2008年07月07日更新
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2008年11月03日(月) 欧州委員会がユーロ圏の秋季経済見通しで、リセッションを認める。 
3日のアジア市場は、文化の日で東京休場が不在の中、アジア、オセアニアの株式市場の堅調推移やダウ先物の上昇を受けて、円売りが優勢になった。ドル円は朝方米系の売りで98.20まで下落したが、その後は、99.13アッパーのストップや99.50の輸出の売りをこなし一時99.65まで上昇したが、更に上値拡大できなかった。ユーロドルは、ユーロ円の買いに1.2732から1.2898まで上昇。ポンドドルも、1.6079から1.6399まで値を上げた。 一方クロス円では、ユーロ円が124.49から128.46、ポンド円が158.07から163.33まで値を上げ、オージー円は、65.70から68.30、NZD円が57.48から59.37、カナダ円80.98から83.42、スイス円が84.91から86.68まで値を上げた。 NY市場では、円、ドルが堅調な推移となっている。欧州委員会がユーロ圏の秋季経済見通し発表に絡み、ユーロ圏がリセッションに陥ると認めたことからドル買いが進んだが、 円絡みでは東京市場で、上値トライに失敗したドル円、クロス円に利食い売りが出て、下落したが揉み合い気味のNYダウを受けて、更なる大きな下落には群がっていない。 ユーロドルは、1.2595、ポンドドルは1.5782まで下落。ドル円も98.32まで値を下げた。 その他ユーロ円が124.72、ポンド円が155.53、オージー円はオージードルにリアル・マネー系の売りが入ったことで65.43まで下落しており、NZD円は57.21、スイス円が84.16、カナダ円は81.83まで下落したが、ドル円が99円台を回復したことで、反発気味に引けている。  
経済指標&要人発言
2008年11月04日(火) ECBや英MPCでの利下げの観測からドル堅調推移。 米大統領選の期待感からダウ大幅上昇
4日の東京場は、東京株式市場が堅調に推移したが、米系ファンドの損失計上報道や米株式先物の軟調推移を受けて、円売りも限定的となった。 また欧州通貨は、ECBや英MPCでの利下げの観測が強まり、軟調に推移した。 ユーロドルは、1.2650から1.2527まで下落、ポンドドルも1.5832から1.5605まで値を下げた。またドル円は99.36まで上昇したが、もどり売りに98.35まで下落した。 一方クロス円は、本邦機関投資家の債券償還・利払いの売りが上値を抑える展開となった。ユーロ円が125.48から123.43まで下落、ポンド円も156.87から153.71まで値を下げ、NZD円が58.72から57.60、カナダ円が84.12から82.79まで下落した。また豪準備銀行の予想外の0.75%の利下げを実施したことで、オージードルは、0.6774から0.6609まで値を下げ、オージー円も67.21から64.99まで下落した。NY市場は、米大統領選の渦中、NYダウが一時300ドルを超える強い上昇となり、ドル売り、円売りが強まる相場展開となった。また一時NYダウに利食い売りが強まり、ドル円、クロス円にも利食いが入ったが、その後ダウが再度300ドルを超える上昇が実現したが、ドル円、クロス円はNY当初につけた高値に迫ることは出来なかった。 ドル円は100.56の高値、ユーロドルも1.3049の高値まで上昇し、ユーロ円は130.98の高値をつけた。その他クロス円は、軒並み値を上げポンド円が161.74、オージー円が70.50、NZD円が61.51、カナダ円が87.47、スイス円が86.58、ランド円が10.43まで一時値を上げた。
経済指標&要人発言
2008年11月05日(水) オバマ新大統領決定も、期待感が一日で剥げる、ダウは500ドルを超える下落
5日の東京市場は、昨晩のNYダウの大幅上昇から日経平均株価が堅調に推移したことで、円は軟調なスタートとなったが、オバマ新米大統領誕生を受けた材料出尽し感から、米ダウ株価指数先物が弱含みに推移したことで、その後は円が堅調に買い戻される展開となった。 また欧州通貨では、明日の欧州中銀定例理事会での利下げ観測が根強く、ドルの買い気味の展開が継続し、ユーロドルは、1.3032から1.2795まで下落、ポンドドルも1.6010から1.5757へ値を下げ、ドル円は、99.93から99.27までじりじりと下落した。 一方クロス円も同様で、ユーロ円が130.20から127.23、ポンド円が159.85から156.55、オージー円は、スワン豪財務相がオーストラリアの財政黒字と経済成長率の見通しを下方修正したことで、69.97から67.85まで下落した。その他NZD円が60.77から59.41、カナダ円が86.88から85.37、スイス円が86.11から84.53まで下落した。 ロンドン市場では、欧州株やダウ先物が下げ幅を広げるなか円買いの動きが強まり、対欧州通貨でのドルの売り戻しが強まった。NY市場では、弱い米10月ADP全国雇用者数、米10月チャレンジャー人員削減予定数や米10月ISM非製造業景況指数に反応せず、NYダウが大統領選への期待感が剥げ落ちたことで、寄り付きから下落を強め、結局500ドル近い下落で引けたことで、引け際に一気に円買いが強まった。 欧州通貨では、ロンドン・フィキシングでの大量のドル買いの噂から、堅調推移となった。ユーロドルは欧州系の大量の買いで、1.2845レベルから1.3117へ上昇、ポンドドルも1.6196近辺の高値まで上昇した。またドル円は、ダウの反発にあわせて、99.44−49レベルへ値を上げたが、その後は97.88まで大きくストップをつけて下落した。 またクロス円も同様で、ユーロ円が130.08−13レベルから126.05まで下落、 ポンド円も160.71−81を高値に155.17へ下落し、オージー円は69.65−70から66.64、NZD円は60.56−61から58.23、カナダ円は83.67の安値、スイス円は84.19の安値まで下落した。
経済指標&要人発言
2008年11月06日(木) 英中銀が予想外の1.50%の利下げ、スイス中銀、ECBも利下げを決定からドル買いもダウが連日500ドル近い下落となり、相場は揉み合いを継続
6日の東京市場は、東京株式市場の大幅下落を受けて円が堅調な推移となった。また欧州通貨も利下げ観測が根強くドルが堅調な推移となった。 ユーロドルは、ECB理事会での利下げ観測から、1.2957から1.2826まで下落、ポンドドルも英MPCで、0.50%を越える利下げが実施されるとの見通しから、1.5781から1.5906まで値を下げた。 またドル円は98.38から97.57まで下落したが、ドル買い相場の中、下値は限定されたイメージとなった。 一方クロス円も軒並み値を下げる展開。ユーロ円が127.05から125.27、ポンド円が155.90から14.17、オージー円が66.85から65.39、NZD円が58.84から57.69、カナダ円が84.20から82.85、スイス円が84.83から83.70まで下落した。ロンドン市場は、英MPCが予想外の1.50%の利下げを敢行。スイス中銀もこれに呼応する形で、0.50%の利下げを実施したことで、一時ポンド売り、スイス売りが強まった。 ポンドドルは発表を受けて、1.5714まで下落、ドルスイスも1.1755−60の高値へ上昇した。 NY市場では、ECB理事会で、予想通りの0.50%の利下げが実施されたが、トリシェECB総裁が、理事会で0.75%の利下げをも討議されたことや更なる利下げの可能性を示唆したことで、ユーロドルは、1.2885から1.2746の安値まで下落したが、その後ロンドン・フィキシングでの大量のユーロ買いの噂で、1.2874まで反発した。ただし、その後は上値を重くして1.2679の安値まで下落となり、ポンドドルも1.5566の安値まで下落した。 またドル円は、クロス円や欧州通貨に翻弄されることとなり、97.55−60から98.45−50へ反発後、97.49と本日安値に下落、ショート・カバー的に98.69まで上昇したが、ダウの500ドル近い下落を受けて、97.55へ値を下げて終了した。 一方クロス円も上下にふれる展開となったが、ユーロ円は126.72−77を上値に、123.90まで下落、ポンド円が157.63を高値に、152.16へ値を下げ、オージー円が67.94から64.85、NZD円は59.35−45から57.19、カナダ円は84.27から84.41、スイス円は84.23−28から82.82まで値を下げた。
経済指標&要人発言
2008年11月07日(金) 弱い雇用統計を受けてもドル売りは限定的。 オバマ次期大統領の経済見通しは悲観的
7日の東京市場は、東京株式市場が、前日のNYを受けて大幅に下落したことで、円の買い戻しが強まったが、比較的下落幅限定されたことで、更に大きな円買いには群がっていない。 また欧州通貨は利下げ後の調整的な動向となり、ユーロドルは、1.2653から1.2790まで反発、ポンドドルも1.5535から1.5715まで値を上げた。またドル円は、96.75まで下落したものの年金筋からの買いで、97.81まで反発した。一方クロス円も下落は限定された。ユーロ円は122.48から125.10へ反発、ポンド円は150.29から153.44、オージー円は、63.29から65.72、NZD円は55.96から57.76、カナダ円は80.48から82.03、スイス円は82.01から83.35まで上昇した。 NY市場では、弱い雇用統計を受けてもドル売りは限定的で、特にダウが、直近の売られ過ぎを受けて、寄り付きから上昇を強めたことで、円が売られる展開となった。 ただし、週末の薄商いの中、午後にオバマ次期大統領の経済に対する悲観的な発言を受けて、ダウやドル円、クロス円が調整的な下落を示したが、結局248ドル高でダウが引けたことで、更なる円買いは強まらなかった。ドル円は一時96.92まで下落したが、オバマ次期大統領の会見前に98.70の高値まで上昇後、97.95レベルへ値を下げてて、98円前半で引けた。 ユーロドルは、ロンドンの高値1.2851からじりじりと値を下げ、1.2718の海外の安値圏で引け、ポンドドルも1.5873の高値からドルの買い戻しで終了した。 一方クロス円は、ダウの上昇に買戻しが強まり、ユーロ円が126.38、ポンド円156.21、オージー円66.96、NZD円58.52、カナダ円84.20、スイス円が84.02と本日の高値まで一時値を上げた。  
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