2010年0703日更新
FX Strategic Co-op


2004年 12月 11月 10月 09月 08月 07月 06月 05月 04月 03月 02月 01月
2005年 12月 11月 10月 09月 08月 07月 06月 05月 04月 03月 02月 01月
2006年 12月 11月 10月 09月 08月 07月 06月 05月 04月 03月 02月 01月
2007年 12月 11月 10月 09月 08月 07月 06月 05月 04月 03月 02月 01月
2008年 12月 11月 10月 09月 08月 07月 06月 05月 04月 03月 02月 01月
2009年 12月 11月 10月 09月 08月 07月 06月 05月 04月 03月 02月 01月
2010年 05月 04月 03月 02月 01月

Histrical Rate Range
Date コメント
2010年06月01日(火)
 1日の東京市場は、東京及びアジア株式市場が軟調に推移したこと、欧州中銀金融安定報告書で「ユーロ圏銀行の評価損は、2010-11年に、最大1950億ユーロの可能性」との報道を受けて、リスク回避的な動きが強まった。 ドル円は91.28から90.63へ下落、ユーロドルは1.2308から1.2174まで値を下げ、ユーロ円も112.23から110.44まで下落した。 その他豪州では、豪準備銀行が政策金利を据え置いたが、想定の範囲としても、スワン豪財務相が「資源超過利潤税に対する業界からの反対で、政府が同税を思いとどまることはないだろう」発言したことが嫌気されて、オージー円は77.32から75.36まで下落、NZD円は62.23から61.03、カナダ円は87.55から86.73まで値を下げ、スイス円も79.16から787.92まで下落した。海外市場では荒れた動き。 ロンドン市場では、ユーロ圏の銀行の評価損計上の話題からのリスク回避から、巻き的な動きとなり、更にNY午前の取引では、一時100ドル近い下落となったNYダウが、5月ISM製造業景気指数が予想より強い内容となったことを受けて、プラス圏に反発。 円売り、ドル売り気味となったが、その後は、レバノンによるイスラエル戦闘機攻撃の報道などもあり、ダウが再度100ドル超えへ下落して引けたことで円買い、ドル買いが再燃して引けた。  ドル円は90.54の安値から91.46の高値へ反発後90.88まで下落、ユーロドルは1.2110の安値から中東勢の買いで1.2355まで上昇後、1.2225−30レベルへ反落した。 一方クロス円も上下する形から、ユーロ円が109.77から112.86の日中高値まで上昇後、111円近辺に値を下げ、ポンド円が130.82から134.47へ上昇後、133円前半へ値を下げた。その他クロス円は同様で、スイス円が77.48から79.64、オージー円が75.02から77.07、NZD円が60.70から62.43まで上昇後、利食いに押し戻され、カナダ中銀が0.25%の利上げを実施して、カナダ円は87.66の高値まで一時上ヒゲを描くも、その後は86.09まで下落した。 
経済指標&要人発言
2010年06月02日(水)
2日の東京市場では、朝方は昨晩のNYダウの下落から、リスク回避的な動きとなったが、その後鳩山首相と小沢幹事長の辞任報道を受けて、次期首相に円安論者の菅副総理兼財務相との期待感から、円売りが進んだ。 また欧州通貨では、英プルデンシャルが、AIAの買収合意の破棄で、米AIGと交渉との報道からポンドの買い戻しが優勢となり、ポンドドルは1.4770まで上昇し、ユーロポンドの売りが、ユーロドルを圧迫したが、ユーロドルは、日本・ブラジル・インド・韓国の中銀が「ユーロ投資を止めない」との報道が出て、中東勢の買い意欲から1.2180から1.2263での推移となった。 一方ドル円は90.89から91.78まで一時上昇し、クロス円は上下に荒れた動きとなったが、円安気味の推移で東京を引けた。 ユーロ円が110.99から112.50まで上昇後、111.58が下値を支え、再度112円台へ反発。 ポンド円が133.03から135.39へ上昇し、オージー円は強い豪1−3月期のGDPや豪政府と資源会社が資源超過利潤税に関して協議するとの報道を手がかりに、75.32から76.82まで上昇後、75.57まで下落したが、再度高値圏をめざし、NZD円が61.22から62.37、カナダ円が86.09から87.37、スイス円が78.53から79.50のレンジでの若干荒れた推移となった。海外市場では、鳩山政権の崩壊を受けて、菅直人副総理兼財務相が時期総理との期待感から、同氏が円高阻止に動くとの思惑から、海外勢中心に円売りが続いた。 またNYダウが4月米住宅販売保留指数の予想より強い内容を受けて、200ドル超えの上昇となったことも円売りをフォローした。 ドル円は92.36まで一時値を上げ、その後も92円台で高止まりの状況で終了。 ユーロ円が113.08、オージー円が77.62、NZD円が62.87、カナダ円が88.87、スイス円が79.91まで上昇。 ポンド円はロンドン時間の135.39の高値を超えることができずに、安値の133.95からの保合い気味の展開となった。 一方欧州通貨では、ドルは比較的堅調で、ユーロドルは、1.2273のロンドンの高値から1.2173−76レベルへ下落後、この高値圏との保合い。 ポンドドルはアジア夕方の1.4769−74レベルを高値に1.4554と日中安値を一時更新した。 その他資源国通貨は原油価格の上昇などを手掛かりに堅調な展開となり、オージードルが0.8424、NZDドルが0.6824の高値、ドルカナダは、スイス系などの売りに主導されて1.0372まで下落した。
経済指標&要人発言
2010年06月03日(木)
3日の東京市場は、東京株式市場が堅調に推移したことで、昨日来の円売りが継続した。上海株は軟調も、日経平均が310円高で引けたこともあり、市場全般にショート・カバーが進んでいる。ドル円は、92.04から92.54、ユーロ円が112.70から113.88まで値を上げ、ポンド円が136.26、オージー円が78.63と本邦証券系の買いも強まった。一方欧州通貨もクロス円の影響から堅調推移で、ユーロドルが1.2226から1.2327、ポンドドルも1.4744、オージードルは、豪州4月貿易黒字を受けて、0.8510まで上昇した。 ただ、今後は米5月ADP全国雇用者数や週間新規失業保険申請件数の発表を控え、米雇用統計の前哨戦の数字を控え、上値追いのリスクは高まっているので注意となる。海外市場では、軟調気味に推移した円も、米ADP全国雇用者数やISM非製造業景況指数などが市場予想を下回ったことで、ダウが下落。ドル円、クロス円が利食いに押され、米雇用統計を控えドルの買い戻しも強まった。ただし、その後ダウが持ち直したことで、買戻しも入り、更なる大きな動きとはならなかった。 ユーロドルは、米金融情報筋が欧州中央銀行(ECB)にハト派的な見方を示すレポートを配信したことやユーロスイスでの売りに圧迫され、1.2152の安値まで下落、ポンドドルも1.4586へ値を下げ、ドル円は92.81から92.22まで値を下げたが、92.70台まで買い戻されて引けた。 一方クロス円もロンドンでの高値から値を下げる展開から反発的で終了。 ユーロ円が114.16から112.13へ下落後113円近辺へ反発、ポンド円が136.43から134.58、オージー円が79.01から77.20、NZD円が63.96から62.597、カナダ円が89.70から88.19、スイス円が80.62から79.67まで一時下落したが、その後は買い戻しが優勢も戻りも重い状況となった。 
経済指標&要人発言
2010年06月04日(金)
4日の東京市場は、週末の米雇用統計を控えて、動意の薄い中、アジア株が総じて堅調な推移となり、米FRB高官が、連続して出口戦略について言及したこともあり、円売り気味の展開となった。 ドル円は92.52から92.87まで上昇、ユーロドルは、1.2157から1.2191での小動きとなり、ユーロ円が112.54から113.11まで値を上げた。 その他クロス円では、ポンド円が135.29から135.93、オージー円が77.90から78.62、NZD円が63.12から63.65、カナダ円が88.85から89.38、スイス円が80.00から80.46で堅調推移となった。海外市場では、ロンドン市場で、ユーロスイス売りが強まり、急速に週末のリスク回避の動きが強まった、ユーロスイスは、スイス国立銀行の介入水準だった1.1400レベルを下回ると一時1.3867まで急落、これを受けてユーロドル相場も直近安値を割れて急落となった。 またNY市場では、米雇用統計において、米5月非農業部門雇用者数が、市場予想を下回る結果となったことで、失望の円買い、ドル買いとなった。 またNYダウが、寄り付きから下げを加速し、323ドル安で引けたことも悪影響を与えた。 注目の米5月雇用統計では、失業率は9.8%と予想を下回ったが、非農業部門雇用者数が、プラス43.1万人となり、市場予想のプラス53.6万人より弱い結果で、特殊要因の国勢調査用のパート・タイマーを除いた民間部門の非農業部門雇用者数が、プラス4.1万人となり、市場の予想のプラス18万人から大幅に悪い内容となったことが嫌気された。ユーロドルは、1.20のオプションの防戦を下抜け、一時1.1972と2006年3月24日以来の安値を更新後、買い戻しも出たが、結局1.1955まで安値を更新して安値圏で引けた。 ポンドドルも1.4453、オージードルが0.8214まで値を下げ、ドル円は91.42の安値をつけた後は、買い戻し気味に終了した。 一方クロス円も大きく値を下げ、ユーロ円が109.40、ポンド円が132.15、オージー円が75.09、NZD円が61.14、カナダ円が86.20、スイス円が78.67まで、一時下落した。 
経済指標&要人発言
2010年06月07日(月)
7日の東京市場は、東京株式市場の下落、ハンガリー財務相の「ハンガリーの予算には懸念すべき兆候がある」との発言、ユンケル・ユーログループ議長の「ハンガリーの状況やユーロ相場について懸念していない」との発言やテレグラフ紙調査における「25名中12名のエコノミストが、ユーロは5年以内に消滅との見方」、ドイツ連邦憲法裁判所がドイツ政府によるユーロ圏支援基金への支出に、司法的に難色を示す可能性ありとの報道を受けて、リスク回避の動きが強まった。ユーロドルは、1.1966から1.1876まで下落、ドル円は92.10から90.97へ値を下げた。またクロス円も軒並み値を下げ、ユーロ円が110.25から108.06、ポンド円が132.71から131.11、オージー円が75.64から73.69、カナダ円が86.67から85.21、スイス円が78.99から77.98まで一時値を下げた。 海外市場では、東京のリスク回避の動きが一服気味の展開となったが、 NY市場では、材料に薄い中、NYダウが、オープン当初、ハンガリーの債務問題について同国政府が赤字削減目標の達成を示唆したことで、高く寄りついたが、その後値を消して100ドル超えの安値で終了したことで円買い、ドル買いが強まった。 ユーロドルは、1.1992まで上昇後、1.1911−13レベルへ反落。 ポンドドルは、ロンドン・フィキシングの買いで、1.4563まで一時値を上げ、ドル円は92.10の高値から91.27まで下落した。 一方クロス円では、ユーロ円が110.33から108.79−82レベルへ下落、ポンド円が133.85から132.06、オージー円が75.65から73.83、NZD円が61.60から60.16、スイス円が79.34から78.48、87.54から86.06まで一時値を下げた。
経済指標&要人発言
2010年06月08日(火)
 8日の東京市場は、東京株式市場が下げ渋ったこと、バーナンキFRB議長が「経済が完全雇用に戻る前に引締めが必要となる可能性」、「これまでの経済指標は、持続的な景気回復を裏付けている」とタカ派的な発言をしたこと、クロス円に個人投資家からの買いが見られたことで、円が軟調気味な推移となった。 ユーロドルは、ユーロ円の買いも手伝って、1.1913から1.1981−84レベルまで反発、ドル円は91.33から91.89まで値を上げた。 またクロス円では、ユーロ円が130.80から110.00−03レベルまで値を上げ、ポンド円が132.07から133.38、オージー円は、ブロードベント豪準備銀行委員の「オーストラリアの景気回復はV字型、交易条件は改善しつつある」との発言を受けて、73.83から75.40、NZD円が60.14から61.03、カナダ円が86.03から87.20、スイス円が78.47から79.20まで値を上げた。の海外市場では、ロンドン市場のリスク回避的な動きから、NYダウが50ドル安でスタート。 円買いが一時強まったが、その後ダウが堅調に反発したことで、リスク回避の巻き戻し的な展開で終了した。 NYダウは、ハンガリーやブルガリアへの懸念から下落したが、バーナンキFRB議長の低金利を維持するは発言を受けて持ち直しが指摘されている。 ユーロドルは、1.1901の安値からクロス中心での買い戻しニーズから一時1.2008まで値を上げたが、高値圏の維持は難しかった。 特にユーロスイスで、スイス中銀の介入が噂されて、ユーロスイスが一時1.3746の安値から1.39まで急上昇したことやユーロポンドで、0.8337まで値を上げたことがユーロ買いの主因となっている。またポンドドルは、格付け会社のフィッチが英国の財政面に懸念を示したことで、東京時間夕方の高値1.4530から1.4348まで下落、ドル円は90.84まで下落後、91.39へ反発した。一方クロス円では、ユーロ円が108.35の安値から109.67へ値を上げ、ポンド円は132.28から130.43へ下落後、132.45まで反発、オージー円は74.06の安値から75.80へ上昇、その他NZD円が59.89の安値から61.13、カナダ円が85.82から87.39、スイス円はスイス中銀の介入で、一時78.27まで大きく下ヒゲ後、79.54まで反発した。
経済指標&要人発言
2010年06月09日(水)
9日の東京市場は、NYダウの反発にも東京株式市場が軟調に推移したことで、円が堅調気味の推移となったが、午後には、北朝鮮の中国人誤射情報、野田新財務相の「為替の過度な変動や無秩序な動きは経済・金融安定に悪影響」、「外為特会の積立金見直し、市場への影響を考えて対応する必要」、「日本の長期金利の低位安定、いつまでも安住できるわけではない」などの発言もあり、ショート・カバー的な円売りとなった。ドル円は91.62から91.25まで下落後91.58まで反発。ユーロドルは、1.1924から1.2979での推移となり、ユーロ円109.68から108.86まで下落後、再度高値圏に値を回復した。  その他のクロス円も同様で、ポンド円が131.43から132.66、オージー円が74.85から75.82、NZD円が60.42から61.17、カナダ円が86.81から87.48、スイス円が75.99から79.56での推移となった。海外市場は、ロンドンからNY午前にかけて、ダウが堅調に120ドル高まで上昇したことで、ドル売り、円売りが強まったが、その後は利食いが優勢。更にベージュブックがハト派的となったこともあり、NYダウが英BP株の急落を受けて、マイナス圏で引けたことでドル円、クロス円の下落が強まった。 ユーロドルは、ストップ・ロスを巻き込み1.2074まで上昇も、1.20台を維持できず、ドル円は、91.67から91.06まで下落、ユーロ円が110.60から109円前半へ下落、ポンド円が133.77、オージー円が76.59、NZD円が61.80、カナダ円が88.35、スイス円が80.17と日中高値を更新後値を消した。  
経済指標&要人発言
2010年06月10日(木)
10日の東京市場は、東京株式市場が堅調に推移したことや、強い豪州雇用統計やNZが利上げを実施したことで、クロス円中心に円売りが進んだ。 ユーロドルは、戴相龍中国全国社会保障基金理事会理事長(前中国人民銀行総裁)が「ユーロは今年の急落要因となっているソブリン債務危機を乗り越えられる」、「中国は米国の財政赤字拡大によって外貨準備に損失が生じるリスクに直面している」と発言したことやECB理事会を控えたショート・カバーで、1.1957から1.2064まで反発、ドル円は、91.39から90.92まで下落した。一方クロス円は総じて堅調も上値は引き続き厳しい展開。ユーロ円が108.98から110.06まで値を上げ、ポンド円は、英BPがチャープター11申請との噂にも、132.25から133.18まで上昇、オージー円は、豪州5月雇用統計が改善したことで、75.38から76.63まで強い上昇を示現し、NZD円は、ボラード・NZ準備銀行総裁の「今回の利上げの狙いは、歴史的な低金利による景気刺激策を徐々に解除することであり、金融引締めを開始することではない」との発言にも、60.68から62.94まで値を上げ、カナダ円が87.23から87.90、スイス円が79.18から79.83まで一時値を上げた。海外市場では、ECB理事会やNYダウが270ドル高で、引けたことで、クロス円中心に円売り、ドル売りが大きく進んだ。ユーロドルは、 独裁判所が、ユーロ圏支援枠組みの緊急拠出案の差し止めを求める独議員の訴えを棄却したこと、ECBが金利を据え置いたことやトリシェECB総裁が、「ユーロの存続を懸念したことは一度もない」と述べたことで、1.2143の高値、ポンドドルも1.4718レベルに上昇した。 またドル円は、ドル売り相場の中、91.46から90.96まで下落したが、もみ合いのから離れておらず、ユーロ円が110.85、ポンド円が134.45、オージー円が77.71、NZD円が62.80、カナダ円が88.78、スイス円が80.12まで上昇した。
経済指標&要人発言
2010年06月11日(金)
11日の東京市場は、昨日のNY市場の動向を受けて、東京株式市場が堅調に推移したことで、円売り気味の展開となったが、予想より強い中国CPIの結果を受けて中国株が、金融引き締め懸念から下落し始めると、ドル買い、円買いが強まった。 ただし、更なる材料も薄くその後はもみ合い気味の展開となった。ユーロドルは、1.2149から1.2093まで下落、ドル円は91.28から91.76まで値を上げた。 一方クロス円もNYの高値を上回った後は、利食いが優勢となった。 ユーロ円が110.45から111.30へ上昇後、110.59−62レベルへ下落、ポンド円が134.15から135.14、オージー円は、ラッド豪首相が資源超過利潤税の妥協案を提示する見通しとの報道を否定しことで、77.83から77.07まで下落し、NZD円が62.83から62.26、カナダ円が88.99から88.31、スイス円が80.31から79.80まで下落した。海外市場では、市場予想を下回る英4月鉱工業・製造業生産の結果を受けて、ポンド売りが強まった。 NY市場では、米5月小売売上高が、市場予想より弱い内容となったことで、NYダウが80ドル安でスタート、円買いが一時強まったが、その後米6月ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値が予想を上回ったことで、ダウがプラス圏を一時回復、その後はマイナス圏でもみ合いとなったことで、円も売り戻しが入り、週末のもみ合いで終了した。ユーロドルは、クロスでのユーロ買いが支え、1.2153の高値まで上昇後、1.2045へ値を下げたが、週末のポジション調整から1.21台を回復して引けた。 ポンドドルは、東京の高値圏1.4757−62レベルから1.4505まで下落。 ユーロポンドが0.8327へ上昇、ドルスイスも1.1546の高値をつけ、ユーロスイスは、一時1.3947レベルまで上昇した。一方円絡みでは、ダウにつれた動きとなったが、ダウが引け際に値を戻したことで、クロス円はショート・カバー気味で引けた。 ドル円は、91.79と日中高値更新後に91.20まで下落したが、ダウにつれて再度91.76まで反発したが、その後はもみ合い推移。ユーロ円が111.41の日中高値から110.32まで下落後、再度111.23−28レベルへ反発し、ポンド円が135.14の日中の高値から132.70と日中安値へ下落、オージー円は77.91から76.94まで下落後、78.00の日中高値をつけ、NZD円は63.26から62.55へ下落後、引け際に63.37の日中高値へ上昇して引け、カナダ円は日中高値の89.02から88.00へ下落後、88.96へ再上昇し、スイス円は80.31の高値から79.43まで値を下げた後は、買戻し気味で引けた。 
経済指標&要人発言
2010年06月14日(月)
 14日の東京市場は、週初で材料や動意の薄い中、東京株式市場が堅調に推移したことで、円売り気味の展開となった。 ドル円は9160から92.03まで値を上げ、ユーロドルもショート・カバー中心に1.2111から1.2208まで値を上げた。またクロス円も堅調に上昇し、ユーロ円が111.10から112.20、ポンド円が133.42から134.81、オージー円が78.04から78.89、NZD円が63.28から63.93、カナダ円が88.63から89.37、スイス円が79.77から80.57まで値を上げた。海外市場では、東京、ロンドンでリスク志向の動きが続いたが、NYダウが、一時キャタピラーが相場をけん引して、100ドル近い上昇を示現するも、その後はムーディーズが、ギリシャのソブリン格付けを引き下げたがことで、NYダウが値を崩したことで、巻き戻しの利食いが優勢となった。 ユーロドルは、ユーロ圏の4月鉱工業生産が予想を上回ったこともあり、1.2298まで上昇後、1.2216−19レベルまで下落、ポンドドルも1.4809まで上昇後、値を落とし、ユーロポンドは、0.8667まで上昇した。一方円絡みでは、ロンドン・NY初頭の堅調から一転値を下げる展開。 ドル円が92.12まで上昇後、91.41の安値へ下落、ユーロ円が112.87から111.75−80レベルへ値を下げ、ポンド円が135.90から134.75、オージー円が79.60から78.50、NZD円が64.42から63.53、カナダ円が89.80から88.52、スイス円が81.01から79.98まで下落した。 
経済指標&要人発言
2010年06月15日(火)
15日の東京市場は、昨日NYで、ムーディーズがギリシャの格下げを行ったことで、米株が軟調となったことを受けて、リスク回避的な動きが強まった。 ドル円は仲値不足から、91.70まで上昇後、91.42まで下落。 ユーロドルも、欧州時間の指標を前に、1.2233から1.2195まで、利食いに値を下げた。 一方クロス円も総じて、昨日の大幅な反発から利食いが優勢となったが、豪準備銀行議事録に、「当面は金利据え置きが適切」とコメントされたことが、全般的な円買いを誘った。 ユーロ円が112.13から111.58まで値を下げ、ポンド円が135.35から134.77、オージー円が78.82から78.19、NZD円が63.85から63.31、カナダ円が88.86から88.40、スイス円が80.35から80.04まで一時下落した。海外市場では、東京タイム終盤に、欧州系金融機関のリスク資産トレードによる巨額損失の話題からリスク回避の動きが強まったが、ロンドン市場では、独・ユーロ圏ZEW景気期待指数が、予想より弱いにも関わらず、ユーロドルが下げ止まりを見せたこともあり、リスク回避の巻き戻し的な動きから、NY市場で、予想より弱い米6月NY連銀製造業景況指数や米6月NAHB住宅市場指数を尻目に、NYダウが強い上昇を示現したことで、リスク選好が強まった。 ユーロドルは、ユーロスイスでの、ユーロ買いもあり1.2350の高値まで上昇。 クロス円も堅調な推移から、ユーロ円が113.07、ポンド円が135.68、スイス円が81.01、オージー円が79.19、NZD円が63.93、カナダ円が89.34まで上昇した。ただし、ドル円は、ドル売り相場の中、揉合いが継続しており、東京の安値91.08から一時91.57レベルに上値を限定した。
経済指標&要人発言
2010年06月16日(水)
16日の東京市場は、昨日のリスク志向的な動きからは、一服気味。 日経平均株価が1万円を超えて堅調に推移したが、ドル円では上値で輸出の売りが押さえ、91.67から91.40まで下落したが、午後には91.80まで反発した。 ユーロドルも1.2304まで下落後、ユーロ円の買いに、昨日の高値を若干超える1.2354レベルに一時上昇したが、更なる上値拡大はできていない。一方クロス円は利食いが優勢ながらも、下値は材料難や水曜日のショート・カバー意欲に支えられた。 ユーロ円が112.59から一時113.32の高値、スイス円が80.63から81.32と昨日の高値を超える動きとなったが、現状は一過性で、その他ポンド円が135.23から135.98、オージー円が、弱い豪新規住宅を受けて78.91から79.42、NZD円が63.47から64.01、カナダ円が89.52から89.03での推移となった。海外市場では、ロンドン市場で、スペイン国債と独国債の利回り格差がユーロ導入以来で最大となったことで、リスク回避的な動きが強まり、NY突入後、 米連邦住宅金融局(FHFA)が、ファニーメイとフレディマックのNYSE上場廃止を指示したとのニュースや弱い米5月住宅着工件数を受けて、NYダウがマイナス70ドル近い下落でスタートしたことで、更にリスク回避の動きが強まり、円買い、ドル買いとなったが、その後堅調な米5月鉱工業生産を受けて、ダウに買い戻しが入ったことで、こういった巻き戻しの動きで、NY市場を終了した。 ただし、ダウの戻りは弱く、あくまで買い戻しの範疇は超えていない。 ユーロドルは、1.2255の安値から1.2337−40レベルまで反発、ドル円は91.09の日中安値から91.50へ上昇した。 またクロス円もロンドンの安値から値を回復したが、日中高値を超えるような上昇には群がっていない。 ユーロ円が111.74から112.81、ポンド円が134.54から135.81、オージー円が78.17から79.29、カナダ円が88.26から89.40、スイス円が80.50から81.22まで値を上げ、唯一NZD円だけが、63.16から64.04と東京時間の高値を若干上回ったが、これも更に大きな反発には群がっていない。 
経済指標&要人発言
2010年06月17日(木)
17日の東京市場は、東京株式市場が軟調に推移したことや急速に高まった中国人民元の切り上げ観測、カルフォルニア州公務員退職年金基金がカルフォルニア州に6億ドルの追加予算計上を要請との報道を受けて、リスク回避的な円買いが強まった。またユーロドルは、スペイン国債入札への懸念で、1.2315から1.2242まで下落、ドル円は91.44から91.15まで軟調推移となった。 一方クロス円も総じて値を下げる展開。ユーロ円が112.58から111.63、ポンド円が134.75から133.56、オージー円が79.02から78.30、NZD円が63.82から63.39、カナダ円が89.18から88.57まで下落したが、スイス円は、スイス中銀が声明で、「デフレの危機にさらされればあらゆる措置を講ずる」として、これまでの「断固たる行動をとる」との文言から姿勢が後退したとの受けとめ方から、対ユーロでのスイスフラン買いが強まり、ドルスイスが1.1208まで下落、ユーロスイスが1.37663まで下落したことで80.51まで下落後、81.37まで急上昇した。海外市場では、ロンドン市場で、スペイン国債の入札が無事に終了したことで、リスク選好的な動きとなったが、NY市場では、米新規失業保険申請件数や6月米フィラデルフィア連銀景況指数が、予想を大幅に下回ったことで、NYダウが下落を強め、巻き戻して的な展開となった。 ただし、その後はダウがプラス圏に反発したことで、更なる大きな動きとはならなかった。 ユーロドルは、スペイン国債入札を無事こなしたことで1.2413の5月28日以来の高値をつけた後は、1.2340レベルへ下落、ドル円は米6月フィラデルフィア連銀製造業指数が市場予想を大幅に下回ったことで、90.31から90.51の安値をつけた後は、ショート・カバーで91円台を一時回復した。 また、ドルスイスは、スイス中銀の声明で、スイスフラン高抑制へのスタンスが弱められたことを背景に、ドルスイスが1.1327から1.1095まで下落、ユーロスイスは、1.3741まで値を下げた。 一方クロス円もロンドンでの反発から一転急落気味となり、ユーロ円が113.20から111.89、ポンド円が135.48から133.92、オージー円が79.21から78.00、NZD円が64.17から63.35、カナダ円が89.31から87.66、スイス円が82.05から81.32まで一時下落したが、その後NYダウの反発に、買戻しが優勢となった。 
経済指標&要人発言
2010年06月18日(金)
18日の東京市場は、週末を控えて材料難から動意の薄い展開となった。 ドル円は米系の売りで91.08から90.75まで下落、ユーロドルは、買戻しが優勢となって、一時1.2414と昨日の高値を若干更新したが、更なる動きとならず、その後1.2368レベルまで下落した。またクロス円ももみ合いで、ユーロ円が112.80から112.28まで値を下げ、ポンド円が134.45から135.01、オージー円が78.64から79.17、NZD円が63.81から64.32、カナダ円が88.10から88.58、スイス円が81.58から81.92での推移に限定された。 海外市場は、大きな材料に薄い中、もみ合い気味の展開で終了した。 一時ロンドン市場で円買い気味となったが、NYダウが、マイナス10ドル安を下値に底堅い動きとなったことで、クロス円は堅調な推移、今週買戻しが強かった欧州通貨は、週末の利食いが優勢となった。 ユーロドルは、東京引け際の高値1.2417からじりじりと1.2358まで下値を拡大したが、その後は1.23後半でのもみ合い気味の展開で終了した。 ポンドドルは、1.4771まで値を下げ、目立った処では、ユーロスイスが1.3717と史上安値を更新、これを受けてドルスイスが1.1082の安値まで下落し、安値圏で終了した。 またカナダ景気先行指数・国際証券取扱高がどちらも市場予想を上回ったことで、ドルカナダは1.0313レベルから1.0207まで値を下げた。 一方円絡みでは、ドル円が90.45の安値まで下落後、90.84まで値を戻したが、90円台後半での推移となり、 ユーロ円が111.93、ポンド円が134.01、オージー円が78.39、NZD円が63.52、カナダ円が87.80、スイス円が81.43まで、ロンドン市場で値を下げた後は、ダウが堅調に推移したことで買い戻し優勢となったが、カナダ円が85.91、スイス円が81.95と日中の高値を更新した以外は、揉みあいの粋を出ない形で終了した。
経済指標&要人発言
2010年06月21日(月)
 21日の東京市場は、週末に中国人民銀行が「人民元相場の柔軟性を高める」との声明を発表したことで、シドニー市場からドル売りが拡大した。ただし、中国人民元の対ドル基準値の寄り値が、週末と変わらなかったことで、その後は失望感からのドルの買戻しとなった。 ユーロドルは、1.2490まで上昇後、1.2368まで反落したが、その後は買い戻しが優勢。ドル円は89.95まで下落後、90.97まで反発したが、その後は対クロスでの円売りで、90円後半での推移となった。一方クロス円は、日経平均株価が堅調推移となったことで、買い戻しが強まり、ユーロ円が112.10から113.15、ポンド円が133.97から135.63、オージー円が79.31から80.42、NZD円が64.19から64.92、カナダ円が88.51から89.39、スイス円が81.70から82.48まで値を上げた。 海外市場は、中国が人民元の柔軟性を高めるとした声明を受けて、ロンドンからNY初頭までは、リスク選好的な動きが継続した。 ただし、一時140ドル高まで上昇したNYダウが、上昇幅をほぼ消してマイナス圏まで突入したがことで、その後はドル売り、円売りの巻き戻しが強まった。 ユーロドルは、格付け会社のフィッチが仏大手銀BNPパリバの長期発行体デフォルト格付(IDR)を「AA」から「AA−」に引き下げたことを嫌気して1.2303と本日安値を更新、ポンドドルも1.4738まで下落し、ロンドンで91.48の高値をつけたドル円は、クロス円の売りに90.90まで反落した。 一方クロス円も日中高値から値を消す形。 ユーロ円が113.43から111.85、ポンド円が136.01から134.02、オージー円が80.86から79.64、NZD円が65.30から64.27、カナダ円が90.04から88.61、スイス円が82.52から81.65まで下落した。
経済指標&要人発言
2010年06月22日(火)
22日の東京市場は、人民元相場をめぐって荒れる展開となった。 午前中は、昨日のNYダウの調整を受けたリスク選好の巻き戻しからスタートしたが、人民元の対ドル基準値が、6.7980元と前日より295BPの元高・ドル安水準で寄り付いたことで、ユーロ買い、ドル売り、円売りが一時活発化したが、その後中国人民銀行がドル買い介入を行っているとの観測が高まり、中国元が下落すると再度リスク回避の動きが強まった。ユーロドルは1.2355まで上昇後、1.2284下落、ドル円は90.74から91.10でのもみ合いとなり、ユーロ円が112.74から111.53まで下落、ポンド円が134.78から133.65、オージー円が80.36から79.43、NZD円が64.85から64.11、スイス円が89.17から88.49まで一時下落した。 また、ユーロスイス相場は、昨晩ジョーダン・スイス国立銀行副総裁が「デフレリスクは大方なくなった、目先、為替介入は必要ない」と述べたことで、一時1.3651の安値と史上最安値を更新した。海外市場では、ロンドン市場では、中国元が下落した影響が残り、リスク回避的な動きが続いたが、NY市場突入後は、NYダウが一時プラス50ドル高まで反発してスタートしたことで、巻き戻しが強まる形も、その後米5月中古住宅販売件数が予想より弱い内容だったことで、NYダウが失速。 140ドルを超える下落で引けたことで、再度円買い気味となったが、米FOMCの結果発表を控えて、動意に薄く、大きなリスク回避には至ら無かった。 ポンドドルは、オズボーン英財務相が英緊急予算を発表し、2010年の財政赤字が1490億ポンド、2011年が1160億ポンドになるとの見方を示したほか、低金利が英経済の回復を支援、緊縮財政が長期にわたる低金利維持を可能にするとの発言が示されたことで、1.4688まで値を下げたが、その後格付け会社フィッチが「英緊急予算案を成し遂げれば、英国の格付け『AAA』を強固にする」などの見解を示したことを受けて、1.4859まで反発。 ユーロドルは、独ifo景況指数が、予想を下回り1.2251まで下落後、1.2319レベルへ反発したが、上値は重く1.23割れに押し戻されて引け、 ドル円は90.33の安値まで下落したが動意の薄い展開が続いた。 一方クロス円もロンドンの安値から反発後、利食いに押される展開。 ユーロ円が111.05から111.65へ上昇後110.86まで下落、 ポンド円が133.07から134.65上昇後133.75へ下落、オージー円が79.90から78.78へ値を下げ、NZD円は64.47から63.65、カナダ円が89.15から88.78、スイス円が81.50から82.12へ上昇後81.60まで値を下げた。
経済指標&要人発言
2010年06月23日(水)
23日の東京市場は、東京株式市場が軟調に推移したことで、リスク回避的な動きとなったが、米FOMCを控え、動意は大きなものとはならなかった。 ユーロドルは、欧州の金融機関の損失拡大懸念で、1.2279から1.2244まで下落後、スイス中銀の介入の噂やドイツPMIが強い内容となったことで、1.2297まで反発した。 ドル円は90.59から90.34まで下落したが、資本筋の買いに支えられた。 またクロス円も下値を拡大したが、更に大きな下落には群がらず、買戻し気味となり、ユーロ円が111.21から110.71まで下落後、111.23まで上昇、その他ポンド円が134.60から133.83、オージー円が79.10から78.38、NZD円が63.97から63.50、カナダ円が88.17から87.47、スイス円が81.85から81.44まで一時値を下げた。海外市場は、米MBA住宅ローン申請指数や5月新築住宅販売件数の結果が予想下回ったことが嫌気され、NYダウがマイナス60ドル超えに下落。 リスク回避の動きが一時強まったが、その後は米連邦公開市場委員会(FOMC)で、「長期に渡る低金利政策の維持」が声明に残ったことで、NYダウがこれを好感してプラス70ドル超えの上昇となったことで、一転円売り、ドル売りが進んだものの、その後ダウがマイナス圏まで再調整となったことで、一過性の上昇に留まった。 ユーロドルは、仏の格下げやBNPパリバに続いて他の仏金融機関の格下げありとの思惑から1.2209の安値へ下落後、1.2344と日中高値を更新、ポンドドルも1.4973の高値まで上昇。 ドル円は、89.73の安値まで値を下げた。 一方クロス円日中安値圏まで下落後、上ヒゲを出す動きとなったが、その後はこのレンジで揉み合いとなった。 ユーロ円が109.89の安値から111.13レベル、ポンド円が133.71から134.78、オージー円が77.98から79.12、NZD円が63.50から64.55、カナダ円が86.07から86.94、スイス円が80.82から81.72まで一時値を下げた。
経済指標&要人発言
2010年06月24日(木)
24日の東京市場は、材料難から動意の薄い展開となったが、李中国人民銀行金融政策委員が「ユーロが安定すれば、2010年末までに中国人民元はドルに対して約3%程度上昇する見通し」との発言を受けて、午後には円買いが強まった。 ドル円は89.98から89.55まで下落、ユーロドルは、1.2297から1.2353で堅調な推移となった。 一方クロス円では、豪州のラッド首相が辞任を表明、荒れた動きが一時見えたが、ギラード豪新首相が「鉱山会社と交渉し、資源超過利潤税巡る不透明感を払拭することが必要」と発言したことで、円が軟調気味推移も、上値の重さを嫌気した利食いが優勢となり、ユーロ円が111.01から110.15まで下落、ポンド円が134.87から133.79、オージー円が78.89から77.87、NZD円が64.24から63.18、カナダ円が86.69から86.01、スイス円が81.50から80.9まで値を下げた。海外市場は、ロンドン市場で、ダウ先物や欧州株が下落したことで、リスク回避の動きが強まったが、NY市場では、米5月耐久財受注や米新規失業保険申請件数が、市場予想を上回ったことで、反動的な動きとなった。 ただし、NYダウが寄り付きから昨日の米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を受けて、米景気回復のペースが鈍化するとの懸念が高まったことで、下落を140ドル安まで強めて引けたことで、更なる動きとはならなかった。ユーロドルは、ギリシャの5年物CDSスプレッドが過去最大となったことを嫌気して11.2262まで下落後、1.2388反発、ポンドドルは、1.5012からの高値から1.4917下落、 ドル円は89.22の安値からショート・カバーで89.71まで一時値を上げた。 一方クロス円は、ロンドンで既に安値をつけた影響から、NYダウの下げにも下落は進まなかった。ユーロ円が109.53の安値から、ショート・カバー気味に急速に110.80へ反発後、値を戻し、ポンド円は134.20の高値から133.45に安値を拡大、オージー円が77.16から78.28、NZD円が62.83から64.00、カナダ円が85.40から86.40、スイス円が80.73から81.50まで一時値を戻したが、高値圏を維持できずに引けた。 
経済指標&要人発言
2010年06月25日(金)
25日の東京市場は、東京株式市場が弱含みに推移したことで、円買い気味の展開も、週末のG20を控えて動意が薄く、人民元の対米ドルレートが一時、1米ドル=6.7860元と人民元の柔軟化発表後につけた高値を更新したことなどが、一時好感された。 ドル円は89.42まで下落後、89.78までショート・カバーで上げ、ユーロドルも、1.2297から1.2352まで一時値を上げた。 一方クロス円も安値からは買い戻し気味も上値の重い展開が続いている。 ユーロ円が110.04から110.84、ポンド円が133.59から134.25、オージー円は、豪政府が、「資源超過利潤税の40%の税率を見直す可能性がある」と発表したが、77.01から77.84での推移にとどまり、NZD円が62.88から63.56、カナダ円は85.70から86.29、スイス円が81.13から81.60での値動きとなった。海外市場では、ロンドン市場で、ルーマニアの憲法裁判所が、政府の緊縮財政措置の一部に違憲判断を下したと伝わり、財政問題への懸念の高まりからCDSスプレッドが拡大したことで、ユーロを中心とした欧州通貨売りが強まった。特にユーロスイスが、歴史的な安値となる1.3468まで下落。ユーロドルは1.2254まで下落した。NY市場では、NYダウが、予想を下回った米1−3月期GDP・確報値を嫌気して、一時マイナス70ドルまで下落した。 クロス円に一時売りが強まったが、その後プラス50ドル近い反発となったことで、リスク回避の巻き戻しが強まった。 ただし、これも結局前日比変わらずのレベルで終了したことで、週末のG20を前にしたポジション調整もあり更なる大きな動きとはならなかった。 ユーロドルは、週末や期末を前にショート・カバーが強まり1.2396まで反発。 ポンドドルも1.4856の安値から1.5078まで上昇、ドルスイスが1.0922まで値を下げ、 ドル円は、ドル売り相場の中89.21の安値から反発が89.51に限定されて安値圏で引けた。 一方クロス円も日中安値圏から反発も上値は限定された。 ユーロ円が109.59から110.86へ上昇、ポンド円が133.12から134.53、オージー円が77.03から78.29、NZD円が62.68から64.01、カナダ円が85.69から86.49、スイス円が81.14から81.84まで一時値を回復した。 
経済指標&要人発言
2010年06月28日(月)
28日の東京市場は、東京株式市場が軟調に推移したこと、米国の州政府の財政赤字に対する懸念など円が堅調な推移となった。ユーロドルは、対スイスフランの売りが強まり、1.2398から1.2349まで軟調推移となり、ドル円は89.24から89.45で小動きとなった。 一方クロス円は揉み合いのレベル。 ユーロ円が110.35から110.80、ポンド円が134.20から134.71、オージー円が77.82から78.41、NZD円が63.09から63.87、カナダ円が86.11から86.47、スイス円だけが、ユーロスイスの売りによって81.62から82.42まで強い上昇を示現した。 海外市場は、ドル売り、ユーロ売りが中心の相場展開となった。ロンドン市場から、対クロスでのユーロ売りが上値を圧迫し、弱い米5月個人所得や米5月シカゴ連銀全米活動指数、週末のG20での結果を受けて、米長期金利が下落したことで、ドル売りが優勢となった。 またダウが保合いで終了、円も堅調な推移となった。 ユーロドルは1.2265の安値まで下落。 ポンドドルは、配当に絡むポンド買いで、1.5129の高値まで上昇、ドルスイスが1.0817まで値を下げ、 ユーロスイスは、1.3329と史上安値を更新、ユーロポンドも直近安値を割れて0.8120まで下落した。 一方クロス円も欧州通貨の動向に左右される展開。 ユーロ円が109.60へ下落、オージー円が77.60、NZD円が62.99、カナダ円が85.92の日中安値をまで値を下げたが、ユーロクロスで買われた影響から、ポンド円は135.26、スイス円は82.55と日中高値をつけた。 
経済指標&要人発言
2010年06月29日(火)
 29日の東京市場は、軟調な東京や上海株価、米国2年物国債利回りが、時間外取引で史上最低値を更新、米10年物国債利回りも、2009年4月29日以来の3%割れまで下落したことを受けて、円の買い戻しが進んだ。 特に上海総合指数は3%の急落となっており、7月15日に実施される中国農業銀行のIPOに絡む需給懸念が浮上している。 ユーロドルは、昨日に続きクロスでの売りが強く、1.2230まで下落、ユーロスイスが1.3250まで値を下げ、ドル円は大口のビッドをこなし88.60の安値まで値を下げた。またクロス円も軒並み値を崩し、ユーロ円が108.58、ポンド円が133.57、オージー円が76.51、NZD円が62.11、カナダ円が85.13、スイス円が81.53まで下落した。 海外市場では、注目の米4月S&P/ケースシラー住宅価格指数が市場予想を上回ったが、米6月消費者信頼感指数が予想より大幅に弱い内容となったことで、NYダウが大きく下落。 一時300ドルを超える下落を示現したことで、大きくリスク回避のドル買い、円買いが強まった。 ユーロドルは、欧州中央銀行が昨年夏に実施した1年物資金供給オペの満期を7月1日に控え、スペイン系の銀行が、資金繰りに窮しているとの噂から、1.2151へ下落。 ドル円は、米長期金利の下落などから88.29の安値へ値を下げ、ドルスイスが1.0801の安値まで下落、ユーロスイスは1.3165と年初来安値を5日連続で更新した。 一方クロス円も軒並み安値を更新した。 ユーロ円が107.30、ポンド円が132.84、オージー円が74.93、NZD円が61.03、カナダ円が83.64まで下落した。ただし、スイス円は81.23に下ヒゲを描くも、ユーロスイスの売りの影響から一過性に終わった。 
経済指標&要人発言
2010年06月30日(水)
30日の東京市場は、昨日のNYダウの急落から東京・上海株式市場が軟調に推移したが、更なる材料に薄く、リスク回避志向も一服となった。 ドル円は88.69から88.39まで下落も、88.00−20ゾーンの買いオーダーに支えられるこのレンジでの保合いとなり、 ユーロドルは、1.2167から1.2240まで、期末を睨んだ買戻しで堅調な推移となった。 一方クロス円でも、水曜日のバリュー替わりを睨んだ買い戻しが優勢となった。 ユーロ円が107.68から108.55、ポンド円が132.92から133.60、オージー円円が74.95から75.90、NZD円が61.06から61.65、カナダ円が83.68から84.53へ値を上げ、スイス円はユーロスイスの買戻しで81.65から82.03でのレンジ推移となった。(16:17現在) 海外市場では、ロンドン市場で、リスク志向的な動きが出るも、NY市場では、米6月ADP全国雇用者数が、市場予想を下回ったが、NYダウは一時プラス圏を回復。 ただし、米景況感の悪化観測からその後マイナス100ドル近い下落となり、結局為替市場でもリスク回避のドル買い、円買いで終了した。  ユーロドルは、ロンドン市場で、欧州中央銀行(ECB)が、3ヶ月物の資金供給を実施したことを好感し、1.2305まで上昇後、米ムーディーズ社がスペインの格下げを警告(最大で2段階の引き下げとなる可能性)したことで1.2226まで下落、ポンドドルも1.5029から1.4935で下落し、ユーロポンドは、期末に絡んだフィキシングでの買いのも思惑で、0.8227まで上昇した。その他弱い加GDPを受けて、ドルカナダは、1.0649まで上昇、オージードルは、0.8403まで続落した。  一方ドル円は、ロンドンでのクロス円の買い戻しに、88.77の日中高値をつけた後は、88.36まで下落。 クロス円も高値後は軒並み利食いに押されたが、特にウェストミンスター系(オージードル、NZDドル、カナダドル)のペアは日中安値を更新する動きとなった。 ユーロ円が109.13の高値から108.07まで下落、ポンド円が133.56から132.01へ値を下げ、オージー円が76.00から74.31、NZD円が61.71から60.51、カナダ円は84.76から82.99まで下落したが、スイス円は81.59から82.31まで上昇し、堅調なレベルを維持した。 
経済指標&要人発言

Since June 2001

Copyright(C) 2005 FXSC(FX Strategic Co-op)  All rights reserved