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2009年05月01日(金) |
予想を上回る英指標や米経済指標を受けて、リスク回避後退の動き |
1日の東京市場は、日本の月初で静かな取引の中、動意の薄い展開となった。ただし、欧州勢参入後は、日本の3月コアインフレ率が、2007年9月以来のマイナスになったことや失業率が42年ぶりの大幅悪化となったこと、日経平均株価が9000円台に乗せたことなどを材料に円売りが進んだ。ユーロドルは、ユーロ円につれて、1.3219から一時1.3307まで上昇、ただし、上値は維持できていない。またポンドドルも1.4755から1.4822で推移し、ドル円は98.52から99.36まで値を上げた。 一方クロス円も総じて堅調で、ユーロ円が130.30から132.00、ポンド円が145.59から146.95、オージー円が71.36から72.54、NZD円が55.45から56.53、カナダ円が82.45から83.41、スイス円が86.33から87.35まで一時上昇した。
ロンドン市場では、英4月製造業PMIが市場予想を大幅に上回ったことやモーゲージ承認件数が10ヶ月ぶりの高水準を記録した事が好感されて、ポンドの買戻しが強まる中、クロス円の買いからドル売り気味の展開となった。ただしその後のNY市場では、ロンドンでつけたストレートの高値やクロス円の高値を前に、週末を控えた揉合い気味の展開となった。米4月ミシガン大消費者信頼感は、予想より強く
米3月製造業受注が予想より弱い内容も反応は限定的だったが、NYダウが寄り付きからマイナス60ドル安まで下落した。 ただし、その後の米4月ISM製造業景況指数が、予想より強い内容となり、ダウはプラス圏を回復したが、更なる動きとならず、円は軟調なレベルで引けた。ユーロドルは、ロンドン市場で、1.3328の高値をつけた後は、1.3238−42レベルへ調整後は、動意の薄いレンジ取引入りとなり、ポンドドルは、同様に1.4934の高値後は、1.4825−30まで下ヒゲを出し1.49台を回復して引けた。またドル円は99.58の高値から、99.04−06レベルへ一時値を下げたが、その後は、99.50−55を重くして、99円前半での推移で引けてた。 一方クロス円も同様にロンドンの高値後は、欧州通貨の下げに準じて、一時調整が深まったが、その後は値を戻しながらも、上値の重い展開となった。ユーロ円は132.35から131.20−25レベルへ一時値を下げ、132円台を回復せず引けた。またポンド円が148.35から147.16、オージー円が72.95から71.86、NZD円が57.02から56.06、カナダ円が84.00から82.89、スイス円が87.62の高値から87.06まで一時下落した。 |
経済指標&要人発言 |
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2009年05月04日(月) |
堅調な株価のを受けて、円売り優勢 |
4日のアジア市場は、東京休場のなか、材料が薄くアジア株式市場が堅調に推移したことで、円が軟調気味な推移となった。ドル円は99.12から99.57、ユーロドルは1.3255から1.3347まで上昇し、ユーロ円は131.70から132.87まで値を上げた。その他ポンドドルが1.4906から1.4981、ポンド円が147.84かr149.14、オージー円が72.67から73.54、NZD円が56.76から57.26に値を上げた。 ロンドン時間は、ロンドン勢が休場ながら、欧州委員会がGDP見通しを引き下げたことで、ユーロ買いの反動的な動きとなった。 NY市場では、3月の米住宅販売保留指数が予想を上回ったことで、景気の下げ止まりを受けて、NYダウが200ドルの上昇から、リスク後退のドル売り、クロスでの円売りが優勢となった。 ユーロドルは、一時1.3426の高値まで上昇、ポンドドルが1.5022の高値、ドルスイスは1.1253、ドル円は98.73まで下落した。 一方クロス円では、ユーロ円が132.80台のアジア時間高値に再度迫る上昇となったが、これを越えることができず、ポンド円も148.97で上値を限定したが、オージー円は73.57と高値を若干更新、NZD円が57.38、カナダ円が84.56、スイス円が88.40上値を拡大した。 |
経済指標&要人発言 |
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2009年05月05日(火) |
米ISM非製造業景況指数が予想を上回り、バーナンキFRB議長が年内の景気回復の可能性に言及したことを受けて、景況感の改善期待が高まる |
5日のアジア市場は、東京休場のなか、「米銀行ストレステスト(健全性審査)対象19行のうち約10行が資本増強必要の見通し」との報道を受けて、ポジション調整のクロス円の売りや欧州通貨でのドル買いで推移した。 ドル円は98.61まで下落したが、その後は99.09へ反発、ユーロドルは1.3439から1.3324まで値を下げ、ポンドドルも1.5064から1.4983へ下落した。 一方クロス円では、ユーロ円が132.77から131.74、ポンド円は148.95から147.84、オージー円は豪州中銀の金利据え置きは材料とならず73.41から72.79、NZD円は57.20から56.76、カナダ円は84.36から83.93、スイス円は87.90から87.01へ一時下落した。ロンドン市場では、特段の材料のない中、株高を背景にドル売り、円売り優勢の展開となった。またポンドは英4月建設業PMIが、市場予想を大幅に上回る結果となったこともあり、アジア時間終盤からの流れを引き継いで一段高となった。 NY市場では、米ISM非製造業景況指数が予想を上回ったことやバーナンキFRB議長が年内の景気回復の可能性に言及したことで、ロンドンからのドル売りが一時強まったが、ストレステスト(資産査定)の結果が、本日中に米銀各行に通知されると一部通信社が伝えたことやNYダウが、上値の重い展開となったことで、利食いのドル買い、円買いの動きが中心となった。 ユーロドルは、1.3439から1.33割れのストップ・ロスをつけえて1.3282まで下落、ポンドドルは、1.5162まで値を上げたが、高値圏は維持できずに、1.50台へ押し戻されて引け、ドル円は、98.60の安値から99.21まで一時値を上げた。一方クロス円は、ロンドンでつけた高値圏からは利食い優勢となった。 ユーロ円が132.80から131.54へ下落、ポンド円が149.87から148.54、オージー円が74.02から73.14、NZD円が57.97から57.18、カナダ円が84.72から83.88、スイス円が87.84から87.15まで一時値を下げた。 |
経済指標&要人発言 |
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2009年05月06日(水) |
バンク・オブ・アメリカに340億ドルの追加増資の必要性が報じられ、リスク回避が強まるが、大幅な改善を示したADP全国雇用報告で、巻き戻し |
6日のアジア市場は、円買い、ドル買い優勢となった。一部報道で「バンク・オブ・アメリカがストレステストの結果を受けて、340億ドルの追加増資の必要性に迫られる」と伝えられたことで、リスク回避の動きが強まった。ドルは98.99から97.94まで値を下げ、ユーロ円が131.78から129.86へ下落、ポンド円が149.15から146.95まで値を下げた。また欧州通貨でも軟調推移。ユーロドルが1.3331から1.3245まで値を下げ、ポンドドルは1.5092から1.4993へ下落した。その他オージー円が73.41から71.98、NZD円が57.39から56.40、カナダ円が84.21から82.95まで下落した。ロンドン市場は、ジョーダン・スイス中銀理事が、引き続きスイスフラン売り介入に言及したことで、ドルが軟調な推移、クロス円は戻り高値を試したが、その後は利食いが優勢となった。NY市場では、米MBA住宅ローン申請指数が前週より強い数字となったことや米ADP全国雇用者数が、市場予想を大幅に上回る結果となったことを受けて、リスク回避の後退からドル売り、円売りが一時強まったが、その後米S&Pが、5つのドイツ州立銀行の格付けを引き下げ、見通しをネガティブとしたことを受けて、一転ユーロ売りが強まる展開と荒れた動きとなった。 またストレステストの結果が断続的に伝わるなか、概ね市場の想定内となったこともあり、ダウ平均株価は100ドルを越える上昇で引けたが、木金のイベントを前に、更なる動意とはならなかった。ユーロドルは、1.3375の高値から1.3270まで下落、その後はこのレンジで揉合いとなり、ポンドドルは、1.5000−05を安値に、1.5151まで上昇し、ユーロポンドは、0.8876から0.8803まで下落した。一方ドル円は99.08の高値から98.22まで下落、ユーロ円は132.41と日中高値を更新後、130.60台まで下落、ポンド円は149.30から148.16レベルで下値を支え、オージー円は73.96から73.27、NZD円は57.90から57.14、カナダ円は強いカナダ4月Ivey購買部景況指数を受けて84.47まで上昇後、83.83まで値を下げた後再度高値圏を目指し、スイス円は87.66から86.63まで一時下落した。 |
経済指標&要人発言 |
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2009年05月07日(木) |
トリシエECB総裁が、政策金利の利下げ打ち止め感を示唆し、「ユーロ建てのカバードボンド購入」を発表したことを好感してユーロ買い強まる |
7日の東京市場は、米銀のストレステスト(健全性審査)の結果への楽観的な見方から、東京株式市場が堅調に推移したことや連休明けで、仲値不足だったことを受けて、円が軟調な推移となった。ユーロドルはECB理事会での利下げの思惑からポジション調整の売りが強まり、1.3336から1.3253まで下落、ポンドドルも英MPCを控えて、1.5158から1.5076まで値を下げ、ドル円は98.30から98.85まで値を上げた。一方クロス円は、まちまちの展開。ユーロ円は130.73から131.54、スイス円は86.52から87.15での保合気味推移も、オージー円は4月豪雇用統計が改善したことで、73.42から74.63まで値を上げ、NZD円もNZ第1・四半期失業率や就業者数が、予想より強く57.25から58.36へ値を上げ、カナダ円は84.21から84.78へ上昇、ポンド円は、148.63から149.59での推移となった。ロンドン市場は、英中銀が金利の据え置きを発表も、資産買い取り額を500億ポンドに拡大すると発表したことで、英債利回りが低下。一時ポンド売りが強まる展開となった。NY市場では、ECB理事会の決定やトリシェECB総裁発言で、一時買いの強まったユーロに利食いが優勢となり、市場予想より強い米週間新規失業保険申請件数を受けて、上昇してスタートしたNYダウが100ドル近い下落を示現して、上昇を強めていたドル円やクロス円に利食いが優勢となった。トリシェECB総裁は記者会見において、「政策金利は適正水準」と一定の利下げ打ち止め感を示唆し、「リファイナンスオペで12ヶ月の資金供給へ」、「ユーロ建てのカバードボンドを購入へ」と流動性供給策を発表。 これを好感して、ユーロドルは一時1.3471の高値まで上昇したが、その後はロンドン・フィキシングでの売りの噂もあり、1.3350−55レベルまで調整した。またポンドドルは、ロンドンの高値1.5197からは、英MPCで金利の据え置きが発表されたが、英中銀が500億ポンドの資産買い取り額拡大を発表したことで、英債利回りが低下 金利差を見越したユーロポンドの買いが強まり、1.4944まで値を下げた。 またドル円はクロス円の買いを受けて、99.55−60のストップ・ロスをヒット。 一時99.80の高値まで上昇したが、クロス円の売りに98.80へ値を下げた。一方クロス円は総じて、NY寄り付きの高値からは、ダウの下落を受けて値を下げている。 ユーロ円は、ロンドン・フィキシングでの債券の利払い売りで、133.58の高値から132.25−30レベルへ下落、ポンド円は150.87の高値から148.09と日中の安値まで下落した。またオージー円が75.77から74.39、NZD円が59.51から58.29、カナダ円が85.39から84.16、スイス円は88.12から87.44まで下落した。 |
経済指標&要人発言 |
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2009年05月08日(金) |
予想を上回る米4月雇用統計にも、織り込みでドル全面安 |
8日の東京市場は、今夜の米4月雇用統計の発表を控えて、早期には円買い、ドル買いが強まるとも、その後は株価が堅調に推移したこともあり、大きく円売り、ドル売りが進んだ。あくまでポジション調整の範囲の動きと見られるが、 ユーロドルは、1.3342から1.3433まで反発、ポンドドルは、英テレグラフ紙の「英金融サービス機構が住宅金融組合を対象にストレステスト・第2弾を開始」との報道を受けて、1.4969まで下落後、1.5068まで反発、ドル円は98.94まで下落後、99.49まで値を上げた。 一方クロス円も同様で、ユーロ円が132.15まで下落後、133.41まで上昇し、ポンド円は148.18から149.53、オージー円は74.34から75.22、NZD円が58.50から59.17、カナダ円は84.40から85.20、スイス円は87.38から88.20まで値を上げた。ロンドン市場は、米雇用統計を前にして、ポジション調整の動きに終始となったが、カナダ雇用統計が市場予想を大幅に上回ったことで、カナダドル買いが一時強まった。NY市場では、米雇用統計が、市場予想を上回る内容となったが、既に事前に発表されたADP全国雇用報告で、こういった内容が織り込み済みとなり、堅調なNYダウを受けて、リスク回避の後退や債券利回りの低下を受けて、ドル売りが強まりドル全面安で引けた。 特にユーロドルは、ロンドン開始後の安値1.3379−84から雇用統計後に1.3517まで上昇したが、この位置からの調整が1.3455レベルに留まり、引けにかけてじり高推移となり、1.3652の高値をつけて、高値圏で引けた。またポンドドルもロンドン市場の安値1.5006−11レベルから、1.5248まで上昇、ドル円は99.60から98.32まで下落した。一方クロス円は、堅調なダウを受けて、133.03−08から134.35の高値まで上昇して高値圏で引け、ポンド円が150.17、オージー円が75.91、NZD円が59.56、カナダ円が85.84、スイス円が89.13の高値まで上昇し、その他オージードルが0.7708、NZDドルが0.6055の高値、ドルカナダは1.1491、ドルスイスは1.1050の安値まで下落した。 |
経済指標&要人発言 |
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2009年05月11日(月) |
小沢民主党代表の辞任のニュースにも円売りに群がらず、米ストレステストの結果懸念や米債の利払いに向けた円ショートの巻き戻しが強まる |
11日の東京市場は、早朝は円の売り戻し気味のスタートとなったが、その後一部メディアが米ストレステストの結果に懸念を示したことを受けて、リスク回避的な円買いの動きが入る場面も見られたが、下値は株価が堅調な推移となったことや本邦輸入勢の買いが支え、小沢民主党代表が代表辞任の意向を党幹部に伝えたとの報道を受けて、ショート・カバー的にドル円、クロス円が反発で終了した。 ドル円は、98.83から98.16まで下落後、98.55−60レベルへ反発した。またユーロドルは、1.3670まで上昇後、利食いに押され1.3592まで下落、ポンドドルも1.5266から1.5163まで値を下げた。 一方クロス円も堅調に値を上げたが、利食いが優勢となった。ユーロ円は134.80から133.60、ポンド円が150.41から148.95、オージー円が76.11から75.16、NZD円が60.31から59.35、カナダ円は85.89から85.28まで下落した。海外市場では、「GMの破産法申請の可能性が高まった」との報道が流れるなか、NYダウが寄り付きから150ドルを越える下落となり、リスク回避の円買い、ドル買いが再び強まった。ドル円は97.26まで下落、ユーロ円が132.08、ポンド円が146.77、オージー円が、豪政府の予算案の発表を前に、利益確定の売りで73.78まで値を下げ、NZD円が58.53まで値を下げ、ユーロドルも一時1.3557まで下落した。 ただし、ユーロドルはその後買戻しが強まり、1.3638まで反発したが、上値は戻売りに抑えられて、1.3583付近で引けた。 |
経済指標&要人発言 |
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2009年05月12日(火) |
株価の上値が重く、クロス円が戻り売りに押される |
12日の東京市場は、東京株式市場が軟調に推移したことで、昨晩のNY市場の流れを引き続き、リスク回避の円の買戻しが進んだ。 バーナンキFRB議長が、「ストレステストの結果に満足している」、「米国経済が強くなりドルも強くなると予想」、「ドルは今後も世界の準備通貨であり続けると予想」と発言したが、大きな影響は与えていない。ドル円は97.77から97.13まで下落、ユーロドルは1.3564から1.3688レベルまで上昇した。一方クロス円もドル円の下げに連動したが、その後は欧州通貨の買戻しに値を急速に戻す展開となった。 ユーロ円が131.77まで下落後、133.31まで上昇、ポンド円が146.45から146.43、オージー円が73.50から74.58、NZD円が57.91から59.05、カナダ円が83.15から84.02へ反発した。海外市場では、 ロンドン市場で、売り込まれた円が一転、買戻しとなった。NYダウが下げを50ドルまで拡大したが、特別大きな動きとは見えず、米3月貿易収支で、赤字幅の減少が伝えられたが、これも材料となっていない。 主にドル買い相場の中、フローに振らされる展開から、その後ダウが引けにかけて、プラス70ドルまで上昇したことで、若干買戻しもでているが、株価との相関性も薄い展開となっている。 ユーロドルは、ウェーバー独連銀総裁の「現在の主要金利の水準は適切である」との発言を受けて、1.3708まで上昇後、1.3588−93レベルまで下落、ドル円は97.84から96.11まで大きく値を下げ、ユーロ円が133.60から130.75、ポンド円が149.45から146.36、オージー円が75.02から73.52、NZD円が59.34から57.76、カナダ円が84.83から82.36、スイス円が88.53から86.78まで一時調整を深めた。 |
経済指標&要人発言 |
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2009年05月13日(水) |
米国のトリプルA格付けの維持に懸念が示され、リスク回避の円買いが急速に強まる |
13日の東京市場は、一部メディアが米国のソブリン格付けのトリプルAに対して、懸念を示す記事を掲載したことや民主党の中川正春衆議院議員が「政権をとった場合にはドル建て米国債の購入は避けたい」と述べたこと、5月15日に控える米国債償還・利払いに絡んだヘッジ売りで、円が買い戻される動きが継続した。 ただし、下値ではバーゲン・ハンターの円売りも控え、神経質な動向が続いた。 ドル円は、96.58から95.78まで下落後、95.50のオプションの防戦買いに支えられて、96.70まで反発。 ユーロ円は、131.13まで下落後、132.40へ反発し、ユーロドルは、1.3642から1.3722で堅調に推移した。 またポンドドルは、1.5245から1.5330まで値を上げた。 一方クロス円はドル円同様に上下に振れる展開。ポンド円が146.47から148.03、オージー円が73.48か74.35、カナダ円が82.65から83.54、スイス円が86.99から87.74での動向となり、NZD円は、スペンサーNZ準備銀行副総裁が、NZドルに対して弱気な発言をしたことで、58.07まで下落後、58.79まで反発し、NZDドルは、0.6106から0.6030まで一時値を下げた。 ロンドン市場は、英インフレレポートで、英国の成長見通しが引き下げられたことで、ポンド売りが強まった。 また欧州委員会が米インテルに対して、10億ユーロの罰金を科すことを決定したこともリスク回避の動きを加速させた。またNY市場でも、米4月小売売上が予想を下回ったことで、NYダウが寄り付きから200ドル近い下落となり、円買い、ドル買いが優勢となった。ユーロドルは、一時1.3566まで下落、ポンドドルも1.5088まで値を下げ、ドルは95.14まで下落した。 一方クロス円も大きく値を下げる展開。ユーロ円が129.35、ポンド円が144.21、オージー円が71.51、NZD円が56.18、カナダ円が80.92、スイス円が85.98まで下落した。 |
経済指標&要人発言 |
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2009年05月14日(木j) |
テクニカルな円買い意欲が強まるも95円を死守 |
14日の東京市場は、軟調な株価を受けて、昨日からの円の買戻しが続いたが、ドル円では、95.00のオプション防戦のドル買い、本邦輸入企業、本邦機関投資家からのドル買いが下値を支え、95.14から95.77まで一時値を戻したが、その後も神経質な上下を繰り返した。 ユーロドルは、ユーロ円の売りやサルコジ仏大統領とトリシェECB総裁の会談を前に、売りが強まったが、下値は1.3525で支え、ロシア筋の買いもあり、1.3602まで反発し、ポンドドルは、1.5099から1.5173での推移となった。一方クロス円も下落から反発気味となったが、戻り売りが未だ上値を抑える展開。ユーロ円は128.87から130.01へ反発、ポンド円は143.85から145.19、オージー円は71.36から72.31、NZD円は56.13から56.85、カナダ円は80.98から81.62、スイス円は85.67から86.43での推移となった。ロンドン市場は、ドル買い、円買いが続いたが、ドル円が95.10で下げ止まりを見せたことで、ショート・カバー気味となった。 またNY市場では、週間新規失業保険申請件数が、予想を上回ったことで一時円買いが強まったが、NYダウが堅調となったことで、結局円売り、ドル売り気味の相場展開で終了した。 ユーロドルは、1.3667まで反発、ドル円は95.87まで上昇し、ポンドドルは1.5249まで上昇した。 またクロス円も値を上げ、ユーロ円が130.93、ポンド円が146.15、オージー円が73.03、NZD円が57.36、カナダ円が82.00、スイス円が86.90まで値を上げた。 |
経済指標&要人発言 |
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2009年05月15日(金) |
米国債償還・利払いに絡んだ円転ニーズやドイツ・ユーロ圏の第1・四半期GDPの悪化を受けて、円の買戻しが強まり、一時ドル円は95円割れへ |
15日の東京市場は、5−10日の仲値不足から早期には円売りが進んだが、その後は15日の米国債償還・利払いに絡んだ円転、投機的な95円のオプションへの売り仕掛けで、その後は円が急速に買戻しとなった。またユーロドルは、ドイツの第1・四半期国内総生産(GDP)の悪化を受けて、1.3650から1.575まで下落、ポンドドルも、1.5246から1.5180まで値を下げ、ドル円は96.20から94.98まで大きく下落した。 一方クロス円も反発後、大きく調整を深めた。ユーロ円が131.15から129.16、ポンド円が146.41から144.54、オージー円が73.15から71.78、NZD円は、NZの小売売上高減少や国際通貨基金(IMF)が「NZはさらなる金融緩和が必要」と発言したことで、57.34から55.97、カナダ円は82.13から80.95まで下落した。 ロンドン市場は、弱い独GDPをきっかけに始まったドル買い、円買いの動きから、更に弱いユーロ圏GDPが流れを加速させる展開となった。ドルは94.78の安値、ユーロ円は128.38の安値をつけた。NY市場では、米5月NY連銀製造業指数、4月消費者物価指数、3月対米証券投資、4月鉱工業生産などの一連の経済指標が強く、ロンドンで進んだ円相場に売り戻しが強まったが、その後GMのディラー大量閉鎖や米当局が金融機関CEOに退任を迫るとのニュースが伝わり、NYダウがプラス60ドルからマイナス圏に失速すると再度円の買戻しが強まった。ドル円は95.55まで上昇後、94.73と本日安値を若干更新、ユーロ円も129.82−87レベルに上昇後、127.96の安値をつけた。その他クロス円は、荒い値動きとなったが、ポンド円は、143.59のロンドンの安値から145.93へ反発後も、この安値を守ったが、オージー円は72.51から71.07、NZD円が56.53から55.49、カナダ円が81.86から80.45、スイス円が86.40から84.52と日中安値を更新する下落となった。 一方欧州通貨でもクロス円の売りや週末のポジション調整の売りが圧迫した。 ユーロドルが1.3613−15レベルへ上昇後、1.3461まで下落、ポンドドルは1.5284−89レベルへ上昇後、1.5144−40レベルに値を下げ、スイス中銀の介入の思惑が強まったドルスイスは、1.1246まで上昇した。 |
経済指標&要人発言 |
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2009年05月18日(月) |
米国債償還、利払いに絡んだ円買いニーズも、米系証券が金融機関の投資判断を「Buy」引き上げリスク後退の動き |
18日の東京市場は、東京株式市場が軟調に推移したことや米国債償還、利払いに絡んだ円買いニーズから円が強含みの展開が続いたが、ムーディーズ・ジャパンが、日本国債の新格付けを発表するとの報道から、ショート・カバーが優勢となった。 ドル円は、95.19から94.55まで下落後、94.50のオプションの防戦が支え、97.47まで上昇、ユーロドルは、ドイツの景況感の悪化懸念が残り、1.3493から1.3422まで軟調となり、ポンドドルも1.5188から1.5117まで値を下げた。 一方クロス円も早期の売りから買戻しが優勢となった。 ユーロ円は、128.22から126.99へ一時値を下げた後、128.52まで反発、ポンド円は143.04から144.95、オージー円が70.49から71.95、NZD円が55.20から56.02、カナダ円が80.12から81.23、スイス円が84.05から84.92まで反発した。海外市場では、米系証券が金融機関の投資判断を「Buy」引き上げたことで、NYダウが堅調な上昇となり、ゴールドマン・サックス、JPモルガンやモルガン・スタンレーの米大手3行が公的資金450億ドルの返還申請を行うとの報道を受けて、円売りが進んだ。ユーロドルは、1.3565へ値を上昇、ポンドドルも1.5349まで値を上げ、ドル円は96.46の高値をつけた。またクロス円も大きく値を戻し、ユーロ円が130.67、ポンド円が147.92、オージー円が73.92、NZD円が57.44、カナダ円が82.98、スイス円が86.53まで上昇した。 |
経済指標&要人発言 |
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2009年05月19日(火 |
予想を上回る独5月ZEW景気期待指数を受けて、ユーロ買戻し |
19日の東京市場は、昨日の円売り地合いからは、本邦輸出企業、本邦機関投資家からの円の買戻しが入って上値を押さえられたが、東京株式市場が堅調な推移となったことや外貨建て投信の設定に絡むクロス円の買いが下値を支え、円は軟調気味となった。また欧州通貨は、ロンドン時間の経済の指標の発表を控えたショート・カバーやクロス円の買いに支えられて堅調に値を上げた。ユーロドルは1.3531から1.3619、ポンドドルは1.5295から1.5475まで値を上げ、ドル円は96.12へ下落後、96.71まで反発となった。またクロス円も神経質ながら、下値を支え上昇を実現し、ユーロ円が130.17から131.62、ポンド円が強く147.07から149.54、オージー円は、スティーブンス豪準備銀行総裁発言や豪準備銀行理事会議事録で示された、ネガティヴな発言にも、73.31から74.73へ値を上げ、NZD円が57.05から58.26、カナダ円が82.44から83.55、スイス円が86.18から86.98まで上昇した。ロンドン市場では、予想を上回る独5月ZEW景気期待指数を受けて、ドル売り、円売りが進んだが、NY市場では、一転利食いが優勢となった。NYダウが、予想より弱い米4月住宅着工件を受けて、若干のマイナス・スタートとなったことやロンドン・フィキシングでの円買いの噂が悪影響を与えたが、その後ダウがプラス圏を回復したことで、円やドルは売り戻されて引けた。 ユーロドルは、予想を上回る独5月ZEW景気期待指数後、1.3660まで上昇したが、その後1.3560まで下落し、再度1.3668の高値へ反発した。ドル円も96.71から95.90まで値を下げ、ポンドドルは、1.5523の高値をつけた。 一方クロス円は、利食いが優勢となるも、下値の買戻し意欲に支えられた。 ユーロ円は、131.86の高値から130.20−25レベルまで一時値を下げ、その後131.35−40レベルまで一時反発、ポンド円は、149.69のロンドンの高値から148.07へ値を下げ、オージー円は74.89から73.97、NZD円が58.47から57.61、カナダ円が83.60から82.64まで一時下落した。またスイス円は87.04から86.01と日中安値を更新した後、86.80−85レベルまで一時値を戻した。 |
経済指標&要人発言 |
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2009年05月20日(水) |
日本のGDPが予想を上回り、円の買い戻しが強まる |
20日の東京市場は、日本の第1・四半期GDPが予想より強かったことで、円の買戻しとなった。また欧州通貨は、材料難の中、クロス円に振らされる揉合い気味の展開。 ユーロドルは、1.3652から1.3584まで軟調で、ポンドドルも1.5517から利食いに押され、1.5450まで下落した。またドル円は、仲値不足から、96.22まで上昇後、95.48まで下落、クロス円は、本邦機関投資家、米系証券からの売りが強まり、ドル円同様値を下げたが、その後は買い戻しが優勢となった。ユーロ円は、131.33から129.70まで一時下落もその後131円を回復、ポンド円は149.10から147.53へ値を下げ、オージー円は74.60から73.42、NZD円は58.04から57.20、カナダ円は83.33から82.43、スイス円は86.86から85.86へ一時下落した。ロンドン市場では、材料に乏しい中、テクニカルなユーロの買戻しが強まった。NY市場では、ガイトナー米財務長官が「不良資産買取りを6週間以内に開始する」との発言を受けて、ダウが上昇スタート。リスク後退のドル売り、円売りが強まったが、その後FOMC議事録で、2009年の米経済の成長見通しが下方修正されたことや一部の理事が、「追加で資産を購入する必要がある」と述べていたことが伝わり、ドル売りが更に強まった。 特にユーロドルは、1.3700−50のオプションの防戦を上抜け、1.38越えで大口のストップ・ロスが執行されて1.3831の高値まで上昇、ポンドドルも1.5794まで値を上げた。またドル円は、ロンドン初頭に96円前半で上値を押さえられると、95円ミドルの安値を割り込み、94.69まで下落した。一方クロス円は、ダウの上昇や欧州通貨の反発に、一時日中の高値を更新したが、その後は利食いが優勢となった。 ユーロ円が131.70、ポンド円が149.28、オージー円が76.67、NZD円が55.39、スイス円が87.04まで値を上げ、弱いカナダ4月景気先行指数にも、ドルカナダが1.1430まで値を下げたことで、カナダ円も一時83.75の高値まで上昇したが、その後は上昇前の東京・ロンドンの安値圏まで値を下げた。 |
経済指標&要人発言 |
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2009年05月21日(木) |
FOMC議事録で、2009年のGDP予想が下方修正。ドル売り強まる |
21日の東京市場は、昨日FOMC議事録で、2009年のGDP予想が下方修正されたことや証券買い入れの拡大が議論されていたことを受けて、米国単体のリスクが強まったことや軟調な東京株式市場を受けて、円の買戻しやドル売りが強まった。ユーロドルは、1.3757まで、中東やロシア勢の利食いに押さえられたが、その後一時1.3809まで反発し、ポンドドルは1.5731から1.5818で堅調推移。ドル円は95.00から94.28まで下落した。一方クロス円も軟調気味ながら、揉み合いの範囲。ユーロ円が130.76から129.91、ポンド円が149.60から148.44、オージー円が73.63から72.87、NZD円が57.68から57.11、カナダ円が83.21から82.57へ一時下落したが、その後は若干この高値を超える上昇となっている)。ロンドン市場では、米S&Pが、英国の債務格付け見通しを「ネガティブ」に引き下げたことで、英ポンドが急落となった。ただし、NY市場では、米国の最上級格付け(トリプルA)格下げ懸念や長期金利の上昇が、財政赤字の悪化に繋がるとの懸念から、ドルが全面安となった。また経済指標は、週間新規失業保険申請件数が、市場予想より弱く、5月フィラデルフィア連銀指数も、市場予想を下回ったが、4月米景気先行指標が市場予想平均を上回り、強弱入り交る中、NYダウが下げ幅を拡大したことも影響したが、リスク回避のクロス円の売りには繋がっていない。 ドル円は95.10のロンドン市場での反発が94.53に限定されて、93.96まで下落、ユーロドルは、ロンドン突入後の高値1.3838から1.3730まで下落後、1.3927の高値まで上昇、ポンドドルは、1.3513から1.5892まで値を上げた。一方クロス円は、全般的に保合気味の雰囲気となった。ユーロ円は一時129.85の安値に面合わせるも、その後は131.50に反発。ポンド円がロンドンでの146.86の安値から150.05まで上昇、オージー円は72.52から73.70、NZD円が56.92から57.75まで一時値を上げた。 |
経済指標&要人発言 |
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2009年05月22日(金) |
ソブリン・リスクを材料としたドル売りが続く。ユーロドルが年初来高値圏となる1.4051へ上昇 |
22日の東京市場は、与謝野財務相が「為替介入は考えの外」との発言を受けて、円買いが進んだが、下値では、ショート・カバーの大口の円売りオーダーの噂が流れ、プロッサー・フィラデルフィア地区連銀総裁が、「米国が債務不履行になる可能性は小さい」と発言したことで、円の売り戻しを誘った。 ただし、週末を控えて更に大きな動きとなっておらず、ワシントン・ポスト紙の「オバマ米政権、来週ゼネラル・モーターズの破産法申請を準備」との報道を受けて、ドル円、クロス円は上音の重い展開が続いている。 また欧州通貨は高値更新後、利食いが優勢となっている。 ユーロドルは、1.3890から1.3979の高値まで上昇、ポンドドルは1.5770から1.5899での推移となり、ドル円は、94.48から93.86まで値を下げた後は、94.25まで反発した。 一方クロス円は、軟調気味な株価を受けて、保合が続いている。ユーロ円が130.75から131.56、ポンド円は148.93から149.76、オージー円は73.12から73.71、NZD円は57.60から58.20、カナダ円は82.69から83.24、スイス円は86.02から86.47での値動きとなった。ロンドン市場では、対資源国通貨を中心にドル売りが強まった。NY市場では、米国債の下落をきっかけとして、ソブリン・リスクが意識されユーロ中心にドル売りが加速したが、NYダウが堅調に推移したことや週末のポジション調整の円売りから、円相場は軟調推移となった。ユーロドルは、原油相場の上昇もあり、一時1.4051と1月2日以来の高値水準まで強含んだが、ユンケル・ユーログループ議長が「ユーロの上昇は景気の回復を鈍らせる」と発言したことを受けて、更なる上昇には群がらなかったが、1.40前後で堅調なレベルで引けた。またポンドドルも、1.5942、オージードルが0.7867、NZDドルが0.6238まで値を上げ、ドルスイスが1.0811、ドルカナダが1.1188の安値まで下落した。一方ドル円は、海外市場序盤に、93.85まで一時売り込まれたが、その後は94.92の高値まで上昇、ユーロ円が132.98、ポンド円が151.12、オージー円が74.52、NZD円が58.97、カナダ円が84.78、スイス円が87.51まで値を上げた。オバマ米大統領が「信用格付けの変更の可能性について懸念せず」と述べたが、市場は反応しなかった。 |
経済指標&要人発言 |
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2009年05月25日(月) |
北朝鮮による核実験実施で地政学リスクが高りや独ifo景況感指数が予想を下回ったが、ドル買いは限定的 |
25日の東京市場では、朝方には利食いの円買いが進むも、その後は北朝鮮による核実験実施、短距離ミサイル発射の報を受けて、地政学的リスクの高まりから円の売り戻しが進んだ。ドル円は94.42まで下落後、95.23まで反発、ユーロ円も132.07から133.45へ上昇し、ユーロドルは、1.3075から1.4049での揉み合いとなった。またポンドドルは、1.5855から1.45941で推移、ポンド円が149.74から151.46へ値を上げ、オージー円が73.41から74.47、NZD円が58.10から59.02、カナダ円が83.95から84.79、スイス円が86.94から87.75へ一時値を回復した。海外市場は、英国市場がバンクホリデー、米国市場がメモリアルデーで休場ということもあり、材料難から動意の薄い展開となった。ただし、取引参加者が少なく流動性が低下したことも影響して、一時的にドル円、クロス円に売りが強まる場面もみられたが、更なる大きな動きとはなっていない。ドル円は95円前半でのもみ合い後、一時94.60へ下落、ユーロドルは、ロンドン開始時に、独ifo景況感指数が予想を下回ったことで、1.3958まで下落したが、その後はじりじりと1.4020−25レベルまで反発した。またクロス円も揉み合いは変わらないが、ドル円の下落に一時下押しする局面もあった。 ユーロ円が、133円前半から132.60へ下落、ポンド円も150円半ばに一時値を下げ、オージー円が74.38から74.05、NZD円が58.97から58.61、カナダ円が84.61から84.13、スイス円が87.80から87.39まで下落した。 |
経済指標&要人発言 |
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2009年05月26日(火) |
5月消費者信頼感が予想を大幅に上回り、NYダウが上昇。リスク回避が後退し資源国通貨堅調 |
26日の東京市場は、北朝鮮が、黄海に向けてミサイル発射の準備進めているとのニュース報道を受けて、一時円売りが進んだが、その後は北朝鮮が実際に、本日も短距離ミサイル2発の発射実験を行ったが、大きなトラブルとならず、ドル円は95.08から94.51まで下落となった。またユーロドルは、英テレグラフ紙の記事「独金融当局、国内金融機関の不良債権増大の可能性を警告」を受けて、買い手の売り戻しが強まり、1.4023から1.3928まで下落、ポンドドルも1.5948から1.5837まで値を下げた。 一方クロス円も一時上ヒゲをつける上昇となったが、その後は欧州通貨の下落に下げを加速した。ユーロ円が133.28から131.72、ポンド円が151.28から149.72、オージー円が74.27から73.33、NZD円が58.98から58.17、カナダ円が84.54から83.64、スイス円が87.81から86.73まで一時下落した。ロンドン市場では、ダウ先物が下落したことや欧州株が軒並み下落したこと受けて、リスク回避に伴ったドルの買い戻しが強まった。ただしNY市場では、米3月ケースシラー住宅価格が、米住宅市場の下落に、歯止めがかからない状況を示したが、5月消費者信頼感が市場予想を大幅に上回る結果となったことを受けて、景気回復期待感が支え、NYダウが大幅な上昇、ドルの売り戻しや対資源国通貨を中心にクロス円の買いが強まった。 ユーロドルは、1.3860を安値に一時1.40台を回復。ポンドドルも1.5779から1.5970まで反発し、オージードルが0.7882、NZDドルが0.6262まで値を上げ、ドルカナダは1.1155まで下落した。 一方円絡みでは、ドル円はロンドンの95.13の高値から94.55−60レベルまで調整も、その後は揉み合い気味の推移となったが、クロス円はロンドンの安値圏から堅調な反発。 ユーロ円が131.70から132.90台、ポンド円が151.57、オージー円が74.92、NZD円が59.51、カナダ円が85.19まで値を上げた。 |
経済指標&要人発言 |
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2009年05月27日(水) |
新生GMの株式を米政府が最高70%まで取得。 リスク後退の動き |
27日の東京市場は、突発的な「米財務省が新生GMの株式を最高70%取得の可能性」との一部報道を受けて、期待感から円が軟調な推移となった。ドル円は、94.93から95.51まで上昇、ユーロドルは、1.4002から1.3925まで下落したが、ポンドドルはユーロポンドの売りから、1.5924から1.5999まで反発した。一方クロス円は、外貨建て投信設定の買いが支え堅調推移も、上値では利食いが優勢となった。ユーロ円が132.82から133.50まで上昇後、132.65まで下落、ポンド円は152.57、オージー円が75.21、NZD円が59.50、カナダ円が85.76、スイス円が88円の高値を一時つけたが、その後は値を消している。ロンドン市場では、ポンド買いが一巡するとリスク回避的なドル買い優勢となった。NY市場では、ドイツ5月独消費者物価指数・速報値が、予想より弱い内容となったことで、ユーロ売り、ポンド買いの流れが続いたが、その後ダウが下落足を強めると大きく利食いに押されて引けた。 ユーロドルは、1.3823まで下落、ポンドドルは、1.6085の高値を付けた後は、1.59前半まで下落、ユーロポンドは、0.8654の安値をつけた。一方ドル円は、94.66まで下落後は、95円前半での揉み合いが継続したが、クロス円はNYダウが170ドル近い下落で引けたことで値を落とした。ポンド円は153.11の高値をつけて152円前半に下落、ユーロ円が131.81、オージー円が73.93、NZD円が58.55、カナダ円が84.93、スイス円が87.18と日中安値を更新した。 |
経済指標&要人発言 |
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2009年05月28日(木) |
外貨建て投信の買いやPRDCのヘッジの円売りが支える |
28日の東京市場は、円売りが大きく進んだ。外貨建て投信設定絡みのクロス円の買いや北朝鮮問題を受けた地政学リスク、また、米国債の利回り上昇を受けて、パワー・リバース・デュアル・カレンシー債絡みでのヘッジでの円売りが強まった。ドル円は95.24から97.05まで一時上昇、ユーロ円も131.70から134.26、ポンド円が151.93から154.37、オージー円が73.81から75.46、カナダ円が84.79から86.31、スイス円が87.11から88.74まで値を上げ、米S&PがNZの格付け見通し引き上げたことを受けてNZD円は58.41から60.05まで上昇した。一方ユーロドルは、ドル買いの流れで、利食いが優先となり、1.3793まで一時値を下げたが、その後はユーロ円の買いに支えられて1.3883まで反発、ポンドドルも1.5980から1.5854まで一時値を下げた。 28日のロンドン市場では、東京市場からのクロス円主導での円売りがけ継続した。また独失業率が予想を上回ったことで、ドル売り地合いとなった。NY市場では、米新規失業保険申請件数や4月耐久財受注が、予想より強く、円売り気味のスタートとなったが、4月米新築住宅販売件数が予想より弱い内容となり、NYダウがマイナス圏に下落するとドル円、クロス円に一時利食いが強まったが、その後NYダウがプラス100ドル越えの上昇となり、底堅いレベルを維持した。 FRBが不動産担保証券(MBS)を購入するとの話や米政府が、新生GMの株式の72.5%を保有するとの話が出たが、大きく材料視されなかった。 ユーロドルは、1.3984へ反発、ポンドドルは1.5876へ下落後、1.60154まで値を上げた。 またドル円も一時97.24の高値をつけたが、その後は、96.55−60レベルへ反落して、96円後半での揉合いとなった。 一方クロス円では、ユーロ円が135.30、ポンド円は一時154.95、オージー円が76.24、NZD円が60.82、カナダ円が87.11、スイス円が89.43の高値をつけた。 |
経済指標&要人発言 |
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2009年05月29日(金) |
韓国公的年金ファンドが米国債保有比率引き下げや週末のポジション調整でドル売りが強まる。ユーロドルは、昨年12月来の水準を回復 |
29日の東京市場は、早朝は韓国公的年金ファンドによる米国債保有比率の引き下げ方針発表を受けて、円が買われる展開となったが、下値では未だ投信の外貨投資の買いが支え、円は軟調な推移となった。 ドル円は、米系ファンドの利食い売り、本邦輸出企業からのドル売りで、97.00から96.25まで下落後、96円後半へ反発した。 またユーロドルは、1.3925から1.4015まで堅調推移、ポンドドルは、1.5918から1.0674まで上昇した。 一方クロス円は、利食いに押される局面があったが、欧州通貨の反発に高値を更新した。ユーロ円が134.47から135.70の高値、ポンド円が153.38から155.73、オージー円が75.66から76.90、NZD円が60.09から61.23、カナダ円が86.48から87.62、スイス円が88.94から89.71まで値を上げた。 29日のロンドン市場では、月末を睨んでロンドン・フィキシングに向けたリバランスのドル売りが主流となった。 NY市場でも、米第1四半期GDP及びデフレーターの改定値が予想より弱く、5月シカゴ購買部協会景気指数も予想より弱い数字となったが、5月ミシガン大消費者信頼感、5月ミルウォーキー景気指数が予想より強い内容となり、材料には反応が薄く、週末・月末のポジション調整からドル売りが継続した。ユーロドルが、1.4168、ポンドドルが、ユーロポンドでの利食いから一時1.6050−55レベルへ値を下げたが、その後1.6198の高値まで上昇、ドル円は95.21の安値まで下落した。 一方クロス円は、ダウが軟調気味なスタートとなり、東京の午後の高値からは利食いが優勢となったが、結局ダウが90ドル高で引けたことで、揉み合い気味の推移で終了した。 ユーロ円は、135.35−40で上値を押さえられて、134.25まで一時値を下げ、ポンド円は東京の高値155.73から153.27まで一時下落、オージー円も一時75.85、NZD円は60.65、カナダ円は86.64、スイス円は88.98まで一時下落したが、その後は買戻し気味で引けた。 |
経済指標&要人発言 |
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