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2009年02月02日(月) |
オバマ政権のバッド・バンク構想への失望感、ECB理事会での利下げ観測が台頭から円堅調 |
2日の東京市場は、東京株式市場が軟調にスタートしたことやオバマ政権のバッド・バンク構想の提出が来週に伸びたことを受けた失望感から、円やドルが堅調推移を継続した。 ユーロドルは、ECB理事会での利下げ観測が台頭したことや米格付け会社ムーディーズによるアイルランド格下げ懸念を受けて、1.2800から1.2706まで下落、ポンドドルは1.4486から1.4300へ下落した。またドル円は90.06から89.37へ値をさげ、クロス円は総じて大きく値を崩している。 ユーロ円が115.10から113.68、ポンド円が130.33から127.61、オージー円が57.32から56.42、NZD円が45.76から44.79、カナダ円は73.38から72.37まで下落した。ロンドン市場では、ポンド売り、オセアニア通貨売りが続き、円は高値トライとなった。 NY市場では、米1月ISM製造業景況指数が、予想より強かったこともあり、NYダウは、一時140ドル近い下落から下げ渋りを見せたことから、ドルや円の売り戻しとなった。 ユーロドルは、1.2706の安値から1.2900にワンタッチとなり、ポンドドルも1.4052の安値から1.4537へ上昇、ドル円は88.80から89.99まで一時上昇。 88.80以下のストップをつけられず、ショート・カバーが優勢となった。一方クロス円でも、安値つき後、比較的堅調な反発となった。 ユーロ円が113.09の安値から116.00と本日高値を更新、ポンド円は125.32から128.60レベル、オージー円は55.56から57.15、NZD円は44.24と今年の安値を更新後、45.32−37レベルへ反発した。 その他カナダ円が71.74から72.72−77、スイス円が76.18から77.65−70レベルへ上昇した。 |
経済指標&要人発言 |
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2009年02月03日(火) |
豪州中銀、予想外の1%の利下げも、豪政府による追加景気対策の同時発表を受けて、豪ドル買い戻される |
3日の東京市場は、日銀が銀行保有株買い取りを再開するとの発表を受けて、円が軟調推移となった。 ただし、株価が結局マイナス圏で引けたこともあり、更に円売りが進む環境とはならなかった。 欧州通貨では、英欧利下げ観測にも、木曜日を前にショート・カバーが優勢な展開。ユーロドルは、1.2805から1.2914まで一時上昇し、ポンドドルも1.4168からら1.4273での推移となった。またドル円は89.27から90.00まで一時上昇したが、上値は輸出企業や本邦機関投資家の売りにキャップされた。 一方クロス円は総じて堅調な動きで、ユーロ円が114.37から116.10、ポンド円が126.71から128.27へ値を上げ、オージー円は、豪州中銀が予想外の1%の利下げを発表したが、豪政府による420億豪ドルの追加景気対策の同時発表を受けて、強い景気対策が実行されているとの見方から、56.20から57.67まで上昇し、NZD円も44.75から45.93まで値を上げたが、カナダ円は71.65から72.45での揉合い推移となった。ロンドン市場は、大雪の影響もあってか静かな動きとなった。ただし、ドル円では、90円にオプションの設定が大口に控えているとの噂がから、上値が重い展開となった。NY市場では、ドル売りが優勢。 主だった理由は見つからないが、テクニカル的な買い戻しや木曜日の金融政策の発表を前に、ポジション調整が強まった模様。米経済指標としては、12月中古住宅販売保留が、前月比+6.3%となり、市場予想のよりも強い結果となったが、ダウは寄り付き上昇から、買い材料の乏しい中、モトローラの配当停止やダウケミカルの赤字決算発表を受けて、一時30ドル安へ下落後、最終的に160ドル近い上昇となったことで、クロス円中心に円が軟調な推移となった。 ユーロドルは、1.2805から1.3058まで強い上昇、ポンドドルも1.4154から1.4485まで上昇し、ドル円はFRBが緊急流動性措置を延期したことを理由に、88.59の安値まで下落となった。ただし、その後はクロス円の上昇に、89.45−50レベルへ反発した。 またオセアニア通貨は買い戻しが優勢で、オージードルが0.6543、NZDドルが0.5152まで値を上げた。 一方クロス円は、欧州通貨の上昇やガイトナー米財務長官が「財政政策は非常に積極的なものとなる」との発言に反応してに堅調な反発となった。 ユーロ円が116.72、ポンド円が129.37、オージー円が58.43、NZD円が46.00、カナダ円が72.75、スイス円が78.32まで一時値を上げた。
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経済指標&要人発言 |
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2009年02月04日(水) |
本邦機関投資家のレパトリ強まり、一時円急騰 |
4日の東京市場は、東京株式市場が堅調に推移したことで、円は軟調推移となったが、午後になって、本邦資本筋や投資家から債券の償還に絡む大口の円転売りが出て、夕方になって円が急騰した。 ドル円は89.32から89.70まで上昇後、88.83まで急落。ユーロ円も115.82から117.04へ上昇後、115.17まで急落となり、その他クロス円は同様の展開となり、ポンド円が129.48から127.29、オージー円もファンド筋の大口売りで、58.48から56.61まで下落、NZD円が46.09から44.78、カナダ円が72.96から71.65、スイス円が78.50から77.48まで値を下げた。 一方欧州通貨もこの影響を受ける形で、ユーロドルは1.2955から1.3071まで上昇後、中東筋の売りで1.30割れに下落、ポンドドルも1.4470から1.4325へ値を下げ、ドルスイスは、1.1408から1.1480まで値を上げた。ロンドン市場では、フィッチがロシアの信用格付けを引き下げたことや12月ユーロ圏小売売上高指数の悪化を受けた、ユーロ売りが強まった。NY市場では、米週間MBA住宅ローン申請件数、チャレンジャー人員削減予定、1月ADP雇用者数、1月ISM非製造業景況指数と全て、予想を上回ったが、 NYダウが120ドル安で引けるとクロス円に利食いが優勢となった。ユーロドルは、ECB理事会での利下げの可能性から1.2813まで下落後、1.2933−38レベルまで反発、ポンドドルは、英MPCで金利据え置きとの見方が継続しており1.4578まで上昇、ユーロポンドは0.8844まで下落した。またドル円は東京夕方の急落からは、じりじり値を上げ、東京時間の高値を若干超えて、89.79へ上昇したが、高値圏を維持できていない。 一方クロス円も全般的に東京の急落から、反転となったが、利食いに押される展開。 ユーロ円が114.22から115.79−84まで反発したが、ポンド円は東京の高値を超えて、130.66まで一時上昇した。 その他オージー円が58.35−40レベル、NZD円が46.05−10、スイス円が77.60−65へ値を戻し、カナダ円が73.28と本日高値を更新する局面もあった。 |
経済指標&要人発言 |
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2009年02月05日(木) |
英MPC政策金利0.50%引下げ、ECB理事会金利据置で、明暗分かれる。 トリシェECB総裁は、悲観的な発言を繰り返し、ポンド買い、ユーロ売りが強まる。 |
5日の東京市場は、東京株式市場が軟調に推移したことで、早期には円が堅調推移となったが、英MPC、ECB理事会、南ア中銀の政策金利の発表を控え、ポジション調整的な動きが主流となった。 ドル円は89.20まで下落後、クロス円の買いに89.72まで一時値を上げ、ユーロ円は114.35まで下落後、115.37まで上昇した。 またユーロドルは、利下げリスクから1.2798まで下落後、1.2866まで反発し、ポンドドルは1.4368から1.4471での推移となり、ポンド円は128.46から129.45で揉み合い気味の推移となった。その他クロス円では、オージー円が57.17から58.16で堅調推移、NZD円も45.15から45.79、カナダ円は72.29から72.73での推移となった。ロンドン市場では、英MPCが政策金利を0.50%引き下げ、ECB理事会が金利を据え置いたが、トリシェECB総裁が、悲観的な発言を繰り返したことで、ポンド買い、ユーロ売りが強まった。 NY市場では、動きの激しい中、週間新規失業保険申請件数が、60万件台に乗せ、オバマ大統領が「明日の雇用統計は、再び暗い内容になるだろう」とコメントし、雇用不安が高まったが、時価会計ルール変更の噂をうけてNYダウが、150ドル近い上昇となると円売り、ドル買いが強まった。 ドル円は一時92.25まで上昇、ユーロ円は118.91、ポンド円が135.63、オージー円が60.70、NZD円が48.02、カナダ円が75.16、スイス円が79.39まで一時上昇したが、その後は利食い売りに高値圏を維持できなかった。一方ユーロドルは、1.2760の安値から1.2891−96レベルへ反発、ポンドドルは1.4703の高値まで一時上昇した。 |
経済指標&要人発言 |
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2009年02月06日(金) |
予想より悪化する米雇用統計にも金融安定化計画に対する期待からダウが大幅上昇、円売りが強まる |
6日の東京市場は、昨日の円売りからは、本邦輸出企業からのドル売り、「米財務省、米証券取引委員会(SEC)は時価会計ルールの適用凍結について協議していない」との関係筋の話を受けて、円の買い戻しが進んだが、全般的には米雇用統計を控えて動意の薄い展開となった。 ユーロドルは、リーカネン・フィンランド中銀総裁が「欧州中銀が3月理事会で利下げに踏み切ることは可能」と述べたことで、1.2812から1.2747まで下落したが、ポンドドルは、1.4595から1.4727まで上昇し、ユーロポンドは、0.8665レベルまで下落した。 またドル円は91.34から90.72まで値を下げたが、揉合い的となり、総じてクロス円も軟調なレベルを維持した。 ユーロ円が116.90から115.70へ値を下げ、ポンド円も133.84から132.43、オージー円は、豪準備銀行・四半期金融政策報告で国内総生産、インフレ率が下方修正されたことで、59.56から58.89まで下落、NZD円は47.14から46.46、カナダ円は74.11から73.22、スイス円は77.65から77.32まで一時を下落した。ロンドン市場では、米雇用統計を前に、ポジション調整主体の動きとなったが、ポンドの買い戻しや円が売り戻される展開となった。 NY市場では、注目の米1月非農業部門雇用者数が、マイナス59.8万人と予想のマイナス50−54万人を大幅に上回り、同失業率も7.6%と予想より悪化したが、想定の範囲との見方から、特に悪材料とはならなかったが、NYダウが米政府が景気刺激策への対応を加速させるとの見方や来週発表予定の金融安定化計画に対する期待からから、200ドル近い上昇となり、円売りが強まり、これにつれてショート・カバー的に欧州通貨にも買い戻しが強まった。ユーロドルは、1.2993まで上昇、ポンドドルも1.4844と1月19日以来の高値まで上昇し、ドルスイスは1.1592まで下落、ドル円は2月日の高値に迫る92.22の高値まで一時上昇した。 またその他豪ドルが対ドルで0.6802、NZドルも0.5365まで買われ、ドル・カナダは1.2190まで下落した。 一方クロス円は総じて強い上昇を実現し、ユーロ円が119.73、ポンド円が136.80、オージー円が62.67、NZD円が49.42、カナダ円が75.38、スイス円が79.49、ランド円が9.60まで上昇した。 |
経済指標&要人発言 |
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2009年02月09日(月) |
材料難から揉合いも軟調な株価を受けて、円の下値は底堅い |
9日の東京市場はは、週末の軟調な円相場からは、予想外に軟調となった東京株式市場や本邦輸出企業、投資家からの利食い売りで、円が堅調な推移となった。また欧州通貨はクロス円の売りにつれたが、総じて揉み合いの動きとなった。ユーロドルは、1.2992から1.2878へ値を下げ、ポンドドルも1.4874から1.4702まで値を下げ、ドル円は92.42から90.88まで下落した。 一方クロス円では、一時ショートカバー的に金曜日の高値を上回ったが、その後下落が大きく進んだが。 ユーロ円が119.99から117.10、ポンド円が137.31から133.60、オージー円が62.45から60.24,NZD円が49.10から47.60、カナダ円が75.76から74.10、スイス円は79.68から78.03まで下落した。ロンドン市場では、東京での円買いから、ショート・カバー的な円売りが中心となった。NY市場では、米銀行救済策の発表が延期になったことを受けて、NYダウが軟調な推移となったが、揉合い的な流れの範囲であったことから、対欧州通貨でのドル売りが強まると、ロンドン・フィキシングにかけて、クロス円の買い戻しが強まる局面も見えたが、更に大きな動きとならず、利食いが優勢となった。 ユーロドルは、1.3095の高値まで値を上げ、ポンドドルも中東筋の買いから1.4986まで上昇。 ドル円も91.80前後のオファーに上値を遮られ、91.30との揉合いでの推移。 一方クロス円では、ユーロ円が120.04、ポンド円は137.33、オージー円は62.76、NZD円は49.90の高値まで一時値を上げた。 |
経済指標&要人発言 |
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2009年02月10日(火) |
ガイトナー米財務長官の「米金融救済化策発表」が、予想の範囲。 、「Buy the Rumour、Sell the Fact」でダウ急落、円急騰 |
10日の東京市場は、CNBCの「米財務省、金融安定化策でバッドバンク構想取り下げ」報道を受けて、円の買い戻しとなったが、その後米議会筋からの「米金融安定化策は、不良資産買取で、政府単独ではなく官民のパートナーシップを想定、最大5000億ドル相当の不良資産買取が可能」との話から、ショート・カバー気味となり、全般的には、今夜の金融安定化策の最終発表を待つ形となった。ドル円は91.51から90.98まで下落後、91.67まで一時反発し、ユーロ円は、日経新聞の「ロシアが対外民間債務4000億ドルの返済繰り延べ交渉」との記事をベースに、119.00から116.65まで下落後、ロシア政府が否定したことで、117.95レベルに反発した。またユーロドルも同様に、1.3011から1.2810へ下落後、1.2885レベルへ反発。ポンドドルは、1.4774から1.4915での推移となった。一方クロス円は、総じて上値の重い展開から、ポンド円が136.37から134.45、オージー円が62.15から60.79、NZD円が49.32から48.25、カナダ円が75.26から74.10での推移となった。ロンドン市場では、対ポンド中心にユーロ買いの動きが継続した。ドル円、クロス円では、米金融救済化策の発表を前に揉合いとなった。 NY市場では、ガイトナー米財務長官から、米金融救済化策が発表されたが、全般的に予想の域を出ておらず、「Buy the Rumour、Sell the Fact」(噂で買って、事実で売る)との展開となり、NYダウが一時420ドル近い下落となり、円が大きく買い戻された。 ドル円は、90.57の安値から一時91円台に乗せるも上値が重く、その後90.14まで下落、ユーロ円は119.63の日中高値をつけた後、115.78まで大きく反落、スイス円も79.43の日中高値から77.57まで下落したが、東京時間の安値は守られた。 またポンド円は、日中安値を割り込み130.36、オージー円が58.46、NZD円が46.70、カナダ円が72.18まで下落した。一方欧州通貨では、ユーロドルが1.3075から、ロンドン・フィキシングでの売りを受けて、ユーロ円の売りが被さり1.2810まで下落、ポンドドルが終始下げを強め、1.4458の安値まで値を下げた。 |
経済指標&要人発言 |
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2009年02月11日(水) |
ECBの根強い利下げ観測、英中銀の追加利下げの思惑からドル堅調 |
11日のアジア市場は、昨日のNY市場からの円の急騰からは、一時買い戻しが優勢となったが、その後は東京が休日なことで、動意の薄い展開も、欧州勢参入とともに、ポンド売りが強まり、これを受けて、円も堅調な推移を見せる展開となった。 ただし、材料難もあって、更に大きなう動きとなっていない。ドル円は、90.55−60を上値に89.88、ユーロ円は117.00から115.91、ポンド円が131.84から129.50、オージー円が強い豪州指標に関わらず、59.78から58.84、NZD円は47.67から47.11、カナダ円は72.96から72.33、スイス円は78.34から77.62まで一時値を下げた。欧州通貨では、ユーロドルが、FT誌の「ECBがゼロ金利政策を取る」との観測記事を受けて、1.2850前後まで下落したが、ユーロポンドの買い戻しが強まり、1.2935まで反発。ユーロポンドは、0.8970まで値を上げ、ポンドドルが1.4397の安値まで下落した。ロンドン市場は、英雇用統計が強い数字も、英インフレ報告で、成長・インフレ見通しが大幅な下方修正となったほか、キング英中銀総裁が追加利下げを示唆する発言をしたことでポンド売りが優勢となった。 NY市場では、米12月貿易収支は、399億ドルの赤字で、予想より赤字幅が拡大したが、反応は限定的。 NYダウも堅調な揉合いとなり、全般的な相場も揉合いの範囲で終了した。 ドル円は89.70の安値から90.76まで一時値を上げ、ユーロドルは1.2998の高値から1.2833まで下落、ポンドドルは、一時1.4317まで下落した。 一方クロス円では、ユーロ円が、117.30高値から、116円まで下落、ポンド円は、128.84の安値から130.46まで反発。 オージー円は、58.56から59.75での推移、NZD円も46.95−00から47.75−80での揉合いとなった。 |
経済指標&要人発言 |
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2009年02月12日(木) |
英国の利下げ懸念、軟調な株価にリスク回避の円買いが継続 |
12日の東京市場は、東京株式市場が軟調に推移したこと円が堅調な推移となったが、材料難から更に大きな動きとはなっていない。ドル円は90.42から89.89へ下落、ユーロ円が116.66から115.95まで下落し、ユーロドルは1.2858から1.2944まで堅調推移となった。 またポンドドル1.4343から1.4410で推移し、ポンド円が129.10から130.17、NZD円が47.11から47.90、カナダ円は72.27から72.93での揉み合いとなったが、オージー円は、強い豪州雇用統計に、59.68まで反発も、景気対策が国会で否決されたとの報道を受け、58.71まで下落した。ロンドン市場では、英国の格下げや利下げ懸念からボンド売りが強まり、クロス円もリスク回避の売りが強まった。NY市場では、強い米小売売上高を受けて、一時円売りが進んだが、米金融安定化策に懸念が残る中、NYダウが230ドル近い下落となり、ドル買い、クロス円の売りが強まった。 ただし、引けにかけては、オバマ米大統領が一部住宅ローンへの補助金支援を計画との報道が流れると、ダウが急激に下落幅を縮小させ前日比変わらずのレベルで引けると、ドル円、クロス円の買い戻しが強まった。ユーロドルは、1.2720まで下落後、1.2870−75レベルへ反発、ポンドドルもロンドンの安値1.4137から、1.4290−95まで一時反発し、ドル円は、ロンドン市場の89.81の安値から90.13まで反発した。 またクロス円では、ユーロ円が114.90の安値から、117.15まで上昇、ポンド円はロンドンの安値127.13から129.85−95、オージー円は、58.08から58.50前後、NZD円は 46.48から48.02、カナダ円は72.10から73.29、スイス円は77.05から78.34まで値を戻した。 |
経済指標&要人発言 |
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2009年02月13日(金) |
週末のG7を睨んだショート・カバーの動きから、円軟調、ドル軟調 |
13日の東京市場は、一旦昨晩の円の売り戻しからは、本邦輸出企業の円買いや機関投資家の豪ドル円の売りで、円が一時堅調気味となったが、材料難の中、東京、アジア市場の株価が堅調推移となったことで、週末のショート・カバー的な円の売り戻しとなった。 ドル円は、90.54まで下落後、91.29まで反発、ユーロ円もファンド筋や年金の買いで、116.54から118.04まで上昇、ユーロドルもこれにつれて、1.2853から1.2943まで堅調推移、ポンドドルも14253から1.4464まで買い戻しが強まった。 一方クロス円も総じて堅調から、ポンド円が129.18から131.97、オージー円は、豪上院が昨日否決した追加景気対策を、可決したことで、59.08から60.36まで反発、NZD円が47.09から48.21まで値を上げ、カナダ円は72.76から73.63、スイス円は77.92から78.92まで上昇した。ロンドン市場では、円は軟調な推移を継続し G7で対ユーロでのポンド安について話されるとの思惑が高まり、ポンド買いが強まった。NY市場では、弱い2月ミシガン大消費者態度指数に反応は薄く、週末のG7や米国の3連休を控えて、ポジション調整に終始する動意の薄い展開ながら、円が軟調な推移を継続した。ユーロドルは、1.2821の安値まで下落後、1.2919−24まで上昇をも高値圏を維持できずに、1.28ミドルに押し戻された引け、ポンドドルは、ロンドンで1.4604の高値後は、ダーリング英財務相が、「G7では特別ポンドについて議論されない」とコメントしたことで、利食いの売りが優勢となり、1.4350近辺の安値まで値を消して取引を終了し、ドル円は、92.05の高値後、91.70−75を維持して、一時92.14まで週末のショート・カバーで値を上げたが、91.80台で引けている。 一方クロス円は、堅調な推移が続いたが、揉合い気味のNYダウがマイナス80ドルで結局引けたことで、利食い優勢の形で引けた。ユーロ円が一時118.81の高値、ポンド円は荒れ気味に、ロンドンで133.89の高値後131.25まで急落気味に値を下げ、その後133.32へ上昇して、131.83前後での引けとなり、オージー円が60.98、NZD円が48.64、カナダ円が74.70、スイス円が79.51まで一時値を上げたが、高値圏を消して引けている。 |
経済指標&要人発言 |
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2009年02月16日(月) |
ローマG7で、為替に関する特別な言及無し、思惑の強かったポンドに売り圧力 |
16日の東京市場は、週末のローマG7で、特に為替に関する言及が声明文に盛り込まれなかったことで、ポンド売りや円の買戻しが進んだ。ドル円は、日本の10−12月期GDP1次速報の発表を控えて、91.95まで買い戻されたが、その後GDPが予想より悪化するも、大きな反応となっていない。ユーロドルは、アイルランドの債務不履行の可能性が指摘され、1.2880から1.2727まで下落、ポンドドルは、G7でポンド安に言及がなかったことで、1.4348から1.4152まで下落した。一方クロス円は、GMがチャプター11の申請を検討していることやUAWとの交渉決裂のニュースを受けて、軟調な展開となったが、日経平均株価が下げ止まったことやNYの休日を控えて、全般的に動意の薄い展開となった。ユーロ円がユーロドルの下落に、118.15から116.53まで値をさげ、ポンド円も131.11から129.57へ下落、オージー円は60.00から59.38まで値をさげ、NZD円が48.07から47.40、カナダ円が74.19から73.45、スイス円が79.07から78.28まで下落した。ロンドン市場は、参入直後はドル円・クロス円ともに買い戻し気味となったが、米国がプレジデンツ・デーで休日となっていることで、取引は閑散だった。NY市場も同様で、材料難の中、ドルの売り戻しが出たが、更なる大きな動きとなっていない。要人発言としては、ビーン英中銀副総裁が「英中銀は、金利引き下げを続ける必要はない」、トリシェECB総裁は、「ECBは非伝統的政策を除外しない」と講演で述べているが、特に反応は出ていない。ユーロドルは、1.2826近辺に一時反発したが、その後は再度1.27台へ押し戻され、ポンドドルも1.4318へ値を上げたが、その後は1.4230−35へ押し戻され、ドル円は一時92.08に上ヒゲを描く動きとなったが、一過性で終了したが、スイスフラン買いが一時強まり、ドルスイスが1.1580まで値を下げた。 一方クロス円も総じて揉合いの域をでておらず、ユーロ円が117.56−61レベル、ポンド円が131.33−43レベル、スイス円が79.21レベルに値を上げたが、オージー円は、59.40−85ゾーンの揉合い、NZD円は47.38まで値を下げ、カナダ円は74.05−10から73.45−50まで値を下げ、73円後半での推移となった。 |
経済指標&要人発言 |
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2009年02月17日(火) |
G7での失態を受けて、中川財務・金融相が辞意表。一時円売りが強まる |
17日の東京市場は、ドル買いが大きく進んだ。ドル円は、中川財務・金融相の辞意表明を受けて、91.64から92.75まで大きく上昇、ユーロドルは、1.2700のオプション・トリガーの仕掛け売りで、1.2806から1.2602まで値を下げ、ポンドドルは、昨日のビーン英MPC委員のポンド安容認発言が、蒸し返されて1.4301から1.4130まで下落した。一方クロス円は、欧州通貨の下落や今夜提出期限を迎える米自動車産業再建計画の提出を睨んで、リスク回避の動きから上値が重く値を下げた。 ユーロ円は117.50から116.35、ポンド円は131.74から130.26、オージー円は59.87から58.89、NZD円が47.71から46.79、カナダ円が74.17から73.56、スイス円が79.14から78.36まで下落した。ロンドン市場では、ユーロ売りが継続。また本邦証券が、クロス円全般に売りを入れたこともあって、クロス円も軟調な推移となった。 ただし、独2月ZEW景気期待指数や英1月消費者物価指数が予想を上回り、ショート・カバーが進んだ。NY市場では、米2月NY連銀製造業景況指数は、市場予想より弱い結果、米12月対米証券投資は、市場予想を上回る流入となったが、NYダウが、GMとクライスラーの再建計画の発表を前に、寄付きから290ドル近い下落を実現し、リスク回避のドル買いが続いたが、クロス円全般では、まちまちの展開も、ロンドンで売りこまれた分、下げは限定的で、逆に買い戻し気味の推移となった。ユーロドルは、1.2653まで下落、ポンドドルは、1.4310から1.4191−96レベルで下げ止まりを見せて、ユーロポンドの売りに支えられた。 またドル円は91.56の安値から92.70まで反発も、上値の重い展開が継続した。 一方クロス円は、まちまちの動きから、ユーロ円が115.65から116.91−96レベルに反発、ポンド円は132.18と日中の高値まで上昇したが、オージー円は58.48、NZD円は46.58の安値後も、軟調な展開が継続。スイス円がリスク回避から、79.24まで上昇したことが目立った。 |
経済指標&要人発言 |
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2009年02月18日(水) |
米GMとクライスラーの経営再建計画提出、オバマ米政権の住宅保有者への支援計画発表で、一応落ち着く |
18日の東京市場は、一応米GMとクライスラーの経営再建計画が提出されたことで、落ち着いた動き。チャプター11を検討するとの話は出ず、ガイトナー米財務長官は、「GM・クライスラーの再建計画を分析する作業部会を今週開催」、ホワイトハウスは「GM・クライスラーが提出した経営再建計画を今後数日にわたり検討する」と述べており、一旦結果待ちの状況となった。ユーロドルは、欧州金融不安からの売りで1.2558まで下落したが、1.2550のオプションの防戦に支えられ、欧州金融機関決算を好感して1.2632まで買い戻しとなった。ポンドドルも1.4216から1.4298まで上昇、ドル円はクロス円の買いに支えられて92.09から92.63まで値を上げた。一方クロス円の総じて買い戻しが中心となり、ユーロ円が115.98から116.98、ポンド円が131.18から132.32、オージー円が58.46から59.49、NZD円が46.72から47.48、カナダ円72.85から73.43、スイス円は78.79から79.36まで上昇した。ロンドン市場では、英国の格下げの噂から、ポンド売りを基点にドル買いが強まった。 NY市場では、発表された米1月住宅着工件数や1月鉱工業生産は、予想より弱かったが、オバマ米政権による住宅保有者への支援計画の発表を受けて、ドル買い、円売りが強まったが、NYダウは寄り付き45ドルのプラス・スタートも、その後は、マイナス推移となり、リスク回避の動きが継続してクロス円は全般的に高値からは値を消した。 オバマ米政権は、「300から400万人の切迫した住宅保有者に、750億ドルを提供」すると発表したが、既に織り込み済みの雰囲気となった模様。 ユーロドルは、一旦安値の1.2558からの反発が、1.2641に限定されて、欧州金融機関の損失拡大懸念から、1.2550のオプションの防戦を下回り、1.2513まで下落し、ポンドドルは、ロンドンで安値1.4094へ急落後、1.4259−64レベルに反発が留まり、その後は揉合い気味の推移となり、ドル円は、じりじりと上値を拡大して、93.96の高値をつけたが、利食いに93.25−30レベルへ調整した。一方クロス円では、ユーロ円が118.06、ポンド円が133.74、オージー円が60.10、NZD円が48.09、カナダ円が74.70、スイス円が79.83の高値まで一時値を上げた。 |
経済指標&要人発言 |
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2009年02月19日(木) |
米銀の国有化不安が米ドルを圧迫 |
19日の東京市場は、昨晩の軟調な円からは、本邦勢の利食いや輸出の売りで、じりじと円の買戻しが優勢となった。ドル円は、93.85から93.30まで値を下げ、ユーロ円も118.00から117.30まで下落、ユーロドルは、1.4206から1.4334まで買い戻し優勢となり、ポンドドルは、1.4206から1.4334まで値を上げた。 一方クロス円も同様だが、底堅い動きで、ポンド円は、132.87へ下落後、ら134.07へ値を上げ、オージー円は、59.66から60.23、NZD円は47.64から48.03、カナダ円は74.14から74.56で堅調推移となった。ロンドン市場では、ドイツ主導による欧州金融危機への取り組みを期待して、欧州通貨がドルに対して買い戻される動きとなった。 NY市場でも当初は、ドル売り、円売りが続いたが、NYダウの上値が重く、銀行の損失の拡大で一部銀行が国有化されるとの観測が再浮上し、結局マイナス89ドルで引けたこともあり、利食いのドルの買い戻しや円の買い戻しが進んだ。 ユーロドルは、1.2762まで値を上げたが、その後は1.26台へ押し戻され、ポンドドルも一時1.4447まで値をあげた。またドル円は、米1月生産者物価指数と米1月景気先行指数が予想を上回ったことや米国債利回りの上昇を受けて、94.47の高値まで上昇後は、94円台で保合推移となった。一方クロス円は、一時強い上昇を実現も、NYダウが結局89ドル安で引けたことで、利食いに押される展開となった。ユーロ円は120.34、ポンド円が136.38、オージー円が61.55、NZD円が48.96、カナダ円が75.58、スイス円が80.57まで一時上値拡大となった。 |
経済指標&要人発言 |
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2009年02月20日(金) |
ドッド米上院銀行委員会委員長発言を受けてドル全面安 |
20日の東京市場は、材料難の中、週末に向けたポジション調整の動きに終始した。 円がらみでは昨日の円売りから、本邦勢の利食いが優勢となり、欧州通貨も同様な展開が続いた。 ユーロドルは、昨日のショート・カバーからは利食いが強まり、1.2694から1.2564まで下落、ポンドドルも1.4303から1.4188まで値を下げたが、ドル円は93.96から94.23での揉合いとなった。 一方クロス円は、じりじりと欧州通貨の下落に値を下げる展開。ユーロ円が119.42から118.27、ポンド円が134.64から133.42、オージー円は、スティーブンス豪準備銀総裁が「必要なら、さらに金利措置を講じる余地がある」と述べたこともあり、60.99から59.80へ値を下げ、NZD円は47.99から47.18、カナダ円は74.99から74.46、スイス円は80.30から79.46まで下落した。 ロンドン市場では、英小売売上高が予想を上回り、買ポンド買いが優勢となった。NY市場では、米消費者物価指数が市場予想を上回ったことを受けて、一時ドル買いが出るも、ドッド米上院銀行委員会委員長が一部通信社とのインタビューにおいて「銀行国有化の可能性はある」と発言したことを契機に、週末のポジション調整とあいまって、溜まっていたドルロング・ポジションの巻き戻しが集中し、ドル全面安となった。 またNYダウは、約7年ぶりの安値7226ドルまで下落した。ユーロドルは、1.2557の安値から大きく1.2878まで値を上げ、ポンドドルも1.4153から1.4484の高値、ドルスイスが1.1884から1.1462まで下落し、ドル円は、94.39の高値から92.51まで下落した。 一方クロス円は、ロンドンの安値から欧州通貨の反発に値を上げたが、ドル円の動きとのラグで、ブレの激しい動きとなった。ユーロ円は、117.91から119.98まで一時上昇し、118.79−84まで急落する局面はあったが、結局119円後半で引け、ポンド円は132.76から135.31の高値、オージー円は、59.60から60.80−85、NZD円は46.99から48.25、カナダ円は73.85から75.23、スイス円は78.91から81.07の高値を一時つけた。 |
経済指標&要人発言 |
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2009年02月23日(月) |
WSJの「米政府、シティグループの普通株を最大40%取得する可能性」との報道を受けて、ドルが乱高下 |
23日の東京市場は、米WSJの「米政府、シティグループの普通株を最大40%取得する可能性」との報道を受けて、ドルが乱高下する展開となった。 一応株式の全額取得とはならず、40%に留まるならとドル買いになったようだが、やはり悪材料として捉えられたようで、結局ドルは軟調気味の推移となった。 特にユーロドルは、1.2764まで下落後、1.2992まで反発、ポンドドルも1.4366から1.4597まで上昇した。 またドル円は93.66から92.76まで下落したが、下値はクロス円の買いに支えられて、底堅い動きとなった。 一方クロス円では、欧州通貨の反発に堅調な推移。ユーロ円が119.08から121.05まで上昇し、ポンド円が133.83から136.10、オージー円が59.78から61.12、NZD円が47.19から48.32、カナダ円が74.13から75.37、スイス円が80.39から81.18まで値を上げた。ロンドン市場では、テクニカルな円売りが進む形となった。 ただし、NY市場では、米財務省や連邦準備理事会(FRB)の金融安定化に向けた共同声明が出るも市場は、これに反応せず、NYダウが寄りの70ドル高から、結局250ドル下落で終了したことで、リスク回避のドル買い、ドル円、クロス円に利食いが優勢となった。 ユーロドルは、東京時間の上昇からは、一転してストップを誘発しながら、1.2691まで下落、ポンドドルは、1.4662の高値後は、値をさげた。 またドル円は、ロンドンの94.95の高値からは、94.17まで下落、ユーロ円は121.92の高値から119.80台まで値を下げた。その他クロス円はロンドンの高値から総じて値を落としたが、ポンド円が139.16、オージー円が61.84、NZD円が49.97、カナダ円が76.40、スイス円が81.80の高値まで一時値をあげていた。 |
経済指標&要人発言 |
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2009年02月24日(火) |
バーナンキ議長が、銀行救済を最優先にする姿勢を示し市場の安心感 |
24日の東京市場は、与謝野財務・金融・経済財政担当相による株価対策発言やショート・カバーの円売りが支え、円は軟調推移。 欧州通貨も対ドルでの買い戻しが優勢となった。 ユーロドルは、1.2662から1.2762へ反発、ポンドドルは、1.4452から1.4578での推移。 ドル円は、95円のオプションへの買い仕掛けで、94.26から95.45まで上昇した。 またクロス円も堅調で、ユーロ円が119.40から121.66、ポンド円が136.23から138.87、オージー円が60.25から61.79、NZD円が47.59から48.94、カナダ円が75.20から76.38、スイス円が80.49から82.77まで一時上昇した。ロンドン市場では、円の軟調な動きが継続した。また弱めの独2月ifo景況感指数の影響は限定的となった。NY市場では、米2月消費者信頼感指数や2月リッチモンド連銀製造業景気指数が予想より弱かったが、12月S&P/ケースシラー住宅価格指数や12月住宅価格指数などの住宅関連指標が予想を上回る形となったが、大きな影響はなく、NYダウが、230ドル近い上昇となったことで、円売りが進んだ。バーナンキ議長が、銀行救済を最優先にする姿勢を示したことも好感された。ユーロドルは、1.2878の高値、ドル円は96.94まで値を上げ、ユーロ円が124.75、ポンド円が140.65、オージー円が63.24、NZD円が50.03、スイス円が83.68まで値を上げ、特にカナダ円が、M&Aや月末の原油決済に絡んだフローで、78.15まで大きく上昇した。 |
経済指標&要人発言 |
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2009年02月25日(水) |
日本1月の貿易赤字が過去最大を記録、円売りが継続 |
25日の東京市場は、日本の1月の貿易赤字が過去最大を記録したことで、円売りが進んだ。 ドル円は96.36から97.35まで一時上昇した後も、底堅い動きが続き、ユーロドルは、ユーロ円の買いに、1.2805から1.2883でやはり堅調推移。 ユーロ円は、123.65から125.09まで一時値を上げ、ポンドドルは、1.4474から1.4559での推移となった。 その他クロス円も下値が浅く、昨晩の高値を更新して、ポンド円が139.71から141.45、オージー円が62.60から63.48、NZD円が49.34から50.15、カナダ円が77.41から78.17、スイス円が83.15から83.97まで一時上昇した。ロンドン市場では、特別の材料のない中、ドル買い、利食いの円買いの動きが優勢となり、ユーロポンドが上昇を強め、ポンドドルが軟調推移となった。 NY市場では、米中古住宅の弱い結果を受けて、NYダウが下げを加速。一時190ドル安まで売り込まれると、円の買い戻しが進んだ。 ただし、その後はロンドン・フィキシングに向けて、円売り、ドル買いが強まる形から、ダウが下げ幅を縮めたこともあり、再度円売りが強まった。 ユーロドルは、1.2690まで下落、ポンドドルは、英銀救済措置パッケージの噂やブランチフラワー英MPC委員が「英リセッションはかなり悪化」、「英失業率は、年末までに10%に接近する」と悲観的は発言を受けて、1.4175まで下落し、ドル円は、96.35の安値から、97.79まで一時値を上げた。 一方クロス円はロンドン初盤の高値からは、利食いに押されながらも堅調推移。 ユーロ円が123.10まで下落、ポンド円が141.75の高値から139.75−85へ値をさげ、オージー円は63.61から62.48まで下落後、揉合いとなった。 |
経済指標&要人発言 |
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2009年02月26日(木) |
米国勢の円売りが続き、一時ドル円は98.72の高値 |
26日の東京市場は、バーナンキ米FRB議長の株価対策として空売りの最低価格規制の復活に言及したことを受けて、円が軟調に推移したが、上値はオプションの防戦が抑えた。一方欧州通貨では、ペール元独連銀総裁が「ユーロには重圧がのしかかっており、重債務国がユーロから離脱せざるを得なくなる可能性」や「離脱した国は市場の信認を失い、為替相場は50-60%下落する可能性」述べたことで、軟調推移となった。ユーロドルは、1.2762から1.2682まで、ポンドドルは、1.4290から1.4168での推移となった。またドル円は、97.32から97.98まで上昇した。一方クロス円は全般的に揉み合い推移となり、ユーロ円は、123.82から124.88、ポンド円が138.26から139.84、オージー円は、オーストラリアの第4・四半期民間設備投資が予想を上回ったが、62.90から63.68での推移に留まり、NZD円が49.48から50.07、スイス円が83.11から83.77での動向となった。ロンドン市場では、欧州通貨が堅調に推移、ダウの先物上昇を受けて、クロス円も堅調なレベルを維持した。 NY市場では、GMの悪い決算や米1月耐久財受注が予想より悪化したものの、NYダウが寄り付きから堅調な上昇で、一時130ドル高まで値を上げたことから、円が全面安となった。またドルは対欧州通貨では、揉合い推移となったが、特にポンドドルが、英政府による資産保護スキームを好感して、1.4384の高値まで上昇したが、ロンドン・フィキシングにかけて、月末のドル買いに押された。ユーロドルは、1.2682の安値から1.2811まで上昇、ポンドルは、1.4384まで一時値をあげた。 またドル円は98.72の高値をつけ、ユーロ円が126.09、ポンド円が141.71、オージー円が64.58、NZD円が50.50、カナダ円が79.40、スイス円が84.78まで一時値を上げたが、その後ダウが80ドルまで下落して引けると、利食いが優勢となった。 |
経済指標&要人発言 |
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2009年02月27日(金) |
米政府が、米シティグループの優先株を普通株へ転換で合意。事実上政府管理下となることで、乱高下 |
27日の東京市場は、昨日の軟調な円からは、本邦輸出企業、本邦機関投資家、アジア筋からの売りで、円が堅調推移となったが、一時WSJの「シティグループと米政府、政府保有優先株の普通株への転換で合意」を受けて反発した。ドル円は、98.61から97.32まで下落後、98円手前に反発した。 またユーロドルは、1.2687から1.2751での揉合いとなり、ポンドドルは、1.4232から1.4327での推移。 クロス円は、ドル円に連動した動きとなり、ユーロ円が123.72から125.55、ポンド円が138.78から141.12、オージー円は62.68から63.85、NZD円が49.15から50.09、カナダ円が77.54から78.67での推移となった。 ロンドン市場は、週末、月末に絡んだポジション調整の流れから、円に買い戻しが強まる中、対ユーロでのドル買いが強まった。 NY市場でも、10−12月期の米GDP・改定値が、予想を下回ったことや米シティグループが事実上政府管理下に置かれることが報じられるとNYダウ先物が大幅下落。これを受けて、円やドルが一時急騰したが、その後はロンドン・フィキシングに向けた月末のフローや株価の反転に、円売り、ドル売りの巻き返しとなり、乱高下気味の展開となった。シカゴPMIや米ミシガン大消費者態度指数などが市場予想を上回ったが、米GEの四半期配当の減配やムーディーズがGEの格付けを引下げる方向で見直すと発表しこともあり、結局NYダウがプラス圏を回復できずに、マイナス119ドル安で引けたことで、ドル買い、円売り気味で終了した。 ユーロドルは、1.2603へ下落後、1.2738まで上昇、その後は1.26台へ押し戻されて引けた。ポンドドルは、1.4110の安値まで売り込まれた後は、1.4362まで値を上げ、ドル円は96.85へ下落後、98.19へ反発したが、その後は97円ミドルに値を下げた引けた。一方クロス円でも、同様に上下に振れる展開となった。ユーロ円が122.10から124.71−76レベルへ反発後123円に押し戻され、ポンド円が136.73から140.65に反発後、139円台ミドルに押し戻され、オージー円は61.43から63.03−08へ上昇後、62.37で引けた。 その他NZD円が48.32から49.48−53、カナダ円が76.31から77.59−64、スイス円が82.46の安値から84.16−21まで一時値を戻したが、同様に値を落として引けている。 |
経済指標&要人発言 |
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