2010年10月31日更新
FX Strategic Co-op


2004年 12月 11月 10月 09月 08月 07月 06月 05月 04月 03月 02月 01月
2005年 12月 11月 10月 09月 08月 07月 06月 05月 04月 03月 02月 01月
2006年 12月 11月 10月 09月 08月 07月 06月 05月 04月 03月 02月 01月
2007年 12月 11月 10月 09月 08月 07月 06月 05月 04月 03月 02月 01月
2008年 12月 11月 10月 09月 08月 07月 06月 05月 04月 03月 02月 01月
2009年 12月 11月 10月 09月 08月 07月 06月 05月 04月 03月 02月 01月
2010年 09月 08月 07月 06月 05月 04月 03月 02月 01月

Histrical Rate Range
Date コメント
2010年10月01日(金)
1日の東京市場は、期初で動意の薄い中、ドル売りが引き続き続く形。ドル円は、83.58から83.37まで下落したが、野田財務相が「これからも必要な時は断固たる措置をとる」、菅首相が「必要に応じて断行たる措置とる」、「日銀には、さらなる政策対応を期待」と発言したことを受けた、介入警戒感が支えた。 ユーロドルは、1.3619から1.3690レベルへ上昇、1.3700のオプション・トリガーへの買い仕掛けが出ている模様。 一方クロス円は揉みあい気味で、ユーロ円が114.09から113.75まで一時値を下げたが、その後114.18レベルまで反発。 ポンド円が131.14から131.58、オージー円が80.51から80.97、NZD円が61.16から61.67、カナダ円が80.91から81.23、スイス円が85.33から84.86まで値を下げた。 海外市場は、米8月個人所得、米9月ミシガン大信頼感指数・確報値が予想を上回ったが、米8月コアPCEデフレーターが、弱い内容となったことや米9月ISM製造業景況指数が予想より悪い内容となり、米2年物国債利回りが過去最低を更新するなど、米長期金利が低下。 NY連銀のダドリー総裁が追加緩和策に肯定的な発言を行ったこともあり、ドル売り優勢で週末の取引を終了した。 ユーロドルは、下値を1.3710台で支えて、1.3793の高値をつけて、高値圏で引けた。 またポンドドルも1.5872の高値、ドル円は、ロンドン時間に83.15の安値まで下落後、83.44を戻り高値に安値圏で引けた。 一方クロス円は、欧州通貨の上昇に底堅い動きとなった。 ユーロ円が、一時7月28日以来114.86まで上昇、ポンド円はロンドン時間の131.46からに132.08の高値、オージー円が81.14、NZD円が62.12、カナダ円が81.84、スイス円が85.65まで一時値を上げた。 
経済指標&要人発言
2010年10月04日(月)
4日の東京市場は、材料が薄い中、輸入筋の買いや年金の買いで、円売り気味となったが、その後はヘッジファンドやアジア筋からの売りで、行って来いの展開となった。ドル円は83.22から83.88まで上昇後、83.20まで下落、ユーロドルも中国系の売りで、1.3809から1.3715まで下落、ユーロ円も114.61から115.29まで上昇後、114.20まで下落。その他ポンド円が132.39から131.21、オージー円が81.28から80.50、NZD円が62.25から61.68、カナダ円が82.20から81.45、スイス円が85.70から85.14まで下落した。海外市場はドルの買い戻しが優勢。 8月中古住宅販売保留件数指数の結果が予想より強かったものの、反応は限定的。 NYダウが110ドル近い下落となったことで、リスク回避的な動きとなった。 ユーロドルは1.3666まで下落後、1.3723に上値を限定し、ポンドドルが1.5870まで反発、ユーロポンドが一時0.8635まで下落した。 またドル円は83.18から83.44まで反発したが、揉みあいの範囲となった。 一方クロス円は、ダウの下落には反応が薄く、ロンドンでの安値からは買い戻し気味の展開。 ユーロ円が113.74から114.32、ポンド円が131.21から132.25、オージー円が80.35から80.87、NZD円が61.57から61.91、カナダ円が81.23から81.71、スイス円が85.15から85.75まで一時反発した。 
経済指標&要人発言
2010年10月05日(火)
5日の東京市場は、注目の日銀金融政策決定会合で、包括的な金融緩和策が発表されたことで、サプライズ的な円売りが進んだが、更なる大きな動きとはならなかった。ドル円は、83.35から83.99まで一時上昇。 ユーロドルは、米格付け会社ムーディーズが、「アイルランドの格付けを引き下げ方向で見直す」と発表したことで、1.3637まで下落後、アジア系中銀の買いで1.3773まで反発した。 一方クロス円は総じて堅調となり、ユーロ円が113.89から115.11、ポンド円が131.89から133.02、NZD円が61.38から62.14、カナダ円が81.39から82.11、スイス円が85.77から86.42での推移となったが、オージー円は、豪準備銀行が政策金利を据え置いたことで、80.87から79.93まで下落した。 また日銀金融政策決定会合では、無担保コールレートを0−0.1%程度で推移するように促す。資産買入等の基金を創設し、多様な金融資産の買入れをする。 基金の総額は5兆円程度で、同基金における買い入れ対象は長期国債、短期国債、CP、ABCP、更にETFやJ−REITなども検討とると発表された。これを受けて日経平均株価は、前日比137円高で引けた。海外市場は、米9月ISM非製造業景況指数が、市場予想を上回り、 NYダウが一時200ドル近い上昇を示現し、一昨日の下げ幅を取り戻して回復。 リスク志向のドル売り、クロス円の買い戻しが強まった。 ユーロドルは、アジア中銀の大量の買いをきっかけとして一時2月4日以来となる1.3860の高値、ポンドドルが1.5930、ドル円は9月15日の介入実施水準に迫る82.96の安値をつけた。 一方クロス円では、ユーロ円が115.35まで強い上昇となり、金価格が市場高値をつけたことで、オージードルが0.9726へ上昇、ドルカナダが1.0154まで下落したこともあり、オージー円が80.92、カナダ円が81.96まで値を戻した。 またNZDドルが0.7499へ上昇し、NZD円が62.40と日中高値を更新、スイス円が86.22まで値を上げたが、ポンド円は132.15から132.50での揉み合い推移を継続した。 
経済指標&要人発言
2010年10月06日(水)
6日の東京市場は、材料難の中、ドル売りが継続した。 ドル円は83.27から83.04まで軟調推移。 ユーロドルは引き続きアジア系中銀の買いで、1.3823から1.2872レベルまで一時値を上げ、ユーロスイスが1.3417レベルの高値をつけた。 一部では、アジア系中銀が、自国通貨売り、ドル買いで得たドルを、円やユーロにシフトしているとの思惑が出ているが、現状信憑性は不透明。 特に韓国中銀が、ウォン売り介入を実施しているが、通常韓国中銀がユーロを買うケースはあまり多くない。 一方クロス円は、総じて揉み合い。 ユーロ円が114.97から115.25、ポンド円が132.11から132.44、オージー円が80.65から81.06、NZD円が62.05から62.42、カナダ円が81.77から82.06、スイス円が85.78から86.23での推移となった。 海外市場では、弱い米9月ADP全国雇用者数の結果を受けて、ダウ先物が一時急落気味、米10年国債利回りの低下もあり、ドルが全面安となたった。ただし、株価はその後プラス圏を回復。クロス円などは底堅い動きを継続した。ユーロドルが1.3949まで上昇、ドル円は82.75の安値をつけたが、82.75、82.50のオプションの防戦が支えた。 ユーロ円が115.64へ上昇、ポンド円が131.38から132.00まで値を上げ、オージー円円が81.21から一時80.58まで下落、NZD円も62.57から62.18まで値を下げたが、その後は反発的。 カナダ円が81.64から82.35まで値を上げ、スイス円が86.38の高値をつけた。
経済指標&要人発言
2010年10月07日(木)
7日の東京市場では、篠原IMF副専務理事が、「欧米の金融緩和が続くもとで円は現在の相場水準で推移すると想定される」、「G7では為替、日本の市場介入も話題にのぼる可能性」と発言したことで、ドル売りが続く展開となった。ユーロドルは、1.3898から1.3995まで上昇、ドル円は83.05から82.24レベルまで下落、ポンドドルは、フィナンシャル・タイムズの「英国が歳出削減計画の先送りを検討」と報じたことや英9月ハリファックス住宅価格が、予想より弱い内容となったことで、金融緩和への思惑が高まったことで、1.5848レベルまで下落した。一方クロス円は一時の底堅さから利食いが優勢。 ユーロ円が115.67から115.05へ下落、ポンド円が131.83から130.81まで値を下げ、カナダ円が82.18から81.58、スイス円が86.37から85.93、NZD円が62.66から62.17へ下落したが、9月豪州就業者数が、事前予想を大きく上回ったことで、オージー円は80.95から81.81まで上昇、オージードルは、変動相場制移行後の最高値を更新して、0.9910まで値を上げた。 海外市場は、トリシェECB総裁がユーロ高、ドル安の牽制発言を行なったことや米雇用統計発表前に、ポジション調整のドルの買い戻しが優勢となった。ユーロドルは、1.4030の高値後、中東筋の売りで1.3857まで下落、 ポンドドルも英金融政策委員会(MPC)で政策金利が据え置から、資産の買取の増額も無かったことで、1.6019まで上昇後、1.5827まで値を下げた。 またドル円は82.11から82.57の反発が限定された。 一方クロス円も、軟調な株価を受けて売りが優勢。 ユーロ円が114.25、ポンド円が130.48、オージー円が80.65、NZD円が61.53、カナダ円が80.73、スイス円が84.97まで下落した。
経済指標&要人発言
2010年10月08日(金)
8日の東京市場は、米国9月の雇用統計やG7非公式会議を控えて、動意が薄い展開も、米格付け会社ムーディーズが「中国の格付けを引き上げ方向で見直し」と発表したことで、中国人民元の対ドル相場が、0.6830元と2005年7月の切り上げ後の最高値を更新し、一時リスク志向的な動きが強まった。 ドル円は82.52から82.15での推移、ユーロドルは、1.3903から1.3962へ値を上げた。 一方クロス円は揉合い気味で、ユーロ円が114.56から114.92、ポンド円が130.49から130.96、オージー円は、バタリーノ豪中銀副総裁が「オーストラリアの金利は、インフレ抑制のため引き上げる必要が生じる」、「豪ドル上昇は、経済の不均衡を是正するため役立つ可能性があり、相場をコントロールしようとするのは間違い」と述べて、80.55から81.02まで上昇したが、更なる動きとならず、その他NZD円が61.68から62.04、カナダ円が80.80から81.14、スイス円が85.07から85.35での揉みあい推移となった。海外市場は、注目の米9月雇用統計を荒れた動きとなった。 米9月農業部門雇用者数は、マイナス9.5万人、同民間部門就労者数もプラス6.4万人と市場予想を下回ったことで、市場はドル売りで反応したが、週末のポジション調整もあり、利食いのドル買いと併せて上下する展開となったが、NYダウが堅調に1万1千ドル台で引けたこともあり、リスク志向を残す形で終了した。ユーロドルは、ロンドン時間にポジション調整から1.3841まで下落したが、米雇用統計を受けて1.3985まで上昇。 ただし、ユンケル・ユーログループ議長が「ユーロドルの1.40台は好ましくない」と発言したことで、1.3833まで日中安値を更新。 その後はじりじりと買い戻しが優勢となり再度1.39台を回復して引けた。 ドル円は、81.93へ下落後、82.49まで反発したが、その後81.72へ値を下げ、揉みあい気味の終了。 引け値は81.93レベルとなった。 一方クロス円も上下に荒れた展開。 ユーロ円が114.73まで上昇後、113.67まで下落、その後114円台を回復して引け、ポンド円が130.75のロンドンの戻り高値から129.89へ下ヒゲを描き、その後131.08まで上昇、オージー円が79.60の安値から81.02、NZD円は60.97から62.09、カナダ円は80.19から81.36、スイス円が85.41から84.76まで一時値を下げた。
経済指標&要人発言
2010年10月11日(月)
11日のアジア市場は、東京勢が不在の中、早朝から、週末のG7での野田財務相の発言を受けて、円が一時強含んだが、その後は動意の薄い展開となった。 ユーロドルは、「中国人民銀行が大手6行に対して預金準備率を引き上げる見通し」と報じられたことで、1.4012の高値から1.3943まで下落、ドル円は早朝に81.37まで下落した後は、82.14を高値の揉合いを続けている。一方クロス円は、揉みあい推移もまちまち。 ユーロ円は114.72まで上昇後、114.27まで下落、NZD円が、キーNZ首相が、「NZドル高が輸出企業の懸念となり始めている」と発言したことで、62.05から61.62まで値を下げ、オージー円が80.65から81.13での推移、ポンド円が130.07から131.01、カナダ円が80.65から81.13、スイス円が84.88から85.50まで値を上げた。 海外市場は、コロンブス・デーのため米債市場が休場、経済指標の発表もなく、株式市場や商品市場は開場しているが、銀行ディーラーも休日とあって、動意の薄い展開が続いた。 ユーロドルは、中国人民銀行が大手6行に対して預金準備率を引き上げたことが重しとなって、更にホーニッグ・カンザスシティー連銀総裁が、米FOXテレビとのインタビューで、「低金利は長期的な回復の害となる」、「量的緩和が有益だとは思わない」などと述べたこともあり1.3866まで下落、 ポンドドルが1.5868まで値を下げ、ドルは堅調推移となった。 一方円絡みではドル円が81.88まで下落後も82.19に上値を限定して、揉みあいが続いた。 クロス円は欧州通貨の下落に軟調気味な推移が継続した。 ユーロ円が113.84、ポンド円が130.29、スイス円が84.90まで一時下落、オージー円が80.62から80.95、NZD円が61.92から61.57、カナダ円が81.18から80.88での揉みあい気味の推移となった。 
経済指標&要人発言
2010年10月12日(火)
12日の東京市場は、早朝から野田財務相のインタビューがあるとの話で介入期待感が出たこと、連休明けの5-10日要因で仲値にかけて不足との見通しから、円売り気味となったが、実際介入は実施されず、野田財務相は「必要な時に介入を含めて断固たる措置とるとの基本姿勢で臨む」と新味に欠ける発言に留まったこと。 東京株式市場が軟調に推移したことで、ドル円は82.38を高値に81.80まで下落した。 一方ユーロドルは、米系ファンド筋などからの利食いや1.3800のストップ・ロスへの売り仕掛けで、1.3887から1.3806まで下落したが、中東筋の買いで下げ渋った。 またクロス円も反発後は値を下げた。ユーロ円が114.19から113.03へ下落、ポンド円が130.75から129.74、オージー円が80.89から80.01、NZD円が61.80から61.26、カナダ円が81.25から80.38、スイス円が85.29から84.36まで下落した。海外市場は、米FOMC議事録の発表を前に、ドルの買い戻しが進んだが、注目の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録において、米国の早期追加緩和が示唆される形から、再度ドル売りとなった。 ただし、同時に追加緩和実施への慎重な見方も健在と判断が見えており、更なる動きとはならなかった。 ユーロドルは、1.3800のアジア中銀のストップ・ロスをつけて1.3775の安値をつけたが、FOMC議事録後、ウェーバー独連銀総裁が「緊急措置がすべて終了する前に利上げは可能」、「国債購入は恒久的停止に向け段階的に縮小を」などと早期利上げの可能性を示唆したことで、1.3937まで反発。 ポンドドルは、マイルズ英MPC委員の発言が、追加緩和策への思惑を強める形となり、1.5861から1.5755まで一時下落、ユーロポンドが0.8822まで上昇した。 ドル円は、81.66の安値へ下落したが、更なる動意は出ていないが、82円を回復していない。 一方クロス円は、一時90ドル近い下落となったNYダウが、プラス圏に回復したことで、安値圏からは買い戻しが優勢となった。 ユーロ円は112.86から114.10へ反発、オージー円が80.79、NZD円が61.86、カナダ円が81.13、スイス円は84.28から85.55まで一時値を上げたが、ポンド円は129.00の安値をつけた後も、安値圏での推移が継続した。
経済指標&要人発言
2010年10月13日(水)
13日の東京市場は、材料難の中、昨晩の米FOMC議事録を受けてドル売り気味の展開が継続した。 ドル円は81.66から82.01での推移。菅首相が「自国通貨を安く誘導することはG-20協調から外れている」と述べたが失望感にはつながらなかった。 ユーロドルは1.3912から1.34001まで堅調推移、ポンドドルも1.5889まで値を上げた。 一方クロス円は、ショート・カバーが優勢。 ユーロ円が113.80から114.69へ値を上げ、ポンド円が129.03から130.16、オージー円が80.54から81.00、NZD円が61.67から62.14、カナダ円が80.85から81.36、スイス円が85.34から85.80まで値を上げた。海外市場では、ロンドン市場に強まったドルの買い戻しからは、NY市場では反動的に動き。 大きな材料はなく、NYダウが、JPモルガンの7−9月期決算の内容を好感して、堅調に上昇したことなどが、意識された程度で、その後は利食いも優勢となった。  ユーロドルは、1.4002から1.3913まで下落後、1.3994まで再上昇したが、1.40をしっかりと超えることは出来なかった。 ポンドドルは1.5888レベルから1.5807まで下落後、センタンス英MPC委員が、金融引き締めを示唆したことを受けて、1.5909まで反発し、ドルスイスは、0.9545の史上最安値から、一部キャリート・レードが、再度推奨されたとの噂もあり、0.9641まで上昇、クロスでも売りがかさみ、ユーロスイスが1.3422へ上昇、スイス円も84.91まで一時下落した。一方円絡みではドル円は、81.73−96での揉み合いとなったが、クロス円は、NYダウが120ドル近い上昇となり堅調推移。 ユーロ円が113.90から114.39まで上昇、ポンド円が129.35から130.11、オージー円が80.65から81.28、NZD円が61.88から62.49、カナダ円が81.18から81.72まで上昇した。
経済指標&要人発言
2010年10月14日(木)
14日の東京市場は、シンガポール金融管理局(MAS)が、シンガポール・ドル高を容認する設定レンジの切り上げや小幅な金融引き締めを実施したことをきっかけドル全面安となった。 ユーロドルが1.3955から1.4117まで上昇、ドル円は81.85から81.08まで下落した。 一方クロス円は欧州通貨の上昇に堅調で、ユーロ円が114.19から114.68、ポンド円が129.68から130.40、オージー円が豪ドルの対ドル相場が、パリティへのオプション・トリガーに向けて、0.9988まで上昇したことで80.79から81.34、NZD円が61.76から62.28、カナダ円が81.09から81.63、スイス円が85.20から85.78での推移となった。 海外市場は、ロンドン市場では、ドル売りが継続したが、NY市場に入るとドルの買い戻しが優勢となった。 米週間新規失業保険申請件数や米9月生産者物価指数などが、ほぼ市場予想の範囲内に留まったが、米長期金利が、30年債の入札もあり、上昇に転じたことなども影響した。 ユーロドルは、1.4123の高値から国際機関やヘッジ・ファンドの大口の売りで1.4036まで下落、ポンドドルも1.6062から1.5975へ値を下げ、ドル円は80.88の今年の安値更新後、81.70まで反発した。 また、注目のオージードルは、0.9994の高値から0.9901まで下落、ドルカナダは、19日のカナダ中銀の金融政策決定会合が、ハト派的となるとの見方から0.9980の安値から1.0075まで反発、 ドルスイスも0.9464の安値から0.9545まで反発した。一方クロス円は、比較的堅調推移。 ユーロ円が114.00から114.81、ポンド円が129.92から130.48、オージー円が80.64から81.11まで一時値を上げたが、NZD円が61.84から61.54、カナダ円が81.35から80.85まで値を下げ、スイス円は85.22から85.69での推移となった。
経済指標&要人発言
2010年10月15日(金)
15日の東京市場は、本日米国財務省が、半期の為替報告書を議会へ提出。 思惑的なドル売りが継続した。 ユーロドルは1.4008から1.4097まで上昇、ドル円は81.62から81.13まで軟調な推移となったが、中国人民元の対ドル基準値は、1ドル=6.6497元と2005年7月の切り上げ以来の高値をつけたことも影響した。 一方クロス円は揉み合い気味も、上値の重い展開が継続した。 ユーロ円が114.72から114.11まで下落、ポンド円が130.51から130.03、オージー円が81.02から80.56、NZD円は61.86から61.50、カナダ円が81.21から80.66、スイス円が85.54から84.92まで一時値を下げた。 海外市場では、バーナンキ米FRB議長が、「デフレリスクはこれまでより高くなってきた」、「必要なら追加の金融緩和を実施する用意がある」と述べたことで、一時米長期金利が急落しドル売りが強まったが、その後米9月小売売上高や10月NY連銀製造業景況指数が、市場予想を上回ったことから、長期金利が反転。 ドルの買い戻しとなった。 ただし、10月ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値が、市場予想を下回ったことやNYダウが下落したこと、週末のポジション調整などから、荒れた動きの中、ドル売り気味での終了となった。 ユーロドルは、一時1月26日以来の高値となる1.4161まで上昇後、東京の安値を下回る1.3985まで下落。再度NY午後に1.3937まで下落後、1.3978レベルで引けた。 ドル円は、80.88の安値と14日の安値に面あわせ後、81円ミドルまで反発したが、更なる動きは出ずに終了。 一方クロス円もNYダウが、一時80ドル近い下落となったこともあり売りが優勢となった。 ユーロ円が113.55の安値、オージー円が80.28、NZD円が61.38、カナダ円が80.35、スイス円が84.84まで下落したが、ポンド円は130.71まで一時値を上げた後、130円前半で引けた。 また、オージードルは、一時1.0000のパリティをつけたが、その後0.9863まで下落し、ドルカナダは原油価格の下落を受けて1.0139まで上昇した。 
経済指標&要人発言
2010年10月18日(月)
18日の東京市場は、ドルの買い戻しや円の買い戻しが強まった。要因としては欧州へのテロ攻撃の懸念、独仏首脳会談での為替問題を協議するとの観測、トリシェECB総裁が、「欧州中銀の債券買い入れを終了させるべきとのウェーバー独連銀総裁の発言は、欧州中銀政策理事会の見方を代表するものではない」と述べたことで、欧州中銀による資産買い入れ継続との観測、更に、オーストリー中銀総裁が「ユーロで介入行う計画はない」と述べたことなどが指摘しされている。 ユーロドルは、1.4006から1.3855まで下落、ドル円は、早朝の81.50から80.97まで売り込まれた後は、81.14−47での推移。一方クロス円は売りが優勢。ユーロ円が113.76から112.49、ポンド円が130.24から128.71、オージー円が80.62から79.66、NZD円が61.51から60.96、カナダ円が80.48から79.45、スイス円が85.03から84.21まで下落した。 海外市場は、東京引け際までのドル買い、円買い相場からは、反動的なドル売り、円売りとなった。 弱い米9月鉱工業生産などが米追加緩和観測を高め、NYダウが、シティ・バンクやアップルの好決算を受けて、90ドル近い上昇となったことで、リスク志向を支えたが、引け際にガイトナー米財務長官が「米国は強いドルへの信頼を保持しよう」と発言したことから、更なる動きとはならなかった。 ユーロドルは、グゲレルECB理事が、「ユーロは強固な通貨」と述べたことやユーロの3カ月物ライボー金利が、1%台へ乗せたことで、1.3832から1.3999レベルまで上昇したが、上値はアジア系中銀の売りに抑えられた。 ポンドドルも、1.5838から1.5945まで値を上げ、ドルスイスは0.9541安値まで下落後、0.9598レベルまでは反発した。 またオージードルが、0.9801から0.9944へ上昇、ドルカナダは、カナダ8月国際証券取引高が予想を上回る買い越しとなり、1.0228から1.0136まで下落した。 一方円絡みでは、ドル円が81.35まで反発後、81.13へ値を下げて揉み合いが継続しことで、クロス円は欧州通貨に揺れる動き。 ユーロ円が112.40から113.70レベル、ポンド円が128.71から129.46、オージー円が79.66から80.75、NZD円が60.96から61.67、カナダ円が79.45から80.11、スイス円が84.20から85.07まで上昇した。
経済指標&要人発言
2010年10月19日(火
19日の東京市場は、一時豪準備銀行(RBA)議事録で、「数人のメンバーがある時点で利上げが必要との見方を示した」との内容が明らかになり、豪ドル買いが進み全般的なドル売りが進んだが、更なる材料もなく、その後は巻き戻し的なドル買いが出た。 ユーロドルは1.40005まで上昇後、1.3886まで下落、オージードルが0.9962まで上昇したが、その後は0.9844まで下落した。一方ドル円は、81.14を安値に81.55まで一時値を戻し、クロス円は総じて利食いが優勢となった。 ユーロ円は、113.66から113.10、ポンド円が129.41から128.84、オージー円が80.87から80.21、NZD円が61.71から61.25、カナダ円は79.98から79.73、スイス円が84.86から4.59での狭いレンジでの推移となった。海外市場は、中国人民銀行が1年物貸出金利を、0.25%引き上げたこと、NY連銀や大手運用会社が、バンク・オブ・アメリカに対して、住宅ローンの不良債権買取を強制するとの一部報道、米公定歩合議事録において、「ダラスとカンザスシティー連銀が0.25%の利上げを主張した」との内容を受けて、NYダウが一時200ドルを超える下落となり、 リスク回避のドル買い、円買いが強まった。 ユーロドルは、1.3713まで下落、ポンドドルが1.5618、オージードルが0.9663、NZDドルが0.7429まで値を下げ、 カナダ中銀が金利の据え置きを発表し、更にカナダ経済の成長見通しを大幅下方修正したことで、ドルカナダが1.0372まで上昇した。一方円絡みでは、ドル円の上昇が81.93で限定されたことで、クロス円が大幅に調整。 ユーロ円が111.81、ポンド円が127.79、オージー円が78.79、NZD円が60.58、カナダ円が78.76、スイス円が83.82まで下落した。
経済指標&要人発言
2010年10月20日(水)
20日の東京市場は、昨日のリスク回避的な動きからは、中国株式市場が持ち直したことや東京株式市場も下落を縮めたことで、巻戻し的な展開。 ユーロドルは、シュタルクECB専務理事が「欧州中銀は全ての非伝統的金融政策を打ち切る前に利上げに踏み切ることが可能」を受けて、1.3697から1.3821まで反発、ドル円は81.66から81.21まで軟調推移となった。 一方クロス円は買い戻しが優勢も上値が重い展開が継続した。 ユーロ円が111.58から112.28、ポンド円が127.46から128.25、オージー円が78.72から79.51、NZD円が60.49から60.88、カナダ円が78.68から79.15、スイス円が83.80から84.24まで一時値を回復した。海外市場は、ヤフーやボーイングの7−9月期の決算発表が好感されて、NYダウが140ドル近い上昇を示現したことで、ドルが全面的に売り戻される展開となった。 また市場では、11月の米FOMCで、5千臆程度の国債買い取りを決定する見通しとの米著名リポートが話題となっているが、この点に関しては、一時一兆ドルとの噂があっただけに、強い影響を与えたとは見えない。 ユーロドルは、メルケル独首相が「今年の独経済成長は3%を超える可能性も」と、強気の見通しを示したことで、1.3991まで上昇、ポンドドルも英MPC議事録後の安値1.5676から1.5879まで上昇、ドル円は80.84まで下落し、年初来の安値をつけたが、一過性の動きに終わった。 一方クロス円も、堅調な株価を受けて買い戻しが優勢となった。 ユーロ円が113.37、ポンド円が128.79、オージー円が80.17、NZD円が61.33、カナダ円が79.46、スイス円が84.60まで値を上げた。 
経済指標&要人発言
2010年10月21日(木)
21日の東京市場は、ガイトナー米財務長官が、「ドルは対ユーロ、円でこれ以上下落する必要はない」と発言したとのWSJの報道を受けて、一時急速にドル買いが強まったが、その後この発言は、米財務長官の実際の発言ではなく、あくまで観測記事ではないかとの思惑が高まり、中国経済指標が予想の範囲内にとどまったことなどから、その後は巻き戻し気味の展開となった。  ユーロドルは1.3982から1.3872まで一時下落、ドル円は80.98から81.84まで上昇後、81.09まで下落した。一方クロス円も上ヒゲを描いた後は、逆に安値圏に調整を強める形。ユーロ円が113.00から113.57まで上昇後、112.82まで下落、その他ポンド円が129.24、オージー円が80.30、NZD円が61.36、カナダ円が79.72、スイス円が84.65まで上昇したが、その後値を消している。 の海外市場では、ロンドン市場で、ドル売りが進む形も、キャタピラーやUPSなどの7−9月期決算発表の内容を好感し、一時100ドル高を示現していたNYダウが、値を消したことで、ドルの買い戻しからクロス円に利食いが強まった。 また米10月フィラデルフィア製造業指数は、予想より弱い内容、米9月景気先行指数は、予想通りで、特に反応とはなっていないが、商品市況の急落がマイナスの影響を与えた。  ユーロドルは、ロンドン時間に1.4051の高値をつけた後は、1.3904レベルまで下落、ポンドドルも1.5830から1.5687レベルへ値を下げ、オージードルが0.9743、NZDドルが0.7435まで下落、ドルカナダが1.0302まで上昇し、ドル円は、80.97から81.35まで値を上げた。 一方クロス円では、利食いが優勢。 ユーロ円が一時113.94の高値から113.00まで下落、ポンド円が128.32から127.51、オージー円が80.16の高値から79.21、NZD円が61.14から60.46、カナダ円が79.67から78.90、スイス円が84.34から83.95まで値を下げた。 
経済指標&要人発言
2010年10月22日(金)
22日の東京市場は、G20を控えて小動きだが、ガイトナー米財務長官が、「G20諸国は対外不均衡を今後数年で、GDPの一定比率以下に削減すべき」との書簡を提出。一部フレアティー・カナダ財務相やフランス当局筋が、「米財務長官による貿易収支不均衡に関する目標設定の提案を支持」との報道から、保護貿易が台頭するとの観点から、リスク回避志向から、ドル売り、クロス円の売りが強まった。ドル円は81.37から80.99まで下落、ユーロドルが1.3971から1.3881まで値を下げた。 一方クロス円も売りが優勢。 ユーロ円113.41から112.70、ポンド円が127.92から127.10、オージー円が79.94から79.36、NZD円が60.94から60.57、カナダ円が79.31から78.85、スイス円が、ユーロスイスの買い戻しから、84.15から83.08まで大きく下落した。 海外市場は、G20財務相・中央銀行総裁会議の開催中ということもあり、薄商い気味の中、ポジション調整の動きが主流となった。 特にユーロドルは、対クロスでのユーロ買いが強まり、1.3973まで上昇後、1.3894まで値を下げたが、その後は1.39ミドルを回復、ユーロスイスが、1.3650、ユーロポンドが0.8897まで一時値を上げた。 ポンドドルは1.5732まで上昇後1.5652まで値を下げ、ドル円は81.12から81.51まで上昇した。 一方クロス円は、ダウが小動きながらマイナス圏で推移となったことで、一時高値から調整も、下値を支えて買い戻し気味で終了した。 ユーロ円が112.60から113.58まで上昇後、調整から高値圏へ戻して引けた。 ポンド円が127.49から127.89での揉み合い推移、オージー円が79.34から79.99まで上昇後、79.60を維持して反発気味で終了、NZD円が60.52から60.95での推移となり、カナダ円は、強いカナダ9月小売売上高を受けて79.53まで一時値を上げ、スイス円は83.89まで一時値を上げたが、その後ユーロスイスの買いに83.00まで下落した。  
経済指標&要人発言
2010年10月25日(月)
25日の東京市場は、G20を明けて、声明での合意に関して、疑念が残る中、GSが米FOMCが大幅に追加の金融緩和策を実施するとのリポートを出してことで、ドル売りが強まった。ユーロドルは、1.3934から1.4080まで上昇、ドル円は81.46から80.51まで下落し、クロス円も売りが優勢となった。ユーロ円が113.78から113.08へ下落、ポンド円が127.75から127.47まで値を下げ、オージー円は強い豪第3四半期生産者物価やスティーヴンス豪州中銀総裁発言を受けて、80.56まで上昇したが、更なる動きとならず、NZD円が61.04から60.57、カナダ円が78.91から79.40まで一時値を下げた。 海外市場では、ロンドン市場では、ドル売りが中心となったが、  NYに入って、米9月中古住宅販売件数が、市場予想を上回ったこと、米長期金利が、米5年物インフレ連動債の入札後、上振れしたこともあり、ドルが堅調な推移となった。 特に目立つ展開としては、対クロスでのユーロ売りが、ユーロの上値を押さえ、ユーロドルが1.4062から1.3964まで下落、ユーロスイスが1.3545、ユーロポンドが0.8864まで下落した。 一方円絡みでは、ドル円はロンドンでの年初来安値80.41から反発が80.72に限定されて、再度80.45まで下落後80.88まで反発。 クロス円は、ダウが高値から値を消したことで、ユーロ円が113.32から112.54まで下落したが、その他は揉み合い気味推移。 ポンド円が126.48から127.40、オージー円が80.33から79.96、NZD円が60.57から60.97、カナダ円が78.91から79.44、スイス円が82.89から83.36の動きに限定された。  
経済指標&要人発言
2010年10月26日(火)
26日の東京市場は、材料が薄い中、揉み合い気味の展開となったが、ドルが軟調推移。 ユーロドルは、1.3907から1.3982まで一時値を上げ、弱い11月GFK消費者信頼感な材料とならなかった。 ドル円は、米系の売りで80.89から80.63まで下落後、81.20まで上昇、ポンドドルは、今夕発表の英第3四半期GDPが、予想より大幅に強い内容になるとの噂で、一時1.5803まで上昇した。 一方クロス円では、一時売り気味となったが、その後は買い戻しが優勢。 ユーロ円が112.42から113.24、ポンド円が126.83から128.01、オージー円は79.89から80.39、NZD円が60.69から61.03、カナダ円が79.14から79.58、スイス円が82.95から83.31まで上昇した。 また、野田財務相は、「G20サミットで仮に為替介入回避の提案があっても、日本は該当しない」、「今の状況を踏まえて、必要な時に断固たる措置をとる」と述べた。海外市場はドル全面高となった。 一部アメリカン・インターナショナル・グループに、隠れた巨額な損失が存在すると米新聞が報じたことで、株価が軟調なスタートとなり、 米8月S&P/ケースシラー住宅価格指数は予想を下回ったが、米10月リッチモンド連銀製造業景気指数、米10月消費者信頼感指数や米8月住宅価格指数が予想より強い内容となり、米長期金利が上昇し、ドルの買い戻しをフォローした。 ユーロドルは、国際機関の買いを消化して1.3825まで下落、ポンドドルは、英第3四半期GDPが市場予想を大幅に上回ったことや格付会社S&Pが、英国の見通しを安定的に引き上げたほか、格付けも「AAA」のまま据え置くことを発表したことで、1.5897まで上昇後、1.5807まで下落し、特にユーロポンドが0.8728まで下落した。 一方円絡みでは、ドル円が81.66まで上昇したが、クロス円はまちまちの動き。 ユーロ円が112.55まで下落、スイス円が82.38まで下落したが、ポンド円が129.15の高値、カナダ円が79.63まで上昇し、 またオセアニア・クロスは揉み合い気味で、オージー円が79.98−80.33、NZD円が60.81−61.05でのレンジ推移となった。
経済指標&要人発言
2010年10月27日(水)
 27日の東京市場は、英紙ファイナンシャル・タイムズが、「米国と中国が、来月のG20サミットで、貿易不均衡の是正に向けた目標設定で合意する基礎が出来ている」と報道したことで、通貨安戦争が沈静化するとの思惑、更に米WSJが「米連邦準備理事会は、11月2−3日のFOMCで、数千億ドル規模の国債買い入れ計画を発表する公算が高い」と報道したことで、量的緩和第2弾が、一時5千億ドルや2兆ドルとの噂があっただけに、失望感を伴うドルの買い戻しが強まった。 ユーロドルは1.3878から1.3770まで下落、ポンドドルも1.5763へ値を下げ、ドル円は81.32から81.97まで値を上げた。 一方クロス円は、若干揉み合い気味ながら、堅調なレベルを維持した。 ユーロ円が112.67から113.00、ポンド円が128.89から129.47、NZD円が60.82から61.18、カナダ円が79.40から79.80、スイス円が82.57から82.92まで一時値を上げたが、豪州第3四半期消費者物価指数が、市場予想を下回ったことで、オージードルが0.9683まで下落、オージー円円は80.33から79.32まで下落した。海外市場は、米9月耐久財受注、米9月新築住宅販売件数が、予想より強かったことで、東京時間に出ていた、WSJの記事に真実味を帯びる中、ドルの買い戻しが継続した。 またNYダウも、11月のFOMCにおいての追加の金融緩和策が、数千億ドル程度の規模に留まるとの見方から、失望感が漂い、140ドル近い下落を示現して、リスク回避志向を強めた。 ユーロドルは1.3734まで下落、ポンドドルも1.5731まで値を下げ、オージードルが0.9652まで下落。 ドルスイスが0.9930まで値を上げた。 一方円絡みでは、ドル円が81.45から上昇を81.82で限定して揉み合い推移となり、クロス円は軒並み安値を更新したが、その後NYダウが反発気味となったことで、買い戻し気味で引けた。 ユーロ円が一時112.22、ポンド円が128.54、オージー円が78.91、NZD円が60.52、カナダ円が78.92、スイス円が82.26まで一時値を下げた。 
経済指標&要人発言
2010年10月28日(木)
28日の東京市場は、11月2−3日の米FOMCでの量的緩和第2弾の国債買い入れ金額が、予想の上限になるとの思惑が続き、日銀政策決定会合での結果が、市場の予想通りだったことで、失望感のドル売りに繋がっている模様。 ユーロドルはファンド筋の買いで、1.3764から1.3853まで一時上昇、ドル円は、本邦輸出勢のクロス円の売りで、81.78から81.22まで下落した。 またクロス円も軟調でユーロ円が112.90から112.17、ポンド円が129.08から128.11、オージー円が79.76から79.21、NZD円が61.12から60.85、カナダ円が79.55から79.13、スイス円が82.65から82.19まで一時値を下げた。海外市場は、ドルの売り戻しが主流となった。 前日のWSJ紙の記事で、FOMCでの追加緩和策が、数千億ドル規模に留まるとの報道を嫌気して米債が売られたが、FRBが、ディーラーに対し量的緩和策第2弾の影響をヒアリングしたとの噂が流れ、FOMCでの量的緩和策の金額が、再度増額されるとの思惑が高まった。 ユーロドルは1.3946まで上昇、ポンドドルも1.5977へ値を上げ、ドル円は80.86まで下落した。一方クロス円はまちまちも、東京引け際の安値圏からは、値を戻す展開となった。 ユーロ円が112.20台から112.98で日中高値をつけ、ポンド円が129.37、NZD円が61.18まで値を上げ、カナダ円は、78.86まで下落後、75.59へ上昇、スイス円は、82.15から82.67まで値を戻したが、オージー円は、国際通貨基金(IMF)が「豪ドルはやや過大評価されている」と指摘したことで、79.04まで下落後も軟調なレベルでの推移となった。 
経済指標&要人発言
2010年10月29日(金)
29日の東京市場は、日本の鉱工業生産が、予想を大きく下回った影響もあり、東京株式市場が弱含みに推移したことで、リスク回避志向が強まった。 ユーロドルは、FOMCや週末のポジション調整で、1.3952から1.3849まで下落、ドル円は、輸出売りも出て81.08から80.53まで下落した。 またクロス円は調整が大幅に深まっている。 ユーロ円が112.99から111.57まで下落、ポンド円が129.30から128.00、オージー円が79.35から78.39、NZD円が61.14から60.69、カナダ円が79.51から78.75は、スイス円が82.42から81.45まで下落し、安値圏で東京市場を終了した。海外市場は、米第3四半期GDP・速報値が、市場予想通りの内容となったが、米FOMCでの量的緩和策第2弾の観測を覆すものとはならず、米長期金利が下落。 ドル売りが優勢となった。 米FOMCでの追加金融緩和に関しては、大手の米系金融機関が、買取対象に中短期ゾーンだけでなく超長期ゾーンを含む可能性があると指摘されたことも影響した。 10月シカゴ購買部協会景気指数が市場予想を上回ったことや10月の米ミシガン大消費者態度指数が、予想を下回ったことには影響は限定的となったが、米国着のイエメン発UPS貨物機で爆発物らしき不審物がロンドンで発見されたとの報道に加え、米国内でも複数機で同様の事態が発生。 ホワイトハウスが、引け際にテロの脅威を確認し対応策を講じたとの声明を発表したことで、ドルは一段安で引けた。 ユーロドルは、ロンドンの安値1.3807から、引け際に日中高値となる1.3952に迫る1.3840台まで反発して引けた。 ポンドドルは1.5877から1.6046まで値を上げ、オージードルが0.9840、NZDドルが0.76682008年7月以来の高値をつけ、AUD/NZD相場が、9月15日以来の1.2804まで下値を拡大。 ドル円は80.87から、引け際に80.37と年初来安値を更新して、安値引けとなった。  一方クロス円は、NYダウが揉み合い推移となったが、東京引け際の下落からは買い戻しが優勢で引けた。 ユーロ円が111.53から112.40まで一時反発、ポンド円が128.00から129.01、オージー円円が78.21から79円台を回復して引け、NZD円が60.70から61.66の日中高値、カナダ円が78.81から79.38、スイス円が81.44から82.05まで一時値を戻した。  
経済指標&要人発言

Since June 2001

Copyright(C) 2005 FXSC(FX Strategic Co-op)  All rights reserved