標、悪い指標が混在
引き続き景気回復の基調は確りしている
景気の回復基調は続く-景気見通し
デフレ脱却に向けた動きは出ている
サブプライム問題を懸念-米経済
米国向け輸出落ち込みが生産弱さもたらしており注意必要
新潟沖地震の経済への影響は現段階で何とも言えない
カレンNZ財務相
「NZドルは、過大評価されており、ある時点で調整の可能性。NZドルへの投資は、リスクを抱えていることを認識すべき。」
7月月例経済報告
「基調判断は据え置き、景気は生産の一部に弱さがみられるものの、回復」
米原子力規制委員会
「中越沖地震で緊急停止した柏崎刈羽原発への技術的支援を行う準備を整えている」
ジュイユ欧州問題担当閣外相
「G-7は、人民元と円の過小評価について協議すべき」
英・6月消費者物価指数:前年比+2.4%(予想+2.4%、5月+2.5%)、6月小売物価指
数:前年比+4.4%(予想+4.2%、5月+4.3%)
独・7月ZEW景気期待指数:+10.4(予想+19.0、6月+20.3)
米・6月生産者物価指数(PPI):前月比-0.2%(予想+0.2%、5月+0.9%)、前年比+3.3%(予想+3.6%、5月+4.1%)
米・6月コアPPI:前月比+0.3%(予想+0.2%、5月+0.2%)、前年比+1.8%(予想+1.7%、5月+1.6%)
米・5月対米長期証券投資:1261億ドルの資金流入(予想同700億ドル、4月同803億ドル←841億ドル)
米・5月対米証券投資トータル:1059億ドルの資金流入(予想同900億ドル、4月同978億ドル←1118億ドル)
米・6月鉱工業生産:前月比+0.5%(予想+0.4%、5月-0.1%←+0.0%)
米・6月設備稼働率:81.7%(予想81.4%、5月81.4%←81.3%)
米・7月住宅建設業者指数:24(予想28、6月28)
ガルガナス・ギリシャ中銀総裁
「金融緩和の更なる解除を予想」
「ECBは時期を得た確固たる行動が重要」
「市場の金利予想を変更したくない」
「インフレリスクは上昇」
「ECBが07年成長予想を引き上げでも驚きではない」
「経済成長にとり、変動の激しいユーロは望ましくない」
米報告書
「国際テロ組織アルカイダが米国本土を攻撃する脅威が高まっている」
「テロに対する国際協力の弱まりなどから米国はより高い脅威に囲まれている」
タウンセンド補佐官(国土安全保障担当)
「具体的に攻撃が差し迫っていることを示す情報はないが警告内容は明らかであり、我々は真剣に受け止めている」
ホーニグ米カンザスシティ連銀総裁
「前進していくために、どのような政策を実施すべきかを検討する際、われわれは強弱まちまちの情報を見極める必要がある」
「コアインフレが抑制されているいくつかの要素がみられる」
「米経済は緩やかに拡大」
「年末までに成長率は3%に接近」
「外国需要が米製造業を押し上げ」
「個人消費も需要に拍車をかける」
「4.5%の失業率、雇用拡大が消費を押し上げ」
「雇用市場はかなり重要な要素」
「企業設備投資は若干強まる可能性」
「米長期潜在成長は3%を予想」
「住宅市場の安定は予想より遅いペース」
「投資と住宅市場が現在の成長下方リスク」
「連銀はエネルギー価格に注視する必要」
「連銀は総合インフレの急上昇に対応すべきでない」
18日の東京市場は、米証券大手ベア・スターンズ社傘下のヘッジファンドの資産価値が、サブプライム・ローン関連の投資の失敗で、「ほぼ無価値」となったと伝えられたことから、ドル売りが強まった。ユーロドルは、1.3780から一時1.3834まで上昇し、ポンドドルは、2.0465から2.0546の1981年来の高値まで上昇した。またドル円は122.45から本邦投資家売りで、121.58まで下落となった。 一方クロス円は、総じて利食いに晒され、ユーロ円は168.57から167.98、ポインド円は、250.36から249.59へ値を下げたが、オージー円は、106.36まで下落後、スティーブンス豪準備銀行総裁による豪ドル高容認発言を受けて、106.95まで値を上げた。ロンドン市場は、7/4-5英中銀金融政策委員会議事録で利上げが6対3で決定されたことが判明し、英3−5月平均所得伸び率が予想を下回ったことなどを受けて失望感からポンド売りとなった。NY市場では、予想を上回る米CPIや住宅着工件数を受けて、一時ドル買いとなるも、サブプライム絡みの新たなる米インべストメント・バンクの損失の噂や連銀の経済見通しの下方修正、バーナンキFRB議長が議会証言で、住宅市場の調整が予想以上に長引き、消費を妨げる可能性を指摘したことで、ドル売りとなった。ユーロドルは、1.3752まで一時下落となったが、その後1.3817へ回復。ポンドドルも2.0461の安値まで下落も、2.0548へ上昇して、高値圏に面あわせとなった。 またドル円は122.29まで上昇後、121.68まで反落した。 一方クロス円では、NYダウがサブプライム発の金融不安に揺れるベア・スターンズを始め、リーマン・ブラザーズ、モルガン・スタンレー、メリルリンチなどの金融関連株が総崩れとなったことから、一時111ドル近い下げを演じ、上値を重くした。 ユーロ円は168.01から168.46での推移。ポンド円は、249.95から250.53での揉み合い気味の展開。オージー円は、アジアでのスティーブンス豪準備銀行総裁による豪ドル高容認発言が影響して、一時107.27と今年の高値を更新した。
【経済指標&要人発言】
6月日銀会合議事要旨
フォワードルッキングな政策運営に対する市場の理解をさらに深めていく必要-多くの委員
政策運営の具体的スケジュール感を示唆していると受け止められる情報発信は不適切-多くの委員
IT関係の在庫調整は抑制的な生産のもとで徐々に進展-複数の委員
米住宅市場調整が予想よりも長引くリスクは依然として無視できない-何人かの委員
昨年の原油価格高騰の裏要因が夏から秋を中心にCPI下押し圧力強める-何人かの委員
長期金利上昇は米国市場のほか堅調な国内経済も反映-何人かの委員
長期金利上昇に伴う実体経済への影響などを引続き注意深くみていく必要との認識で一致
現在の失業率は依然としてインフレ中立的な水準よりも高い水準にあるとみられる-1人の委員
豪経済指標
Westpac先行指数-5月:0.2%
スティーブンスRBA総裁
アジアの外貨準備は多すぎる、金融政策にとって問題になり得る
日経済指標
景気先行指数-5月(確報値):40.9%
景気一致指数-5月(確報値):60.0%
英・6月失業者数増減:-13800人(予想-8000人、5月-11800人←-9300人)
英・6月失業率:2.7%(予想2.7%、5月2.7%)
英・3-5月平均所得伸び率:+3.5%(予想+3.6%、前回+4.1%←+4.0%)
ユーロ圏・5月貿易収支:+17億ユーロ(予想+21億ユーロ、4月+23億ユーロ←+18億ユーロ)
南ア・5月実質小売売上高:前年比+9.0%(予想+6.2%、4月+5.9%←+5.4%)
7/4-5英中銀金融政策委員会議事録
「6対3で利上げを決定」
「ロマックス副総裁、ビーン政策委員、ブランチフラワー政策委員が据え置き主張」
米・6月消費者物価指数(CPI):前月比+0.2%(予想+0.1%)、5月+0.7%、前年比+2.7%(予想+2.6%)、5月+2.7%
米・6月コアCPI:前月比+0.2%(予想+0.2%)、5月+0.1%、前年比+2.2%(予想+2.2%)、5月+2.2%
米・6月住宅着工件数:146.7万戸、前月比+2.3%(予想145万戸)、5月143.4万件←147.4万戸
米・6月住宅建設許可件数:140.6万戸、前月比-7.5%(予想148万戸)、5月152万戸
米・週次原油在庫統計(7/13時点)
原油在庫:前週比-45万バレル(予想-50万バレル、前回-146万バレル)
ガソリン在庫:同比-224万バレル(予想+85万バレル、前回+114万バレル)
留出油在庫:同比-15万バレル(予想+90万バレル、前回+76万バレル)
製油所稼働率:91.0%(予想90.4%、前回90.2%)
加・6月消費者物価指数(CPI):前月比-0.2%(予想+0.1%)、5月+0.4%、前年比+2.2%(予想+2.5%)、5月+2.2%
加・6月コアCPI:前月比+0.0%(予想+0.1%)、5月+0.3%、前年比+2.5%(予想+2.6%)、5月+2.2%
加・6月景気先行指数:前月比+0.2%(予想+0.4%)、5月+0.4%←+0.5%
バーナンキ米FRB議長
「インフレは引き続き主要懸念」
「最近のインフレは明らかに高すぎ」
「コアインフレは、商品価格が上げ止まっている事から低下すべき」
「住宅市場の調整は予想以上に時間がかかる可能性」
「サブプライム乱用の再発防止へ努力」
「米経済は本年緩やかな拡大」
「正当なサブプライム融資を排除すべきではない」
「連邦当局による住宅ローン仲介業者の免許制について、真剣に検討するべき」
「通貨をフロートさせることは中国の利益」
「為替レート変更のみでは貿易不均衡は解消できない」
「連銀は低水準で、安定したインフレを約束」
「インフレには綿密な監視必要」
「歴史的にエネルギーや食品価格の変動は激しく、長期的なトレンドを見極めるにはコアインフレが歴史的に妥当」
「エネルギー価格は引き続き高水準を維持する見通し」
連銀米経済見通し
「07年GDP成長予想前年同期比2.25-2.50%へ下方修正(2月時2.5-3.0%)、08年2.5-2.75%(2.75-3.0%)」
「07年コアインフレ見通し2-2.25%、08年1.75-2.0%」
19日の東京市場は、全体的に材料難から小動きだが、ニューヨーク、マンハッタンでの爆発報道で、ドル円は121.96から121.74まで下落したが、テロとは無関係との報道で122.01まで反発した。ユーロドルは、1.3815から1.3786まで軟調に推移した。 一方ユーロ円は、168.44から168.12まで軟調となり、ポンド円は250.03から250.39で揉み合い。オージー円は106.83から107.19まで堅調に推移した。ロンドン市場は、アルムニア欧州委員が「ユーロの上昇をおさえるために、介入するいかなる動きにも反対」と述べたことでユーロ買いが優勢になり、英6月小売売上高の予想より悪化を受けてポンド売りが先行した。NY市場では、予想を下回る米景気指数やバーナンキFRB議長の「サブプライム住宅ローン関連の損失は1000億ドルに達する可能性がある」との発言を嫌気して、ドル売り気味となったが、新味に欠けるFOMC議事録もあり、全体的には保合の範囲を超える状況とはなっていない。ユーロドルは、1.3794から1.3832で推移、ポンドドルは、2.0539から2.0471まで値を下げ、ドル円は121.79から122.19まで値を上げた。一方クロス円は、ポンド円が249.78まで値を下げ保合が変わらないことを除くと全体的には堅調な上昇となった。ユーロ円は168.14から168.82へ上昇、オージー円は107.52、NZD円は96.87の高値まで上昇した。
【経済指標&要人発言】
米リーマン・ブラザーズ
サブプライム関連で損失被るとの噂を否定
サブプライム関連投資への懸念は根拠がない
日本経済指標
全産業活動指数-5月:-0.3%
中国国家統計局報道官
経済成長の新たな傾向に「勇気付けられる」
投資と支出の不均衡は縮小しつつある
地方と都市部の賃金引き上げが消費を促している
中国の上期の小売売上高は自動車と住宅がけん引
中国の輸出のペースは7月以降は正常に
投資の伸びのコントロールは可能
食品価格の上昇がインフレの構造的変化招いた
日経済指標
全国百貨店売上高-6月(前年比):5.5%
東京地区百貨店売上-6月(前年比):7.4%
英・6月小売売上高:前月比+0.2%(予想+0.3%、5月+0.4%)
独・6月生産者物価指数:前月比+0.2%、前年比+1.7%(前年比予想+1.8%、5月+1.9%)
アルムニア欧州委員
「今後のユーロ高を懸念、ドルや円の軟調はファンダメンタルズ反映せず」
「これまでのところ、ユーロ高は貿易・経常収支の不均衡をもたらしていない」
「ユーロの上昇をおさえるために介入するいかなる動きにも反対」
キング英中銀総裁(新聞)
「インフレはさらに低下する公算だが、様子をみる必要がある」
米・週次新規失業保険申請件数:30.1万件(予想31.1万件、前回30.9万件←30.8万件)
米・6月景気先行指数:前月比-0.3%(予想+0.0%、5月+0.2%←+0.3%)
米・7月フィラデルフィア連銀景気指数:9.2(予想13.3、6月18.0)
加・5月卸売売上高:前月比+0.6%(予想+0.5%、4月-3.0%←-3.1%)
加・5月国際証券取扱高:31.1億カナダドルの売り越し(予想20億カナダドルの買い
越し、4月19.7億カナダドルの買い越し←15.4億カナダドルの買い越し)
バーナンキ米FRB議長
「住宅市場不振の他経済への余波の兆候なし」
「連銀は住宅市場不振の他経済への波及効果を警戒」
「サブプライム向け信用市場の金融商品に関連した損失は約500-1000億ドルに上るとの推定」
「サブプライム住宅ローン関連商品の多くが当初の評価ほど良好でない」
「トレンドがわれわれが望む方向に向かっていると確信するには単にもっとデータ確認必要」
「インフレはFOMC最重要懸念」
「インフレについて非常に重要なリスクが存在する限り、将来再び加速する可能性がある」
「食品、エネルギー価格の上昇はコアインフレに波及する可能性」
「連銀の目標は物価安定を維持する事」
「更なる人民元の上昇は中国の国益」
「中国にも内需主導型経済に向かうよう調整が求められる」
「資源が国内セクターでなく輸出にむけられており、人民元の過小評価が中国経済にひずみを生じさせ、これば中国経済の歪み」
「日本は04年以来介入を実施していなく、人為的な操作は見られず」
「円の価値は市場が決定」
モスコウ米シカゴ地区連銀総裁
「インフレ期待が上昇する危険」
「経済は潜在的な成長水準付近」
「インフレが上昇するリスクは景気減速リスクを上回る」
「コア物価指数は物価動向を探る上での指針となる」
米FOMC議事録
「6/27-28の会合において成長リスクは5月時点よりも更に均衡している」
「物価期待においていくらか悪化のリスクが見られる」
「コアインフレは抑制されている」
「物価抑制の継続はまだ確認されず」
「住宅市場が経済の不透明さの主要因」
「価格緩和しないリスクが主要懸念」
「住宅市場不振が他に与える影響を懸念」
「緩やかなペースでの消費増加を予想」
「07年の雇用指標は下方修正される可能性」
「在庫の調整は終了した模様」
べスリー金融政策委員
「インフレリスクは上向き」
20日の東京市場は、外貨建て投信設定に絡んだ円売りで、ドル円は122.00から122.44まで堅調推移となったが、ユーロドルは、1.3807から1.3785へ軟調気味で、ポンドドルは、2.0485から2.0510での揉み合い推移となった。 一方クロス円は全般的に堅調で、ユーロ円は、仏国債入札絡みの円売りで168.35から168.88まで上昇、ポンド円も直近上値を抑えていた250円ミドルを越えて、249.92から250.83まで値を上げた。 またオージー円は107.30から107.70、NZD円は、97.27の高値まで上昇した。ロンドン市場では、中国の利上げ報道を受けて、若干の円買いとなり、英4−6月期GDP速報値の上振れからポンド買いが優勢となった。 NY市場に入ると、一転「S&Pが追加的に住宅ローン債務担保証券(CDO)の格付けを引き下げた」とのニュースや米企業の悪い決算を受けた株売りで、NYダウが寄り付きから下げ始めるとリスク回避の動きから、ドル売り、円の買い戻しが強まった。 特にドル円は、NYダウが150ドルを越える下げとなり、ロンドンの高値122.39からを一時120.87まで下落。これを受けてクロス円が軒並み急落となった。 ユーロ円は168.83から167.19へ下落、ポンド円は251.11から248.66まで値を下げ、オージー円は106.03、NZD円は96.12、カナダ円は115.40まで下落となった。 ただし、NYダウが1万3800ドルを若干割れて50ドル程度反発して引けたことから、安値圏からはショート・カバー気味に買い戻されて引けている。一方ユーロドルは、1.3780から1.3844の高値と一時ユーロ発足以来の史上高値を更新し、ポンド円ドルも2.0494かから2.0587の高値をつけ、オージードルが0.8834、NZDドルは0.7990の高値をつけた。
【経済指標&要人発言】
日・対内外証券投資(7/8-14):対外債券投資:568億円の流出超/対内債券投資:396億円の流入超/対内株式投資:1434億円の流入超
豪・第2・四半期輸入物価:前期比+0.1%、前年同期比-5.1%、輸出物価:前期比+0.3%、前年同期比+2.4%
ベズリー英中銀金融政策委員
「利上げにより個人消費は減速するとみられるが、減速ペースの予想は困難」
英・4-6月期GDP速報値:前期比+0.8%、前年比+3.0%(予想:前期比+0.7%、前年比+2.9%、1-3月期:前期比+0.7%、前年比+3.0%)
中国人民銀行
「1年物貸出基準金利を0.27ポイント引き上げ」(7/21から6.84%へ)
「1年物預金基準金利を0.27ポイント引き上げ」(7/21から3.33%へ)
「利上げは、信用と投資を抑制するのが目的」
「インフレ期待を安定させることも利上げの目的」
「利上げの実施は21日から」
コンスタンシオ・ポルトガル中銀総裁
「ECBにはユーロ相場の目標はない」
「ユーロ高の金融環境への影響、強弱混在」
「ユーロ高はインフレ減殺効果がある」
「ECBは政策決定には今後のデータを考慮する、為替はその一つ」
サルコジ仏大統領
「人民元の水準は問題、中国と協議を希望」
トリシェECB総裁
「金融政策は物価安定をもたらしている、インフレ期待は低水準」
「ECBはどの様な状況においても必要とされる事を実施」
「ECBの独立性が信任を確信」
「米国の強いドル政策に強い関心を持って留意」
「長期的にはリスク存在、世界的な保護主義の圧力や原油価格」
プール米セントルイス連銀総裁
「FRB、市場規模の点からもサブプライム問題を注視」
「非プライムモーゲージ市場は、06年の契約額が約1兆ドルとなっており、住宅建設活動全体や消費支出に影響を与えるような大規模なものであることは明確だ」
「責任ある貸し手に負担となる規制を課すことがないようする必要がある」
「投資家は更なる差し押さえを推定」
「住宅建設は引き続き落胆的」
「サブプライム向け住宅ローンを裏づけとする証券(MBS)を購入した投資家に対して金融市場は厳正、適切に対応」
「インフレ予想は抑制されている模様」
「コアPCEのターゲットは1.5%」
「ドル安はインフレに決定的な影響を与えず」
メルケル独首相
「ECBの独立性は保護されるべき。通貨ユーロに影響が及ぶ可能性」
「サルコジ仏大統領もECBの独立性には同意」
ブラウン英首相
「近い将来のユーロ導入計画はない」
中国財政省
「利子所得税の税率を5%に引き下げ、8/15から実施」
国務院
「中国の経済状況は変わった。利子減税は預金リターン高める」
23日の東京市場は、早朝のシドニー市場で、参議院選挙での自民党大敗との報道や外貨建て投信設定が引き続き高水準との見方を背景として、バーゲンハントから、米系ファンド、ロシア、中銀筋による買い仕掛けで、ドル円は122.22まで上昇後、中国筋からの売りや、米国での投資ファンド増税法案化を嫌気した円キャリートレードの手仕舞いで、120.80まで反落した。 一方ユーロドルは、1.3820から1.3846で堅調推移。 ポンドドルは2.0549から2.0602と高値を更新した。一方クロス円もドル円につれて乱高下となったが、ユーロ円は169.05まで一時上昇後、167.07まで下落。 ポンド円も250.15まで上昇後、248.52まで値を下げ、 オージー円は106.24から106.98、NZD円は96.23から96.99での推移となった。ロンドン市場では、手掛かり材料難のなか、全般的にドルの買い戻しが優勢になった。 NY市場では、材料のない中、NY株の反発から円の売り戻しが進んだが、ドル円、クロス円は戻り売りに押された。 ユーロドルは、1.3795から1.3828での推移。 ポンドドルは、2.0558から2.0599で揉み合い気味。ドル円は121.52まで反発も、その後は120.94まで下落となった。 一方クロス円はドル円同様買戻し気味も上値は戻り売りに晒された。 ユーロ円は167.69から167.02へ下落、ポンド円249.94まで反発も更に上値拡大出来ていないが、オージー円は107.31まで堅調な反発。NZD円は97.75と利上げ期待感から今年の高値を更新する上昇が実現した。
【経済指標&要人発言】
英経済指標
ライトムーブ住宅価格-7月:0.3%
ライトムーブ住宅価格-7月(前年比):10.3%
豪・第2・四半期生産者物価指数:前期比+1.0%、前年比+2.3%
中・6月原油輸入:1411.7万トン(1-6月8154.19万トン 前年比+11.1%)
ビニ・スマギECB理事
ドル安は「弱い」米経済を反映
ハミリ石油輸出国機構(OPEC)議長
「原油価格上昇による世界経済への悪影響を懸念、年内増産は不透明」
独連銀7月月報
「第2四半期のドイツ経済、第1四半期から減速へ」
ハンガリー中銀:政策金利7.75%で据え置き
イスラエル中銀:政策金利を3.75%に引き上げ
ポールソン米財務長官
「米サブプライム問題は抑制」
「サブプライム問題を監視」
「世界経済は強い」
「住宅市場の不振は底に近い」
「米経済は大変堅調」
「消費は強い」
「金融ショックは予想せず」
「強いドルは米国の国益に叶う」
グリーンスパン前米FRB議長
「外国の貯蓄が市場流動性を生み出した」
「海外貯蓄に起因する流動性は恒久的な現象ではなく、半分は終了している」
「金利の上昇が流動性の吸収につながる」
フレアティ・カナダ財務相
「カナダドル高で市場介入する計画ないが注視している」
シュタルクECB理事
「ユーロの上昇は今のところ緩やか」
「ユーロ圏の輸出業者はユーロ高の損害無し」
「ユーロの上昇は緩やかで急激な動きではない」
「急激な為替変動は問題を引き起こす可能性」
「政治家はECBに影響を及ぼそうとすべきでない」
24日の東京市場は、材料難の中、モデル系ファンドの投げ売りが意欲が強く、ドル円は121.14から120.41まで下落となった。ユーロドルは、1.3799から1.3834で小動きが継続。 ポンドドルは、ユーロポンドが、0.67を割り込んでおり、2.0590から2.0654の高値と26年ぶりの水準に上昇した。一方クロス円は総じて軟調な揉み合い気味で、特にユーロ円は167.24から166.44まで下落となった。 ただし、ポンド円は248.39から249.43で揉み合い気味。 オージー円は、オージードルが18年ぶりの高値となる0.8863の高値をつけたことで、106.45から107.04へ上昇したが、オージー・NZD売りが強く、106.50まで調整している。またNZDドルも、変動相場制移行後の高値となる0.8111まで上昇して、NZD円も97.20から97.69まで上昇したが、高値圏は維持できていない。 ロンドン市場では、ドル円、クロス円の買い戻しが優勢となり、英産業連盟(CBI)の7月製造業受注指数が下振れたことを受けてポンド売りが散見された。NY市場では、米サブプライム住宅ローン大手の減益決算を受けて、引き続きサブプライム懸念からNYダウが200ドルを越える下落となったことから、ドル売り、円の買い戻しが強まった。 ユーロドルは、1.3812から1.3853とオプションの防戦をつけたが、保合的な動向は変わっていない。ポンドドルは、2.0650から2.0594へ値を下げたが、下げ止まり気味。 ドル円は、120.94まで反発もその後ポールソン米財務長官の訪中で中国に人民元上昇圧力がかけられるとの憶測が広がり、120.03の安値へ下落となった。一方クロス円もロンドン市場の反発から東京の安値を割れる下落となった。ユーロ円は、167.36から165.86へ下落、ポンド円は249.47から247.33へ値を下げ、オージー円も107円を越えずに、105.76へ下落となった。またカナダ円は、強いカナダの5月小売売上高を受けて、ドルカナダが1.04を割れて下落となったことから、一時116.69の高値まで上昇したが、その後は116円を割り込んだ。
【経済指標&要人発言】
ユーロ圏・5月経常収支:-146億ユーロ(予想-53億ユーロ、4月-43億ユーロ←-65億ユーロ)
ユーロ圏・7月製造業PMI:54.8(予想55.5、6月55.6)
ユーロ圏・5月鉱工業受注:前月比+1.7%(予想+1.1%、4月-0.6%←-0.4%)
英・産業連盟(CBI)7月製造業受注指数:-6(予想+6、6月+8)
ドイツ経済研究所(DIW)
「今年の独経済成長率予測を内需拡大予想から2.6%に上方修正(従来2.3%)」
米・7月リッチモンド連銀製造業指数:4(予想5、6月4)
加・5月小売売上高:前月比+2.8%(予想+0.5%、4月+0.2%←+0.4%)
加・5月小売売上高(除く自動車):前月比+2.3%(予想+0.6%、4月-0.3%←+0.0%)
マレーシア中銀:政策金利を3.50%に据え置き
ポールソン米財務長官
「対中戦力経済対話7/30-8/1訪中」
ギーブ英中銀副総裁
「インフレは低下しておらず、英中銀は物価上昇を抑えるため必要とされる対応をする」
「英国の長期的インフレが上昇した兆候がある」
「米サブプライム問題は政策決定者にとり複雑な問題」
「緩やかな調整は、過去の調整の結果を探れるためふさわしい場合もあるが、もし対応が遅れると、緩やかな調整が問題を引き起こす可能性があるという事も我々は周知」
「英経済は安定」
「インフレは利上げにもかかわらず予想以上」
「不透明感は雇用市場、原油価格、マネーサプライの拡大など」
「世界クレジット市場は米サブプライム問題により、株価下落や企業債務不履行に繋がる可能性」
「ドル安は世界金融安定を助けており、更に世界不均衡の急激な調整リスクを縮小」
「過去英中銀の金利変更は緩やかなものであった」
米公定歩合
「地区連銀12行すべてが据え置き申請」
25日の東京市場は、昨日のからのポジションの解消売り意欲やオプション・トリガーへの売り仕掛けで、ドル円は120.33から119.80まで下落したが、下値は、本邦輸入企業や米系ファンドによる利食いに120.34まで反発となった。ユーロドルは、ユーロ円の売りが圧迫して1.3833から1.3775まで下落。ポンドドルも2.0630から2.0565まで値を下げた。一方クロス円は、やはりポジションの解消売りに上値を圧迫されて下落が強まった。 ユーロ円は166.32から165.37まで下落。ポンド円も248.09から246.26へ値を下げた。 またオージー円は、豪州の強い第2・四半期CPIやコステロ豪財務相発言を受けて、105.32から106.70まで上昇した。ロンドン市場は、ドルの買い戻しが強まり、欧州通貨の下落にクロス円の重い展開が続いた。NY市場では、サブプライム住宅ローン問題に対する懸念が広がり、NY株式市場が不安定な動向を継続したが、ポジション調整的なドル買いが進んだ。 ユーロドルは、1.3779から1.3696へ下落、ポンドドルも2.0564から2.0487へ値を下げた。 またドル円は120.00から120.65へ一時上昇した。 一方クロス円は、当初NY株の軟調からキャリー・トレードの解消売りが強まったが、NYダウがどうにか68ドルのプラスで引けたことで、買い戻された。 ユーロ円は165.72から一時164.70まで下落。 ポンド円は246.35から247.70で揉み合いとなり、106.05から106.65まで反発となった。
【経済指標&要人発言】
日本経済指標
通関ベース貿易収支-6月(季調済):8238億円
豪経済指標
コンファレンスボード景気先行指数-5月:0.2%
中国国家発改委 (更新:07/25 09:58)
中国は景気毛熱の防止が経済の最優先課題
経済成長ペースを抑制するため経済的・法的措置適用へ
豪経済指標
消費者物価指数-2Q:1.2%
消費者物価指数-2Q(前年比):2.1%
コステロ豪財務相
インフレ率は豪中銀の目標範囲内
CPIは政府予想に沿っている
消費者物価は引き続き非常に抑制されている
食料・燃料価格が消費者物価を押し上げ
豪ドル高、物価下落圧力になる見通し
豪ドル高、原油コスト高の豪経済への影響を防いできた
カレンNZ財務相 (更新:07/25 12:30)
NZ中銀総裁の独立性を支持
クアデン・ベルギー中銀総裁
ユーロの対ドルでの上昇は不可解ではない
他の通貨も対ドルで上昇している
強いユーロは一部産業に悪影響を与える恐れ
4%の政策金利は引き締め的とは判断できない
ECBの将来の決定は今後の情報次第
ECBは突然の急激な通貨変動に反対
ECBは成長を損なわずにインフレを抑制
スイス中銀 (更新:07/25 15:45)
インフレリスクの警戒必要
消費は依然として強い
物価の上昇が容易になる
南ア・6月消費者物価:前年比+7.0%(予想+7.0%、5月+6.9%)、コア指数:前年比+6.4%(予想+6.3%、5月+6.4%)
トリシェECB総裁(独週刊誌)
「過去8年間の平均インフレ率に満足していない」
「米サブプライム問題、市場の調整は健全」
「全体として世界経済は非常に力強い成長を続けている」
オマーン中銀幹部
「通貨切り上げは計画せず」
ロシア通信
「ロシア、イランの原発完成を08年まで延期」
米・週次MBA住宅ローン申請指数(7/20):前週比-3.6%(前回+0.9%)
米・6月中古住宅販売件数:575万戸、前月比-3.8%(予想587万戸、5月598万戸←599万戸)
米・週次原油在庫統計(7/20時点)
原油在庫:前週比-万バレル(予想-138万バレル、前回-45万バレル)
ガソリン在庫:同比-万バレル(予想-13万バレル、前回-224万バレル)
留出油在庫:同比-万バレル(予想+75万バレル、前回-15万バレル)
製油所稼働率:%(予想91.6%、前回91.0%)
米地区連銀報告書(ベージュブック)
「6月から7月初めの経済活動は引き続き拡大」
「消費は緩やかなペースで拡大」
「企業の設備投資支出は増加」
「居住住宅の建築、不動産活動は引き続き鈍化」
「商業不動産は活発」
「製造業は引き続き拡大」
「エネルギー中心に投入価格には引き続き上昇圧力」
「ほとんどの地区で原油、ガソリン価格が上昇、高水準が問題となっている」
「ほとんどの地区で賃金の上昇は緩やかか前回の報告時と同水準」
「逼迫した高水準の技術者などの需要を受けて賃金上昇圧力が強い」
「雇用は大部分の地区、業種で引き続き拡大」
「エネルギー価格は引き続き高水準」
ポールソン米財務長官
「米経済は世界経済と同様強い」
「サブプライム住宅ローン市場は抑制」
国際通貨基金(IMF)
「世界経済成長率見通しは07年、08年ともに4.9%から5.2%へ上方修正」
「07年の米国経済成長見通し2.2%から2.0%へ下方修正、08年2.8%で変わらず」
「07年のユーロ圏成長見通し2.3%から2.6%へ、08年2.5%へ上方修正」
「07年の日本成長見通し2.3%から2.6%へ、08年2.0%へ上方修正」
「07年の中国成長見通し10%から11.2%へ上方修正」
「07年、08年のアジア新興国成長見通し4.8%に上方修正」
「世界のインフレリスクは4月以降上昇」
「米国の信用市場リスクは引き続き抑制されている」
「金融リスクの強まりに激しい動きは続くがリスクは制御可能」
パドアスキオッパ・イタリア経済財務相
「ECBの独立性は尊重されるべき」
「継続的なECBに対する非難は危険」
「ユーロ高はユーロ圏輸出の妨げとはならず」
「07年イタリア財政赤字はGDP比3%を大きく下回る」
スイス中銀
「インフレリスクの警戒必要」
ダーリング英財務相
「インフレ抑制に向けた英中銀の決定を支持していく」
26日の東京市場は、外貨建て投信設定に絡んだ円売りから、ドル円は120.40から120.75まで上昇したが、上値での戻り売り意欲が強く、120.26まで下落した。 ユーロドルは、サププライム問題が欧州の金融機関にも波及する懸念から、1.3729から1.3705軟調な推移となり、ポンドドルも2.0487から2.0542での推移となった。 一方クロス円もドル円の上昇に当初は堅調な反発も上値では戻り売りに晒された。 ユーロ円は、ユーロ債の償還・利払い売りもあり、165.57から164.95まで値を下げ、ポンド円は、246.51から247.72で揉み合い気味の推移となった。 また金利を引き上げた、NZ相場は、ボラードNZ準備銀行総裁が、利上げ打ち止めを示唆したことから、NZDドルが0.8049から0.7944まで急落となったことから、NZD円も96.90から95.56まで下落した。その他オージー円は106.32から106.81、カナダ円は115.35から115.81での推移となった。ロンドン市場では、米株先物が大きく売り込まれたことや、原油先物が高騰したことから、NYダウの下落を見越したが円の買い戻しが入った。 また独7月IFO指数がほぼ予想通りだったが、英7月住宅価格が低い伸びとなったことを受けてポンド売りとなった。NY市場では、予想を下回る6月新築住宅販売件数や信用市場不安を受けた株式市場の大幅下落に伴いドル売りやリスク回避の円が強まり、円が急騰した。 ユーロドルは、1.3692から1.3772に一時上昇。ポンドドルは2.0462まで下落も2.0561へ上昇した。またドル円は120.57から118.52まで急落となった。 一方クロス円も軒並み暴落気味の展開。ユーロ円は165.35から162.90、ポンド円は242.83、オージー円は103.19、NZD円は92.70、カナダ円は112.30、スイス円は98.49まで下落となった。
【経済指標&要人発言】
ニュージーランド政策金利
予想通り0.25%の利上げ、8.25%へ
RBNZ声明文
これ以上の利上げはないと予想
労働市場、原油・食品価格の上昇がインフレに寄与
中期的にNZドル高は持続しない
NZドル高は輸出に打撃を与えている
経済指標は持続的なインフレ圧力を示している
労働市場は逼迫し、設備稼働率は高い
ニュージーランド経済は力強い
日本企業向けサービス価格指数-6月(前年比):1.4%
コステロ豪財務相
豪インフレは率は中銀の目標圏内
豪政府はインフレ動向に満足
野田日銀審議委員
ある程度確信高まったと判断すれば政策変更を提案
なお時間かけて検証する必要あれば政策は維持
経済・物価情勢が見通し通り推移するには金利調整が必要
なかなかCPIが上昇しないという意味で、不確実性高まっている
米経済、住宅市場低迷による逆資産効果はく落や長期金利上昇でさらに減速の可能性も
米インフレ圧力にFPBの対応が後手に回れば、世界経済に悪影響
米サブプライムロ問題、影響限定的との見方が強い
米住宅市場か行くには思った以上に時間がかかる可能性、しっかりウォッチの必要
個人消費は緩やかな拡大にとどまると控えめに見ておくのが適切
カレンNZ財務相
NZドル上昇は金利だけが要因ではない
NZドルはミルク価格やドル安が支援材料
野田日銀審議委員
あらゆる可能性を排除せず判断したい-8月対応
予断を持たず先行きの情勢を判断したい
7月の数字に表れる程度ではないか-地震の生産への影響
日銀もリスク認識は共有-為替の主な円高反転
独・7月IFO業況指数:106.4(予想106.5、6月107.0)
ユーロ圏・6月マネーサプライM3:前年比+10.9%(予想+10.7%、5月+10.6%←+10.7%)
英・7月住宅価格(ネーションワイド):前月比+0.1%、前年比+9.9%(6月+1.1%、+11.1%)
南ア・6月生産者物価指数:前年比+10.4%(予想+10.6%、5月+11.3%)
津田財務次官
「為替は経済のファンダメンタルズを反映すべき」
「為替の動き、注意深く見ている」
「日本経済、民需中心で順調な景気回復が続いている」
「次回APEC会議で為替が議題になるかは議長国が仕切ること」
米格付け会社S&P
「香港の格付け見通しをポジティブに変更」
米・6月耐久財受注:前月比+1.4%(予想+1.8%、5月-2.3%←-2.8%)
米・6月耐久財受注(除く輸送機器):前月比-0.5%(予想+0.6%)、5月-0.2%←-1.0%
米・週次新規失業保険申請件数:30.1万件(予想31万件)、前回30.3万件←30.1万件
米・6月新築住宅販売件数:83.4万戸、前月比-6.6%(予想89.5万戸、5月91.5万戸)
ポールソン米財務長官
「市場はいつでも変動性を持つ」
「米国経済は堅調」
「市場の動きは貸し手への警告」
「市場は規律の強化を求める事になろう」
「住宅市場は主要な調整にある」
「サブプライム問題は総じて制御可能」
「サブプライム問題は経済にとり脅威とならず」
「世界金融市場のショックを先見する事は困難」
「強い世界経済に満足」
27日の東京市場は、ニューヨーク市場でのドル下落地合いを受けて、ドル円、クロス円はシドニー市場から個人の証拠金の投げで急落となったが、本邦輸入企業や機関投資家、個人投資家からバーゲン・ハントの買いが下値を支えて大きく反発となった。 ただし、その後は利食いや中東勢の大口の売りで値を下げた。ドル円は118.02から119.29へ上昇後、118.50へ下落。ユーロ円は162.25から163.95へ上昇後、162.60へ下落した。またユーロドルは、1.3753から1.3692で軟調推移。ポンドドルは、2.0355から2.0490で推移した。その他クロス円は、オージー円が104.53から101.40、NZD円が93.88から91.49、カナダ円が113.23から111.60、ポンド円は244.34から241.41での推移となった。 ロンドン市場は、ユーロドルやポンド・ドルでもポジション調整のドルの買い戻しとなった。クロス円は当初ドルの上昇に値を戻したが、上値では戻り売りに晒された。 またNY市場では、米4−6月期GDP速報値が予想を上回り、ドルが堅調な推移となったが、株式市場がポールソン財務長官の「サブプライム問題は抑制されている」、「米国経済は堅調」との発言にも値を保てず、下落に転じたことから、ドル円、クロス円での円の買い戻しが続いた。ユーロドルは、1.3710から1.3628に下落し、ポンドドルも2.0394から2.0231まで下落して、安値圏で引けた。ドル円は118.50から119.29まで値を上げたが、乱高下気味も上値の重い展開が続き、ドルスイスはリスク回避の動きから1.2065から1.2133で軟調推移した。 一方クロス円は、欧州通貨の下落や信用リスクによる高金利通貨売りとドル円の反発で乱高下となったが、結局NY株の続落で値を落として引けている。ユーロ円は、163.24まで反発後、161.51まで下落。 ポンド円は240.52から242.23まで反発後、239.75の安値へ下落、オージー円103.04から100.85へ下落した。 その他NZD円は90.43、カナダ円は111.28、スイス円は97.82の安値をつけた。
【経済指標&要人発言】
ニュージーランド経済指標
貿易収支-6月:-5.24億NZD
輸入-6月:32.8億NZD
輸出-6月:27.5億NZD
日本経済指標
東京消費者物価指数-7月(前年比):-0.1%(-0.1%)
東京消費者物価指数-7月(除生鮮/前年比):-0.1%(-0.1%)
東京消費者物価指数-7月(除生鮮エネ/前年比):-0.3%(N/A)
全国消費者物価指数-6月(前年比):-0.2%(-0.2%)
全国消費者物価指数-6月(除生鮮/前年比):-0.1%(-0.1%)
全国消費者物価指数-6月(除生鮮エネ/前年比):-0.4%(-0.4%)
大型小売店販売額-6月(前年比):0.9%(2.0%)
小売業販売額-6月(前年比):-0.4%(0.6%)
小売業販売額-6月:-0.8%(0.2%)
塩崎官房長官
利上げは日銀が責任もち政府の政策勘案しながら決定
デフレ脱却視野の認識は変わらない-CPIマイナス
中央銀行の独立は世界意の常識-選挙の金融政策への影響で
株価の変動要因についてコメントすべきではない
実体経済は変わらず堅調に拡大している
参院選結果と株価の関係はマーケットが決める
独・8月GFK消費者信頼感指数:8.7(予想8.7、7月8.5←8.4)
スイス・7月景気先行指数:2.13(予想2.00、6月2.08←1.98)
独・ノルトラインウエストファーレン州7月CPI:前年比+1.9%(6月+2.1%)
独・バーデンウィッテンベルグ州7月CPI:前年比+2.1%(6月+2.0%)
独・ヘッセン州7月CPI:前年比+1.6%(6月+1.6%)
独・ブランデンブルグ州7月CPI:前年比+1.9%(6月+1.6%)
米・4-6月期GDP速報値:前期比年率+3.4%(予想+3.2%、前期+0.6%←+0.7%)
米・4-6月期GDPデフレータ:前期比+2.7%(予想+3.4%、前期+4.2%)
米・4-6月期個人消費速報値:前期比+1.3%(予想+1.5%、前期+3.7%←+4.2%)
米・4-6月期コアPCE価格指数速報値:前期比+1.4%(予想+1.4%、前期+2.4%)
米・7月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値:90.4(予想91.2、速報92.4、6月85.3)
独・7月EU調和消費者物価指数:前年比+2.2%(予想+1.9%、6月+2.0%)
独・7月消費者物価指数:前年比+1.9%(予想+1.8%、6月+1.8%)
ポールソン米財務長官
「株式市場のリスクは再度相場に織り込まれつつある」
「市場の損害は警鐘」
「借り手、貸し手とも規律を高める必要がある」
「市場はリスクを再評価する事で調整しつつある」
「強いドルは米国の国益に叶う」
「為替相場はファンダメンタルズを反映し、市場で決定されるべき」
「ドル安は世界経済の強さにより導かれたもの」
「サブプライム問題は抑制されている」
「米国経済は堅調」
「米国は中国経済の構造改革を求める」
「中国の経済拡大は米国にとって好機となる」
ブッシュ米大統領
「米経済は柔軟で、弾力性がある」
キミット米財務副長官
「APEC財務省会議では為替相場が議題に」
30日の東京市場は、参議院選挙での自民党敗北にも関わらず、早朝から円キャリートレードの手仕舞いが継続し、クロス円の売りや米系筋らのドル売りにドル円は118.65から118.04まで下落したが、オプション・トリガー防戦のドル買いが強く、119.04まで反発した。 ユーロドルは、1.3609から1.3671へ上昇、ポンドドルも2.0189から2.0288まで値を上げた。 一方クロス円も同様に早朝の下げから大きく値を戻した。 ユーロ円は161.70から160.64へ下落後、162.69へ上昇。ポンド円は238.24から241.34、オージー円は99.97から101.65へ上昇した。ロンドン市場は、中国人民銀行が預金準備率の引き上げを発表したことから円が買い戻された。 NY市場では、材料難の中、NY株式市場が反発したことから、円売りが強まった。ドル円は、118.09の安値からショート・カバー気味に119.17まで上昇。 ユーロドルは、フランス6月失業率が25年ぶりの低水準に低下した事を好感して、1.3655から1.3706まで上昇。 ポンドドルは、2.0226から2.0289まで値を上げた。一方クロス円はロンドンの下げからは、大きく反発となっている。ユーロ円は161.40から163.20、ポンド円は242.42の高値、オージー円は102.13、NZD円は91.51まで上昇した。
【経済指標&要人発言】
NZ経済指標
住宅建設許可-6月:15.8%
豪経済指標
NAB企業信頼感指数-2Q:12
日・6月鉱工業生産速報:前月比+1.2%、4-6月鉱工業生産速報:前期比+0.1%、
6月出荷:前月比+0.7%、在庫:前月比-0.3%、7月予測:前月比+1.8%、
鉱工業生産判断:「横ばい傾向」
英・7月住宅価格(ホームトラック調査):前月比+0.1%、前年比+5.9%(6月+6.4%)
仏・6月生産者物価指数:前月比+0.2%、前年比+1.9%(前月比予想+0.2%、5月0.0%)
安倍首相
「内閣改造・役員人事の一新を行いたい」
「景気回復を本物にしていかなければならない、これが私の使命」
「衆院の任期はまだ2年残っている、実績上げることが求められている」
「しかるべきときに衆院選を行い、政権の信を問うことになる」
田谷元日銀審議委員
「サブプライム・政治状況・GDPの行方みないと8月利上げは判断できない」
「利上げは9月がラストチャンス」
英・6月消費者信用残高:8.74億ポンド(予想8億ポンド、5月8.94億ポンド)
英・7月住宅価格(ホームトラック調査):前月比+0.1%、前年比+5.9%(6月+6.4%)
仏・6月生産者物価指数:前月比+0.2%、前年比+1.9%(前月比予想+0.2%、5月0.0%)
中国人民銀行
「預金準備率を8月15日から引き上げ」
「大手行の預金準備率を0.5ポイント引き上げへ(12.0%に)」
「預金準備率引き上げはマネーと信用の伸び抑制が目的」
津田財務次官
「日銀には景気回復を継続的なものにするため経済を金融面から支えてほしい」
「株価など各種経済指慎重に見守っている」
「日本経済は民需中心に順調な回復続けている、今後も同様の動きを予想」
佐藤金融庁長官
「企業部門の好調持続、ファンダメンタルズはしっかりしている」
「サブプライム問題、国内金融機関への影響は懸念される状況にあるとは承知していない」
加・6月鉱工業製品価格:前月比-1.3%(予想-0.6%、5月-0.5%)
加・6月原料価格指数:前月比+0.6%(予想-0.3%、5月-0.2%)
仏・6月失業率:8.0%(予想8.1%、5月8.0%)
仏・6月失業者数変化:前月比-34000人(予想-19000人、5月-21000人)
シカゴ連銀
「モスコウ連銀総裁の後任にチャールズ・エバンズ氏、9/1付け」
ジュイエ仏欧州問題担当閣外相
「ユーロ相場の一部の動きは十分に秩序立っていない」
「円、人民元は過小評価されている」
31日の東京市場は、材料難から動きづらい展開となったが、ドル円は本邦機関投資家による月末のレパトリで、119.26から118.77まで下落したが、外貨建て投信設定に絡んだ円売りで下げ渋った。 ユーロドルは、1.3689から1.3728で揉み合い。ポンドドルは、2.0240から2.0325での推移となった。一方クロス円は、比較的動きがあったが更に強い方向感は出なかった。ユーロ円は、163.65から162.68まで下落したが、その後163円台を回復。 ポンド円は240.74から242.20で推移、オージー円は101.77から102.65、NZD円は90.95から92.06で上下した。ロンドン市場は、欧州主要株式市場の上昇を受けて、NY株の高値寄りを期待した円売りが主導した。 NY市場では、思惑通りNYダウが100ドル近い上昇スタートとなり、一旦ドル円、クロス円は堅調推移も午後になって、NYダウがマイナスに転じるとドル円、クロス円の売りが強まった。またユーロドルは、ユーロ圏利上げ観測を背景に1.3722の高値も1.3730が越えらずに、1.3679まで下落。 ポンドドルも2.0284から2.0378まで上昇後、2.0286まで値をさげた。 一方クロス円は高値圏から全て大きく値を下げた。ユーロ円は163.73から162.05、ポンド円は242.94から240.17、オージー円は102.83から100.71まで下落となった。
【経済指標&要人発言】
日本
失業率−6月:3.7%(3.8%)
有効求人倍率−6月:1.07(1.06)
全世帯家計調査 消費支出−6月(前年比):0.1%(0.7%)
豪経済指標
住宅建設許可件数-6月:7.5%(2.0%)
住宅建設許可件数-6月(前年比):0.9%(N/A)
NAB企業景況感指数-2Q:30(N/A)
日本経済指標
毎月労働統計-現金給与総額-6月(前年比):-1.1%(0.1%)
毎月労働統計-所定外給与-6月(前年比):0.3%(N/A)
ラトIMF専務理事
世界経済は引き続き力強い
市場の混乱は収まるだろう
大田経済相
実体経済の回復基調はしっかしている
本日発表された経済指標は結構良い
成長力強化と財政再建は車の車輪
これまでの問題、一気に噴出し自民への逆風に−選挙について
尾身財務相
APEC財務相会合に予定通り出席する
為替は株などの問題は意見交換に含まれる
為替は経済ファンダメンタルズを反映すべき
APECではサブプライム問題、株価下落なども含め意見交換
秋以降に消費税を含む議論が本格的、抜本的にやる必要
NZ・NBNZ企業信頼感-7月:-38.5
塩崎官房長官
米下院の従軍慰安婦決議採択は残念
次期日銀総裁人事、与野党ともに良いと思う人を
次期日銀総裁人事の手続き、変化ないという事はない
次期日銀総裁は金融政策担うにふさわしい人が大事
日経済指標
建設工事受注-6月(前年比):26.4%
中小企業景況判断(商工中金)-7月:48.4
住宅着工件数-6月(前年比):6.0%
ピーターNZ外務相
NZドルは27%下落する余地がある
独・7月失業率:9.0%(予想9.0%、6月9.1%)
独・7月失業者数:371.5万人(季調前:予想373万人、6月368.7万人)
独・7月失業者数増減:前月比-4.5万人(季調済:予想-3.5万人、6月-3.7万人)
ユーロ圏・7月消費者物価指数速報値:前年比+1.8%(予想+1.9%、6月+1.9%)
ユーロ圏・6月失業率:6.9%(予想7.0%、5月6.9%)
ユーロ圏・7月業況感指数:1.35(予想1.46、6月1.53)
英・7月GfK消費者信頼感指数:-6(予想-4、6月-3)
日財務省
「6/28-7/27の為替介入額はゼロ」(実施見送りは最長の3年4カ月)
米・6月個人所得:前月比+0.4%(予想+0.5%、5月+0.4%)
米・6月個人消費支出(PCE):前月比+0.1%(予想+0.2%、5月+0.6%←+0.5%)
米・6月コアPCE価格指数:前月比+0.1%(予想+0.2%、5月+0.1%)、前年比+1.9%(予想+1.9%、5月+2.0%←+1.9%)
米・4-6月期雇用コスト指数:前期比+0.9%(予想+0.9%、前期+0.8%)
米・7月シカゴ購買部協会景気指数(PMI):53.4(予想58.0、6月60.2)
米・7月消費者信頼感指数:112.6(予想105.0、6月105.3←103.9)
米・6月建設支出:前月比-0.3%(予想+0.2%、5月+1.1%←+0.9%)
加・5月GDP:前月比+0.3%(予想+0.4%、4月+0.0%)
ポールソン米財務長官
「人民元切り上げ狙う為替法案は逆効果」
プール米セントルイス連銀総裁
「先週の株価下落は典型的な市場の混乱」
「連銀は株式市場の売りが行き過ぎかどうかはわからない」
「ほとんどの市場混乱は独自の力で回復している」
「連銀は危機が雇用や物価に及んだ場合にのみ対応する」
IMF
「ユーロ圏景気見通しは数年来で最善」
「ECBはインフレ抑制のため利上げ必要」
「ユーロ高によるユーロ圏景気抑制はない」
「原油高、米景気減速、貿易不均衡がリスク」
ECB関係者
「ECBは市場流動性を懸念」
「ECBは上方のインフレリスクを予測」