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2008年 06月 05月 04月 03月 02月 01月

 最新

 1日の東京市場は、6月の日銀短観が予想を上回ったことや欧州系金融機関の追加損失計上の懸念を受けて、米系ファンド、本邦機関投資家からの円買いが強まった。 ドル円は、106.39まで反発もその後105.52まで急落気味となったが、下値では本邦機関投資家の買いに支えられた。 またユーロドルは、1.5723から1.5778で堅調推移、ポンドドルも1.9887から1.9989まで上昇した。 一方クロス円は、全般的に戻りを限定される動きとなった。 ユーロ円は167.37から166.43まで下落、ポンド円は、210.29から211.87でポンドドルの上昇に乱高下となり、オージー円は、豪準備銀行が政策金利を据え置き、利上げ打ち止め観測が台頭したことで、101.86から100.76まで値を下げた。その他NZD円が80.25から80.93、カナダ円が104.24から103.50まで下落、スイス円は103.60から104.08での推移となった。ロンドン市場は、欧州株式市場、ダウ指数先物の下落推移を受けドルが売られた。欧州通貨は、英6月製造業PMI改定値の下方修正後の、同産出、投入価格指数の上昇が注目され上昇した。NY市場では、イスラエルによる年内イラン攻撃の可能性と言う地政学的リスクにドルが売られるものの、予想外に回復した米6月ISM製造業景気指数や予想を上回る自動車大手GMの6月米国内販売結果を好感した株式市場の反発に連れて買い戻される展開となった。欧州通貨は、地政学的リスクへのドル売り、良い米経済指標へのドル買いに上下する展開となった。ユーロドルは、1.5827から1.5736の間で上下し、ポンドドルは、2.0006から1.9906まで動きであった。ドル円は、105.23まで下落後、106.19まで上昇した。一方クロス円は、米株式市場の反発やドル円の動向に連れ全般的に上昇した。ユーロ円は、166.21から167.64まで上昇し、ポンド円は、210.07から211.80まで、オージー円は、100.29から101.27まで上昇した。

【経済指標&要人発言】
日・日銀短観6月調査:業況判断DI・大企業製造業+5、9月予測+4、大企業非製造業+10、9月予測+8、中小製造業‐10、9月予測‐15、中小非製造業‐20、9月予測‐27、2008年度大企業・全産業の設備投資計画は前年度比+2.4%、2008年度中小企業・全産業の設備投資計画は前年度比‐20.2%、2008年度大企業・製造業の想定為替レートは1ドル=102.74円、下期1ドル=102.61円(予想:大企業製造業DI+3、大企業非製造業DI+8、3月DI大企業製造業+11、大企業非製造業+12)

中・6月購買担当者指数(PMI):52.0(5月53.3、4月59.2)
英・6月住宅価格(ネーションワイド):前月比-0.9%、前年比-6.3%(5月-2.5%、-4.4%)
独・5月小売売上高:実質前月比+1.3%、前年比+0.7%、名目前月比+1.7%、前年比+3.5%

豪準備銀行:政策金利7.25%据え置き
「金融状況は大幅に引き締まっている」
「引き締めが需要抑制に効果を発揮している」
「信用の拡大、相当弱まっている」
「現状の金融政策のスタンスは適切」
「インフレ率は短期的には高止まりするが、いずれ低下する見通し」
「労働市場の緩和の兆しが一時的に見られる」
「交易条件、国民所得の大幅な押し上げ要因になる見通し」
「最近の統計、需要が緩和するとの評価を裏づけ」

ポールソン米財務長官
「米独、原油高の明白な短期的対策はないとの認識で一致。原油価格は需給に基づいて機能している」
「米欧は、金融市場の混乱に共通のアプローチをとっている。」
「米独、ドーハラウンド進展が世界の食品インフレ抑制に繋がるとの認識で一致」

額賀財務相
「景気は足踏み状態、一部に弱い動き」
「金融市場や実体経済どう動くか、各種の経済指標を注視」

大田経済財政担当相
「日銀短観では、原材料高と米経済減速が如実に表れている。全体として大きく崩れていく状況にはない」

アブドラ・サウジアラビア国王
「原油価格上昇の背景には、投機熱と税金があるため、原油が増産されても価格上昇は緩和されない」

ユーロ圏・5月失業率:7.2%(予想7.1%、4月7.2%←7.1%)
ユーロ圏・6月製造業PMI改定値:49.2(予想49.1、5月50.6)
独・6月製造業PMI改定値:52.6(予想52.3、5月53.6)
仏・6月製造業PMI改定値:49.2(予想49.2、5月51.5)
独・6月失業率:7.8%(予想7.9%、5月7.9%)
独・6月失業者数増減(季調済):前月比-3.8万人(予想-1.1万人、5月+0.4万人)
英・6月製造業PMI改定値:45.8(予想49.8、5月49.5)

シュタインブリュック独財務相
「ECB、金利決定に当たっては米国とユーロ圏の金利格差を考慮すべき」

独経済研究所(DIW)
「ドイツの経済成長率、08年は2.7%、09年は1.2%へ」

米・6月ISM製造業景気指数:50.2(予想48.6、5月49.6)
米・5月建設支出:前月比-0.4%(予想-0.6%、4月-0.1%←-0.4%)

米国防総省高官-米ABC放送
「イスラエルによる年内イラン攻撃の可能性が強まった」

米国務省報道官
「米ABC報道を証明する情報はない」

イラン政府
「イスラエルの攻撃可能性の報道は米国の宣伝だ」

イラン石油省高官
「攻撃は中東原油市場に影響」
「核施設への攻撃は石油輸出を中断」
「あらゆる攻撃の撃退に準備」

米財務長官
「イランは世界の金融システムから孤立しつつある」
「トリシェECB総裁と世界通貨に関して話合いを行った。ユーロやドルだけでなく、アジア通貨についても」

金融委員会
「バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長とポールソン米財務長官は、10日の下院金融委員会での公聴会で、金融市場規制について証言」

スマギ欧州中銀専務理事
「ECBの物価への対応は連銀より迅速」
「インフレ抑制への使命がECBの速やかな対応に繋がる」

リープシャー・オーストリア中銀総裁
「賃金上昇によるインフレ加速リスク警戒」

 2日の東京市場は、材料難から小動きが続いたが、欧州勢参入後はクロス円を中心とした円売り意欲が強まった。ドル円は、東京株式市場の下落を受けて、米系ファンドからの売りで106.19から105.78まで下落したが、邦銀筋の買いでから106.27まで反発した。またユーロ円は、米系ファンドの買いが強まり、167.35から168.05まで上昇し、ユーロドルも1.5787から1.5850まで一時値を上げた。またポンドドルは、1.9974から1.9894までユーロポンドの売りに値を下げた。一方その他のクロス円も堅調で、ポンド円は210.81から212.00、オージー円は、豪州5月小売売上高が予想を上回ったことで、100.93から102.17まで値を上げ、NZD円は、80.09から80.73へ上昇した。 ロンドン市場は、ポンドの下落をきっかけとしてドルが買われ、欧州通貨は、英住宅建設関連株の下落に連動し値を下げた。 NY市場は、米6月ADP全米雇用報告が予想を下回ったことを受けた雇用鈍化観測や金融機関の追加評価損拡大懸念にドルが売られる展開となった。欧州通貨は、悪い米経済指標や原油相場の過去最高値更新を嫌気したドル売りに上昇し、ユーロドルは、1.5777から1.5889まで上昇、ポンドドルは、1.9847から1.9948まで値を上げた。またドル円は、輸出企業の売りに上値を抑えられて106.78から105.83まで下落した。一方クロス円は、ダウが前日比160ドル近い下落を実現したことから、高値圏を維持できていない。ユーロ円は、168.54から168.01まで下落し、ポンド円は、212.10から210.90、オージー円は、102.47から101.77まで下落した。

【経済指標&要人発言】
日・6月マネタリーベース:前年比+0.4%
豪・5月小売売上高(季節調整後):前月比+0.7%
豪・5月住宅建設許可件数:前月比-6.5%、前年比+0.2%
米・6月モンスター雇用指数:163(5月166)

アルムニア欧州委員
「ユーロは過大評価されている」
「スタグフレーションは明白なリスク」
「欧州は全力をあげてインフレ抑制に取り組むべき」
「エネルギー価格上昇、投機ではなく構造的要因によるところが大きい」
「サブプライム関連損失の多くは、まだ表面化していない」
「市場の信頼は、09年半ばまでに回復する」

ポールソン米財務長官
「第2四半期が厳しくなることは間違いない、原油価格が影響」
「(欧州景気減速)デカップリング論は受け入れられない」
「欧州経済の低迷、米国に影響に与える」
(為替について、FRBとECBの相違についてコメント拒否)

トリシェ欧州中銀総裁
「今日のスピーチでは、金融政策に言及しない。今日述べることは、金融政策に関する欧州中銀定例理事会の見解と解釈すべきでない」

ロックハート・アトランタ地区連銀総裁
「インフレの賃金への波及、まだ兆候はないが確固とした政策対応が必要」
「最近のインフレ圧力を非常に深刻に受け止めている」
「短期のインフレ期待が若干上昇したが、賃金に波及する兆候はほとんどみられない」
「一部の市場で住宅が底打ちする「初期段階の暫定的兆候」が見られる」
「ドル下落と海外の強い成長が米国の輸出を支援してきた」
「2008年上期の成長率は1─2%と予想するが下期に大幅な拡大は見込めず、09年に緩やかに回復へ」
「成長の見通しにはかなりの不確実性、より悪くなる可能性もある」
「総合インフレ率は高水準が続いているが、コア指数は比較的安定している」
「一部の金融市場は引き続きぜい弱で不安定、銀行間市場は依然緊張状態」
「5月の消費支出は戻し減税に支援された可能性」
「インフレ期待に「格別の警戒」が必要」
「短期インフレ期待が若干上昇、賃金に波及する兆候はほとんどみられない」
「米国、財政赤字について楽観することはできない」
「ベビーブーマーの大量退職が始まり、2012年から米国の社会保障関連の債務が増加する」

ユーロ圏・5月生産者物価指数:前月比+1.2%、前年比+7.1%(前年比予想+6.7%、4月+6.2%←+6.1%)

トリシェECB総裁(ドイツ週刊紙)
「ECBが断固たる行動を取らなければ、インフレが爆発的な伸びを示すリスクがある」

シュタインブリュック独財務相
「ECBは金利が経済に与える影響を考慮すべき」

米・週次MBA住宅ローン申請指数:前週比+3.6%(前回-9.3%)
米・6月ADP全米雇用報告:前月比-7.9万人(予想-2.0万人、5月+2.5万人←+4.0万人)
米・5月製造業受注指数:前月比+0.6%(予想+0.4%、4月+1.3%←+1.1%)
米・週次原油在庫統計(6/27時点)
原油在庫:前週比-198万バレル(予想+50万バレル、前回+80万バレル)
ガソリン在庫:同比+210万バレル(予想+50万バレル、前回-15万バレル)
留出油在庫:同比+126万バレル(予想+150万バレル、前回+282万バレル)
製油所稼働率:89.2%(予想89.2%、前回88.6%)

ブッシュ米大統領
「強いドルを支持、為替レートは経済の相対的強さを反映」
「われわれは保護貿易主義者にはならない。自由貿易と開かれた市場を信じている」
「イラン問題で外交的解決が第一の選択肢」

ポールソン米財務長官
「金融機関を整理する規制当局のプロセスを強化する必要」
「金融機関の破綻でも金融市場全体の安定を脅かさない法規制の整備を要請」
「米経済は困難な時期」
「住宅はかなりの下向きリスク」
「燃料、金融市場、住宅が向かい風となっている」
「新興諸国経済は強い成長を続ける」
「住宅価格の更なる下落にも驚かず」
「金融市場のレバレッジ解消は長期化」

 3日の東京市場は、米国6月の雇用統計、欧州中銀定例理事会を控えて小動きな展開となった。ユーロドルは、1.5858から1.5893まで推移し、ポンドドルは、1.9890から1.9939までの動きとなった。ドル円は、105.77から106.19で推移した。一方クロス円は、東京株式市場やドル円の動向に連れ全般的にもみ合う展開となった。ユーロ円は、168.03から168.54で推移し、ポンド円は、211.34から210.72まで、オージー円は、102.11から101.77で推移した。ロンドン市場は、ECB理事会を控え取引が手控えられ、欧州通貨は、英6月サービス部門PMI改定値の下振れを受けてポンドドルが下落した。NY市場は、6ヶ月連続の米雇用減少を嫌気し、ドルが売られるものの、株式市場の上昇に買い戻される展開となった。欧州通貨は、ECBが市場予想通り利上げを発表するが、トリシェECB総裁によるユーロ圏追加利上げ観測後退に下落した。ユーロドルは、1.5897から1.5682まで下落し、ポンドドルは、1.9908から1.9800まで値を下げた。ドル円は、105.96まで下落後、106.93まで上昇した。一方クロス円は、米経済指標や株式市場の動向に連れ上下の激しい展開となった。ユーロ円は、ユーロドルの下落に連れ169.14から167.38まで下落し、ポンド円は、210.64から211.95まで、オージー円は、101.92から102.69の間で上下した。

【経済指標&要人発言】
日・対外対内証券投資(6/22-28)
対内株式投資:5163億円の流出超
対内債券投資:4221億円の流出超
対外債券投資:4969億円の流出超
豪・6月サービス業指数:45.4(5月49.7)
豪・5月貿易収支:-9.65億豪ドル(4月+1200万豪ドル)

スウェーデン中銀:政策金利+0.25%⇒4.50%

自民党国家戦略本部政府系投資ファンド(SWF)検討プロジェクトチーム
「公的年金基金を原資に10兆円規模で運用」
ポールソン米財務長官
「コアインフレ率は比較的抑制されている」
「焦点は下振れリスク、資本市場・原油価格・住宅に注目」
「住宅の調整は継続する、必要なプロセスを妨げるべきではない」

ユーロ圏・6月サービス部門PMI改定値:49.1(予想、速報49.5、5月50.6)
ユーロ圏・5月小売売上高:前月比+1.2%、前年比+0.2%(前月比予想+0.6%、4月-0.6%)
英・6月サービス部門PMI改定値:47.1(予想49.5、5月49.8)
スイス・6月消費者物価指数:前月比+0.2%、前年比+2.9%(前年比予想+3.1%、5月+2.9%)

ポールソン米財務長官
「年末時点で経済が成長している可能性が非常に高い」
「ドル相場、商品価格上昇への影響は非常に小さい」

独政府筋
「G8で、原油価格について強い文言が盛り込まれれば有効」
「G8の文書では、産油国との協力強化について詳述する」
「G8で、インフレが議題になる見通し」
ヌアイミ・サウジ石油鉱物資源相
「ドル安・地政学・化石燃料の不足に対する懸念も、原油価格の変動要因」
「サウジは原油価格の水準を懸念している」
「現在の市場では供給は不足していない」

米・週次新規失業保険申請件数:40.4万件(予想38.5万件、前回38.8万件←38.4万件)
米・6月非農業部門雇用者数:前月比-6.2万人(予想-6万人、5月-6.2万人←-4.9万人)
米・6月失業率:5.5%(予想5.4%、5月5.5%)
米・6月平均時給:前月比+0.3%(予想+0.3%、5月+0.3%)
米・6月ISM非製造業総合指数:48.2(予想51.0、5月51.7)
米・6月ISM非製造業景気指数:49.9(予想52.0、5月53.6)

欧州中銀(ECB):政策金利を0.25%ポイント引き上げ、4.25%に決定

トリシェECB総裁
「インフレリスクは上昇」
「利上げは2次的影響回避する目的」
「利上げは中期的物価リスクに対処」
「インフレは安定水準を上回っている」
「ECB目標はインフレ期待抑制維持する事」
「ECBは全ての展開を綿密に監視」
「ユーロ圏経済ファンダメンタルズは強い」
「主要目標は中期的物価安定」
「現在の政策が物価安定目標達成するのに有益」
「先行きの金融政策に関しバイアスはない」
「高度の警戒とも強い警戒とも述べなかったことには何の意味もない」
「全会一致で利上げ決定」
「ECBは物価安定のため必要とされる事を行う」
「経済成長リスクは下向き」
「新たなメッセージがあれば、伝える」
「世界的スタグフレーションに入ると考えるものはいない」
「一部の経済は鈍化しているが、世界経済成長は存続」
「ユーロ圏の緩やかな成長継続を予想」
「過剰な為替動向が安定に影響する可能性」
「強いドルが米国の国益に叶う」

 4日の東京市場は、ニューヨーク市場が米国独立記念日で休場であることや材料難から、動意の薄い展開となった。ユーロドルは、1.5673から1.5728での安値圏での揉み合い推移から、ポンドドルも1.9806から1.9851で揉み合いを続け、ドル円は、106.62から106.88の狭いレンジの動きに終始した。 一方クロス円は、比較的堅調で、ユーロ円が167.24から168.07まで上昇し、ポンド円が211.39から212.01、オージー円は102.32から102.88と昨日の高値を上回った。 またその他では、NZD円が80.44から80.88、カナダ円が104.65から105.04、スイス円が103.86から104.25での推移となった。ウェーバー独連銀総裁やメルシュ・ルクセンブルク中銀総裁のECBの利上げをフォローする発言にも反応は薄い。ロンドン市場では、NY市場が米国独立記念日で休場のため、取引手控えムードで動意の薄い中、ECBの追加利上げ観測後退からのユーロ売りが継続した。 NY市場では、休場からほとんど動きが出なかったが、オセアニア通貨が堅調な動きとなった。ユーロドルは、1.5725から1.5654まで値を下げ、ポンドドルは1.9759から1.9839での揉み合い、ドル円は106.60から106.86での小動きな推移となった。 一方クロス円は、ユーロ円が167.78から167.14まで下落、ポンド円も211.27まで値を下げたが、オージー円は、102.92まで上昇、NZD円も81.14まで値を上げ、カナダ円は105.31、スイス円も104.31まで上昇した。 

【経済指標&要人発言】
日・5月景気動向指数速報:CI一致指数:103.0、前月差+1.3(予想+1.7)、CI先行指数:92.6、前月差-0.2(予想+0.2)
トルコ・6月消費者物価指数:前月比-0.36%

ウェーバー独連銀総裁(新聞)
「ECBの利上げは中期的な物価安定に寄与」
「中期的な物価安定に対する若干のリスクが顕在化している」
「ECBは為替相場の目標を定めていない、物価安定を重視」
「ドイツの銀行、第1四半期決算で概ね評価損計上を進めた」
「金融市場は安定したが、まだ正常には戻っていない」

メルシュ・ルクセンブルク中銀総裁
「ECBの利上げ、物価安定に向けて戦っていることを示す」
「インフレ期待が高まっており、危険」
「ECBの利上げ、信頼感の回復につながる」

黒田ADB総裁
「アジア地域でアジア通貨危機の再来はないと確信」

渡辺金融担当相
「インフレ抑制の利上げ、経済減速の逆効果もたらすことある」

額賀財務相
「先進国経済に減速懸念ある一方、インフレ懸念あり、政策選択は難しい局面」

独・5月鉱工業受注:前月比-0.9%(予想+0.7%、4月-1.7%←-1.8%)

リープシャー・オーストリア中銀総裁
「将来の決定を事前に約束しないが、物価安定のためにはあらゆることを行う」
「すべての動向を非常に注意深く監視する」
「インフレ、当初の予想以上に高止まりする見通し」
「インフレリスクは高まった、目先EU基準CPIの一段の上昇の可能性も排除できない」
「エネルギー価格は高止まりする見通し、インフレ進行につながる」
メルシュ・ルクセンブルク中銀総裁(新聞)
「インフレ圧力が拡大、欧州全般で賃金が上昇」
「利上げは内部要因によるインフレの抑制が目的」

パラモECB理事
「インフレ率、予想以上に長期にわたり目標以上で推移する見込み」
「第2四半期のユーロ圏成長率、著しく低下する見込み」
「2009年のユーロ圏GDP伸び率、1.4-1.6%の見通し」

バローゾ欧州委員長
「ドル相場の水準は世界的な懸念要因」
「G8が為替について何らかの姿勢を示すとは考えにくい」

ドスサントス・ポルトガル財務相
「ECB利上げ、欧州経済にブレーキ」

杉本財務次官
「法人実効税率引き下げ、極めて慎重な検討が必要」
「景気の下振れリスクに留意必要、経済状況を直視」
「日銀とは密に連絡、民需主導の持続成長と安定的な物価上昇の視点を共有」
「国債金利安定、内外の信認を確立し財政構造改革緩めないこと大切」
「為替市場の動向注視、先行きについてコメント控える」
「通貨取引税は具体的に検討していない、実務面など難しい問題ある」

 7日の東京市場は、東京株式市場の堅調推移や先進国首脳会議・洞爺湖サミットへの警戒感から、ドルが堅調な推移となった。ユーロドルは、スイス系金融機関に対する引当金追加計上、追加損失計上懸念で1.5711から1.5611まで下落したが、ポンドドルは、ユーロ売りポンド買いに1.9720から1.9828までで堅調に推移した。 またドル円は、106.66から107.64までじりじりと不気味な上昇を演じた。 一方クロス円も、株式市場やドル円の動向に連れ全般的に値を上げている。 ユーロ円は、167.15から168.18まで上昇し、ポンド円は、211.31から212.35、オージー円は、102.69から103.10まで上昇したが、総じてクロス円は欧州通貨の下げに、スピード感は鈍い展開となっている。ロンドン市場は、東京市場からのドル買い戻しが継続した。欧州通貨は、独5月鉱工業生産の低下や英5月鉱工業生産・製造業生産の下振れに下落した。NY市場は、主要8カ国首脳が主要国首脳会議でドル支援を示唆するとの思惑や株式市場の上昇に連れて、ドルが買われたが、米政府系住宅金融大手の損失拡大懸念などを受けた株価の急反落に連れて、ストップロスを付け反落する展開となった。ユーロドルは、1.5612まで下落後、1.5718まで反発し、ポンドドルは、1.9649から1.9789まで反発した。またドル円は、107.75まで上昇後、ストップロスを付けて106.71まで大きく値を下げた。  一方クロス円は、米株式市場やドル円の動向に連れ全般的に上下を繰り返す展開となった。ユーロ円は、168.48から168.06での動きとなり、ポンド円は、212.38から211.00の間で上下し、オージー円は、103.02から102.17まで下落した。

【経済指標&要人発言】
日・6月末外貨準備高:1兆0015.49億ドル(前月比+45.74億ドル)
豪・6月AiG建設業指数:40.3(5月36.9)
中・第2・四半期業況感指数:137.4
スイス・6月失業率:季節調整前2.3%、季節調整後2.5%

白川日銀総裁
「日本経済は、エネルギー、原材料価格高の影響から減速している。当面減速が続くものの、その後は穏やかな成長経路を辿る」

韓国中央銀行・企画財政省
「外為市場を安定化させるために必要なら協議して対応し、断固たる行動をとり、ドルを売却する」

アブダビ計画経済庁(6日発表のリポート)
「通貨統合を目指す湾岸産油国は自国通貨をドルに連動させるペッグ制の堅持を見直し、通貨バスケットへの連動を検討すべき」

シマリ・クウェート財務相
「ドル安がクウェートのインフレ率を押し上げている」

ラガルド仏経済財務雇用相
「次回欧州中銀定例理事会で追加利上げが計画されていないと聞き安心」
「欧州中銀の利上げにより、米金融政策との不均衡が拡大」
「米欧金利差により、ユーロの過大評価とドル安が続く」

ニュージーランド財務省
「ニュージーランド経済は、既にリセッション(景気後退)入りの可能性」

英・5月鉱工業生産:前月比-0.8%(予想-0.1%、4月+0.1%←+0.2%)
英・5月製造業生産:前月比-0.5%(予想-0.1%、4月0.0%←+0.1%)
独・5月鉱工業生産:前月比-2.4%(予想+0.4%、4月-0.2%←-0.8%)

メルケル独首相
「高水準の原油価格との戦いには、異なった方法を検討する必要」
「原油問題では、中国やインドなど新興国との協議も必要」

杉本財務次官
「今後とも為替動向を注意深くみていく」
「世界経済は減速、資本市場や経済指標を注視していく」

加・5月住宅建設許可:前月比+1.1%(予想-5.8%、4月+17.0%←14.5%)

米証券取引委員会(SEC)
「米連邦準備制度理事会(FRB)に投資銀行の資本と流動性に関するデータを提供」

イエレン米サンフランシスコ連銀総裁
「米失業率は6%に達せず、追加景気対策はおそらく不要」
「米金利政策は岐路に近付く、最悪の成長シナリオは回避」
「最悪の状況に対するわたしの最大の懸念はこれまでのところ回避されている」
「総合インフレは今後数四半期、望ましい水準を上回る可能性が高いと予想」
「コアインフレも短期的に上昇」
「労働市場の「緩み」を背景に、総合・コアインフレがともに2009年に鈍化」
「全般的な賃金圧力の兆候はないものの、FRBインフレリスクの高まりに警戒」
「インフレリスクは明らかに高まっている。賃金圧力スパイラルは容認できない」

ユンケル・ルクセンブルク首相兼財務相
「インフレはECB・ユーロ圏政府の深刻な懸念」

ボス・オランダ財務相
「インフレは高過ぎる水準」

アルムニア欧州委委員
「EUはインフレスパイラルを避ける必要」
「成長下方リスクは4月より強い」
「インフレ圧力は非常に強い」

ベルルスコーニ伊首相
「G8各国は原油価格の更なる上昇を予想」
「一部には原油価格が200ドルまで上昇するとの脅威も」

 8日の東京市場は、東京株式市場の下落やG8で、強いドル発言に対して他国の首脳から特段の反応はなく、失望感からドル売りが強まった。 ユーロドルは、1.5735から1.5675まで下落したが、その後反発となり、ポンドドルは、1.9711から1.9774での推移。ドル円は107.25から106.50まで値を下げた。 一方クロス円も総じて利食いが優勢となり、ユーロ円は168.55から167.33、ポンド円は211.81から210.18、オージー円は102.52から101.49、NZD円は80.85から79.96、カナダ円は105.40から104.53、スイス円は104.42から103.92まで下落した。独メルケル首相が「G8声明に為替への言及含めるよう要請した模様」との話が出ているが、市場では特に反応していない。ロンドン市場は、イラン絡みの報道を受けて、地政学的リスクが高まったことやG8での失望感からドル売りが強まった。 ただし、NY市場では、バーナンFRB議長が講演で、投資銀行や証券会社などに対する貸出を2009年まで延長する可能性を示唆したことで、安心感が広がり、米5月中古住宅販売保留が悪化したにも関わらず、ドルの買い戻し強まった。 またNYダウがマイナス50ドルから、 160ドル高まで反発したこともドルをファローした。ユーロドルは、1.5740の高値から1.5635まで下落、ポンドドルも1.9797から1.9666まで値を下げ、ドル円は106.25から107.55まで強い反発となった。 一方クロス円も総じて、ロンドンの安値から値を回復した。 ユーロ円が167.22から168.47へ値を回復して、ポンド円は210.26か211.79まで値を戻した。 またオージー円は101.43から102.62まで値を上げ、NZD円が79.96から81.03と日中の高値を若干ながら上回る上昇となった。  

【経済指標&要人発言】
日・5月消費総合指数:前月比-0.4%、109.3
日・6月マネー・ストックM2:前年比+2.3%、M3前年比+0.9%
NZ・第2・四半期企業信頼感指数(NZIER):-64(第1・四半期-64)、設備稼働率92.4%(第1・四半期92.6%)
豪・6月企業信頼感指数(NAB):-9、2001年9月以来の低水準(5月-4)、企業景況感指数:0(5月7)
日・6月景気ウォッチャー「判断は、景気回復の実感はさらに一段と弱くなっている、に変更」
現状判断DI:29.5、前月比低下、先行き判断DI:32.1、前月比低下
中・6月消費者物価指数(政府筋):前年比+7.1%(5月+7.7%)

G-8首脳宣言
「世界経済は不確実性に直面、下方リスクは依然存在」
「原油・食料の価格上昇に強い懸念を表明、個別・共同で適切な行動をとる」
「金融市場の状況は幾分改善、深刻な緊張が依然存在」
「経常黒字が増加する新興市場国の実効為替レート、必要な調整進むよう変動すること重要」
「原油価格の急激な上昇に強い懸念、短期的に生産量・精製能力増強されるべき」
「中期的に原油生産のため投資拡大の共同努力が必要」
「商品先物市場の透明性高めるため各国当局の努力を歓迎、さらなる努力を奨励」

政府筋(G8会合)
「世界経済の見通しは前向きだが、インフレ圧力に懸念ある-福田首相」
「G8会合では、強いドルが自国の利益との発言あった」
「為替について新興国との協調必要との意見、相場の突っ込んだ議論はなかった」
「原油・食料価格、金融市場の安定が必要との認識で一致」
「世界経済は減速し不確実性あるが、展望は肯定的」
「強いドル発言に対して他国の首脳から特段の反応はなかった」
「金融市場は安定に向かっているが、一層の透明性向上が必要との意見あった」
「原油価格上昇の要因として、需給バランスと投機マネーを指摘する声あった」

オバマ米民主党大統領候補
「米ビール大手アンハイザー・ブッシュがベルギーのインベブに買収されるとすれば、残念だ」

メルケル独首相
「気候変動・食料・原油問題におけるG-8の取り組みに非常に満足」

英商工会議所(BCC)2008年第2四半期製造業とサービス業の景況調査
「売上高が低調に推移し、英経済にリセッション(景気後退)入りする深刻なリスクがある」

G8関係筋
「G8、主要産油国と消費国が参加する世界エネルギーフォーラムの創設で合意」
「創設されるエネルギーフォーラムではOPEC生産水準、原油価格について協議する」
「G8は原油価格に懸念を表明するだけでは不十分、行動する用意を示す必要あった」
「メルケル独首相、サミットの経済に関する声明に為替に関する文言を盛り込むよう主張」

バローゾ欧州委員長
「気候変動に関するG8声明、非常に満足できる内容」
「G8サミットの気候変動への対応、ビジョン共有の新しい概念」

福田首相
「G8は2050年までに温暖化ガス50%削減することで一致」
「G8はガス排出量削減のために中期の国別総量目標を実施」

米当局者
「サミットの気候変動に関する首脳宣言、著しい進展がみられた」
「ブッシュ米大統領、強いドルに対するコミットメントを再確認」
「G8、為替について一般的な討議をした」

英・5月住宅価格(政府):前年比+3.7%(予想+3.3%、4月+4.9%)

サルコジ仏大統領
「ドイツを含む欧州各国、ユーロの水準は問題との見方でほぼ一致」
「G8首脳、中国人民元相場は問題との見方で一致」
「米国はドル安が問題とみている」

ベルルスコーニ伊首相
「原油・原材料価格の上昇、中国に最も責任がある」

バローゾ欧州委員長
「EUは人民元が対ユーロで上昇すること望む。9日に中国と協議へ」

G8首脳声明
「世界的な食料価格の急騰で、食料安全保障が脅かされていると深く懸念」
「十分な食料備蓄を有する国に対し、余剰の一部の提供を呼びかけ」
「食料輸出規制の撤廃を明記」
「アフリカ諸国の主要食料生産量、5‐10年で倍増する目標に向けて取り組む」

新興5カ国(メキシコ、ブラジル、中国、インド、南ア)
「G8に対し、2020年までに排出量を1990年比で25-40%削減するよう要請」
「中国、新興国の気候変動対策にGDPの0.5%を拠出するよう先進国に対し要請」

米・5月住宅販売保留指数:前月比-4.7%(予想-2.8%、4月+7.1%←+6.3%)
米・5月卸売在庫:前月比+0.8%(予想+0.7%、4月+1.4%←+1.3%)
米・5月消費者信用残高:前月比+78億ドル(予想+70億ドル、前月+78億ドル←+89億ドル)

バーナンキ米FRB議長
「連銀の証券会社貸し出しを09年まで延長する可能性」
「連銀は資本、流動性に関しSECと協力」
「議会は投資銀行監督を高める法律を可決する必要がある」
「短期ファンディング市場はいくらか回復」
「米財務省は流動性政策において主導権を握る事を推進」
「もし連銀が介入しなければ、金融市場の問題は雪だるま式に拡大していた」
「連銀は金融機関の安定を監督する権力を維持すべき」
「最近の住宅ローン市場の混乱を回避すべく、連銀は来週、住宅購買者を疑わしいローンから保護するための新規制を発表する」

ラッカー米リッチモンド連銀総裁
「経済下方リスクは著しく減少」
「インフレ、インフレ期待の上方リスクは上昇」
「本年米経済は緩やかなペースでの成長を予想。来年加速」
「連銀はインフレ期待の上昇を抑制する努力が必要」
「ドル安はインフレ圧力を焚きつける可能性も」
「連銀は弱い成長の中、金利を引き上げ必要となる可能性も」

ロックハート米連邦住宅公社監督局(OFHEO)
「ファニーメイとフレディマック、増資の必要なし」

 9日の東京市場は、日本の5月機械受注の上振れを受けて東京株式市場が上昇に、転じたことでドルが底堅く推移したが、イラン国営放送報道が「イランが中長距離地対地ミサイル9発をテスト発射した」ことを伝えると急速にドル売りが広上がったが、その後は一大事となるとの思惑も低く、ドルが買い戻されている。 ドル円は、107.38から107.54での揉み合いから、107.02まで下落したが、その後は107.64まで反発した。 またユーロドルは、1.5650から1.5728まで上昇し、ポンドドルは、1.9692から1.9743で揉みあった。 一方クロス円は、総じて堅調な推移となったが、ユーロ円は、168.10から168.85まで値を上げ、ポンド円は211.02から211.91での揉み合いとなり、NZD円は80.69から80.98、カナダ円は105.02から105.74での推移となったが、豪州経済指標の下ブレを受けたオージー円は、102.58から101.79まで一時値を下げた。ロンドン市場は、東京終盤からのドル買いが続く展開となった。欧州通貨は、ドル買いに軟調推移するものの、英5月貿易赤字が予想を上回った事を受け買い戻される展開となった。NY市場は、地政学的リスクやメリルリンチ格下げの可能性が報じられており、株式市場の下落を嫌気してドル売りに転じる形となった。ユーロドルは、1.5661から1.5750まで上昇し、ポンドドルは、1.9681から1.9834まで値を上げた。ドル円は、107.66まで上昇後、106.67まで下落した。一方クロス円は、ロンドン市場での買いから一転、米株式市場の230ドルを越える下落を受けたドル売りに連れ全般的に行って来いの展開となった。ユーロ円は、168.01から168.90の間で上下し、ポンド円は、211.51から212.36まで、オージー円は、101.97から102.77の間で上下した。

【経済指標&要人発言】
独・5月貿易収支:+146億ユーロ(予想+165億ユーロ、4月+178億ユーロ←+177億ユーロ)
仏・5月貿易収支:-47.38億ユーロ(予想-40億ユーロ、4月-37.16億ユーロ)
豪・7月消費者信頼感指数:79.0、前月比-6.7%、前年比-34.6%(1992年1月以来の低水準)
豪・5月住宅ローン:前月比-7.9%、5月投資貸付:-6.8%

トリシェECB総裁
「ECB、困難な環境下で政策運営を行ってきた」
「前期比での経済成長率、大きな変動を示す見込み」
「新興国の需要は引き続き力強く、ユーロ圏の成長を支援」
「ユーロ圏の経済ファンダメンタルズは健全」
「商品価格・金融市場・保護主義に関連した下方リスクがある」
「インフレは懸念される水準」
「インフレ率、当分の間は目標を大きく上回って推移する見通し」
「インフレリスクが高まっている」
「引き続き高水準のマネーと信用の伸び、物価上昇リスクにつながっている」
「利上げは、2次的影響防止を目指す理事会の決意の表れ」
「利上げ後、金融政策スタンスは物価の安定維持に貢献」
「すべての物価動向を非常に注意深く監視していく」

メルケル独首相
「信用危機は終わっていない、通常の状態への早急な回帰を警告」
「G8各国には為替レートが経済ファンダメンタルズ映すよう求めること望む」
「為替がファンダメンタルズ反映すべきとの文言、G8声明に盛り込まれること望んでいた」

中国証券報
「中国投資有限責任公司が、近く、海外の資産運用会社を通じて海外株式への投資を開始する。海外投資は総額2000億ドルの資金のうち、800-900億ドル規模。」

米国防総省広報官
「ロシアの好戦的な発言は、ミサイル防衛システムへの参加について欧州を神経質にさせることを狙ったものとしか思えない」

ユーロ圏・1-3月期GDP改定値:前期比+0.7%、前年比+2.1%(前年比予想+2.2%、速報+2.2%、前期+2.1%)
英・5月貿易収支:-74.94億ポンド(予想-74億ポンド、4月-75.27億ポンド←-75.94億ポンド)

ユンケル・ルクセンブルク首相兼財務相
「トリシェ総裁と私は昨年11月、中国当局と為替政策について協議するため中国を訪問したが、今年後半にも同様の訪中を行う」

パラモECB理事
「ECBはインフレ期待抑制に努める」

トリシェECB総裁
「ECBの信頼性が、長期金利を低水準に維持している」
「ECB理事会、物価安定と成長や雇用の間で矛盾は感じていない」
「米国が強いドルは国益との見解を繰り返していることは非常に重要」
「過度の変動の悪影響を非常に注意深く見守ることが重要」

米・週次MBA住宅ローン申請指数:前週比+7.5%(前回+3.6%)
米・週次原油在庫統計(7/4時点)
原油在庫:前週比-584万バレル(予想-210万バレル、前回-198万バレル)
ガソリン在庫:同比+91万バレル(予想+5万バレル、前回+210万バレル)
留出油在庫:同比+182万バレル(予想+213万バレル、前回+126万バレル)
製油所稼働率:89.2%(予想89.3%、前回89.2%)

ホワイトハウス
「イラン、これ以上のミサイル試射を止めるべき」
オルドネス・スペイン中銀総裁
「インフレ圧力に対応なら断固たる措置必要」

アルムニア欧州委員会委員
「インフレは年末には減速する見通し」
「2次的影響を避ける必要」
「景気拡大のリスクは下向き」

 10日の東京市場は、昨日のNY株価の下落を受けて、ドルが軟調な展開となったが、米政府が、ファニーメイとフレディマックに、不測の事態が生じた場合の対応策を協議しているとの発言を受けて、ドルの買い戻しが出ている。ユーロドルは、1.5711から1.5762で一時値を上げたが、更に上値拡大となっておらず、ポンドドルは、英MPCを控えて、ポジション調整気味に1.9763から1.9839まで値を上げた。 またドル円は、106.70から107.32まで上昇した。 一方クロス円は、東京株式市場の続伸やドル円の動向に連れ全般的に上昇した。ユーロ円は、167.83から168.68まで上昇し、ポンド円は、211.40から212.09まで値を上げた。オージー円は、豪州6月雇用情勢改善を受けて101.94から102.83まで値を上げた。ロンドン市場は、イランが再度ミサイル試射との報道を受けドルが売られた。欧州通貨は、英6月住宅価格の下振れを受け売られる展開となった。NY市場は、予想を下回る米新規失業保険申請件数を受けてのドル買い、ポールソン米財務長官の、金融機関の破綻は容認されるべきとの発言を受けてのドル売りと売り買いの交錯する展開となった。欧州通貨は、地政学リスクを受けたドル売りに上昇した。ユーロドルは、1.5692から1.5803まで上昇し、ポンドドルは、1.9714から1.9790まで値を上げた。ドル円は、107.45から106.80まで下落した。一方クロス円は、米株式市場やドル円の動向に連れ全般的にもみ合う展開となった。ユーロ円は、ユーロドルの上昇に連れ、168.29から169.06まで上昇し、ポンド円は、211.17から212.10まで、オージー円は、102.71から103.15の間でもみ合った。  

【経済指標&要人発言】
日・5月経常収支:+2兆0006億円、前年比-5.9%
日・6月国内企業物価指数:前月比+0.8%、前年比+5.6%
日・6月対内株式投資:448億円の流入超、6/29-7/5:1925億円の流出超
日・6月対内債券投資:8394億円の流出超、6/29-7/5:5151億円の流入超
日・6月対外債券投資:7980億円の流入超、6/29-7/5:970億円の流出超
中・6月貿易黒字:+213.5億ドル
中・1-6月原油輸入:9053万トン(前年同期比+11%)
シンガポール・第2・四半期国内総生産(GDP):前年比+1.9%、前期比年率-6.6%
豪・6月失業率:4.2%、就業者数:前月比+29,800人、フルタイム+24,000人、パート
タイム:+5,800人
仏・5月鉱工業生産:前月比-2.6%(前月比予想-0.5%、4月+1.5%←+1.4%)

韓国中銀:政策金利5.00%に据え置き決定

南アフリカ財務省幹部
「南アフリカ経済は、リセッション(景気後退)に向かっておらず、力強い投資の伸びが消費支出の低迷を埋め合わせる」

英・6月住宅価格(ハリファックス):前月比-2.0%(予想-1.0%、5月-2.4%)

英中銀:政策金利を5.00%に据え置くことを決定。

ビーニ・スマギECB理事
「ECBはインフレの恒常化を容認しない」

シュタインブリュック独財務相
「第2四半期のドイツ経済成長率は弱く、下期に安定する見通し」

国際エネルギー機関(IEA)
「09年の世界の原油需要の伸びは日量86万バレル、08年(89万バレル)から鈍化へ」

ライス米国務長官
「米国は同盟国をイランの攻撃から守る」

米・週次失業保険新規申請件数:34.6万件(予想39.5万件、前回40.4万件)

NY連銀
「10日実施ターム証券貸出入札、応札倍率0.85倍札割れ」

ポールソン米財務長官
「金融機関の破綻は容認されるべき」
「金融当局は一時的な市場混乱を抑制すべく緊急な権限が必要」
「米連邦住宅公社監督局(OFHEO)はファニーメイ、フレディマックの資本は十分としている」
「金融システムの安定を明確にしていく」
「異常事態には公的資金投入も」
「銀行の増資推進」
「速やかな銀行規制整備は困難」
「更なる混乱も」
「資産、リスク再評価に進展が見られる」
「強いドルは国益に叶う」
「長期的ファンダメンタルズがドルの価値に反映
「中国の成長継続は米の利益」
「中国は変動性相場の準備できていないものの、そうした方向への動きとより迅速な行動促進」

バーナンキ米FRB議長
「金融市場の混乱は継続」
「投資銀行監督強化を推進」
「連銀は政府介入の必要性の軽減を目標」
「投資銀行の監督強化には規制が必要」
「ノンバンクへの貸し出しは延長する可能性」
「ノンバンクへの貸し出しは深刻な問題を防ぐ」

プール前米セントルイス連銀総裁
「ファニーメイ、フレディマックは国有化されるべき」
「ファニーメイ、フレディマックは既に破綻状態」
「米政府による救済が必要になるかもしれない」

米連邦住宅公社監督局(OFHEO)局長
「ファニーメイ、フレディマックには十分な資本」
イエレン米サンフランシスコ連銀総裁(投票権無)
「表面インフレは好ましい水準をかなり上回っている」

トリシェECB総裁
「ECBは物価安定のため必要とされる事をすべて行う」

 11日の東京市場は、週末ムードで材料難から、動意の薄い展開となっていたが、一部報道で米当局者が政府系住宅金融機関を国有化するとの見解を示したことを受けて、ドルの買い戻しが出ている。ユーロドルは、1.5801から1.5765まで値を下げ、ポンドドルは1.9760から1.9794での推移となっているが、ドル円は、106.90から107.30まで値を上げた。一方クロス円も総じて堅調で、ユーロ円が168.81から169.33、ポンド円は、211.47から212.05、オージー円は102.74から103.09、NZD円は、81.12から81.34、カナダ円は105.93から106.20、スイス円は104.01から104.25での推移となっている。 ロンドン市場は、東京市場で話題となったファニーメイとフレディマックの株価が50%近い下落を演じ、ダウ株式指数先物の軟調推移を受けて、ドル売りが強まった。NY市場では、イスラエル空軍機がイラク上空で軍事演習との報道や米政府系住宅金融機関GSE問題を受けた信用不安から、NYダウが寄り付から大幅下落。良好な米5月貿易収支や米7月ミシガン大信頼感指数・速報値を無視する形で、ドル全面安となった。ユーロドルは、1.5771から1.5949まで上昇し、ポンドドルは、1.9755から1.9958まで値を上げ、ドル円は、107.22から105.66まで下落した。 ホワイトハウスがポールソン米財務長官が、米住宅金融公社の問題に対して声明を発表との報道から、一時ドル売りが一服する局面もあったが、ポールソン米財務長官は、「米住宅金融公社の現状支援に焦点」、「財務省と監督局は米住宅金融公社と協議中」と具体的な国有化に言及せずに、失望感のドル売りも強まったが、結局NYダウは、一時240ドル近い下落から、バーナンキFRB議長がファニーメイとフレディマックに連銀窓口貸し出しの利用可能と伝えたとの報道を受けて、一時前日比変らずのレベルまで持ち直したことで、ドルの下落は更に進まなかった。 一方クロス円は、マチマチの展開となり、ユーロ円はユーロドルの上昇に連れて168.15からユーロ導入来の最高値更新となる169.63まで上昇し、ポンド円は、212.03から210.26まで下落後反発し、オージー円は103.16から102.44まで値を下げた後103円レベルへ反発した。その他スイス円が地政学リスクを受けて、104.76まで反発し、カナダ円がカナダ雇用統計の悪化を受けて104.54の安値、NZD円は80.74まで値を下げた。 結局NYダウは、128ドル安で引け、原油価格は147.27ドルと市場高値を更新した。 

【経済指標&要人発言】
NZ・6月住宅販売:前月比-1.5%、前年比-42.4%
中・1-6月FDI(中国への海外直接投資):前年同期比+45.55%
日・5月鉱工業生産確報値:前月比+2.8%
日・5月製造工業稼働率指数:前月比+2.2%
日・5月製造工業生産能力指数:前月比-0.1%
独・6月生産者物価:前月比+0.9%、前年比+8.9%(前月比予想+0.9%、5月+1.4%)

ドイツ政府筋
「ドイツの第2・四半期の国内総生産(GDP)伸び率は、前期比マイナス0.75-1.50%になった可能性がある」

アルバドリ石油輸出国機構(OPEC)事務局長
「現在OPECは十分過ぎるほどの原油を世界市場に供給しており、9月の次回会合では需給バランスの見直しを行う」

石油輸出国機構(OPEC)事務局のハメル氏
「石油輸出国機構(OPEC)の原油供給の拡大は、当分の間は不要」

米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)
「インドの信用格付けについて、インフレの加速や来年の総選挙を前にした歳出拡大によって財政赤字が悪化すれば、「投機的格付け」に引き下げられる可能性がある」

篠原財務官
「為替に対する考え、4月のG7声明から変わっていない」

米・5月貿易収支:-598億ドル(予想-625億ドル、4月-605億ドル←-609億ドル)
 対中国:-210.5億ドル(前月比+4.0%)、日本:-50.5億ドル(-33.2%)
 カナダ:-54.4億ドル(-26.2%)、メキシコ:-65.8億ドル(-3.6%)
 EU全体:-78.9億ドル(-7.5%)、OPEC諸国:-179.4億ドル(+14.8%)
米・6月輸入物価指数:前月比+2.6%(予想+1.9%、5月+2.6%←+2.3%)、前年比+20.5%(予想+18.6%、5月+18.8%←+17.8%)
米・7月ミシガン大学消費者信頼感指数速報:56.6(予想55.5、6月56.4)
米・6月財政収支:+507億ドル(予想+275億ドル、07年6月+274.8億ドル)
加・5月失業率:6.2%(予想6.1%、4月6.1%)
加・5月雇用者数増減:前月比-0.5万人(予想+0.8万人、3月+0.84万人)
加・5月貿易収支:+55億カナダドル(予想+53億カナダドル、4月+48億カナダドル←+51億カナダドル)
加・5月新築住宅価格指数:前月比+0.0%(予想+0.1%、4月+0.0%)

イスラエル紙エルサレム・ポスト
「イスラエル空軍機がイラク上空で演習を実施」

米国防総省/イスラエル政府
「イスラエル空軍機がイラク上空で演習との報道を否定」

ポールソン米財務長官
「米財務省、金融当局はファニーメイ、フレディマックと協議中」
「米財務長官が“現形”でのGSE支援目指す」

格付け会社ムーディーズ
「住宅金融救済でも米国債は「AAA」の範囲内」

関係者
「FRB議長がGSEに対して連銀窓口貸出を利用可能と伝えた」

連銀報道官
「GSEと連銀窓口貸出に関する話し合いは無い」

米フレディマック/米ファニーメイ
「自己資本は適切な水準」

 14日の東京市場は、早朝から先週末の雰囲気を引き続いてドルが売られたが、急遽入って来た、米国財務省の政府系住宅金融機関支援策発表を受けて、逆にドルが買われる展開となった。 ユーロドルは、1.5972から1.5860まで下落し、ポンドドルは、ユーロ売りポンド買いに、1.9824から1.9913まで堅調推移となった。またドル円は、105.96から106.71まで上昇したが、クロス円は、東京株式市場の動きや欧州通貨の売りに揉み合い展開となった。 ユーロ円は、169.69と史上高値を更新後、169.03まで値を下げ、ポンド円は、211.07から211.78での揉み合いとなり、オージー円は、102.86を安値に103.25まで上昇した。ロンドン市場では、米財務省の政府系住宅金融機関(GSE)支援策発表を好感したドルの買い戻しが続いたが、NY市場では、オハイオ州やミシガン州などで展開する米地銀ナショナル・シティに、経営難の懸念が強まったことやポールソン米財務長官が発表した米住宅金融公社についての救済案に関して、米財務省が「株式の買取ではなく安全保障策」と訂正したことで、ドルの売り戻しが強まった。 ユーロドルは、ベルギーのビール世界最大手インベブによる世界3位のアンハイザー・ブッシュの買収が合意に達したこともあり、1.5841から1.5935まで反発し、ポンドドルは、英6月生産者物価指数の下振れから1.9820まで値を下げたが、その後はスペインのサンタンデール銀行による英アライアンス&レスターの買収絡みの買いに、1.9962まで反発し、ドル円は106.81から106.05まで下落した。 一方クロス円は、リスク回避の売りに揉み合い気味となり、ユーロ円は169.40から108.79へ下落、ポンド円は211.01から212.26での推移となったが、オージー円は堅調に103.45まで上値を拡大となった。

【経済指標&要人発言】
NZ・5月小売売上高:前月比-1.2%、除く自動車+0.7%、前年比+1.0%、除く自動車+1.9%(4月前月比+1.2%、-0.3%、前年比+4.1%、+2.2%)
中・6月末外貨準備:1.8088兆ドル

ポールソン米財務長官
「現在のフレディマックとファニーメイの状況に対応する措置をとる必要」
「米財務省、フレディマックとファニーメイへの信用枠を一時的に拡大へ」
「米財務省、必要ならフレディマックとファニーメイの株式を取得する一時的な権限を保有へ」
「FRB、GSEの資本基準設定など助言的役割を果たす」
「信用供与や出資を行う場合には、納税者を保護する条件を付与する」
「フレディマックとファニーメイ、株式会社の形態を維持すべき」
「FRB、必要ならフレディマックとファニーメイへの公定歩合貸出を認可」

米連邦準備理事会
「連銀窓口貸出、財務省の信用供与を補完する役割」

イラン政府高官
「イランの核開発施設が攻撃された場合、イスラエルと中東の米軍基地32ヶ所をミサイルで破壊する」

アフマディネジャド・イラン大統領
「敵の手が引き金にかかる前に切り落とす」

7月月例経済報告
「景気回復は足踏み状態・このところ一部に弱い動き」(基調判断を据え置き)
「企業の業況判断、一段と慎重さが増している」(3カ月ぶりに下方修正)
「消費者物価、緩やかに上昇している」(表現を4カ月ぶりに変更)

中国商務省
「国務院に対して正式に中国人民元上昇を鈍化させるよう要請」

英・6月生産者物価指数 投入:前月比+2.1%、前年比+30.0%(前月比予想+2.5%、5月+3.9%、前年比予想+28.9%、5月+28.2%)、産出:前月比+0.9%、前年比+10.0%(前月比予想+1.2%、5月+1.9%、前年比予想+9.8%、5月+9.3%)、産出コア:前月比+0.3%(予想+0.8%、5月+1.4%)
ユーロ圏・5月鉱工業生産:前月比-1.9%、前年比-0.6%(前月比予想-2.3%、4月+1.0%)

バーナンキ米FRB議長
「消費者を保護する目的の新住宅ローン規制を発表」

米FRB
「人を誤解させるような住宅ローン貸出慣習を禁止する新規則を承認」

ドッド米上院銀行委委員長
「バーナンキ米FRB議長、ポールソン米財務長官、コックスSEC委員長が15日に議会証言を行う」

ブッシュ米大統領
「我々は原油供給を増やす必要がある」
「米沿岸沖の石油掘削禁止令を撤廃、あとは議会次第」

UAE
「アル・スウェイディ現中銀総裁を総裁として再任」

 15日の東京市場は、材料難の中、米国金融システムへの懸念が嫌気され、じりじりとドルが売られる展開となった。また欧州通貨は、特に欧州時間に入って投機的なドル売りが強まった。ユーロドルは、1.5882から1.5979まで堅調推移し、ポンドドルは、1.9931から2.0040まで大きく値を上げ、ドル円は、106.28から105.35まで下落した。一方クロス円は、東京株式市場の軟調や信用不安から全般的に下落した。ユーロ円は、168.92から168.32へ値を下げ、ポンド円は、211.94から210.95まで下落した。 またオージー円は、豪準備銀行が当面現状の金融政策を維持するとの見方から103.39から103.03まで値を下げたが、大きな動きとなっておらず、NZ第2四半期消費者物価指数上昇を受けて、NZD円は一時81.42まで値を上げたが、その後は80.94まで下落した。ロンドン市場は、欧州主要株式市場やダウ先物の下落を受けた信用不安から、投機的なドル売りが続いた。特に独7月ZEW景気期待指数が下振れたにも関わらず、ユーロドルは、下値を 1.5955に限定して、1.6040のユーロ発足以来の史上高値を更新した。NY市場では、米6月小売売上高や5月企業在庫が、予想より弱く、6月生産者物価指数や7月NY連銀製造業景況指数が、予想より強かったが、大きな材料とはならず、一旦ロンドン市場からの対欧州通貨でのドル売りは一服となった。 ただしバーナンキ米FRB議長が成長とインフレともにリスク拡大を指摘した上に、米住宅金融公社フレディマックやファニーメイの格下げが嫌気されて、NYダウが寄り付から一時220ドル安まで大きく下落したことから、円の買い戻しが強まった。ユーロドルは、1.6040から乱高下も1.5865まで下落、ポンドドルは、強い英6月消費者物価指数を受けて、2.0155の高値まで上昇後、2.0011まで下落した。 またドル円は、105.43から104.16まで大きく値を下げ、105.05−10に反発が限定された。 一方クロス円は、ダウの下落から大きく調整となったが、一時ダウがプラス圏を回復したことで、買戻しが入り、一応下げ止まりを見せた。 ユーロ円は168.46から166.40まで下落し、ポンド円は208.96の安値、オージー円は100.40、カナダ円は104.18、スイス円が103.54まで下落した。 

【経済指標&要人発言】
日銀金融政策決定会合:現状の金融政策維持を賛成多数で決定

NZ・第2・四半期消費者物価指数:前期比+1.6%、前年比+4.0%(第1・四半期:前期比+0.7%、前年比+3.4%)
英・6月小売売上高(既存店ベース):前年同月比-0.4%(5月前年同月比+1.9%)(全店ベース):前年同月比+2.1%
英・4-6月住宅価格指数(RICS):-88.0(3-5月-92.2)

【日銀中間評価】
「2008年度中心に成長率幾分下振れ、物価上振れ」
「政策委員の実質GDP大勢見通し:2008年度+1.2%、09年度+1.5%、下方修正」
「政策委員のコアCPI見通し:08年度+1.8%、09年度+1.1%、上方修正」
「日銀が情報発信を変更、金融経済月報は決定会合の翌営業日に公表」
「今後は金融政策決定内容と経済・物価情勢判断を同時に公表」
「10月展望リポートの見通し期間を延長、翌々年度の見通しも公表」

【日銀】
「景気は原材料高を背景に設備投資や個人消費の伸びが鈍化し、さらに減速」
「先行きは当面減速続くが、その後次第に緩やかな成長経路に戻る」
「物価は当面上昇率高まった後、徐々に低下していくと予想」
「世界経済には下振れリスク、国内民間需要も所得形成の弱まりから下振れリスク」
「物価は世界的インフレ圧力一段と高まり、国内物価も上振れリスクに注意必要」
「景気下振れリスク薄れる場合、緩和的金融環境のリスクが高まる」
「上下両方向のリスクを点検し、機動的に金融政策を運営」

白川日銀総裁
「日本経済がスタグフレーション局面に入ったとは判断していない」
「現在は各国中銀が協調しないことが望ましいというのが多数決」
「国内物価、セカンドラウンドエフェクトは現在起きていない」
「実質金利は非常に低いが、下振れ続くと潜在成長率も低下するリスク」
「交易条件の悪化止まれば、成長率は押し上げられる」
「原油など国際商品市況は先行き高水準で推移すると想定」
「国内景気の下振れリスク・国内物価の上振れリスクの双方に注意が必要」
「金融政策のタイムラグと先行きの姿を展望すると、現在政策変更の必要はない」
「米経済は停滞しており、世界経済は下振れリスクある」
「米経済、08年度末から09年度にかけての回復見通し少し後ずれしている感じ」
「米GSEへの救済策は米金融市場や住宅市場に貢献すると評価」
「米経済、下振れリスク意識が委員の大方の判断」
「先行き見通しおいて、原油価格に対して特定ポジションを取らないことが中銀として適切」

豪中銀7月議事録
「金融状況全体の引き締まりや燃料価格の上昇が需要を抑制」
「需要鈍化の兆候が増えている、現在の政策は適切」
「第2・四半期CPIが高水準となり、インフレ期待と賃上げ要求を高めるリスク」
「交易条件の改善、新たな消費拡大につながる可能性」
「政策金利は今後のインフレ抑制に十分な水準」

渡辺金融担当相
「GSE債、2007年6月末で日本勢の保有は、2280億ドル」
「米GSEの支援策、危機対応として迅速に決断されて評価する」

アフマディネジャド・イラン大統領
「原油価格は、イランへの軍事攻撃の脅威などの要因で上昇する見通し」

英・6月消費者物価指数:前月比+0.7%、前年比+3.8%(前年比予想+3.6%、5月+3.3%)
独・7月ZEW景気期待指数:-63.9(予想-55.0、6月-52.4)

米・6月小売売上高:前月比+0.1%(予想+0.4%、5月+0.8%←+1.0%)
米・6月小売売上高(自動車除く):前月比+0.8%(予想+1.0%、5月+1.2%)
米・6月生産者物価指数(PPI):前月比+1.8%(予想+1.3%、5月+1.4%)、前年比+9.2%(予想+8.7%、5月+7.2%)
米・6月コアPPI:前月比+0.2%(予想+0.3%、5月+0.2%)、前年比+3.0%(予想+3.2%、5月+3.0%)
米・7月NY連銀製造業業況指数:-4.9(予想-8.0、6月-8.7)
米・5月企業在庫:前月比+0.3%(予想+0.5%、4月+0.5%)

加中銀:政策金利3%に据え置き決定

バーナンキ米FRB議長
「市場を正常化する事が最優先課題」
「インフレの上振れリスクが高まる」
「成長見通しに顕著な下方リスク」
「インフレは一時的に上昇する可能性も」
「現在の時点で追加の景気刺激策が必要かどうかは明確でない」
「米経済回復は強いドルを支援」
「比較的弱い第2四半期GDP成長を予想」
「経済は強まり、ドルを支える」
「財政赤字がドルに弱い影響を与えている可能性」
「ドルは来年の強い経済に影響する可能性」
「08年後半、09年には新築住宅建築市場の安定を予想」
「下半期の力強い成長は予想せず」

ポールソン米財務長官
「市場安定、住宅が最優先課題」
「ファニー、フレディの株式購入計画は無い」
「ファニーメイ、フレディマックは経済発展余地あり」
「GSE支援、現時点で公的資金投入推進せず」
「ファニー、フレディマックの速やかな国営化なし」
「万が一のための計画が利用される可能性は少ない」

コックスSEC委員長
「ファニーメイ、フレディマックを含めた金融株の空売りに新制限を設ける」

 16日の東京外為市場は、米証券取引委員会による大手金融機関の空売り緊急規制を受けたドル買いに一時値を戻すものの、米系ファンド筋からのドル売り圧力強まる展開になった。 ユーロドルは、1.5881から1.5946まで上昇し、ポンドドルは、2.0004から2.0093まで値を上げた。ドル円は、104.88から103.91まで下落した。一方クロス円は、東京株式市場やドル円の動向に連れ全般的に下落した。ユーロ円は、166.86から165.60まで下落し、ポンド円は、210.21から208.50まで、オージー円は、102.87から101.58まで下落した。ロンドン市場では、欧州主要株式市場、NYダウ先物の下落推移を受けて、円の買い戻しが強まった。NY市場では、予想を上回る米6月消費者物価指数やバーナンキFRB議長が、インフレ抑制を最優先の課題とし、無秩序な市場において通貨介入の正当化をほのめかしたことで、ドルの買い戻しが強まった。またNYダウが原油安を受けて、大幅に上昇したこともドルのフォローとなったが、注目のFOMC議事録では、あまり反応はなかった。ユーロドルは、1.5948から1.5800まで下落、ポンドドルは、英6月失業者数の増加が予想を上回ったこともあり、2.0097から1.9959まで下落した。またドル円は、103.77から大きく105.20まで上昇した。 一方クロス円も総じてロンドンでの安値から大きく反発となり、ユーロ円は165.33から166.44、ポンド円は、208.01から210.27、オージー円は、101.49から102.55まで上昇した。

【経済指標&要人発言】
日・5月第3次産業活動指数:前月比-0.2%
独・6月消費者物価指数改定値:前月比+0.3%、前年比+3.3%(前年比予想+3.3%、5月+3.0%)
仏・6月EU基準消費者物価指数改定値:前月比+0.4%、前年比+4.0%(前年比予想+4.0%、5月+3.7%)

ブッシュ米大統領
「戦略石油備蓄(SPR)(現在7億600万バレル)は、緊急時のためにとっておくべき。原油価格を引き下げるための応急処置は存在しない」
「ファニーメイとフレディマックは、株主所有の形態を維持すべき」

米証券取引委員会
「大手金融機関19社(フレディマック、ファニーメイ、米証券大手など)を対象に、借株の裏付け無しに空売りすることを禁ずる緊急規制を7/21から7/29まで実施」

スティーブンス豪準備銀行総裁
「内需が希望通り著しく鈍化する可能性が高まっている」
「インフレはまだピークに達せず」
「賃金は十分抑制されている」
「中期的にインフレを低水準に維持する可能性は十分」
「豪経済、米英と同じような困難に直面するとは予想せず」

7月日銀金融経済月報
「景気はさらに減速している」(判断を下方修正)
「景気は当面減速、その後次第に緩やかな成長経路に」
「輸出・消費・住宅・生産を下方修正」
「企業の業況感は引き続き慎重化」
「消費者物価は当面現状程度ないしはそれを幾分上回るプラス幅で推移」

ユーロ圏・6月消費者物価指数改定値:前年比+4.0%(予想、速報+4.0%、5月+3.7%)
英・6月失業率:2.6%(予想2.6%、5月2.6%←2.5%)、失業者数増減:+15500人
(予想+1万人、5月+14300人←+9000人)、3-5月平均所得伸び率:+3.8%(予想+3.7%、2-4月+3.9%←+3.8%)

米・週次MBA住宅ローン申請指数:前週比+1.7%(前回7.5%)
米・6月消費者物価指数(CPI):前月比+1.1%(予想+0.7%、5月+0.6%)、前年比+5.0%(予想+4.5%、5月+4.2%)
米・6月コアCPI:前月比+0.3%(予想+0.2%、5月+0.2%)、前年比+2.4%(予想+2.3%、5月+2.3%)
米・5月対米長期証券投資:670億ドル買い越し(予想700億ドル買い越し、4月1119億ドル買い越し←1151億ドル買い越し)
米・5月対米証券投資トータル:25億ドル売り越し(4月616億ドル買い越し←606億ドル買い越し)
米・6月鉱工業生産:前月比+0.5%(予想+0.0%、5月-0.2%)
米・6月設備稼働率:79.9%(予想79.3%、5月79.6%←79.4%)
米・7月NAHB住宅市場指数:16(予想18、6月18)
米・週次原油在庫統計(7/11時点)
 原油在庫:前週比+295万バレル(予想-220万バレル、前回-584万バレル)
 ガソリン在庫:同比+247万バレル(予想-80万バレル、前回+91万バレル)
 留出油在庫:同比+319万バレル(予想+200万バレル、前回+182万バレル)
 製油所稼働率:89.5%(予想89.2%、前回89.2%)

米・FOMC議事録公表(6月24-25日開催分)
「次の対応は政策金利引き上げとなる可能性が高い」
「一部会合参加者は早期利上げを主張」
「TSLF、TAF入札を来年まで延長する事を議論」

バーナンキ米FRB議長
「めったに実施するべきでないが、無秩序な市場が介入を正当化する可能性もある」
「連銀にとりインフレを低下させる事が最優先課題」
「現在のインフレは高すぎる」
「米経済の基本的な力に強い自信」
「ファニーメイ、フレディマックには十分な資本」
「ファニーメイ、フレディマックに破綻の危険はない」
「追加景気刺激策を考慮するのは時期尚早」

ホーニグ米カンザスシティ連銀総裁
「利上げをあまり遅らせてはならない」

 17日の東京市場は、一部の大手政府系投資ファンドがドル建て資産を圧縮と言う報道を受けドルが売られるものの、105円オプションに絡み買い戻される展開となった。欧州通貨は、ドルの売り先行に堅調推移した。ユーロドルは、1.5810から1.5876まで堅調推移し、ポンドドルは、1.9970から2.0023まで上昇した。ドル円は、104.76から105.51まで上昇した。一方クロス円は、東京株式市場やドル円の動向に連れ全般的に上昇した。ユーロ円は、166.00から167.34まで上昇し、ポンド円は、209.63から211.05まで、オージー円は、102.20から102.98まで上昇した。ロンドン市場は、ポジション調整のドル売りの後、JPモルガン・チェースの四半期決算を好感したダウ先物指数の上昇幅拡大を受けてドル買いが強まった。NY市場は、予想外に増加した米6月住宅着工件数や原油相場の続落を受けドル買いが集中した。ユーロドルは、1.5894から1.5782まで下落し、ポンドドルは、2.0072から1.9950まで値を下げた。ドル円は、強いショート・カバーで、105.44から107.11まで上昇した。 一方クロス円は、米株価の続伸やドル円の動向に連れ全般的に上昇した。ユーロ円は、166.82から169.12まで上昇し、ポンド円は、210.32から213.65まで、オージー円は、102.73から103.71まで上昇した。

【経済指標&要人発言】
日・対内株式投資(7/6-12):2424億円の流出超
対内債券投資(7/6-12):5282億円の流入超
対外債券投資(7/6-12):584億円の流入超
中・2008年第2・四半期国内総生産(GDP):前年比+10.1%
中・2008年上半期国内総生産(GDP)伸び率:前年比+10.4%
中・6月CPI:前年比+7.1%
中・6月PPI:前年比+8.8%
中・6月鉱工業生産:前年比+16.0%
中・6月小売売上高:前年比+23.0%
中・2008年上半期中国都市部固定資産投資:前年比+26.8%
日・5月改訂景気動向指数CI一致指数:前月差1.6ポイント上昇/先行指数:前月差0.1ポイント上昇
ロシア・外貨準備高(7/11):5783億ドル

中国国家統計局
「中国、インフレ抑制のため価格統制を続ける」
「中国のインフレ圧力、強い状態が続く見通し」
「急激な物価上昇、依然として大きな問題」

豪準備銀行
「6月、ネットで8.75億豪ドルを売却」

アルムニア欧州委員
「ユーロ高は、良い面も悪い面もあり、欧州に打撃を与えているとは言えない」

ウェリンク・オランダ中銀総裁
「景気減速でインフレは低下しない」

ラガルド仏経済財務雇用相
「インフレは原油と食品価格が原因であり、金利と密接な関わりはない」

米・週次新規失業保険申請件数:36.6万件(予想38万件、前回34.8万件←34.6万件)
米・6月住宅着工件数:106.6万戸、前月比+9.1%(予想96万戸、5月97.7万戸←97.5万戸)
米・6月住宅着工許可件数:109.1万戸、前月比+11.6%(予想96万戸、5月97.8万戸)
米・7月フィラデルフィア連銀業況指数:-16.3(予想-15.0、6月-17.1)

トルコ中銀:政策金利0.5%引き上げ16.75%に決定

国際通貨基金(IMF)
「08年世界経済成長見通し4.1%に上方修正(前回3.7%)
「08年ユーロ圏成長見通し1.7%(前回1.4%)、日本1.5%(1.4%)、米国1.3%(0.5%)」
「インフレは世界的な懸念となる兆候があり、成長鈍化への対応を抑圧」
「新興諸国経済の拡大ペースが鈍化すると予想」

トリシェECB総裁
「賃金上昇の悪循環リスクが上昇」
「ECBは物価リスクに対応した行動をとる必要がある」
「ECBは中期的価格安定を保証」
「人民元上昇は中国の国益」
「人民元の上昇は中国インフレ対策となる」

センタンスMPC委員
「インフレ見通しに明確なリスク」

加中銀金融政策報告
「政策金利は適切」
「リスクは均衡」
「08年カナダ成長見通し1.0%に下方修正(前回1.4%)」
「09年カナダ成長見通し2.3%に下方修正(前回2.4%)」
「第2四半期成長0.8%に上方修正(前回0.3%)」
「インフレ期待は抑制」

 18日の東京市場は、材料難の中、今夕発表のシティグループの決算を控えて、小動きな展開が続いた。 ユーロドルは、1.5822から1.5888まで推移し、ポンドドルは、1.9940から2.0041まで堅調推移した。ドル円は、また105.97から106.46までの動きとなった。一方クロス円は、東京株式市場やドル円の動向に連れもみ合う展開となった。ユーロ円は、168.23から168.65まで推移し、ポンド円は、211.55から212.93まで、オージー円は、102.99まで103.46まで推移した。ロンドン市場では、シティグループの四半期決算を好感してダウ指数先物がプラス転換したことでドルの買い戻しが強まった。NY市場は、ダウの上昇やイラン核問題を巡る緊張の緩和、米ミネアポリス連銀総裁「連銀は利上げを信用危機終了まで待つ事はできない」とのタカ派発言などを受けて、ドルは堅調を維持、円が軟調な動きを継続した。ユーロドルは、1.5879から1.5807へ下落、ポンドドルは、ユーロポンドの売りから、1.9912から1.9993で堅調推移となり、ドル円は106.27から106.99まで値を上げたが、107円でのアジア筋の売りの上値を阻まれた。 一方クロス円は、週末の薄商いの中、総じて強い上昇を実現して高値圏で引けた。 ユーロ円は168.42から169.49の高値をつけ、ポンド円は213.82、オージー円は103.87、NZD円は81.53、カナダ円は106.50、スイス円は104.62の高値をつけた。

【経済指標&要人発言】
独・6月生産者物価指数:前月比+0.9%、前年比+6.7%
トリシェ欧州中銀総裁
「ユーロ圏成長率、第2・3四半期に底を打ち、段階的に緩やかな成長に戻る見通し」
「成長リスクは下向き、リスクには非常に大幅な金融市場の調整、原油・商品価格の続騰、世界的な金融不均衡の巻き戻しなどが含まれる」
「将来の金利に関しては示唆することはない、欧州中銀は事前にコミットしない」
「金融市場の緊張の下では特にインフレ期待の抑制が重要」
「コアインフレ、将来のインフレの良い予測手段とは考えていない」
「中期的な物価安定と信頼確保のため、適切なことを行う」
「ブッシュ米大統領とバーナンキFRB議長が強いドルが国益と発言したことは非常に重要」

6月日銀金融政策決定会合議事録
「人々の中長期的な物価観に変化生じるかが政策判断行う際の重要なポイント」
「現在は物価面のリスクより景気の下振れリスク重視すべき」
「物価安定の下での持続的成長にある程度確信持てれば漸進的かつ早めに政策対応する必要」
「国際商品市況高騰の影響は国により異なり、金融政策にも違い生じうる」
「日本では賃金上昇しておらず、二次的な物価上昇に結びつく動きみられない」
「コスト高を価格に転嫁する企業の姿勢、徐々に強まっている」
「グローバルな物価上昇に対して金利上昇追いついていない可能性」
「国際金融市場、米欧金融機関の資本増強策がどのように進むか重要なポイント」
「米経済、負の相乗作用がどのように収束に向かうのか不確実性大きい」

白川日銀総裁
「現在の物価高は原材料価格高が原因、押さえ込もうとすると景気に大きな影響」
「現在、景気と物価のリスクは5対5とみている」
「金融政策上一番重要なのは予想インフレ率の安定確保」
「一時的な資源価格上昇という供給ショックは利上げで押さえ込まないのが基本」
「これまでの商品市況上昇、一時的でなく供給ショックだけではない」
「目標インフレは数字が独り歩きする危険性がある」
「国内物価、賃金の伸びは落ち着いており2次的効果が発生する状況ではない」
「景気は資源価格上昇でさらに減速、物価は当面上振れに注意」
「日本経済は当面減速でも深い調整局面に陥ることはない」
「現在の日本の物価動向、大きな変化が起こっている」
「設備・在庫・雇用過剰抱えておらず、大規模調整の可能性低い」

5月ユーロ圏貿易収支:-46億ユーロ(予想-10億ユーロ、4月+25億ユーロ←+23億ユーロ)

ギーブ英中銀副総裁
「信用ひっ迫の深刻化が過去3回の利下げを帳消しに」
「英景気はさらに減速し、リセッションの可能性も排除できない」

バユク・スロベニア財務相
「ユーロの対ドル相場はファンダメンタルズを反映していない」

加・6月景気先行指数:前月比+0.0%(予想+0.1%、5月+0.2%)
加・5月卸売売上高:前月比+1.6%(予想+0.5%、4月+1.5%←+1.4%)

メキシコ中銀:政策金利0.25%ポイント引き上げ8.0%に決定

スターン米ミネアポリス連銀総裁(投票権有)
「連銀は利上げを信用危機終了まで待つ事はできない」
「我々の対策は現在でなく将来の経済に影響」
「総合インフレは明らかに高過ぎる」
「インフレ期待に懸念」
「下方リスクには備えて十分」

ドラギ・イタリア中銀総裁
「時期を得た対応は遅れた調整よりも妥当」
「CPI上昇リスクに強い警戒」
「インフレ上昇は予想以上に長期化」
「現在のインフレ期待は緊迫を示している」

米フレディマック
「米証券取引委員会(SEC)に普通株発行に関する登録を実施し、承認を受ける」

 21日のアジア市場では、東京市場休場のため動意の薄い展開となったが、早朝から英7月ライトムーブ住宅価格指数が予想より悪い結果となったことやブランチフラワー英MPC委員が「英国は厳しい状況に直面しており、リセッションに突入するだろう」、「早急に利下げをすべき」と発言したことから、ポンドが売られる展開となった。 ユーロドルは、ユーロポンドの買いを伴い1.5828から1.5877まで値を上げ、ポンドドルは、1.9991から1.9910まで値を下げた。 またドル円106.99から106.56まで下落した。 一方クロス円は総じて利食いに押され、ユーロ円が169.57から169.10、ポンド円が213.50から212.32へ値を下げ、NZD円が81.42から81.18、カナダ円が106.32から105.92に下落したが、豪州第2・四半期生産者物価指数が市場予想を下回ったが、逆にインフレの落ち着きを好感して、オージー円は、103.76から104.26まで値を上げた。ロンドン市場は、BOAの四半期決算を好感してドル買いが強まった。 NY市場では、2ヶ月連続でマイナスとなった米6月景気先行指数がドルに弱気を見せ、午後に発表となった市場予想を下回るクレジットカード大手アメリカン・エクスプレスの決算を受けて、一転急速にドル売りが強まった。 ユーロドルは、原油価格の反発もあって1.5832から1.5931まで上昇、ポンドドルも、1.9919から2.003まで値を上げ、ドル円は、ロンドンの安値106.37から107.16へ上昇後、再度106.41まで下落した。 一方クロス円は、BOAの決算を受けた株価の反発から堅調推移となったが、高値圏を維持できていない。 ユーロ円は、169.10から169.91へ上昇して、史上高値を更新、ポンド円ンは213.82、オージー円は104.45、カナダ円は106.66、NZD円は、81.57の高値まで一時値を上げた。

【経済指標&要人発言】
豪・第2四半期生産者物価指数:前期比+1.0%、前年比+4.7%(前期比予想+1.6%、前期+1.9%)

ブランチフラワー英中銀金融政策委員
「英国経済は、リセッション(景気後退)に向かいつつあり、政策金利は、5%以下に下がるべき」

米・6月景気先行指数:前月比-0.1%(予想-0.1%、5月-0.2%←+0.1%)

ハンガリー中銀:政策金利8.50%に据え置き決定

ポールソン米財務長官
「経済成長の減速が当面続くと予想、この時期を乗り越えるまでに数カ月はかかる」
「米経済の回復には、住宅市場の迅速な安定が不可欠」
「ファニーメイとフレディマックの支援策についての議会の承認が必要」
「企業の資産再評価継続を推進」
「ファニーメイ、フレディマックは米市場にとり重要」
「米国は住宅市場調整の最中」
「我々の金融システムは安全、健全」
「米経済ファンダメンタルズは堅調」
「強いドルを支持」
「当局の柔軟性が強いほど、市場の更なる信頼感に繋がる」
「住宅危機の解決への鍵は住宅ローンを可能にする事」
「今週中にGSE関連法案は恐らく通過」
「SECの空売り不成行為取り締まりは望ましい」

ライアン米財務次官代行
「ファニーメイ、フレディマックの監督向上は不可欠」

イラク政府
「2010年までの駐留米軍の撤退を期待」

 22日の東京市場は、東京株式市場が堅調推移するものの、アジア株式市場の軟調推移を受けドルが売られる展開となった。ユーロドルは1.5907から1.5944まで値を上げ、ポンドドルは、2.0009から2.0042まで堅調推移となった。、またドル円は、手掛かり難から106.59から106.32で弱保合となった。 一方クロス円は、アジア株式市場の軟調、東京株式市場の堅調に、もみ合う展開となった。ユーロ円は、169.42から169.72の推移し、ポンド円は、212.88から213.41、オージー円は、103.75から104.09で利食いに上値が重い展開となった。 ロンドン市場では、ワコビアの決算を嫌気してドル売り・クロス円売りとなった。ただし、NY市場では、一転してドルの買い戻しが強まった。 特にポールソン米財務長官の「強いドルは国益」との発言を受けて、ドルのショート・カバーが強まったが、原油価格が126ドル台へ急落したことや利上げを示唆するプロッサー・米フィラデルフィア連銀総裁のタカ派発言、市場予想より強含んだ5月の住宅価格指数などがドル買いをフォローした。ユーロドルは、1.5945の高値から1.5758まで下落、ポンドドルも2.0076から1.9898まで値を下げ、ドル円は、106.05から107.45まで大きく値を上げた。 一方クロス円は、寄り付マイナス70ドルからプラス圏へ回復したNYダウを受けて、揉み合い気味の展開となった。ユーロ円は、169.05から169.63での揉み合い推移から、ポンド円は、212.84−94の安値から213.82まで値を上げ、オージー円は、103.82−87から104.20−25での揉み合い推移を継続した。また目立ったところでは、スイス円がリスクの減少から103.85へ値を下げ、南アランド円が14.32まで上昇した。

【経済指標&要人発言】
中・6月原油輸入:1457万トン(前年比+3.2%)
スイス・6月貿易収支:+24億1280万フラン

額賀財務相
「原油・食料高が企業収益、個人消費に影響与える、米国・世界経済を注視」

渡辺金融担当相
「GSE債は米国政府に保護されるというのが一般的な評価」

東証
「債券先物、TOPIX先物など前場の取引を停止」

スマギ欧州中銀理事
「インフレ率は4%、ECB政策金利4.25%はそれほど引き締め的ではない」
「7/3の利上げ決定は、目に見える恩恵を生み出した」
「欧州経済の回復、欧州中銀の予想よりも時間がかかる可能性」
「インフレ期待は、すでに低下し始めている」

リープシャー・オーストリア中銀総裁
「インフレ動向は懸念要因」
「金融市場の混乱は欧州では底に近づいているが回復時期は不明」
「欧州経済の成長に下方リスク」

内閣府08年度政府経済見通し年央改定
「実質1.3%・名目0.3%に下方修正、GDPデフレーターは-1.0%に下方修正、CPIは+1.7%に上方修正」

内閣府
「来年にかけて世界経済は減速から緩やかに回復、日本経済も緩やかに回復へ」
「景気の下振れリスク高まっていることに留意必要、米景気後退懸念や原油高で」

米・5月住宅価格指数:前月比-0.3%(予想-0.6%、4月-0.8%)
米・7月リッチモンド連銀製造業指数:-16(予想-9、6月-12)
加・5月小売売上高:前月比+0.4%(予想+0.6%、4月+0.6%)
加・5月小売売上高(自動車除く):前月比+0.4%(予想+0.7%、4月+1.2%←+1.1%)

ポールソン米財務長官
「ファニーメイ、フレディマックは米金融市場、住宅市場にとって不可欠な機関」
「米経済のファンダメンタルズは強い」
「住宅市場が安定するまで市場の圧迫状態は続く」
「おそらくGSE関連法案は今週中に可決される」
「GSEは新たな監督当局が精査すべき」
「GSE支援策を利用する計画は無い」
「GSEは米住宅市場の回復に不可欠」
「ファニー、フレディに資本投入する計画は無い」
「コアインフレは引き続き管理可能な水準」
「強いドルは米国金融市場にとって非常に重要」
「強いドルを支持している」
「我々の政策が強い米経済、ドルを支える」
「強い米経済はいずれ通貨価値に反映」

公定歩合議事録
「12行の内10行が公定歩合据え置きに投じた」
「ダラス連銀、カンサスシティ連銀は6月0.25%の金利引き上げを要請」

リプスキーIMF筆頭副専務理事
「中国人民元は過少評価されている」
「ユーロは過大評価されている」

プロッサー米フィラデルフィア連銀総裁
「下半期は活気のない経済、失業率の上昇を予想」
「利上げ実施するため、経済回復を待つ事はできない」
「連銀は遅れるよりも速やかな利上げ必要」
「09年見通しに楽観的」

 23日の東京市場は、本邦輸出企業らのドル売りに下落するものの、モデル系ファンドのドル買いをきっかけにドル買いが鮮明となった。欧州通貨は、上値が重く1.5745から1.5798まで推移し、ポンドドルは、1.9905から1.9944までの動きとなった。ドル円は、107.17から107.85まで上昇した。一方クロス円は、東京株式市場やドル円の動向に連れ全般的に上昇した。ユーロ円は、169.22からユーロ導入後高値を更新する169.97まで上昇し、ポンド円は、213.45から214.77まで、オージー円は、103.85から104.38まで上昇した。ロンドン市場は、株価の上昇や原油価格の反落を受けてドル買いが優勢になった。またタカ派的な英MPC議事録やユーロ圏5月鉱工業受注の下振れから、ユーロポンドの売りが強まった。NY市場では、ブッシュ米大統領が政府系住宅金融機関(GSE)関連法案に前向きな姿勢を示したほか、米地区連銀経済報告(ベージュブック)が経済活動は、減速基調にあるもののインフレを強く示唆したことで、ドルを支える動きとなった。 ユーロドルは、 原油価格が125ドル台へ下落したことを受けて、1.5770から1.5670まで下落したが、ソブリン系の買いに支えられた。 ポンドドルは、英MPC議事録で、利上げ票が一票あったことを受けて、2.0030まで上昇したが、その後はユーロの売りにつれて1.9909まで下落した。 またドル円は、107.57を下値に、じりじりと107.97まで値を上げたが、輸出企業の売りに抑えらている。一方クロス円は、堅調なダウに支えられているが、ストレート通貨の動きに左右される展開。 ユーロ円は169.87から169.13まで下落、ポンド円は215.86の高値まで上昇し、オージー円は、104.57の高値から103.64まで値を下げ、NZD円は、NZ中銀の金利発表を前に、80.85−81.15での揉み合いとなり、カナダ6月消費者物価指数が、高水準に達した影響で、ドルカナダが一時1.0058まで下落したことで、カナダ円も107.15の高値へ上昇した。 

【経済指標&要人発言】
豪・第2四半期消費者物価指数:前期比+1.5%、前年比+4.5%(前年同期比予想+4.3%、第1・四半期:前期比+1.3%、前年比+4.2%)トリム平均値CPI:前期比+1.2%、前年比+4.3%

米著名投資家ピケンズ氏
「米国が外国産原油への依存を断ち切らない場合、原油相場は10年後に1バレル=300ドルに達する可能性がある」

リプスキー国際通貨基金(IMF)筆頭副専務理事
「ユーロは過大評価されている。人民元は過小評価されている」

古賀自民選対委員長
「原油高対策、予算・予備費でも心配なら補正も考えなければならない」

ユーロ圏・5月鉱工業受注:前月比-3.5%、前年比-4.4%(前月比予想-1.3%、4月+2.0%←+2.5%)

英中銀金融政策委員会議事録(7月会合分)
「7対2で政策金利の据え置きを決定」
「ブランチフラワー委員が0.25%利下げを主張、ベズリー委員が0.25%利上げを主張」

英議会財務委員会
「英中銀スペンサー・デール理事のチーフエコノミスト指名を承認」

米・週次MBA住宅ローン申請指数:前週比-6.2%(前回+1.7%)
米・週次原油在庫統計(7/18時点)
原油在庫:前週比-156万バレル(予想-68万バレル、前回+295万バレル)
ガソリン在庫:同比+285万バレル(予想+20万バレル、前回+247万バレル)
留出油在庫:同比+242万バレル(予想+250万バレル、前回+319万バレル)
製油所稼働率:87.1%(予想89.5%、前回89.5%)

米地区連銀経済報告(ベージュブック)
「経済活動のペースは、前回の報告に比べいくらか減速」
「個人消費はほぼ全地区で鈍い」
「ボストン、ダラス地区の労働者はインフレと相殺するため賃金引上げを要求」
「米国民はガソリン価格高騰を受けて、遠出の休暇をさけている」
「製造業は弱いながら輸出が支援」
「燃料、原材料、貴金属、食料などの仕入れ価格は上昇継続」
「自動車販売は全体的に弱い」
「IT、医療などのサービス業活動は強い」
「銀行貸出は全体的に抑制」
「雇用は横ばいかいくらか鈍化」
「賃金圧力は抑制」

プロッサー米フィラデルフィア連銀総裁(投票権有)
「ここ数週間の経済動向は変わらず」
「大幅に変わったことは価格の上昇」
「現在の政策金利が非常に低水準である事は全員同意」
「経済において物価圧力が見られる」
「金利は上昇する必要」
「利上げ前に金融市場や経済を再評価する必要」
「住宅価格が下落したからといって利上げを除外する事はない」
「物価期待が混乱する前に行動する必要」
「連銀の信頼性は行動により補強される」

 24日の東京市場は、108円の攻防戦の後、ドル円では本邦輸出企業からのドル売りが目立つ展開となった。欧州通貨は、ドル売りの中、堅調に推移した。ユーロドルは、1.5671から1.5708まで推移し、ポンドドルは、1.9920から1.9995までの動きとなった。ドル円は、107.99から107.67まで軟調推移となった。一方クロス円は、ユーロ円やポンド円の下落に連れ全般的に下落する展開となった。ユーロ円は、169.43から168.89まで下落し、ポンド円は、215.81から214.60まで、オージー円は、103.83から103.16まで下落した。NZD円は、ニュージーランド準備銀行の利下げ(8.25%から8.00%)、追加利下げ示唆を受けて、80.90から79.84まで下落した。ロンドン市場は、独7月IFO業況指数の下振れや英6月小売売上高の下振れを受けドルの買い戻しが進んだ。NY市場は、米週次の新規失業保険申請件数がリセッション時の水準付近に増加した事や米6月中古住宅販売に失望した株式市場の下落にドルが売られる展開となった。欧州通貨は、ドル売り加速に上昇するものの、景気鈍化観測に伴う売り圧力に下落する展開となった。ユーロドルは、1.5628から1.5714で上下し、ポンドドルは、1.9935から1.9818まで下落した。ドル円は、107.88から107.19まで下落した。一方クロス円は、米株式市場やドル円の動向に連れ全般的に下落した。ユーロ円は、169.04から167.93まで下落し、ポンド円は、214.92から212.83まで、オージー円は、103.72から102.60まで下落した。

【経済指標&要人発言】
日・6月貿易収支:+1386.32億円、前年比-88.9%(予想+5000億円、5月+3622.22億円)
対米貿易黒字:+4443.58億円、前年比-40.2%、対EU貿易黒字:+3191.98億円、前年比-28.8%、対中貿易赤字:-295.27億円、前年比-65.5%
1-6月貿易収支:+2兆9586億円、前年同期比-42.1%

NZ準備銀行:政策金利引下げ8.25%から8.00%へ

ボラード・NZ準備銀行総裁
「更なる利下げを見込む。利下げは通貨、インフレ見通しに依存」
「景気の鈍化により、インフレ圧力は抑制されるだろう」
「経済活動は年内、引き続き弱い可能性が高い」
「景気鈍化に伴い企業がコスト上昇分を製品価格に転嫁したり、高めの賃上げで妥結することはより困難になる」
「インフレは5%で頭打ちとなるだろう。来年、インフレは減速するだろう」

アルム二ア欧州委員会委員
「為替レートは非常に問題。ユーロは過大評価され、ドルには一段の下落リスク」

水野日銀審議委員
「コアCPIは秋には2.5%まで上昇すると予想」
「0.5%という政策金利継続の副作用は常に念頭におく」
「東アジア新興国のインフレ圧力高まるという新たな霧が発生」
「わが国を覆う霧は当面晴れそうにない」
「世界的インフレ圧力には金融政策だけでの抑制に限界」
「世界全体でみた金利水準は総じて低すぎる」
「米国経済の潜在成長率への回復は2010年にずれ込む可能性」
「エネルギー価格高騰のインパクトは、4月末時点では想定できなかったほど厳しい」
「他の主要国とわが国では金融政策の処方箋異なる」
「日本経済は緩やかな景気後退局面に入った可能性も」
「インフレの2次的効果発生には金融引き締めで歯止めかける」
「世界経済安定には原油価格安定が不可欠」

園田自民党政調会長代理
「消費税は上げないと、2011年度のプライマリーバランス黒字化は達成できないことが明確になってきた」

独・7月IFO業況指数:97.5(予想100.0、6月101.2←101.3)
ユーロ圏・7月製造業PMI速報値:47.5(予想48.7、6月49.2)
ユーロ圏・7月サービス部門PMI速報値:48.3(予想48.8、6月49.1)
ユーロ圏・5月経常収支:-214億ユーロ(4月-74億ユーロ←-92億ユーロ)
英・6月小売売上高:前月比-3.9%、前年比+2.2%(予想-2.5%、5月+3.6%←+3.5%)

米・6月中古住宅販売:486万戸、前月比-2.6%(予想493万戸、5月499万戸)
米・週次新規失業保険申請件数:40.6万件(予想37.6万件、前回37.2万件←36.6万件)

ガイトナー・ニューヨーク連銀総裁
「連銀は監督強化において重要な役割を担うべき、市場安定を確保すべき」
「連銀の流動性供給策の利用度は軽減している」
「投資銀行は顕著な進展をした」
「米国は金融システム規制の根本的な改革が必要」
「モラルハザードを軽減するため強い金融監督が必要」
「企業は安定期間において困難な時期に備え十分な資本を蓄えておくことが必要」
「市場には引き続き並外れた圧力が見られる」

コックス証券取引委員会(SEC)委員長
「全銘柄への空売り規制拡大を提案する方針」

ビーン英中銀副総裁
「英GDP見通しは上方修正される可能性がある」
「英インフレは予想を上回った」
「短期的な英経済成長、インフレ見通しは悪化」

 25日の東京市場は、東京株式市場が下落したことやシンガポール国営投資会社が保有する米系証券を売却するとの噂に、ドルが売られる展開となった。欧州通貨は、英スコットランド補選での労働党敗北を受けて下落するものの、ドル売り加速に反発する展開となった。ユーロドルは、1.5662から1.5733まで堅調に推移し、ポンドドルは、1.9832まで下落後、1.9893まで上昇した。ドル円は、107.45から106.58まで下落した。一方クロス円は、東京株式市場やドル円の動向に連れ全般的に下落した。ユーロ円は、168.55から157.33まで下落し、ポンド円は、213.45から211.58まで、オージー円は、103.08から102.12まで下落した。ロンドン市場は、材料難の中、週末を睨んだ動きとなったが、主に東京時間に買われた円の売り戻しが強まった。NY市場は、米6月耐久財受注、7月ミシガン大学消費者信頼感指数・確報値や7月新築住宅販売件数が、揃って予想より強い数字となり、ドルの買い戻しとなったが、対欧州通貨では、揉み合いの域を出ず、NYダウが寄り付から100ドル近い上昇となったことから、ドル円、クロス円が堅調に上値を拡大した。 ユーロドルは、1.5754の高値から1.5667まで下落後、1.57近辺に値を回復して引け、ポンドドルもは、市場予想通りの結果となった英第2四半期GDPを受けて、1.9978から一時1.9868まで値を下げた。 またドル円は106.76から107.95まで、大きく値を上げた。 一方クロス円も総じて大きく反発となり、ユーロ円が167.66から169.48まで値を上げ、ポンド円が214.90、オージー円が103.37、NZD円が80.21、カナダ円が106.30、スイス円が104.13近辺まで上昇した。

【経済指標&要人発言】
日・6月全国消費者物価指数(総合):前年比+2.0%、(除く生鮮)前年比+1.9%(前年比予想+1.9%、5月+1.5%)、(除く食料・エネルギー)前年比+0.1%
日・対内対外証券投資(7/13-19):対内株式投資:2972億円の流出超、対内債券投資:3335億円の流入超、対外債券投資:1723億円の流出超
日・6月企業向けサービス価格指数:前月比+0.5%、前年比+1.2%
韓・第2・四半期国内総生産(GDP)伸び率推定値:前期比+0.8%、前年比+4.8%
独・6月輸入物価:前月比+1.5%、前年比+8.9%

リープシャー・オーストリア中銀総裁
「金利の調整余地が尽きたわけではない」
「ユーロ圏の悪い経済指標には驚いていない」
「インフレ動向について警戒を解除するには程遠い」
「現在のインフレ水準を非常に懸念している」
「欧州中銀にバイアスはない、現在の金利は良い水準」

額賀財務相
「白川日銀総裁らと経済状況について意見交換した」

英・4-6月期GDP速報値:前期比+0.2%、前年比+1.6%(予想:前期比+0.2%、前年比+1.6%、前期:前期比+0.3%、前年比+2.3%)
ユーロ圏・6月マネーサプライ:前年比+9.5%(予想+10.3%、5月+10.5%)

米・6月新築住宅販売件数53.0万戸、前月比-0.6%(予想50.0万戸、5月53.3万戸←51.2万戸)
米・7月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値:61.2(予想56.4、速報56.6、6月56.4)
米・6月耐久財新規受注:前月比+0.8%(予想-0.3%、5月+0.1%←+0.0%)
米・6月耐久財新規受注(輸送用機器除く):前月比+2.0%(予想-0.2%、5月-0.5%←-0.8%)

 28日の東京市場は材料難の中、動きづらい展開となったが、ドル円では仕掛け的な買いが入り、一時108円のオプションのトリガーをつける動きがあったが、108円台での本邦輸出企業らのドル売りオーダーが厚く伸び悩み、107.57まで下落した。またユーロドルも動意が薄かったが、1.5684からパキスタンの南ワジリスタンでミサイル攻撃との報道を受けて、1.5727まで値を上げ、ポンドドルは、1.9842から1.9930での推移となった。 一方クロス円も揉み合い気味だが、ドル円の調整に値を落としている。 ユーロ円は、169.70から169.03へ下落、ポンド円は214.84から213.68、オージー円は、早朝からGapを空けて、103.11から102.79へ値を下げた。 ロンドン市場は、東京の反動からクロス円の買い戻しが目立つ展開となった。NY市場は、原油相場の反発や金融システム不安の再燃から、株式市場が大幅安となったこと、米大統領経済諮問委員会による経済成長見通しの下方修正や財政赤字拡大見通し等にドルが売られる展開となった。ユーロドルは、1.5715から1.5768まで上昇し、ポンドドルも1.9857から1.9964まで上昇した。またドル円は、107.82から107.35まで値を下げたが、あまり大きな動きとなっていない。 一方クロス円は、NYダウが239ドル安で引けたことから、全般的に上値の重い展開となったが、下げが加速しないことは不透明。 ユーロ円は、169.11から169.70まで推移し、ポンド円は、213.92から214.62まで、オージー円は、103.71から102.74まで推移した。

【経済指標&要人発言】
6月NZ貿易収支:-2.23億NZドル(予想-5億NZドル、5月-1.68億NZドル←-1.96億NZドル)
英・7月住宅価格(ホームトラック):前年同月比-4.4%
独・8月GFK消費者信頼感指数:2.1(予想3.5、7月3.6←3.9)

スターン米ミネアポリス連銀総裁
「米経済への逆風が強まる可能性があり、今後2-3四半期は失望を招くものに」
「米国の総合インフレ率は高すぎる」

ユルマズ・トルコ中銀総裁
「2008年のインフレ率予想を9.3%から10.6%に引き上げ(目標4%)」
「2009年の予想は5.9-9.3%(目標7.5%)」

米大統領経済諮問委員会(CEA)
「08年経済成長率見通しを1.6%(前回2月時点2.7%)、09年を2.2%(前回3%)へそれぞれ下方修正」
「08年平均失業率見通しは5.3%(前回2月時点4.9%)、09年5.6%(前回4.9%)」
「米経済は拡大継続しているものの、住宅市場の悪化や金融市場の混乱、エネルギー価格の高騰を受けてペースは鈍化」
「雇用市場は最近の景気減速を受けて当分弱い見通し」
「08年CPI予想3.8%(前回2月時点2.7%)、09年2.3%(前回2.1%)へそれぞれ上方修正」
「08年財政赤字見通し3890億ドル、09年過去最大の4820億ドルへ拡大を予想」

ポールソン米財務長官
「カバードボンドは住宅ローンの新たな資金源」
「銀行あるいは特別会社によるカバードボンド発行を可能に」
「手ごろな住宅ローンが現在の住宅市場の改善にとり鍵」
「カバードボンドだけが住宅市場を改善するわけではない」
「ファニーメイ、フレディマックは引き続き住宅市場で活発であるべき」
「住宅市場の改善に特効薬はない」

ウォルシュFRB理事
「カバードボンド連銀窓口貸し出しの担保として適切」
「カバードボンドの導入はクレジット市場の活性化につながる可能性」

ミシュキンFRB理事
「連銀のインフレ目標導入を要求」

 29日の東京市場は、東京株式市場の下落を受けて、円が買い戻されるも、材料難から大きな動きとはなっていない。欧州通貨は、ドルの売り買い交錯の中、比較的ドルが軟調な動きを継続した。 ユーロドルは、1.5726から1.5758まで推移し、ポンドドルは、1.9933から1.9966までの動きとなった。またドル円は、散発的な本邦機関投資家の買いが支え107.30から107.63まで値を戻した。 一方クロス円も同様に小動きとなったが、当初の下げからはショート・カバー的に反発している。ユーロ円は、168.94から169.44へ上昇し、ポンド円は、213.90から214.76、オージー円は、102.74から103.00での推移となった。 ただし、一部メディアで「NZモーゲージファンドのガーディアン・トラストが新規投資を停止する」との報道が伝わり、NZD円は、79.49まで値を下げた。ロンドン市場は、7月CBI流通取引調査が1983年の調査開始以来最も弱い結果となったことを受けたポンド売りをきっかけにドルの買い戻しが加速した。NY市場は、予想外に上昇した米7月消費者信頼感指数など堅調な米経済指標にドルが買われる展開となった。ユーロドルは、WTO交渉の決裂や原油価格の下落を受けて、1.5752から1.5553まで下落し、ポンドドルは、1.9954から1.9761まで値を下げた。またドル円は、107.49から108.30まで上昇したが、108.30の大口のオファーに上値を抑えられた。 一方クロス円は、米株式市場が大幅上昇するものの、欧州通貨の売りが被さり上値の重い展開となった。ユーロ円は、169.48から168.30まで下落し、ポンド円も214.83から213.75まで値を下げ、オージー円は103.17から102.69での推移となった。

【経済指標&要人発言】
日・6月完全失業率:4.1%(予想4.0%、5月4.0%)
日・6月有効求人倍率:0.91倍(予想0.91倍、5月0.92倍)
NZ・6月住宅建設許可:前月比-20.1%(5月-40.8%←-42.3%)
仏・6月生産者物価指数:前月比+0.7%、前年比+7.3%(前月比予想+0.8%、5月+1.3%)

インド中銀:政策金利を0.5%引き上げ9.0%へ

トルコ中銀7/17議事録
「必要なら政策金利を引き上げる可能性」
「7月のインフレ率が前年比で大幅上昇する可能性」

総務省
「雇用の基調判断を、先行き注意が必要、に下方修正」

大田経済財政担当相
「雇用は足踏み状態だが今月の数字には注意が必要」
「踊り場状態の景気が雇用にも現れている、今後注意」

英・6月マネーサプライ:前月比+1.8%、前年比+11.4%(5月前月比+2.0%、前年比+11.5%)
英・6月新規住宅ローン承認件数:3.6万件(予想3.7万件、5月4.1万件)
英・CBI流通業動向調査7月小売売上高指数:-36(予想-15、6月-9)
独・7月消費者物価指数 
ザクセン州:前月比+0.6%、前年比+3.6%(6月前月比+0.3%、前年比+3.4%)
ブランデンブルグ州:前月比+0.5%、前年比+3.2%(6月前月比+0.3%、前年比+3.4%)
ヘッセン州:前月比+0.5%、前年比+3.7%(6月前月比+0.3%、前年比+3.8%)

米・7月消費者信頼感指数:51.9(予想50.0、6月51.0←50.4)
米・5月S&P/ケース・シラー住宅価格指数:前年比-15.8%(予想-16.0%、4月-15.2%←-15.3%)
独・7月消費者物価指数速報:前年比+3.3%(予想+3.2%、6月+3.3%)、EU基準:前
年比+3.4%(予想+3.4%、6月+3.4%)

国際通貨基金(IMF)
「日本経済は短期的にソフトランディングに向かっている」
「円相場は日本の生産性向上に伴い長期的に上昇の可能性」
「日銀政策はリスクの後退に伴い正常化に向かう見通し」
「日本経済は緩やかな減速、コアインフレは抑制」
「円相場は長期的価値を考えると過小評価されている」
「日銀の緩和的、様子見の政策を支持する」
「世界金融市場混乱に伴う日本の影響は限定的」

 30日の東京市場は、材料難から揉み合いとなった。 ドル円は108.30から上値が重く、107.87から108.23での揉み合い的な展開となり、ユーロドルは、欧州景気減速懸念からのユーロ売りが続き1.5559から1.5607での推移、ポンドドルは、ユーロ売りポンド買いに1.9775から1.9818まで堅調に推移した。 一方クロス円は、ユーロ売りに押され全般的に値を下げた。ユーロ円は、168.64から168.17まで下落し、ポンド円は、214.17から213.72まで、オージー円は、102.99から102.23まで下落し、NZD円は、ボラードNZ中銀総裁の「NZ経済減速でインフレ鈍化の可能性」や「NZ政策金利には引き下げ余地ある」 との発言を受けて、102.99から102.23まで下落した。ロンドン市場は、材料が薄い中揉み合いながらも、。欧州通貨の買い戻しが優勢となった。NY市場では、米7月ADP国雇用者数が、予想に反して+0.9万人となり、市場予想の6.0万人から改善となったことや米連邦準備制度理事会が、証券会社向け連銀貸出(TSLF)の延長を決定したため、ドルの買い戻しが強まった。 またNYダウが、空売り規制の延長を好感して、寄り付から大きく値を上げたこともドル買いをフォローした。 ユーロドルは、ユーロ圏7月消費者信頼感が、市場予想を下回ったこともあり、1.5617から1.5522まで下落、その後は原油の反発から1.56まで反発となった。 またポンドドルは1.9843から1.9746の安値へ下落、ドル円は、107.70から108.34と前日の高値108.30を上抜ける上昇となったが、更なる上昇とはなっていない。 一方クロス円は、総じて調整気味もダウの反発を受けて、下げ渋りとなった。 ユーロ円は167.95まで下落後、168.51まで反発、ポンド円は、213.27、オージー円は101.92、NZD円は78.98まで値をさげた。 

【経済指標&要人発言】
日・6月鉱工業生産指数速報:前月比-2.0%(予想-1.7%、5月+2.8%)、7月鉱工業
生産予測値:前月比-0.2%、8月鉱工業生産予測値:前月比-0.6%、6月鉱工業生産出
荷:前月比-3.0%、在庫:前月比+1.2%、4-6月期鉱工業生産:前期比-0.7%
豪・6月住宅建設許可件数:前月比-0.7%(予想+1.0%、5月-6.5%)

ボラード・ニュージーランド準備銀総裁
「景気減速とインフレ低下で金融緩和余地が大きくなっている」
「金融政策は2次的インフレの高まりに対応」

米証券取引委員会(SEC)
「緊急空売り規制(同じ金融株19銘柄対象)を8月12日まで延長」

経済産業省
「生産の基調判断を弱含みで推移に修正」

ユーロ圏・7月消費者信頼感指数:-20(予想-18、6月-17)
ユーロ圏・7月業況感指数:-0.21(予想-0.02、6月0.13←0.14)
ユーロ圏・7月景況感指数:89.5(予想93.0、6月94.8←94.9)
南ア・6月消費者物価指数:前年比+12.2%(予想+12.1%、5月+11.7%)

ソルベス・スペイン財務相
「スペインの経済成長は第4四半期にゼロ%前後になる可能性」

蘇寧中国人民銀行副総裁
「金融政策はインフレと成長の均衡をとるべき」
「中国への投機的資金流入の防止努力を引き続き強化する」

米・7月ADP全米雇用報告:前月比+9000人(予想-6万人、6月-7.7万人←-7.9万人)
米・週次MBA住宅ローン申請指数:前週比-14.1%(前回-6.2%)
米・週次原油在庫統計(7/25時点)
原油在庫:前週比-8万バレル(予想-130万バレル、前回-156万バレル)
ガソリン在庫:同比-353万バレル(予想+35万バレル、前回+285万バレル)
留出油在庫:同比+240万バレル(予想+205万バレル、前回+242万バレル)
製油所稼働率:87.2%(予想87.1%、前回87.1%)

米連邦準備理事会
「プライマリーディーラー(政府証券公認ディーラー)向け連銀窓口貸出し制度
(PDCF)とターム証券貸出制度(TSLF)を09年1/30まで延長」
「ECBに対するスワップ枠を500億ドルから550億ドルに拡大」
「引き続きもろい市場を考慮し対策を決定」
「期日28日物TAFローンに、期日84日物TAFローンを追加、隔週交互に入札実施」
「金融市場の回復次第緊急対策は終了する」

欧州中央銀行(ECB)とスイス国立銀行
「FRBと協調し短期金融市場の逼迫に対応するため84日物の米ドル資金入札を8/8から導入」
「84日物入札の規模はECBが最大100億ドル、スイス中銀が最大20億ドル、隔週ベースで28日物入札交互実施」

ECB声明
「期日28日物200億ドル、84日物100億ドル隔週交互の供給を行う」
「ドル流動性供給は必要な限り継続させる」

米財務省
「8/6に10年債170億ドル、8/7に30年債100億ドル入札を実施」

ブッシュ米大統領
「投機の制御は米先物市場を損う可能性がある」

イラン最高指導者ハメネイ師
「イランは設定されていた期限を越えても核開発を継続する可能性がある」

オルメルト・イスラエル首相
「9/17に行われる中道右派与党カディマの党首選に出馬せず、職を辞す考え」

IMF(国際通貨基金)
「連銀政策はリスクに対し適切」
「連銀は政策金利据え置きを推奨」
「連銀の流動性対策は市場安定を支援」
「米経済成長率は09年半ばまで潜在的水準を下回る可能性」
「ドルは依然強い」
「ドルは中期的な均衡水準に接近」

 31日の東京市場は、一時東京株式市場が下落したことでドルが売られるものの、クロス円の買いに連れて買い戻される展開となった。欧州通貨は、ドル売りスタートに上昇する展開となった。ユーロドルは、1.5570から1.5640まで上昇し、ポンドドルは、1.9787から1.9833まで値を上げた。ドル円は、107.77から108.21まで上昇した。一方クロス円は、東京株式市場の動向に連れ全般的に下落後の上昇となった。ユーロ円は、168.16から168.99まで、ポンド円は、213.37から214.30まで上昇し、オージー円は、豪6月小売売上高のマイナスに101.68まで下落後、102.23まで上昇した。ロンドン市場は、クロス円の買いに連れてドル円は堅調に推移した。欧州通貨は、ユーロ圏7月消費者物価指数速報値が過去最高水準になり上昇するものの、上値は限定的であった。NY市場は、米新規失業保険申請件数が高水準に増加、4−6月期GDP速報値が予想を下回り、さらに07年10−12月期GDPがマイナスへ下方修正された事でドル売りが加速したが、予想外に景況感改善へ転じた米7月シカゴ購買部協会景気指数を受け買い戻される展開となった。 ただし、ユーロドルは、原油価格の下落を受けて、1.5701の高値から再度1.5574でで下落し、ポンドドルは、1.9784から1.9929まで上昇した。またドル円は、108.26から107.57まで下落した。 一方クロス円は、米株式市場がマイナス圏で推移したことで、ロンドンでの買戻しから値を下げた。ユーロ円は、169.18から168.08まで下落し、ポンド円は、214.61から213.71まで、オージー円は、102.40から101.39まで下落した。 

【経済指標&要人発言】
豪・6月貿易収支:+4.11億豪ドル(予想-1億豪ドル、5月-2.53億豪ドル←-9.65億豪ドル)
豪・6月小売売上高:前月比-1.0%(予想0.0%、5月+0.7%)
日・7/20-26の対外対内証券売買契約等の状況(報告機関ベース)
対内株式投資:728億円の流出超、対外債券投資:3479億円の流出超、対内債券投資:397億円の流出超

米下院
「投機的先物取引の規制法案の可決見送り」

ハーパー・カナダ首相
「カナダ経済のファンダメンタルズは依然強い」

ユーロ圏・7月消費者物価指数速報値:前年比+4.1%(予想+4.1%、6月+4.0%)
ユーロ圏・6月失業率:7.3%(予想7.2%、5月7.3%←7.2%)
独・7月失業率(季調後):7.8%(予想7.8%、6月7.8%)、失業者数増減(同):-2万人(予想-2万人、6月-3.6万人)、失業者数(同):325万人(6月327万人)
南ア・6月生産者物価指数:前年比+16.8%(予想+17.0%、5月+16.4%)

米・週次新規失業保険申請件数:44.8万件(予想39.5万件、前回40.4万件←40.6万件)
米・4-6月期GDP速報値:前期比年率+1.9%(予想+2.0%、前期+0.9%←+1.0%)
米・4-6月期GDPデフレータ速報値:前期比+1.1%(予想+2.4%、前期+2.6%←+2.7%)
米・4-6月期コアPCE価格指数速報値:前期比+2.1%(予想+2.0%、前期+2.3%)
米・4-6月期雇用コスト指数速報値:前期比+0.7%(予想+0.7%、前期+0.7%)
米・7月シカゴ購買部協会景気指数:50.8(予想49.0、6月49.6)

ポールソン米財務長官
「我々の経済は短期的にかなりの困難に直面しているが、長期的ファンダメンタルスは強い」
「経済は緩やかなペースながら拡大継続を予想」
「住宅市場には引き続きかなりの下振れリスク」
「住宅、金融市場の混乱、燃料価格の高騰が引き続き経済を抑制」
「新規住宅販売はある程度安定する兆し」
「GSE構造への懸念に対する対処は不可欠」
「我々は大企業の破綻処理の手段を向上させるべき」
「最近のGDP指標は大方の予想を上回った」
「景気刺激策が消費を顕著に押し上げた」
「支援策を受けて米GSEが金融システムを揺るがす可能性は低下」

グリーンスパン前米FRB議長
「米経済は圧力にもかかわらず弾力的で驚き」
「リセッションは50%の確率」
「指標はまだリセッションを示唆していない」
「リセッション入り見通しに偏りつつある」
「米国は世紀に一度の危機に直面している」
「危機の終焉には時間がかかる」
「住宅価格は更に下落」
「金融システム再生には住宅価格の安定が必要」
「住宅価格が米経済にとって重要な意味を持つ」
「ファニー、フレディは国営化される可能性」


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