2010年04月30日更新
FX Strategic Co-op


2004年 12月 11月 10月 09月 08月 07月 06月 05月 04月 03月 02月 01月
2005年 12月 11月 10月 09月 08月 07月 06月 05月 04月 03月 02月 01月
2006年 12月 11月 10月 09月 08月 07月 06月 05月 04月 03月 02月 01月
2007年 12月 11月 10月 09月 08月 07月 06月 05月 04月 03月 02月 01月
2008年 12月 11月 10月 09月 08月 07月 06月 05月 04月 03月 02月 01月
2009年 12月 11月 10月 09月 08月 07月 06月 05月 04月 03月 02月 01月
2010年 03月 02月 01月

Histrical Rate Range
Date コメント
2010年04月01日(木)
1日の東京市場は、日銀の短観はあまり材料とならずも、輸出企業の売りで一時円買いが出たが、本邦機関投資家などのクロス円の買いもあり、ドルは堅調な推移となった。 ドル円は93.65から93.28まで下落後、93.74まで反発。ユーロドルは、1.3562までショート・カバーで上昇後、午後になって強いスイス3月SVME購買部協会景気指数の発表を受けて、ユーロスイスが1.42を割り込んだことで、1.3476まで下落した。またクロス円では、ユーロ円が126.62から126.02まで下落後、このレンジでの揉み合いとなったが、ポンド円が142.73、オージー円が86.01、カナダ円は92.64、スイス円が89.14まで上昇したが、国際通貨基金(IMF)が「NZドルは、10−25%過大評価」との見解を示したことで、NZD円は66.48から一時65.78まで下落した。海外市場では、原油や金などの商品相場の上昇、米週間新規失業保険申請件数や米3月ISM製造業景況指数が、市場予想を上回ったことで、リスク選好が強まり、円が全面安、ドルが全面安の推移となった。 ユーロドルは、スイス中銀が対スイスフランで、ユーロ買いの介入に踏み切ったことで、1.3589の高値、ユーロスイス相場は、1.4144の安値から一時1.4411まで反発、ポンドドルは1.5299の高値まで上昇、ドルカナダは1.0069まで下落した。 一方円がらみではNYダウが一時100ドル近い上昇なり、ドル円は、94.05の高値、ユーロ円が127.56、ポンド円が143.65、オージー円が86.56、NZD円が66.52、カナダ円が93.26、スイス円が90.02の高値まで上昇したが、その後はイースター休暇を控え、動意の薄い展開となった。
経済指標&要人発言
2010年04月02日(金)
2日の東京市場は、主な市場がグッドフライデーで休場となる中、静かな動向となったが、一旦昨日上昇したドル円、クロス円に利食いが強まる形。ドル円は本邦輸出企業の売りもあり、93.68まで下落後、FRBが緊急会合を開くとの噂で、米公定歩合の再度の引き上げ観測が高まり、94.07まで上昇した。ユーロドルは、1.3591の高値からじりじりと利食い売りに1.3555まで下落した。一方クロス円は堅調な日経平均株価もあり、揉み合い推移。 ユーロ円が127.55から127.16まで下落、ポンド円が143.59ら142.98、オージー円が86.51から86.17、NZD円は66.46から66.21、カナダ円は93.10から92.70、スイス円が89.10から88.64へ一時下落した。海外市場は、注目の米3月雇用統計において非農業部門雇用者数が、プラス16.2万人と予想を下回ったことで、一時ドル売りとなったが、国勢調査員のパート・タイマーを除いた民間の雇用者数が、プラス12.3万人と強い内容となったことで、ドル売りは瞬間で終わり、その後はドルの買い戻しが徐々に強まった。 また米国債利回りの上昇もドルの買い戻しに影響した。 ユーロドルは、1.3565−68レベルから、マクロ系の売りが強まり、1.3475まで下落、ポンドドルも1.5182まで値を下げ、 ドル円は93.55まで下落後、米系の断続的な買いで94.70まで値を上げたが、グッド・フライデーで欧州勢が不在なこともあり、その後は盛り上がりに欠ける相場展開となった。 一方クロス円もダウ先物の上昇を受けて堅調推移から、ユーロ円が127.95、ポンド円が143.97、オージー円が87.08、NZD円が66.88、カナダ円が93.86、スイス円が89.25まで値を上げた。
経済指標&要人発言
2010年04月05日(月)
5日の東京市場は、未だイースターマンデーで、主要アジアやロンドン市場が休場であることから、動意の薄い展開となった。 ドル円は94.78まで早朝上値拡大となったが、本邦実需筋や95円バイナリー・オプションの防戦売りで、94.31まで下落したが、更なる動きとなっていない。またユーロドルは、ショートカバーで、1.3539まで上昇後、ロシアのイングーシ共和国での自爆攻撃報道を受けて、1.3463まで下落。ユーロ円は127.93から127.31まで値を下げ、ポンド円が143.82から144.56、オージー円が86.87から87.10、NZD円が66.50から66.94、カナダ円が93.59から93.95、スイス円が88.83から89.20での推移となった。海外市場は、未だ英国がイースター・マンデーの中、動意の薄い展開もドルが堅調推移となった。 3月米ISM非製造業指数や2月米住宅販売保留指数が予想より強い内容となったことでダウが堅調、米10年物国債利回りが、2009年6月以来の4%台に乗せたこともあるが影響は限定的となった。ドル円は、94.08まで下落、ユーロドルは、ロンドンの安値1.3461から1.3529まで上昇も再度1.3470台まで下落。ユーロ円が127.80から126.94へ値を下げ、ポンド円が144.73と日中高値更新後143.75、スイス円が89.23から88.63まで下落した。その他オージー円が86.66、NZD円が66.26まで値を下げたが、カナダ円はドルカナダがパリティに迫ったことで、94.19の高値まで一時上昇した。 
経済指標&要人発言
2010年04月06日(火)
6日の東京市場は、本邦投資家のユーロ円債絡みの利金・償還売りや海外ファンド筋の利食いの円買いが強まった。またユーロドルは、「ギリシャは、EUが合意したギリシャ支援策についてIMFからの財政支援を回避する内容への修正を望んでいる」、英テレグラフ紙の「ギリシャの銀行が富裕層や企業の資本逃避でダメージを受けている」などの報道を受けて、1.3497から1.3406まで下落、ドル円も94.38から93.77まで値を下げ、ユーロ円が127.35から125.80まで下落した。その他オージードルは、豪準備銀行が0.25%の利上げを実施し、スティーブンス豪州中銀総裁が「利上げは正常な金利水準へ戻すためのさらなるステップ」と発言したことが後押となり、0.9250まで上昇、オージー円は86.13から86.99まで反発したが、ポンド円は144.44から142.17、NZD円は66.50から65.64、カナダ円は94.24から93.46、スイス円は88.91から87.78まで下落した。海外市場では、ギリシャの信用不安の再燃をうけたドル買い、円買いが継続した。ギリシャが、欧州連合(EU)が合意した支援計画の修正を求めたとの報道に加えて、ギリシャ国債のプレミアムが、対独国債でユーロ発足以来で最大となる400BP超えとなったことが悪影響を与えた。 また、FOMC議事録では、一部数人のメンバーがインフレ懸念を強調も、低金利の更なる長期化を示唆しことで、ドル売りとなったが、更に大きな動きとはならなかった。ユーロドルは1.3355まで下落も、どうにか国際機関の1.3350のビッドに支えられ、ドル円は、93.66の安値まで下落後、小康状態となった。 その他目立ったところでは、豪州中銀の利上げをうけたオージードルが0.9259の高値、ドルカナダは、0.9988と2008年7月以来のパリティ割れを示現した。一方クロス円では、NYダウが軟調推移となったが、まちまちの展開。 ユーロ円が125.36の安値から125.78で反発を限定し、ポンド円は142.05のロンドンの安値から143.47まで反発、オージー円が86.49から87.12と日中高値へ上昇し、NZD円が65.38から66.29、スイス円が87.53の安値へ下落したが、カナダ円は93.46から94.09まで一時上昇した。 
経済指標&要人発言
2010年04月07日(水)
7日の東京市場は、ギリシャ不安を受けたユーロ売りが続き、ドル円では93.55割れに控えるストップ・ハンティングの売りも93.56で下値を止められて、逆に大きくショート・カバーが進み94.27まで上昇した。またユーロドルは1.3409から1.3359まで軟調推移となり、ユーロ円はモデル系ファンドの断続的なユーロ売りで、125.22まで下落後、126.16まで一時反発した。その他クロス円では、ポンド円が142.62から143.85、オージー円が86.74から87.50まで上昇し、NZD円が66.03から66.52、カナダ円が93.40から94.31、スイス円が87.46から88.10での推移となった。 海外市場は、英経済指標の悪化、ギリシャ国債の対独国債のプレミアムが昨日に続いて拡大したことからユーロ売りが続き、バーナンキFRB議長やダドリーNY連銀総裁がハト派寄りの発言をしたこと、好調な入札結果を受けた米国債利回りの低下、米2月消費者信用残高の予想外の減少となったことで、NYダウが100ドルを超える下げ幅を示し、リスク回避的な展開が継続した。ユーロドルは、一時ファンロンパイ欧州連合(EU)大統領の「ギリシャの市場での資金調達が不十分なら、EUはギリシャを支援できる」、パパンドレウ・ギリシャ首相が「ギリシャの信用危機は支援メカニズムという形で難なく終了した」などと語ったことで、持ち直す動きも見られたが、下落が1.3326の安値まで進み、ドル円はじりじりと値を下げ、93.15の安値まで調整した。またクロス円も下落が拡大し、ユーロ円が124.48、ポンド円が141.79、オージー円が86.28、NZD円が65.90、カナダ円が92.64、スイス円が86.58まで下落した。
経済指標&要人発言
2010年04月08日(木)
8日の東京市場は、大きな材料に薄い中、昨日来の円買い、ドル買いが継続した。ユーロドルは、ギリシャ国債とドイツ国債の利回り差が過去最大を更新したことで、1.3348から1.3285まで下落、ドル円は、中国元の切り上げなどの思惑や本邦団体の資金を背景とした円買いが、ドル円、クロス円に入ったことで、93.45から93.06まで下落した。またクロス円も軟調推移から、ユーロ円が124.59から123.79へ下落、ポンド円が142.32から140.98、NZD円が66.06から65.20、カナダ円が92.95から92.30、スイス円が86.99から86.31まで下落。堅調な豪雇用統計にも、オージー円は86.69から85.86まで下落した。海外市場では、東京市場からの流れを引き継ぎ、ギリシャ国債とドイツ国債の利回り格差がユーロ発足以来最大となったことやNYタイムズ紙電子版に「中国政府は為替政策に関する変更発表に『極めて近い』状態にある」との記事が掲載されたことで、リスク回避的な動きからスタートとしたが、その後英MPCやECB理事会での政策の変更はなく、トリシェECB総裁が記者会見で、ギリシャをフォローする発言を行なったこと、ギリシャ財務省が、第1四半期の財政赤字が前年比40%減少したことを発表したこと、NYダウがプラス圏に持ち直したことで、リスク回避の巻き戻しとなった。ユーロドルは、1.3282から1.3367まで反発、ポンドドルも1.5150割れから1.5281まで値を上げ、ドル円は92.83から93.48まで上昇した。一方クロス円も安値圏から反発となった。ユーロ円が123.43から124.85、ポンド円が140.98から142.81、オージー円が85.72から86.83、NZD円が65.11から66.08、カナダ円が92.03から93.23、スイス円が86.18から87.10まで値を回復した。 
経済指標&要人発言
2010年04月09日(金)
9日の東京市場は、材料がないなか、週末のポジション調整的な動きから円やドルの売り戻し的な展開となった。ドル円は、週末の仲値不足観測もあり、93.35から93.73まで上昇、ユーロドルは、ギリシャ国債の利回りが7%を割れたことで、一時のファンディングの懸念後退を受けて、ファンド筋のショートカバーで1.3341から1.3401まで上昇。ユーロ円も124.70から125.50まで上昇した。その他クロス円も堅調な買戻しから、ポンド円が142.61から143.84、オージー円が86.64から87.10、NZD円が65.99から66.63、カナダ円が93.15から93.64、スイス円が86.99から87.55まで上昇した。海外市場では、ギリシャ支援問題で荒れた展開となった。ECBが本日夜に政策委員会の電話会談を開催するとの報道や欧州連合(EU)大統領やサルコジ仏大統領によるギリシャ支援についての発言、スイス中銀のユーロスイスの買いの噂などからユーロ買いが主導したが、その後格付け会社フィッチがギリシャを格下げしたことを発表。 一時ユーロ売りが強まる局面もあったが、週末のショート・カバー意欲もあり、来週末にユーログループが救済具体案が発表するとの報道を支援として、ユーロドルは1.3360台から1.3500の高値まで上昇し高値圏で引け、ドル円は、ユーロドルやユーロ円の動きに一喜一憂する形から、ロンドンの高値93.79から93.11まで下落し、ポンドドルは1.5391の高値まで上昇した。 一方クロス円も荒れた動きとなり、ユーロ円は、ロンドン・オープンに125.80の高値をつけた後、124.04へ下落したが、その後125.83と高値を若干更新し、125.20台まで再下落後高値圏に押し戻されて引け、スイス円も同様に87.73から86.92へ下落後、87.54まで上昇。 ポンド円は144.31から143.18へ下落後安値圏での保合となり、オージー円も87.32から86.85へ値を下げ、NZD円は66.93まで日中高値を更新後、66.50台、またカナダ円は、ロシア中銀が「外貨準備としての加ドルの積み増しは必要としない」と発言したことや弱い経済指標を受けて93.80から92.59まで大きく下落した。 
経済指標&要人発言
2010年04月12日(月)
12日の東京市場は、週末のユーロ圏16カ国が、ギリシャの資金繰りが困難になった場合の支援策の具体的な内容を発表したことで、早朝から大きくユーロ買い、ドル売りが進んだ。 特に融資額初年度300億ユーロ規模の話よりも、金利が5%程度ということで、ギリシャの財政赤字を圧迫しないとの見方が好感された模様。ユーロドルは、1.3555から1.3692まで上昇、ユーロ円も126.10から127.46まで値を上げ、ドル円は92.90へ下落後、93.47まで反発した。その他クロス円では、ポンド円が143.43から144.41へ上昇、スイス円も87.87から88.27まで値を上げたが、対ユーロでのクロスでのウェストミンスター売りで、オージー円は87.37から86.71、NZD円は67.02から66.61、カナダ円は92.98から92.52まで下落した。の海外市場では、ユーロ諸国のギリシャ救済に関する具体策の合意を受けた動きが一服。次の方向感が出せずに、揉合い気味の展開となった。ユーロドルは、独高官発言などから、ギリシャ支援の一部で、EUとドイツが未だ合意出来ていないとの憶測広がり、1.3565レベルまで下落、ポンドドルも1.5353まで下落、ユーロポンドは0.8847まで反発した。 またドル円は、米国債の利回り低下や人民元相場の早期切り上げ観測などを背景に、93.61から93.14まで値を下げた。一方クロス円も揉合い気味で、ユーロ円が126.59まで軟化、ポンド円が143.18、オージー円が86.46、NZD円が66.36、スイス円が87.85まで値を下げた。またカナダ円は、フラハティ加財務相が「加ドルの上昇は意外なことではない」、「加ドルは秩序ある上昇」と述べたことから92.56から93.20へ上昇した。
経済指標&要人発言
2010年04月13日(火)
13日の東京市場は、本邦投資家のユーロ債の利払いのユーロ売りやファンド筋の利食いに円が堅調気味な推移となったが、民主党デフレ脱却議連のマニフェスト要望案「購買力平価を参考に1ドル=120円前後目安に相場が適切な水準保つよう努力」との報道を受けて、一時ドル円、クロス円にショート・カバー意欲が強まったが、実現性に異を唱える向きが多く、更なる動きとはならなかった。ユーロドルは、ギリシャ問題に不透明感が残り、1.3568から1.3621での推移、ドル円は93.27から92.57まで下落後、93.42まで一時値を上げた。またクロス円も同様の動きで、ユーロ円が126.80から125.70まで下落後、127.08まで反発。その他ポンド円が、142.10から143.55、オージー円が85.51から86.54、NZD円が65.91から66.66、カナダ円が92.17から93.08、スイス円が87.43から88.30まで下落後、一時値を戻した。 海外では、弱い米3月輸出物価指数や米2月貿易収支に、ドル売りで反応する局面もあったが、総じて強い方向感に薄く、その後はバーナンキ米FRB議長が、14日に予定されている議会証言で、FOMC声明の文言変更を示唆するとの噂が広がったことを背景にドル買いが優勢となった。ただし、こういった見通しはその後修正されている。ユーロドルは、イタリアがギリシャ支援への参加に議会の承認が必要になるとの見解を明らかにしたことや10年物ギリシャ国債と独連邦債のスプレッドが、再度拡大したことを受けて、1.3628から1.3545まで下落、ドル円は92.62から93.35まで反発した。一方クロス円もロンドンでの下値トライ後は反転している。 ユーロ円が125.96から126.90まで反発、ポンド円は142.67から143.50、オージー円が85.82から86.60、NZD円が65.95から66.55、カナダ円が92.28から93.05まで買い戻された。
経済指標&要人発言
2010年04月14日(水)
14日の東京市場では、大きな材料のない中、シンガポールの金融引き締め方針の発表がドル売りを誘い、バーナンキFRB議長の議会証言を控えて、昨日来からのタカ派への同氏の転向が話題となっており、円は軟調気味な推移となった。 ユーロドルは1.3603から1.3666まで上昇、ドル円は93.40−50にあると言われた500本のオファーを吸収し93.16から93.51まで値を上げ、ユーロ円は、大量のショートの買戻しで、126.78から127.61まで上昇した。その他ポンド円が142.23から144.39、オージー円が86.44から87.26、NZD円が66.04から66.55、カナダ円が92.98から93.78、スイス円が88.35から88.90まで値を上げた。また、今夜に向けては、バーナンキFRB議長の議会証言での失望感に注意。海外市場は、強い米3月小売売上高を受けて、ドル買い気味となったが、同時の発表された米3月消費者物価指数が、弱く米国債利回りが低下、バーナンキFRB議長が、議会で「FOMCは長期にわたる低金利策を維持する」と発言したことで、急速にドル売りが強まったが、その後NYダウが堅調に100ドルを超える上昇となったことで、買戻しが優勢となった。ドル円は、93.73の高値から92.82まで下落後、93.25レベルへ反発して引け、ユーロドルは1.3595から1.3679まで反発し、ポンドドルも1.5492の高値まで上昇した。その他ドルカナダは、カナダ中銀が6月1日に利上げを発表するとの思惑で、2008年6月2日以来の0.9953まで下落した。 一方クロス円も日中高値更新後は利食いに押される展開。 ユーロ円が127.70から126.92まで下落後、値を戻し、ポンド円が144.65から143.74、オージー円が87.55から86.82、NZD円は66.86から66.31、カナダ円が93.98から93.20、スイス円が88.90から88.34まで一時下落後、反転となった。 
経済指標&要人発言
2010年04月15日(木)
15日の東京市場では、中国の主要経済指標の発表後、上海総合株価指数がプラス転換したことで一時円売り気味の展開となったが、その後上海総合株価指数がマイナスになったこと、中国が預金準備率を今晩引き上げるとの噂がから、リスク回避的な動きが強まった。ドル円は、93.53まで上昇後、93.01まで下落、ユーロドルは、ギリシア国債のスプレッド拡大もあり、1.3666から1.3585まで下落し、ユーロ円が127.66から126.35まで値を下げた。その他のクロス円も上昇が利食いに転じ、ポンド円が145.09から143.83、オージー円が87.47から86.83、NZD円が66.87から66.41、カナダ円が93.79から93.11、スイス円が88.94から88.04まで値を下げた。海外市場では、ロンドン市場では、ギリシャ問題や中国の引き締め懸念からリスク回避の動きが強まったが、NY市場では、こういった巻き返し気味の展開。米新規失業保険申請件数が、イースター休暇の影響で予想より悪化、4月NY連銀製造業景況指数が予想より強かったが、大きな影響は与えず、方向感に薄い展開となった。 ユーロドルは1.3521から1.3583−86レベルへ反発、ポンドドルも1.5385から1.5510レベルへ再反発したが日中高値を前に上げ渋り、ドル円は、93.46まで反発後は、良好な対米証券投資を受けて、米長期債利回りが低下したことで、92.87と若干安値を更新し後、93円前半での小動きとなった。 またクロス円もロンドンの安値からは、NYダウが堅調な推移となったことで買戻し気味となったが、揉み合いの範囲を逸脱できていない。 ユーロ円が125.82から126.69へ上昇後揉合いとなり、ポンド円が143.29から144.61、スイス円も87.72から88.28、オージー円が86.70から87.21、NZD円が66.61から66.12、カナダ円も93.60から92.84へ値を下げた後は反発的で終了した。 
経済指標&要人発言
2010年04月16日(金)
16日の東京市場は、週末を睨んで、ギリシャ信用不安や中国元の切り上げや金利引き上げリスクなどを憂慮したリスク回避的な動きが強まった。ドル円は、今週買い仕込んでいた米系ファンドの売りが強まり、93.15から92.52まで下落したが、強いビッドにどうにか支えられた。 ユーロドルは1.3586から1.3513まで下落したが、1.3500のオプションの防戦に守られた。 またクロス円も総じて利食い売りに押される展開。ユーロ円が126.40から125.08、ポンド円が144.25から142.33、オージー円が87.02から86.01、NZD円が66.40から65.73、カナダ円が99.94から92.07、スイス円が88.17から87.24まで下落した。海外市場は、「中国が徐々に変動相場制を受け入れる方針」と一部通信が伝えたことや米証券取引委員会(SEC)が、米大手金融機関ゴールドマン・サックスをサブプライムローン関連のCDO取引に関し、詐欺で訴追する方針が報じれ、米国株が前日比170ドル近い下落を示現したことで、アジア時間から続いていたリスク回避の動きが強まった。ユーロドルは、ギリシャ問題の懸念やWTI原油先物相場の下落を受けて、1.3481まで下落後、中東・ロシア系の買いにどうにか下値を支えられた。ドル円は92円ミドルのビッドの厚さにも、これを割り込むと92.20−40ゾーンに控えるストップ・ロスの売りつけて一時91.90まで下落、その後も反発が92.25レベルに限定されて、安値圏で引けた。 一方クロス円も大幅安。ユーロ円が123.86、ポンド円が141.37、オージー円が84.99、NZD円が65.02、カナダ円が90.46、スイス円が86.45まで下落したが、NYダウが下げ止まったことで、ショート・カバー気味に値を戻して引けた。
経済指標&要人発言
2010年04月19日(月)
19日の東京市場は、先週末の米国株式市場の下落を受けて、日経平均株価や上海総合株価指数も下落を強めたことで、リスク回避的な動きが継続した。 ユーロドルは1.3499から1.3437まで下落、ドル円も92.21から91.60まで値を下げ、ユーロ円も124.35から123.15まで下げた。その他ポンド円が141.07から139.38、オージー円が85.25から83.97、NZD円が65.52から64.81、カナダ円が90.92から90.01、スイス円が86.74から85.91まで下落した。海外市場は、ギリシャと国際通貨基金(IMF)、欧州中銀(ECB)、欧州連合(EU)との協議がアイスランドの火山噴火の影響から延期されたことや欧州当局の金融規制強化を懸念して、リスク回避が続いたが、NY市場で、シティグループが2007年以来の好調な決算を発表、またゴールドマン訴追の決定に際して、SEC内部で意見が分かれていたとするブルームバーグの報道が好感されて株価が上昇、リスク回避の巻き返し的な動きとなった。 ユーロドルは1.3416の安値まで下落後、1.3491まで反発、ポンドドルも1.5231から1.5341まで上昇、ドル円は92.47まで値を上げた。一方クロス円も買戻しが優勢で、ユーロ円が124.70、ポンド円が141.78、オージー円が85.40、NZD円が65.73、カナダ円が91.14、スイス円が86.95まで値を上げた。
経済指標&要人発言
2010年04月20日(火)
20日の東京市場は、5−10日要因や堅調な株価を受けて、一時インドの利上げを受けて、円買いが出る局面はあったが、円は軟調気味な展開を維持した。ユーロドルは、今日に延期されたIMF、EU、ECBのギリシャに対する緊急融資案の詳細について協議の開始を控え、1.3502から1.3449まで下落した。ドル円は、92.39から92.80まで上昇し、クロス円堅調に値を上げた。ユーロ円が125.14まで上昇後、一時124.48まで下げたが、直ぐに値を回復し、ポンド円は141.55から142.75、オージー円は、豪準備銀行4月定例理事会議事録で、「金利は平均をやや下回っている、今後一段の引き上げが必要に」と示されたことで、85.34から86.36へ上昇、NZD円は65.41から66.18、カナダ円が91.02から91.93、スイス円が86.82から87.33まで値を上げた。 の海外市場の取引は、米金融大手ゴールドマン・サックスが良好な決算を発表、その他コカ・コーラやジョンソン・エンド・ジョンソンなども好決算を発表したことで、NYダウが堅調を維持したことでリスク選好的な円売りが強まった。 ユーロドルは、ロンドン時間にドイツ欧州経済センター(ZEW)発表の4月独景気期待指数が予想を上回る内容となり、1.3523まで上昇したが、その後はギリシャに対する不透明感が続き、1.3428まで下げ幅を拡大したが、ポンドドルは、M&A絡みの思惑でユーロポンドの売り戻しが強まり、1.5433の高値まで一時上昇。ドル円は、一部情報ソースが、FOMCは「年内に預金準備率を引き上げるため、6月には『長期にわたる』低金利政策の維持よりも、緩和的でない表現に変更する可能性がある」と報じたことで93.40まで値を上げた。 またカナダ中銀は金利を据え置いたが、声明で「7月まで政策金利を0.25%に維持する方針を解除」したことで、ドルカナダは0.9971まで下落、カナダ円も93.59まで上昇した。その他クロス円も全般的に堅調推移となり、ユーロ円はロンドンで、125.63の高値まで上昇後も125円台を維持し、ポンド円は143.53、オージー円が86.96、NZD円も66.48まで一時値を上げたが、スイス円は、ユーロスイスでのスイス売りが強まったことで、ロンドンの87.63の高値からは、87.17まで調整的に値を下げた。  
経済指標&要人発言
2010年04月21日(水)
経済指標&要人発言 21日の東京市場は、材料が薄い中、昨日のドル円、クロス円の上昇からは本邦実需筋や個人投資家からの利食いが優勢となったが、下値では海外勢の円売り意欲が強く押し戻された。 ユーロドルは、ギリシャ10年物国債の利回りが8%台に乗せたことで、軟調気味から1.3397まで下落後、1.3447まで反発した。ドル円は92.97から93.39まで反発し、クロス円も下げ後、日中高値を更新数動きとなり、ユーロ円が124.65から125.53、ポンド円が142.63から143.87、オージー円が86.42から87.17、NZD円が65.98から66.57、カナダ円が93.16から93.98、スイス円が86.89から87.51まで反発した。
ロンドン市場では、ギリシャ10年債利回りが8%台に乗せたことやドイツ国債とのスプレッドが504BPと12年ぶりの水準まで拡大したことで、リスク回避となったが、NY市場では、材料難の中保合気味の展開となった。ユーロドルは、1.3358まで下落したが、1.3350のオプションの防戦に守られて、1.3410−15レベルまで反発したが、上値は戻り売り意欲に晒された。ポンドドルは、強い英雇用統計を受けて、ユーロポンドを中心にポンド買いが先行。 一時1.5440まで反発も高値圏を維持できず、その後は1.54を挟んだ揉合いとなった。またユーロポンドは、0.8685まで下落した後、反発もじりじりと安値圏に値を戻す展開となった。 一方円がらみでは、一時ダウの下落を受けて利食いが優勢となったが、その後ダウの持ち直しから反発的で終了した。 ドル円は92.94まで下落後93.45まで上昇したが、更に上値を拡大できずに93円前半で保合となり、ユーロ円は124.28へ下落後125.25−30レベルに反発、ポンド円はロンドンで144.18まで上昇後、直ぐに143.04まで下落後は、この範囲での推移。 その他オージー円が86.20、NZD円が65.92、カナダ円が92.96、スイス円は、ロンドンで87.89から86.73まで下落後、87.44まで反発したが、その後はこのレンジで保合となった。
2010年04月22日(木)
経済指標&要人発言 22日の東京市場は、朝日新聞記事「日銀、景気見通しを上方修正へ、追加緩和見送りの公算大」をきっかけに、海外勢のポジション調整の円の買い戻しが優勢となったが、その後は、日経平均株価や上海株の下げ止まり、民主党の研究会による「早期の物価上昇率プラスを実現」や「債務残高対GDP比引き下げ」などといった素案に関するニュースが流れ、デフレ脱却議連からの発言のイメージから円の売り戻しが強まった。ドル円は92.74まで下落後、93円台を回復、ユーロ円も124.78から124.05へ下落後、124.89まで上昇、ユーロドルは、ショイブレ独財務相の「ギリシャが5月中旬までに緊急支援策発動を求めるとは思わない」との発言を受けて、1.3422まで反発した。その他ポンド円が142.86から143.99、オージー円が85.85から86.52、NZD円が65.84から66.43、カナダ円が92.77から93.39、スイス円が86.60から87.18まで上昇した。海外市場では、ギリシャ10年物国債の利回りが9%台に乗せたことやCDSのスプレッド拡大を受けて、ユーロ売りが続いたが、NY市場では、投資格付け会社ムーディーズがギリシャのソブリン格付けを「A2」から「A3」に引き下げたことで、リスク回避の動きに拍車をかけた。NYダウが寄り付きから100ドル近い下落を示現したこともあり、一時円買いも強まったが、その後ダウの下げ止まりを受けて、買い戻しが優勢となった。 ユーロドルは、1.3257の安値から1.3320レベルへ上昇、ドル円は92.80から93.62へ値を上げた。 一方クロス円では、ユーロ円が123.32の安値から124.62まで反発、ポンド円が142.46から144.01、オージー円が85.70から86.92、NZD円が65.66から66.56、カナダ円が92.48から93.65、スイス円が86.05から86.94まで一時反発したが、高値圏は維持できずに終了した。 
2010年04月23日(金)
 23日の東京市場は、早朝からギリシャ懸念を背景としたユーロ売りから、ファンド筋のストップの売り仕掛けからユーロドルが急落。これを受けてクロス円にも、週末を控えた利食いが優勢となった。 ユーロドルは1.3296から1.3201まで下落後、週末のショートの利食いが優勢となり1.32ミドルへ反発し、ドル円は93.64から93.31まで値を下げた後は揉み合い。 一方クロス円では、下値では投信設定に絡む買いの思惑で、どうにか下げ止まりを維持した。 ユーロ円が124.25から123.41まで下落、ポンド円が143.98から143.11、オージー円は、スティーブンス豪準備銀行総裁が「金利は平均にかなり近い」と発言したことで86.71から85.80へ下落、NZD円は66.55から66.21、カナダ円が93.69から93.08、スイス円が86.70から86.12まで一時値を下げた。海外市場は、ギリシャが正式にEUとIMFに支援を求めたことで、今週のリスク回避の動きからの巻き返しで終了した。 これでギリシャは、総額450億ユーロの支援(EUが300億ユーロ、IMFが150億ユーロ)の資金援助を受ける模様で、ユンケル・ルクセンブルク首相兼財務相(ユーログループ議長)も、「ユーログループはギリシャ支援策の発動について決定」とこれを確認した。 また、米3月新築住宅販売件数が、1964年以来の急増となったことも好感された。 こういった内容を受けて、ユーロドルが1.3400、ドル円が94.43の高値まで上昇。 クロス円も買戻しが優勢となった。 ユーロ円が126.05、ポンド円が144.77、オージー円が87.20、NZD円が67.45、カナダ円が94.15、スイス円が87.81まで買い進められた。
経済指標&要人発言
2010年04月26日(月)
26日の東京市場は、日経平均株価が堅調な上昇となったことで、円はリスク志向的な売りが強まった。ユーロドルは、週末のショイブレ独財務相の「ギリシャは支援を得る前に新たな緊縮財政策で合意する必要」とのドイツ紙報道を受けて、早朝から1.3317まで下落後、1.3398まで買い戻された。 またクロス円では、ユーロ円が125.30から126.30まで上昇、ポンド円が144.52から145.91まで値を上げ、オージー円が87.01から87.64、NZD円が67.33から67.90、カナダ円が93.94から94.69、スイス円が87.32から88.00まで上昇した。海外市場では、メルケル独首相がギリシャ支援に対する慎重な姿勢を示したことを嫌気して、リスク回避的な動きが継続したが、材料難もあり更に大きな動きとならず、その後ウェーバー独連銀総裁が、ギリシャ支援策に関する協議はすぐに終了との見方を示したことで、巻き戻し的な動きとなった。 ユーロドルは、1.3291の安値から1.3396まで反発、ドル円は94.31から93.93まで値を下げ、ポンドドルは1.5434へ下落、ユーロポンドは0.8659まで反発した。一方クロス円も一時売り込まれたが、その後は反発気味で終了した。 ユーロ円が125.09へ下落後、125.79へ反発。ポンド円は145.98から145.19へ値を下げ、オージー円が87.75から87.06、NZD円は68.30から67.86、カナダ円が94.48から93.80まで下落、スイス円が87.23から87.79まで上昇した。
経済指標&要人発言
2010年04月27日(火)
27日の東京市場は、材料難の中、日経平均株価は堅調も、上海株の軟調やGWを控えたポジション調整の円買いが強まる展開。ドル円は94.04から93.67まで下落、ユーロドルは、ギリシャ問題の不透明感から1.3417までストップをつけて上昇後、1.3356まで値を下げた。またクロス円も全般的に利食いが優勢。ユーロ円は、ユーロ債の償還・利金の円転ニーズで、125.97から125.20まで下落、ポンド円が145.41から144.16、オージー円が87.24から86.54、NZD円が68.00から67.40、カナダ円94.00から93.43、スイス円が87.80から87.15まで下落した。海外市場では、米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)がポルトガルを格下げ、更にギリシャの格付けを3段階引き下げ、「ジャンク級」である「BB+/B」とすると発表したことを受けて、リスク回避の動きが大幅に強まった。また信用不安から米国債が急騰、NYダウが200ドルを超える下落となり、ドル買い、円買いが強まった。ユーロドルは、1.3166まで下落、ポンドドルも1.5252まで値を下げ、ドル円は92.81まで値を下げた。 またクロス円も大きく値を下げ、ユーロ円が122.57、ポンド円が141.62、オージー円が84.99、NZD円が65.92、カナダ円が91.18、スイス円が85.53まで一時値を下げた。
経済指標&要人発言
2010年04月28日(水)
28日の東京市場は、欧州信用懸念による株安を受けたリスク回避の動きが継続したが、日経平均株価や上海株式市場が比較的堅調に推移したことで、買い戻しが優勢となった。ユーロドルは1.3144まで下落後、ギリシャ証券監督当局が「4月28日から6月28日まで株の空売り禁止」を発表、ファンロンパイEU大統領(首脳会議常任議長)が、「ギリシャに関する交渉は順調」、「5月10日頃にユーログループの会合を開く意向」、ノボトニー・オーストリア中銀総裁が「ギリシャ債務問題がその他のユーロ圏諸国に波及する可能性があるとの懸念は根拠がない」と述べたことで、1.3218まで値を上げた。 一方クロス円も下落後は買い戻しが優勢で、ユーロ円が122.37から123.33まで反発、ポンド円は141.70から142.67、オージー円が85.01から豪・1−3月期消費者物価指数の上振れもあり86.09へ反発し、NZD円は66.07から66.80、カナダ円が91.45から92.16、スイス円が85.41から86.08まで一時値を上げた。 海外市場では、S&Pがスペインの格下げを発表。買い戻し気味となったユーロを中心にリスク回避的な、ドルや円の買い戻しとなった。 またFOMC(米連邦公開市場委員会)の声明文で「長期にわたる低金利政策を維持」の文言を維持したことや米景況感の改善が示さことで、NYダウが反発。材料に振らされる目まぐるしい動きとなった。ユーロドルは、1.3266まで高値を更新後、その後はスペインの格下げで1.3114へ下落と年初来安値を更新したが、FOMC後はストップをこなしながら1.32台前半まで反発した。 また他のドルストレートも同様の展開となり、ポンドドルは1.5126と本日安値を更新後、1.52近辺は反発。 一方円絡みでは、ドル円が94.33まで一時更新も揉み合いの範囲で、クロス円は、欧州通貨の動きに左右される展開となった。 ユーロ円は125円手前で上値を抑えられ、オージー円は87.35と日中高値を更新した。
経済指標&要人発言
2010年04月29日(木)
29日のアジア市場は、東京市場が休場、材料難から動意の薄い展開となった。ドル円は93.85から94.18での推移、ユーロドルは、1.3184から1.3240で小じっかりとした。 一方クロス円も堅調気味で、ユーロ円が123.75から124.39、ポンド円が142.21から143.28、オージー円が86.56から87.11、カナダ円は92.80から93.34、スイス円が86.36から86.76での推移。NZD円は、NZ準備銀行が、政策金利は据え置いたが、タカ派的な声明を発表したことや3月貿易収支の黒字幅が上振れたことで67.98まで上昇後、67.07まで一時反落した。海外市場の動向は、ギリシャ協議が近いうちにまとまるとの噂が流れ、欧州株高やギリシャ10年国債とドイツ10年国債のスプレッドが縮小したことから、リスク回避の巻き戻しの動きとなった。またNY市場でも、NYダウが一時150ドル高と上昇を強めたことで、リスク選好となったが、材料にかけることで、揉合い気味の展開となった。ユーロドルは、ロンドンの高値1.3279からムーディーズがギリシャの銀行のカバードボンド格付けを引き下げ、ショイブレ独財務相が「ギリシャ救済についての決定がポジティブなものになるか依然明確でない」と述べたことで1.3210まで下落、その後もムーディーズが、ギリシャの格付けを複数段階引き下げる可能性が高いとの見方を示したことで上値の重い展開が続いた。 ポンドドルは、アジア時間に英格下げの思惑で値を下げたが、1.5201−06の安値から1.5341まで上昇、ドル円は93.91から94.27まで値を上げたが、小動きが継続した。一方クロス円も値を戻し気味。 ユーロ円が124.17から124.88まで上昇も上値は重く、ポンド円が142.86から144.35、オージー円が86.97から87.50、NZD円が67.60から68.17、カナダ円が93.20から93.97、スイス円が86.60から87.07へ値を上げた
経済指標&要人発言
2010年04月30日(金)
30日の東京市場は、月末で動きづらい動向の中、本邦勢による月末絡みとみられる円買いが出たが、更に大きな動きとならず、揉合い気味の相場展開となったが、日経株価が堅調推移となったことで、その後は円売り気味で終了した。 ユーロドルは、欧州信用不安の緩和を受けて1.3223から1.3307まで上昇、ドル円は93.89から94.18まで上昇。その他ユーロ円が124.33から125.29、ポンド円が143.99から144.80、オージー円が87.13から87.73、NZD円が67.85から68.41、カナダ円が93.41から94.01、スイス円が86.70から87.30まで値を上げた。のロンドン市場では、堅調な株価や週末、月末のフローの動きもあって、東京タイム終盤からの流れを引き継ぐ形で円売り、ドル売り地合いが強まったが、NY市場では一転、米検察当局が米ゴールドマン・サックスに対して、「刑事事件として立件するかどうかの捜査を進めている」と発表したことで、NYダウが大幅下落。 58ドル安で終了したことで、ドルや円の買い戻しで終了した。 
 この日発表された米2010年第1・四半期の実質国内総生産(GDP)速報値は、季節調整済みの年率換算で前期比プラス3.2%となり、予想は若干下回ったが、個人消費の伸びが後押しとの見方が強まった。また4月シカゴ購買部協会景気指数と4月米ミシガン大消費者態度指数・確報値が予想より強い内容となったが、大きく相場に影響は与えず、株価の下落を受けたフライ・トゥ・クウォリティ的な債券買いから米長期金利が下落し、相場に悪影響を与えた。  ユーロドルは、月末のリバランスの買いの思惑で1.3343の高値まで上昇後、1.3240台まで反落したが、2日にユーロ圏財務相が緊急会合を開催とのニュースに買い戻された。 ドル円は94.59の高値まで上昇後、GWの輸出の厚めのオファーに上値を抑えられて、93.84まで下落して安値圏で引けた。 一方クロス円も買い戻し後は、利食いに押されて引けた。ユーロ円が125.97から124.70台、ポンド円が145.21から143.28、NZD円は68.98から68.15、スイス円が87.86から87.00まで一時下落した。 また、オージー円はリーマンショック前の高値に迫る88.10まで上昇後、86.66の日中安値まで下落して安値引けとなり、カナダ円も94.20から92.20の日中安値まで下落し、安値圏で引けた。
経済指標&要人発

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