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2010年09月01日(水) |
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1日の東京市場は、東京株式市場が堅調に推移したことや小沢民主党前幹事長が、代表選に向けて「今後の急激な円高には為替介入を含むあらゆる方策実施」と発言したことで、円売りが進んだ。 ドル円は84.02から84.58まで上昇、ユーロドルは、1.2663から1.2728までオプションに絡む買いで上昇した。 一方クロス円は総じて反発も、上値では利食いが優勢となった。 ユーロ円が106.60から107.46まで一時値を上げ、ポンド円が128.97から130.14、オージー円は、豪州第2・四半期GDPが市場予想を上回ったことで74.93から76.09へ値を上げ、NZD円が58.78から59.46、カナダ円が78.94から79.56、スイス円が82.70から83.23まで一時上昇した。海外市場は、弱いADP全国雇用者数を嫌気し、一時リスク回避的な動きが強まったが、その後発表された米8月ISM製造業景況指数が、予想外に前月比を上回る強い結果となり、NYダウが250ドル近い上昇を示現して、ドル売り、円売りが進んだ。 ユーロドルは、1.2856まで上昇後、1.2794へ下落したが、この位置は支えられた。 ポンドドルは、予想を下回った英製造業PMIを受けて、1.5338まで下落後、1.5491の高値まで上昇、ドルスイスは、1.0065の安値まで下落後、クロスでのスイス売りに、1.0182まで値を上げた。 一方ドル円は、83.66まで下落後、84.67へ上昇、クロス円も軒並み買い戻しが強まり、ユーロ円が107.10から108.62、ポンド円が129.25から130.93、オージー円が75.68から77.00、NZD円が59.09から60.29、カナダ円が78.95から80.72まで一時値を上げ、スイス円は82.65から83.77まで上昇後、83.00まで下落した。 |
経済指標&要人発言 |
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2010年09月02日(木) |
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2日の東京市場では、昨日のNYダウの大幅上昇を受けて、日経平均株価も反発となったが、円売りは限定的。 小沢氏や管総理の円安けん制発言も功を奏しなかった。 また欧州時間に入って、強いスイスGDPを受けて、スイス買いが強まった。ユーロドルは、1.2822を上値に1.2776まで下落し、ドルスイスが1.0109まで下落。 ドル円は、84.55から84.07まで値を下げた。 一方クロス円も利食いが優勢で、ユーロ円が108.25から107.45、ポンド円が130.61から129.33、オージー円が76.99から76.16、NZD円が60.23から59.84、カナダ円が80.49から79.75、スイス円が83.26から82.58まで一時下落した。 の海外市場では、強い米週間新規失業保険申請件数、7月中古住宅販売保留件数指数の結果にも、反応は薄く、揉み合い気味の株価もあり、総じて米雇用統計待ちの雰囲気となっている。ユーロドルは、欧州中央銀行(ECB)理事会において、2010年、2011年の景気見通しが、前回から上方修正されたことを受けて、1.2848まで上昇したが、トリシェ総裁が、「景気見通しには下向きリスク」、「景気回復は緩やかなペースが鮮明」と発言したことで、更なる動きとなっていない。ポンドドルは、ロンドン勢参入後に発表となった弱い英建設業PMI、クロスでのポンド売りが強気1.5381まで下落、ドルスイスは、東京午後に発表された強いGDP、一部の金融情報筋が、スイス中銀の12月利上げ説を掲載したことで、1.0095の安値まで下落した。一方円絡みでは、揉み合い気味。 ドル円が85.00から84.45での推移、 クロス円は、堅調気味でユーロ円が108.31の日中高値まで一時値を上げ、オージー円が76.90、NZD円が60.51、カナダ円が80.51、スイス円が83.41まで、同様に日中高値圏まで一時上昇したが、ポンド円は129.20から129.88で、軟調気味なレベルでの推移となっている。 |
経済指標&要人発言 |
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2010年09月03日(金) |
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3日の東京市場は、米国8月雇用統計の発表を控えて。動意の薄い展開となった。 ユーロドルは、1.2808から1.2836.ドル円は84.17から84.42、ドルスイスが、弱い8月消費者物価を受けて、1.0120から1.0156まで上昇した。一方クロス円は、日経平均株価が堅調推移となったが、上値は重い状況が続いた。ユーロ円が108.29から107.92、ポンド円が130.18から129.67、オージー円が76.96から76.35、NZD円が60.43から60.09、カナダ円が80.20から79.82、スイス円が83.36から82.99まで値を下げた。海外市場は、注目の8月米非農業部門雇用者数が、市場予想を上回り、リスク志向のドル売り、円売りが一時強まったが、その後発表された米8月ISM非製造業景況指数が弱かったことで、一転巻き戻しの動きで終了した。 ユーロドルは1.2890レベルへ上昇後、1.2855へ下落したが、その後じりじりと値を上げ、1.2898の高値へ上昇して、高値圏で引けた。 ポンドドルも一時1.5469まで上昇したが、その後は1.54台前半を中心としたもみ合いに転じ、ドル円は85.23まで上昇後、84.20台まで値を下げた。一方クロス円では、100ドル超えとなったNYダウが、ISMの発表受けて、利食いが優勢となったことで、日中高値をつけた後は反落となった。ユーロ円は109.56から108.43、ポンド円が131.66から130円近辺、オージー円が78.04から77.02、NZD円が61.48から60.61、カナダ円が81.67から80円近辺、スイス円が83.42から80.86まで一時下押ししたが、その後は月曜日がレイバーデーでNY市場が休場ということで、動意の薄い展開で終了した。 |
経済指標&要人発言 |
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2010年09月06日(月) |
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6日の東京市場は、日経平均株価が堅調な上昇となったが、NY市場がレーバーデーで休場のため、更なる動意とはならず、円の下値が堅い印象が残る形となった。ユーロドルは、1.2871から1.2920まで値を上げ、ドル円は早朝の84.05の安値から84.50まで上昇したが、再度84.12まで下落。 ユーロ円が108.30から108.97へ上昇後108.52に下落、ポンド円が130.66から129.88、オージー円が77.41から77.12、NZD円が61.00から60.60、カナダ円が81.31から81.06、スイス円が83.20から82.71まで値を下げた。 海外市場は、レーバーデーの祝日に伴い米国・カナダ市場が休場なことで、相場は小動きに終始した。ユーロドルは、1.2910から1.2867まで下落後は、1.2895との揉み合い、ポンドドルが一時1.5420まで上昇後伸び悩み、英国債償還に絡むポンド売りの思惑から1.5350まで下落。 EU農業予算に絡んだユーロ買いポンド売りも観測され、ユーロポンドは一時0.83990まで値を上げ、ドルスイスは1.0109まで下落、ドル円は、84.05から84.30での推移となった。一方クロス円でも、揉み合い的な推移となったが、上値は重い感じが強まった。 ユーロ円が108.28から108.65、ポンド円が129.29から129.80、オージー円が76.96から77.33、NZD円が60.65から61.10、カナダ円が81.01から82.47でのレンジ的な推移となった。 |
経済指標&要人発言 |
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2010年09月07日(火) |
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7日の東京市場は、日銀金融政策委員会を控え、動意の薄い展開も、結果は追加の金融緩和策は発表されず、白川日銀総裁が記者会見で、「金融政策は為替や株価に直接対応して上げ下げするものではない」と発言したことを受けて、午後になって円買いが進んでいる。 ユーロドルは、WSJが、ストレステスト(健全性審査)の結果に計算ミスがあると報じたこと、ドイツやアイルランドの金融機関に対する懸念などを受けて、1.2877から1.2781まで下落、クロス円は、豪州中銀が、金利を据え置き、声明で慎重なスタンスを継続したことなどもあり、売りが強まった。 ユーロ円が108.39から107.10まで下落、ポンド円が129.67から128.81、オージー円が77.30から76.38、NZD円が60.98から60.30、カナダ円が81.36から80.45、スイス円が83.40から82.87まで値を下げた。海外市場は、レイバーデー明けで、主だった経済指標の発表がない中、NYダウが寄り付きから、100ドル超えの下落を示現して、アジア・ロンドンからのリスク回避的な傾向が継続した。 ユーロドルは、WSJの記事やポルトガル債とドイツ債の利回り格差が、過去最大となったことで、一時1.2677へ下落、またポンドドルも、英MPCで利下げの思惑から、1.5297まで値を下げ、対欧州通貨での、リスク回避的なスイスフラン買いが続いており、ユーロスイスが、1.2811、ポンドスイスが1.5425レベルまで一時投売りに晒された。 一方円絡みも円買いが優勢。 ドル円は83.51の安値をつけるも、辛うじてオプションの防戦に再度守られたが、クロス円は軒並み下値を拡大。 ユーロ円が106.26、ポンド円が127.90、オージー円が76.20、NZD円が60.23、カナダ円が79.89、スイス円が82.63まで下落した。 |
経済指標&要人発言 |
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2010年09月08日(水) |
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8日の東京市場は、東京株式市場が弱含みに推移したことで、材料が薄い中、円買いが一時強まった。午前中は、ドル円は83.87で上値を限定して、83.50のオプション・トリガーをつけて、一時83.34まで下落したが、小沢前民主党幹事長が「単独介入が効果あがらないのは事実だが、それぐらいの覚悟で当局は対応すべき」との発言や政府要人の円高けん制発言が続いたことで、下げ渋りを見せた。 ユーロドルは1.2676から1.2734で堅調推移となった。一方クロス円は総じて、買い戻し気味となったが、上値の重い展開が継続した。 ユーロ円が105.80から106.51、ポンド円は、 128.07を安値に、夕方発表された英8月ハリファックス住宅価格が強かったことで、129.41まで急伸、オージー円円が75.92から76.70、NZD円が59.69jから64.45、カナダ円が79.49から80.08、スイス円が82.51から83.09での推移となった。海外市場では、NYダウが堅調な上昇を示現して、リスク回避の巻き戻し的な動きとなった。 ユーロドルは、1.2659から1.2764まで上昇、 ドルカナダが、カナダ中銀の政策金利の引き上げに加えて、カナダ8月Ivey購買部協会景況指数が予想を大きく上回る好結果となったこともを受けて1.0346まで下落、これを受けて資源国通貨に買い戻しが強まり、オージードルが0.9194、NZDドルが0.7240まで値を上げ、クロス円の買いに押され、ドル円は84.05まで一時値を上げたが、アジア系ソブリンの売りに上値は抑えられた。 一方クロス円は総じて買い戻しが優勢となり、ユーロ円が107.13、ポンド円が130.32、オージー円が77.20、NZD円が60.80、カナダ円が81.13へ上昇したが、ユーロスイスの買いの影響で、スイス円はレンジから逸脱できなかった。 |
経済指標&要人発言 |
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2010年09月09日(木) |
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日の東京市場は、第1回新成長戦略実現会議で、具体的な円高対策が打ち出されなかったこと、上海株式市場が中国政府による不動産課税検討との懸念から弱含みに推移したことなどで、円が堅調な展開が続いた。 ユーロドルは、シュタルクECB理事が、「ドイツの銀行はさらに資本が必要」と発言したことやアイルランドの金融機関への懸念が続き、1.2743から1.2665まで下落、ドル円は84.04から83.60まで軟調推移となった。 一方クロス円はまちまちも、ユーロ円が106.95から105.96へ下落、ポンド円が129.99jから128.69まで下落したが、強い豪州雇用統計を受けて、オージー円が76.92から77.43へ値を上げ、NZD円も62.25から60.76へ上昇、カナダ円が81.08から80.48、スイス円が83.09から82.44まで下落した。海外市場は、米新規失業保険申請件数や米7月貿易収支が、市場予想を上回ったことで、NYダウが寄り付きから堅調スタートとなり、ドル売り、円売り気味の展開となったが、ダウの上昇力は鈍く、更なる動きとならなかった。 ユーロドルは、メルシュ・ルクセンブルク中銀総裁の「ECBは緊急措置を徐々に解除、12月会合にも判断へ」、リーカネン・フィンランド銀行総裁の「ECBは必要となれば金利を変更」などの発言を受けて、1.2767まで上昇したが、その後は利食いに押された。 またポンドドルは、英7月貿易収支の悪化を受けて、1.5375まで下落後、英MPCで金利が据え置かれたことで、1.5479まで一時反発、ドル円は、経済協力開発機構(OECD)が単独での為替介入はダメージをこうむる可能性があると述べたことで83.49まで下落後、83.90まで一時値を上げた。 一方クロス円では、ユーロ円が106.86、ポンド円が129.63、オージー円が77.68、NZD円が61.01まで上昇、カナダ円は、カナダ7月新築住宅価格指数や7月貿易収支が予想より悪い内容となったが、81.31まで上昇、 スイス円は、82.27まで下落後、82.92まで反発した。 一時ユーロスイスで、スイス中銀の介入が噂された。また南アフリカ準備銀行が、政策金利を0.50%引き下げ6.00%にすることを発表したが、ランド円は、11.54を安値に11.67まで上昇した。 |
経済指標&要人発言 |
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2010年09月10日(金) |
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10日の東京市場は、日本の第2・四半期国内総生産(GDP)が、前期比年率+1.5%へ上方修正されたこと、経済政策が閣議決定されたこと、日経平均株価が堅調となったことや要人からの相次ぐ、円高けん制発言を受けて、円売り気味の展開となった。 ドル円は83.78か84.30まで一時値を上げ、ユーロドルは1.2642まで下落後、BISの買いに支えられて、1.2736まで反発した。 一方クロス円では、ユーロ円が106.26から107.03、ポンド円が129.01から130.01、オージー円が77.27から77.80、NZD円が60.72から61.07、カナダ円が81.00から81.62まで一時値を上げたが、スイス円は、ユーロスイスの買い戻しの影響から、82.84から82.24まで下落した。海外市場では、材料が薄い中、NYダウが堅調を維持していることで、円売り気味が優勢、また米長期金利が3日続落(金利は上昇)したことで、ドルは底堅く推移したが、全般的には方向感に薄い展開で終了した。 ユーロドルは、1.2747から1.2687のレンジで推移していたが、引けにかけて、独金融機関が数10億ドルもの資金調達難に陥ったため、週末にも救済されるとの噂が広がり、1.2670台まで下落して安値圏で引け、ポンドドルは1.5468から1.5345へ下落、ドルスイスは、ユーロスイスの動きにつれて1.0278まで上昇後、1.0160台まで一時下落した。 ユーロスイスは、1.3074まで上昇後、1.2924−29レベルまで値を下げた。 一方ドル円は84.39の高値から84.10まで下落後、84円前半での保合いとなり、ユーロ円が107.37の高値から106.70まで下落、ポンド円も高値130.04から129.14まで、引けにかけて値を下げる展開で終了、 カナダ円は、強いカナダ雇用統計を受けて81.71まで上昇後、カーニー・カナダ銀行総裁の「金融政策について慎重な姿勢をとる」との発言を受けて、81.07ま値を下げたが、オセアニアでは、オージー円が78.09、NZD円が61.44の高値へ上昇後も、っしっかりとしたレベルを維持、スイス円は81.85でロンドン初頭に下落した後は、82.73まで反発した。 |
経済指標&要人発言 |
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2010年09月13日(月) |
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13日の東京市場は、週末に発表された中国指標が中国経済のソフトランディングを示したこと、また懸念された中国での利上げが実施されなかったこと、バーゼル銀行監督委員会の自己資本規制が想定内に留まったことで、ユーロを中心としてドル売りが進んだ。 ユーロドルは、1.2680から1.2835まで上昇、ドル円は84.43から83.84まで値を下げた。一方クロス円は、株価が堅調に推移したことで、買い戻しが優勢となり、ユーロ円が107.00から107.76、ポンド円が129.27から130.10、オージー円が78.07から78.52、NZD円が61.25から61.65、カナダ円が81.20から81.71、スイス円が82.55から82.98まで上昇した。海外市場は、ドル売りが強まる展開となった。 主だった経済指標の発表がない中、東京市場から、バーゼル銀行監督委員会が、合意した新しい銀行の自己資本比率規制が、ユーロ圏金融機関のプラスとの見方やNYダウが、一時100ドル近い上昇を示現したことで、リスク志向が改善した。 ユーロドルは、1.2893まで一時上昇、ドル円相場は、83.50まで一時値を下げた。 一方クロス円では、一時高値圏を目指す動きとなったが、民主党の代表選を控え、更なる動きとならなかった。 ユーロ円が107.94まで一時値を上げ、ポンド円は130.10から128.80まで下落、オージー円もアジアの高値圏を越えることができずに、78.00−51での推移。 NZD円も61.64から61.20まで値を下げ、カナダ円が81.77から81.15まで下落したが、スイス円は一時83.28まで上昇した。 |
経済指標&要人発言 |
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2010年09月14日(火) |
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14日の東京市場は、民主党の代表選を控えて小動きの中、菅首相の勝利を受けて、円買いが進んだ。 ドル円はショート・カバー気味に一時83.76まで反発も、代表選の結果を受けて、介入を試す動きから83.09まで下落したが、83円のオプション・トリガーの防戦に守られた。 ユーロドルは1.2845から1.2910まで買い戻しが優勢となった。 一方クロス円相場も売りが優勢。 ユーロ円が107.82から106.99まで下落、ポンド円が129.19から127.86、オージー円が78.36から77.50、NZD円が61.52から60.53、カナダ円が81.49から80.65、スイス円はユーロスイスの売りで、82.58から83.43まで一時上昇した。海外市場では、米8月小売売上高、米9月IBD/TIPP景気楽観度指数、米7月企業在庫と軒並み市場予想より強い内容となったが、米長期金利が下落。 債券市場で、 11月2−3日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)で資産買取の再開を決定するとの思惑が広がったことが、全面的なドル売りを誘った。ユーロドルが、1.3034、ポンドドルが1.5587、オージードルが0.9457まで上昇、ドル円が82.92の1995年5月以来の安値をつけ、ドルカナダが1.0216、ドルスイスは、2009年11月26日以来の0.9933まで下落した。 スイス国立銀行が今週16日の会合で、政策金利を0.25%引き上げるとの思惑が台頭して、ドルスイスのパリティ割れを誘った。 一方クロス円では、マイナス圏スタートしたNYダウが、プラス圏を回復したことで、 欧州通貨の上昇に買い戻しが優勢となったが、引けにかけて値を落としたことで更なる動きとはならなかった。 ユーロ円が一時108.25、ポンド円が129.44、オージー円は78.51、NZD円は61.54、カナダ円は81.49、スイス円83.62と日中高値を更新した。 |
経済指標&要人発言 |
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2010年09月15日(水) |
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15日の東京市場は、財務省・日銀が、2004年3月以来の単独の市場介入に踏み切り、非不胎化介入を断続的に実施したことで、円が大きく売り込まれる展開となった。 ユーロドルは、対円でのドル買いの流れに、1.3024から1.2955まで下落、ドル円は82.87から85.41まで大きく上昇した。 一方クロス円も軒並み値を上げ、ユーロ円が107.74から110.99、ポンド円が128.57から132.81、オージー円円が77.92から80.26、NZD円が60.78から62.66、カナダ円が80.72から83.01、スイス円が83.26から85.29まで上昇した。海外市場は、円売り、ドル売りが継続した。 9月NY連銀製造業景況指数が市場予想を下回ったことで、NYダウが下落してスタートしたが、米国債市場では、前日に続き金融緩和期待から債券利回りが低下。 NYダウが、その後プラス圏を回復したこともあり、リスク志向のドル売り、円売りが続いた。 また一部メディアは、ロンドン市場に続いて、本邦当局が、NY市場においても市場介入を継続と報じており、円の上値を抑えることとなった。 ユーロドルは、ソブリン系の買いで、1.3037まで上昇、ポンドドルも1.5652の高値をつけ、ドル円は一時ロンドン市場で、85.78まで上昇した。 一方クロス円もじりじりと日中高値を更新。 ユーロ円が111.63、ポンド円が134.09、オージー円は80.64、NZD円が62.99、カナダ円が83.526スイス円が85.53まで値を上げた。 |
経済指標&要人発言 |
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2010年09月16日(木) |
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16日の東京市場は、米国議会による円売り介入への批判、本邦輸出企業からの円買いで、ドル円、クロス円に利食いが強まった。また財務省・日銀の介入は、本日東京時間には見られなかったようで、恐らく85円を維持したことで、様子を見ているようだ。 ドル円は、85.78から85.23まで下落、ユーロドルは、1.2975から1.3036で堅調推移となった。 一方クロ円では、ユーロ円が111.60から110.65まで下落後、111.30まで反発。 その他ポンド円が134.08から133.00、オージー円が80.51から79.60、NZD円が62.58から61.67、カナダ円が83.61から82.92、スイス円が85.54から85.03まで下落後、その後は反発気味の展開となっている。海外市場では、強い米週間新規失業保険申請件数や米8月生産者物価指数、弱い米9月フィラデルフィア連銀製造業景況指数などの米経済指標に反応は限定的で、NYダウも弱保合いで推移したことから、一時強まったドル売り、円売りも更なる動きとなっていない。 ユーロドルは、1.3117、ポンドドルが1.5649まで値を上げたが、利食いに押され、ドル円はじりじりと85.94の高値まで上昇した。一方クロス円はまちまちの動き。 ユーロ円が、112.40まで強い上昇となったが、 オージー円が80.56、カナダ円が83.70と若干高値を更新する動きとなったが、更なる上昇とならず、スイス中銀が、金利を据え置いたことで、失望感からスイス円は、84.20まで下落、NZD円は62.27に上値を押さえられ、ポンド円は、出遅れ気味から午後になって高値の134.26まで上昇した。 |
経済指標&要人発言 |
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2010年09月17日(金) |
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17日の東京市場は、動意の薄い中、本邦輸出企業や個人投資家などの円買い戻しニーズがドル円の上値を抑えたが、下値では介入玉が支えているとの思惑が支えた。 ドル円は85.91から85.59まで下落後、85.94まで高値を更新。 ユーロドルは、ソブリン・ネームの買いの噂から、1.3060から1.3152まで堅調に値を上げた。 一方クロス円も堅調で、ユーロ円が111.92から112.98へ上昇、ポンド円が133.69から135.05、オージー円が80.21から81.31、NZD円が62.08から62.96、カナダ円が83.38から84.08まで上昇したが、スイス円は、ユーロスイスの買いの影響で、84.20から86.60での揉み合い推移となった。海外市場は、ドル買い、円の買いが優勢で引ける形となった。 弱い米8月消費者物価指数や米9月ミシガン大学消費者信頼感の発表後、NYダウがマイナス圏へ下落してスタートしたが、大きな影響は出ておらず、米長期金利の下落にも、昨日までのドル売りに群がらず、週末のポジション調整的なドルの買い戻しやクロス円に、利食いが強まった。 ユーロドルは、東京引け際の高値1.3160から、アイルランド金融機関のひとつが破綻との話やアイルランド自体が、IMFに支援を求めているとの噂、ノボトニー・オーストリー中銀総裁が、「ユーロ圏の利上げ議論はまだ先」との見解を示したことで、ロンドン市場から売りが強まったが、アイルランド財務省や国際通貨基金が噂を否定するも、1.3020まで下落した。 またポンドドルも1.5730から1.5617レベルまで値を下げ、オージードルが0.9363、NZDドルが0.7255へ一時下落し、ドルカナダは1.0351まで上昇した。 一方円絡みでは、ドル円が介入の狭間で動きが鈍く、85.63−88での揉み合いに終始、 クロス円では、ユーロ円が111.60、ポンド円が133.69、オージー円が80.21、NZD円が62.18、カナダ円が82.78まで下落したが、スイス円は、ユーロスイスの売りに、85.07まで値を上げた。 ユーロスイスは、一時1.3140レベルまで値を下げた。 |
経済指標&要人発言 |
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2010年09月20日(月) |
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20日のアジア市場は、東京市場不在の中、動意の薄い展開となったが、徐々にドル売りが強まる状況。 特にスティーブンス豪州中銀総裁が、「ダウン・サイドリスクが顕在化しなければ、今後は景気上振れへの対処となろう」と発言したことで、オージー円ドルが、0.9469まで上昇。 ユーロドルも1.3122へ値を上げ、ドルスイスが、1.0030まで下落した。 一方ドル円は、85.50まで下落。クロス円は総じて欧州通貨の上昇に値を上げ、ユーロ円が112.35、オージー円が81.09、NZD円が62.60、カナダ円が83.15、スイス円が85.41まで上昇、ポンド円はポンドドルの上昇が弱く、134.45から133.78まで下落した。海外市場は、アジア市場のドル売りから一転、独連邦債に対するアイルランドやポルトガル国債のスプレッドが、ユーロ導入以来最大となったことで、欧州の信用不安を嫌気する形から、ドルの買い戻しが強まった。 ただし、弱い米住宅指標にも、NYダウが堅調に150ドル高まで上昇したことで、更なる大きな動きとはならなかった。 ユーロドルは、日中安値となる1.3029まで下落したが、国際機関の買いに支えられ、原油価格の急上昇もあり1.3095−00レベルまで買い戻されたが、更なる動きとならず、ポンドドルも1.5554レベルまで下落、ドルスイスは、1.0090レベルまで一時上昇した。 一方ドル円は、85.81まで反発、ユーロ円が111.70まで値を一時値を下げ、ポンド円が133.31の安値まで下落したが、その後は買い戻し気味で推移。 堅調だったのは、ウェストミンスター系で、オージー円が81.42の高値、NZD円が62.77、カナダ円が83.52まで上昇、スイス円はリスク回避を受けて、85.44の日中高値まで値を上げた。 |
経済指標&要人発言 |
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2010年09月21日(火) |
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21日の東京市場は、米FOMCを控えて動意に薄い中、東京株式市場や米株価指数先物が軟調に推移したことで円が堅調推移。 ドルは軟調気味な展開となった。 ユーロドルは、米系インベストメント・バンクの買い戻しで、1.3057から1.3100まで反発。 ドル円は本邦輸出企業からの売りで、85.77から85.26まで下落した。 一方クロス円も売りが優勢となり、 ユーロ円が112.20から111.47、ポンド円が133.45から132.43、NZD円が62.63から61.96、カナダ円が83.34から82.75、スイス円が85.46から84.80まで値を下げ、豪準備銀行9月定例理事会議事録で、「ある時点で金利上昇が必要となる公算」と示されたが、オージー円円は82.23から80.59まで下落した。海外市場では、注目のFOMCの声明を受けて、ドル売りが強まった。 声明では、 「長期にわたる低金利政策を維持」の文言が維持されたこと、「必要であれば追加的緩和策を提供する」との示されたことで、米長期金利が下落。 ドル売りを誘う形となったが、NYダウが堅調を維持したことで、円も軟調気味を維持した。 ユーロドルは1.3288、ポンドドルが1.5642まで上昇。 また金価格が1290.40ドルと最高値を更新したことで、オージー円ドルが0.9564、NZDドルが0.7353まで上昇。ドルカナダは1.0217まで下落した。 一方円絡みでは、ドル円が84.97ま下落したが、介入警戒感に支えられ、クロス円は、欧州通貨の上昇に買い戻しが優勢。 ユーロ円が112.94、ポンド円が133.44、オージー円が81.35、NZD円が62.54、カナダ円が83.27など、スイス円が85.42まで一時反発したが、ダウが上げ渋ったことで、更なる強い動きには群がらなかった。 |
経済指標&要人発言 |
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2010年09月22日(水) |
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22日の東京市場は、材料が薄い中、昨晩のFOMCでの追加量的緩和観測を受けたドル売りが継続した。 ユーロドルは1.3248から1.3331まで上昇、ポンドドルも1.5694まで値を上げ、ドル円は85.19から一時84.73まで下落、クロス円は、ユーロ円が113.15から112.66まで軟調推移。その他ポンド円が132.57から133.28、オージー円が81.07から81.29、NZD円が62.29から62.68、カナダ円が82.75から83.08、スイス円が85.02から85.42の狭い範囲での動向となった。海外市場では、米国の金融緩和姿勢を睨んだドル売りが優勢。 ユーロドルは、ムーディーズが仏銀行の見通しをネガティブから安定的に引き上げたこと、ポルトガル国債入札がまずまずだったことで、1.3441まで上昇したが、 1.3450のオプションの防戦や9月ユーロ圏消費者信頼感指数・速報値が予想を下回ったこともあり、1.3350レベルまで下落した。 ポンドドルは、英MPC議事録で、複数の委員が景気の下振れリスクの増加や追加緩和策が必要となる可能性を指摘したことで1.5603へ下落後、反発が1.5692に限定され、ドルスイスは、0.9840まで下落後、0.9885へ反発した。 また、オージードルが、一時0.9599の高値まで上昇したが、豪州中銀の売りの噂に、0.9511まで下落した。一方円絡みでは、ドル円は、介入レベルを試すように、84.27まで下落後、84.58へ反発、ユーロ円が113.53の高値から112.75まで値を下げ、ポンド円が131.75、オージー円が80.31、NZD円が61.96、カナダ円が81.45の日中安値まで下落。 スイス円は85.82まで一時値を上げた。 |
経済指標&要人発言 |
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2010年09月23日(木) |
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23日のアジア時間は、東京、中国、香港、韓国が休場となるなか、NYでの日米、米中首脳会談を控えて小動きの展開となった。ドル円は、84.47から84.68での推移、ユーロドルは、米金利先安感から1.3415まで上昇後、独9月製造業及びサービス業PMI・速報値の下振れを受けて1.3358まで下落。ユーロ円が、113.43から113.05まで値を下げた。 また、NZ第2四半期GDPが、前期比、前年比とも予想を下回る結果となったことで、NZDドルが0.7290まで下落、NZD円も61.71まで値を下げ、オージードルが0.9526、オージー円円は80.51まで値を下げたが、下落も限られた。 海外市場では、ロンドン市場から独・ユーロ圏の景気関連指標が予想を下回ったことやアイルランドやポルトガルなどの債務懸念国の国債と独国債とのスプレッドが拡大したことで、リスク回避の動きが強まったが、NY市場では、米新規失業保険申請件数の結果が市場予想を下回る一方、米中古住宅販売件数や米景気先行指数が、予想より強い内容となったことで、方向感に欠ける動きとなった。 ユーロドルは、1.3304の安値、ドル円は84.26まで下落後、84.51へ反発。 その後は84.29−41での揉みあい推移となった。 一方クロス円も、NYダウが軟調な推移となったことで、戻売りが優勢となった。 ユーロ円が112.18の安値まで下落、ポンド円はロンドン市場で、131.84の安値をつけた後は、上昇を132.77に限定し、オージー円が79.84の安値から80.53、NZD円が61.24から61.95、カナダ円が81.23から81.92、スイス円が85.36から85.96へ値を回復したが、更なる動きとはならなかった。 |
経済指標&要人発言 |
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2010年09月24日(金) |
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24日の東京市場は、日米首脳会談で円売り介入に関する言及が無かったことや財務省・日銀が市場介入を行ったとの報道を受けて、円売り気味となったが、白川日銀総裁の辞任の噂、当局側が介入についてノーコメントの姿勢を示したこと、機関投資家の上値での売りが断続的に観測されたことで、更なる動きとはならなかった。 ドル円は84.34から85.40まで一時上昇したが、その後は84円ミドル方向へ押し戻された。 ユーロドルは、1.3286まで下落後、ドイツifo景況指数を受けて、1,3356まで上昇した。 一方クロス円もドル円の急騰に値を上げた。ユーロ円が112.31から113.75まで値を上げ、ポンド円が132.16から133.78、オージー円が79.99から81.12、NZD円が61.47から62.15、カナダ円が81.54から82.68、スイス円が85.56から86.61まで一時値を上げた。海外市場では、ドル全面安が続いた。 弱い米8月耐久財受注や米8月新築住宅販売件数の結果は、特段材料視されず、NYダウが堅調に200ドル近い上昇を示現したことで、リスク志向的なドルの売り戻しが強まった。 ユーロドルが1.3496、ポンドドルが、8月11日以来の1.5844、オージードルは0.9615まで上昇、ドル円が84.12、ドルスイスは、2008年来の安値圏となる0.9780、ドルカナダは1.0226まで下落した。 一方クロス円は、ロンドンの安値からNYでは、買い戻しが優勢となり、ユーロ円が112.70から113.78と日中高値をつけたが、その他では、東京時間に、市場介入の思惑で高値をつけているだけに、これを超える動きとはならなかった。 ポンド円が132.36から133.36、オージー円が80.39から81.03、NZD円は61.52から62.01、カナダ円が81.64から82.48まで上昇、スイス円は、ユーロスイスの買いに、86.19から85.61まで下落した。 |
経済指標&要人発言 |
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2010年09月27日(月) |
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27日の東京市場は、材料に薄い中、9月中間期末に向けたリパトリのニーズや当局の市場介入姿勢に関して懐疑的な見方から、じりじりと円の買戻しが進んでいる。 ドル円は84.39から84.12まで下落、ユーロドルは、1.35のオプションの防戦が有効から、1.3495から1.3446まで値を下げた。 一方クロス円も利食いが優勢。ユーロ円が113.75から113.27へ下落し、ポンド円が133.57から133.04、オージー円が81.14から80.66、NZD円が62.11から61.70、カナダ円が82.36から82.10、スイス円が85.75から85.24まで下落した。海外市場では、ロンドン市場でドル買いが進んだが後は、再度ドルの売り戻し気味も、NYダウがマイナス圏で推移したことで、更なる大きな動きとはなっていない。ユーロドルは、ロンドン市場で、ムーディーズが、アングロ・アイリッシュ銀行の優先債格付けを引き下げたことを受けて、一時1.3425まで本日安値を更新したが、その後は、1.3500のオプションの防戦を突き抜け1.3507まで上昇も、1.3510に控えるテクニカルな売りに、1.3345まで再下落した。 ポンドドルは、IMFが、「英国経済は景気回復の軌道にある」と述べたことで、1.5788から1.5867まで反発、ドル円は84.31を上値に84.11まで下落したが、一部メディアが、「10月4−5日に開催される金融政策決定会合で追加的の金融緩和を協議する」と報じられてことで、下値を支えられた。 一方クロス円は、揉みあい気味。 ユーロ円が113.08の日中安値から113.73、ポンド円が132.92から133.66の高値、オージー円が80.72から81.24、NZD円が61.71から62.06、スイス円が85.79の高値後、85.45まで下落、カナダ円は82.43から81.81の安値まで下落した。 |
経済指標&要人発言 |
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2010年09月28日(火) |
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28日の東京市場は、材料が薄いなか、米格付け会社S&Pがアングロ・アイリッシュ銀行の資本再編コスト350億ユーロ超で、再格下げを示唆したこと、スペインの格下げの噂などで、ドル買いが強まる形から、欧州通貨の下落にクロス円は軟調推移となった。 ユーロドルは、1.3473から1.3381まで下落、ドル円は、84.35から84.15での揉みあいが続いた。 ユーロ円が113.50から112.67、ポンド円が133.50から132.86、オージー円が81.18から80.51、NZD円が62.06から61.52、カナダ円が82.10から81.26、スイス円が85.79から85.36まで下落した。 海外市場では、米7月S&P・ケースシラー住宅価格指数が、予想を上回ったが、9月米消費者信頼感指数や9月米リッチモンド連銀製造業景気指数が予想を下回ったことで、米長期金利が下落。 一段のドル売りが進んだ。 ユーロドルは、1.3596まで一時上昇もオプションの防戦に阻まれ、ポンドドルは、ポーゼン英MPC委員が「一段の金融緩和を実施すべき」と、金融緩和の実施に向けて前向きなコメントを出したことで、1.5895から1.5719まで下落し、その後は1.58を挟んだ動きとなった。 ユーロポンドが、0.86095まで上昇し、ドルスイスが、一時0.9738と過去最安値を更新、ドル円も83.81まで値を下げた。 一方クロス円は、一時NYダウがマイナス80ドルの下落でスタートしたことで、売りが強まる局面があったが、その後プラス圏に回復したことで、買い戻しが優勢となった。 ユーロ円が112.85から114.02、オージー円が80.42から81.25、NZD円が61.42から62.041、カナダ円が80.96から81.50まで反発。 特にスイス円が85.21から86.08と直近高値を更新する動きとなったが、ポンド円は、133.75と日中高値更新後、131.91まで下落後も132.62に上値が限定された。 |
経済指標&要人発言 |
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2010年09月29日(水) |
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29日の東京市場は、11月米FOMCおいて、追加の量的金融緩和実施観測、中国人民元が、2005年7月以来の高値をつけたこと、本邦通貨当局による円売り介入が見えなかったことで、ドル円はじりじりと値を下げ、日銀短観後の84.09から83.50まで軟調推移となった。ただし、この位置ではオプションの防戦が支えた。ユーロドルは、1.3566から1.3639まで上昇も、BISの売りが上値を抑えた。一方クロス円はまちまち。 ユーロ円が114.20まで上昇後、113.48まで下落、ポンド円が132.22から132.95、オージー円が80.95から81.33で小じっかり、 NZD円は62.14から61.69へ値を下げ、カナダ円は861.67から81.20、スイス円が86.11から85.53まで値を下げた。海外市場は、米国主要経済指標の発表もなく、材料に欠けるなか、ドル安地合いが継続した。 ユーロドルは、1.3647まで上昇、ポンドドルは、ユーロポンドの買いで、1.5775まで下落し、ユーロポンドは0.8645まで値を上げた。 また注目は、豪ドル・カナダドル相場で、2004年5月上旬以来となる1豪ドル=1.0020カナダドル近辺まで上昇した。一方円絡みでは、ドル円は、米金融情報筋が「日銀が追加緩和を検討している」と伝えたことで83.93まで反発したが、更なる動きとならず、クロス円も揉み合い的な推移。 ユーロ円が113.67から114.17まで値を戻し、ポンド円は132.00へ下落後、132.62へ反発し、このレンジでの推移。オージー円が81.37まで日中高値を更新、NZD円は61.52、カナダ円は、豪ドル・カナダの買いの影響で81.82の高値から一気に80.89まで下落した。 |
経済指標&要人発言 |
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2010年09月30日(木) |
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30日の東京市場は、米下院での対中制裁法案が可決したこと、アイルランド中銀が「アングロ・アイリッシュ銀の資本再編、293億ユーロが必要。年末までに、30億ユーロの追加調達が必要」と声明を出したこと、スペインの格下げなどを受けて、リスク回避的な動きが一時強まった。 ユーロドルは、1.3638から1.3559まで下落後、下値での買いニーズが強く1.36台を回復した。ドル円は、外為平衡操作の発表を控え、ポジション調整が出たこと、第3・四半期末のロンドン・フィキシングでは、ドル円の売りが優勢となるとの思惑から、83.81から83.19まで下落した。 またユーロ円が114.23から112.97まで下落、ポンド円が132.61から131.74、オージー円が81.36から80.47、NZD円が61.78から61.24、カナダ円が81.20から80.49、スイス円が85.83から85.06まで下落した。海外市場は、米週間新規失業保険申請件数、米4−6月期GDP・確報値、9月シカゴ購買部協会景気指数(PMI)などの米経済指標が軒並み予想を上回ったことで、NYダウが上昇スタート。 一時リスク志向が強まったが、その後のNYダウはマイナス圏に落ち込んで終了したことで、更なる大きな動きとはならなかった。 ユーロドルは、期末のフィキシングでの買いの噂などから1.3684まで上昇後、1.3570台へ下落、ユーロポンドが0.8686まで上昇したことで、ポンドドルはロンドンの高値が1.5924から1.5668レベルまで下落した。 ドル円は、83.64まで反発も、動意は薄く、ユーロ円が114.09上昇後113.42まで下落、ポンド円は132.74から130.87まで下落し、オージー円は81.19から80.44、NZD円が61.85から61.09、スイス円が85.78から84.87まで下落したが、カナダ円は、予想通りのカナダ7月GDPを受けて、一時81.64の高値まで上昇したが、その後80.89まで下落した。 |
経済指標&要人発言 |
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